1番。

先日、シェフの1番を決める大会のテレビ番組を観る。

私は、素材を提供させていただく仕事をしてるのに

まあぁぁ、気持ちいいぐらい家で料理をしない。

とはいえ、こんな時代だ、何度か挑戦はしている。

ただ、なんつうの、私が作るよりも妻が作った方が…

っていうか、ま、考え方が良くない、私の偏見ってやつだ。

男子厨房に立たず…が、なかなか抜けきれないという…か…

んっ、あれっ?テレビに出場しているシェフ…皆、男やん…

ってか、審査員もほぼ男やん…女性ひとりだけやん…えっ

これはこれで、逆にええの?である。

なんか敏感になっているのか、少し気になる。

誤解があったらアレだけど、こだわりがあって

寿司なんてのは、おっさんが握った方が旨い…と思ってる。

若くても女性でも違くて、おっさん度が増せば増すほどいい。

ギッチギチにねじった鉢巻きしてたら、尚、良し!みたいな…

うーん、ジェンダーレスとはいえ、そう思ってしまっている。

このように、味覚ってのは、心理が大きく左右するというか

そう、全員が全員、美味しい料理ってのは世界にないはずで

なのに、誰が1番って決めるのは、無理があるよう…な…

まあ、TVショーだからね、女性とか男性とか1番とか

とりあえず、細かいことはええやん!で観る。

決勝戦のテーマはハンバーグ。

世の中には、もうすでに旨いハンバーグは山ほどあるわけで

そいつを上回るのを…革命を起こすんだ…って

料理人が知恵を絞り、思考を凝らして作業に入る。

「えっ?そ、素材は、自由なん?腕前を競うんやったら同じやないと

どっちが美味しいって余計に決められへんような…」である。

だって、だってね、素材ってめちゃくちゃ大事でしょ!

そりゃね、料理人の腕によって凄い料理になるわけなんだけど、

素材が悪かったら、いくら料理人が頑張っても…と思っている。

なんつうの、整形や化粧でびっくりするぐらいの男前ができても

中身がペラッペラだったら、ほんまの男前やないみたいな…。

そう、なんやかんやいうても「素材」なのだ。

だいたい、これをひっくり返す理論を持ってこられたら

毎日毎日、素材を吟味している仕事をやってられへん…。

で、ハンバーグに話を戻すが、つまり、ミンチ肉で決まるってわけだ。

見た目でなかなか判断できないミンチ肉。

どう選んだら良いか?

そもそも何でできているのか?

牛や豚?いや、ま、そうなんだけど、実は「信用」でできている。

だから、私はうちのスタッフが作ったミンチ肉がいい、私はね。

妻もうちのミンチ肉やないと…と言う。

そら、そやろ!うーん、すっかり私の妻だ。

そして、彼女がそのミンチ肉で作るハンバーグが

1番美味しいハンバーグってことになる、私には、ええ。

効率よくとかで冷凍のミンチ肉なども見かけるなか、

うちのミンチ肉、手前味噌ですが、自信あります。

ハンバーグが頭をよぎりましたら、是非とも当店のミンチ肉を!

ほんでもって、妻よ、いつもありがとうございます。

2024/07/22

第3回ワイン試飲会。

最近、年齢を実感することが多く…なっ…

いや、ちゃうな、「あんた、50やで!」

なんて自分に言い聞かせることが多くなった。

バンジージャンプだって日帰りにしようと考えるも

妻をはじめ多くの方々から

「いや、大学生か!ええ歳してやめとき」と。

せやな…俺、50歳やもんな…である。

先日、飲食店でも、しれーっとね、若い女性と

楽しく話しようとする心は20歳の自分がいて

「ちゃうわ!アカン、アカン、俺、50や」

なんて、すんでのところで思いとどまったり。

気持ちはね、そりゃあ、好きにすればいい。

少年のような心で生きてても別にええやないか!だ。

何がアカンねん?を考えてみる。

まず、見た目だ。

トップで遊ばすような髪の毛もなくなった

どっからどう見ても、おっさんやないかい!

