Thank you, my friend!
未来を見据えて点をつなぐことはできない。
過去を振り返って、はじめて点がつながり、線となる。
うーん、先日、これを体感した。
いやね、若い頃、アメリカをバスで半周した時なんだけど、
飛行機の荷台から荷物をとるのに難儀していたおじいがいて
私が取ってあげたら、そのおじいがね
「Thank you, my friend!」と言ってきて
おぉ、おじいよ…英語、カッケー!とか思ったわけ。
あと、映画ロッキーの聖地フィラデルフィアへ行ったときに
写ルンです!のカメラで写真を撮ってもらおうと
そこらにいた外国人にお願いしたら、その外国人が
「Sure!」と言って、ロッキーのテーマソングを口ずさむ。
これまたカッケー!と。
英語をまったくしゃべれないけど、1か月の旅行中に
この2つのワードはどっかで言いたい!って心に決めるも
なかなかチャンスが訪れないまま、記憶にも消された…。
で、30年ほど経った先日である。
ちょうどいいイタリアン「ナンジブ」で仕事してたら
前の日にも来てた外国人がピザを持ち帰りできるか?と。
英語がわからないなりに、昨日も来てたやん!的な話をすると
「旨かったから、今日も…」とか言っているようだ。
「へえぇぇ、そ、そんなに…で、どこ出身?」「イタリア!」
えっ、イ、イタリア?本場やん…である。
私がイタリアへ行って寿司食べたら美味しかったので
次の日も寿司食べたいってなる?いや、ならへん、ならへん…。
どういうこと…?私の勝手な考察がはじまる。
昨日、ピザを食べたあと、ホテルに帰って父親に話をする。
「ピザ、食べてきたわ」「ピ、ピザって…で、美味しかったん?」
「それが旨いねん!」「なんでやねん!帰ったらなんぼでもあるやろ」
「いや、負けてへんで」「んなアホな…イタリアの方が旨いわい!」
「ほんまやって!」「信じられるかい!ここは日本や、日本」
「わかってるわ!せやけど…」「ほな、明日、買うてこいや!」
そんな喧嘩交じりの会話がホテルで繰り広げられた結果だろうと…。
あっ、そうそう、持ち帰りができるか?って話ね。
「Sure!」である。
もうね、自然と口から出た。
「で、何枚?」って聞くと「8枚」という。
「Thank you, my friend!」
もうね、自然と口から出たね、自然と。
英語もしゃべれないのにアメリカ半周へ一歩踏み出したのは
この日のためだったのか?なんて…点が線になった気になる。
点が将来つながると信じることで、
「自分の心に従う自信」が生まれ、一歩を踏み出す。
これやね、これ!だ。
スーパーマーケットを運営している人間が
飲食店へ一歩踏み出したのも、未来はわからない。
ただ、線になることは信じている。
とにかく、目の前のことに一生懸命!これに尽きる。
イタリアの若者よ、お買い上げありがとうございます!
いや、Thank you, my friend!である。
2026/08/03
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