自分が思てる8倍ぐらいおっさんなのを自覚せな。

ほんで、身体のあちこち。

なんかね、すぐに疲れる。

「あれっ、なんか、疲れてません?」

そんなことを言われた日には、どっと疲れる。

50歳に向かって「疲れてる?」なんてね

マイナスな言葉をかけないでいただきたい。

全然、疲れてないくせに、はあぁぁって疲れちゃうから…。

そうそうそう、ちょっと話は変わるけど、

「日本は、もうダメっすね、全然、ダメ」

みたいなマイナスなことだけはマジで言わないでほしい。

いや、めっちゃええっちゅうねん!何がアカンねん!

GDPか?世界4位がか?経済成長か?円安か?なんや…

そりゃね、井の中の蛙的な思考は良くない、頑張んないと。

せやけど、こんなええ国がアカンなんてことあるかい!だ。

テレビかなんか知らんけど、聞いたことを咀嚼もせんと

そのままアカンっつうのは、ほんまにやめてほしい。

そんなん言うてたら、ほんまにアカンようになるで!である。

総合的に見たら、どんだけ誇れる国やっちゅう話で

皆、お手本にでもしてもうたら…ってぐらいええ国やのに

アカン、アカン、アカンって…ほんまに…

あっ、失礼しました…話を戻します。

とにかく、マイナスなことを言われると

身体が弱ってきてるのか、すぐにそうなっちゃうってことだ。

実際、お酒もあんまり飲めなくなった。

ビールなんて、昔みたいにガバガバいけないし。

なんかね、会話も楽しめるっつう意味でも

今や、もっぱらワインである。

ってことで、実はこれが言いたかった。

 

お米で作った「ライスラガー」っつうクラフトビールも

ご用意させていただきますので、是非!

2024/07/10

まとめ(アイムノットチキン)。

ブレない信念を持って一歩を踏み出せたバンジー旅行。

多くの学びがあったように思う。

旅のお供にと、もしも…があるからなのか、選んだ本が

「DIE WITH ZERO」

人生が豊かになりすぎる究極のルールだそうだ。

時間とお金という限りある資源を、いつ、何に使うか?

まるで世界が永遠に続くかのような感覚で生きてたりする。

50歳にもなると、いや、ちゃうな…と考えるように。

“経験の価値”ってのは、何事にも代えがたい。

しかも、思い出を通じて何度も再体験できる。

人生ってのは、経験の合計なのでは…

一度きりの人生、そう、まさに今、何に投資するのか?

表紙裏に「人生で一番大切なのは、思い出をつくることだ」と。

せやねん、せやねん、人間バンジー塞翁が馬とか言うし、

やりたいことをせずに後悔は…んっ?待てよ、一番大切?

わかる、わかるんだけど、一番っつうと、なんか違和感が…。

ま、お金さえ払えばね、バンジーの経験は誰だってできる。

それでええやん!今の自分に投資して何がアカンの?うーん…

いや、この感覚だけだと自分本位っつうか、なんか違うような。

思い出ってのは、自分ひとりで完結できるものなのか?である。

お金を通じてだけど、陽気なやつらも花屋のお姉さんも

この思い出には欠かせなくって、Wにいたっては、そりゃあもう…

私が「いろいろしてくれて、ほんま、気ぃ使うわ」と言えば

「いらん、いらん、お願いやから、やめて!」とWは言う。

等価交換が当たり前の世界で「気を使う」という返礼さえいらんと。

なんつうの、人間誰しも、未熟で生まれ、成人になるまで、

何かしらの助けをアホみたいに受け取る、じゃないと、死ぬからね。

それは、何万年も前からの話で、そのスタイルは今でも変わらない。

これにはダーウィンもビックリだ。

「えっ、なんで?いや、俺の進化するって理論わい!」と。

他の生物に比べて遅すぎるし、なぜ、今でも?バグってる…。

答えは私みたいなもんが持ってはずもなく、たぶん…

「その方がええやん、人間は」って神さんが決めたのであろう

成人になるまでと綴ったが、いやいや

基本、ずーっと、誰かの助けがないと生きていけない。

ほんで、まあ、お金という文明が生まれたからね

その助けに対して対価を支払う等価交換が主流になり、

「気を使う」もそうだが、返礼しようとする身体になっている。

で、話を戻すが、そんな世の中なのにだ、Wは「いらん」と。

なんやろう、親が子に注ぐ無償の愛のような…

「楽しんでくれたら、それでええねん」っつう祈りみたいな…

今まで誰かからたくさんの恩恵を受け取ってきたわけだから、

返礼とかガン無視して、どうぞ!どうぞ!と言わんばかりに。

Wを含め、旅で関わった方々の姿勢に考えさせられる。

つまり「人生で一番大切なものは、思い出をつくることだ」には

続きがあって、「その前提として関わった方々へ感謝を」かな。

ってことで、関わった方々、本当にありがとうございました。

受け取ったご恩は、祈りを込めてまた誰かへ贈っていこうと思う。

旅っつうのは、「受け取る」「贈る」をめっちゃ体感できるわぁ…

息子達よ、旅にでぇ!旅に…。

2024/07/01

香港2日目。

遊びに行くつもりやない!を態度で示すために

バンジージャンプをして日帰りを考えていたのだが、

「いやいやいや、さすがに、一泊ぐらいは…」

そう言うのは、アテンドをしてくれた香港通の弟分W。

うーん、ま、そら、そうやわな…と、2日目は香港へ。

「どっか行きたいところってあります?」

目的を完遂したし、特にな…い…いや、あった!

私は、映画が好きな方で、昔、アメリカに一人旅した時…

イタリアの種馬ロッキー・バルボアがトレーニング中

みんなを引き連れて走ったあの階段を見てみたい!と

そのためだけに8時間かけてフィラデルフィアまで行って

シャドーボクシングをしてきたことを思い出した。

「香港映画といえば、インファナル・アフェアやねんけど、

ヤン刑事が、ほらっ、あの切ない敬礼したとこ!どこや?」

知らんわ!とW。

なんでやねん!警察学校長、上司?のお葬式で霊柩車が

通るねんけど、マフィアへ潜入捜査官をやってるからやな、

バレたらアカンって、人知れず薄暗い路地で敬礼…

切な過ぎて涙ちょちょぎれるあの名シーンを知らん?である。

ま、でも、似たような路地多いから、その辺の路地で写真でも…

そう言おうとしたら、隣で目を見開き、スマホ検索しはじめるW。

聖地巡礼をした人の情報を洗いまくるその様は、もう、刑事だ。

「ハッキリとはわかりませんが、この辺りですね」

地下鉄を乗り継いでまで行くという。

「いや、そこまで…もうええよ。どっかの路地で敬礼したら…」

「アカン、アカンって!なんでなんですか!」

せっかく犯人を追い詰めたのに…と言わんばかりの鬼の形相。

えっ、もう、あれやん、ほんまもんのデカやん…である。

地下鉄を降りると、お葬式用の花屋さんがずらっと並ぶ。

「なるほど!だから、この辺りで撮影したんか」

映画の背景に感心し…て…あれっ?Wがいなくなってる。

おいおいおいっ、聞き込みしてるやんけ。

「見つけました!ここです、ここ、この路地です!」

難事件を解決した刑事Wの顔は晴れやかだ。

「なんでも、こんなことを聞かれたのは、はじめてだそうで」

いや、刑事長へ報告するみたいに…いらん、いらん、そんなん。

この後、敬礼する写真を撮んねんぞ、恥ずかしいなぁ。

で、また、そのシーンでは白い花が見切れているからと

花屋のお姉さんに、ここへ花を置いてほしいと交渉しだす。

今度は、刑事改め交渉人ケヴィン・スペイシーか!である。

「じゃあ、撮りましょう!」って…いや、街中でガチの写真…

恥ずかし過ぎるけど、ここまでお膳立てしてくれた彼のために

“俺は警官だ!”と苦悩するヤン刑事役を演じ切ろうと決意。

お世話になった上司が…亡くなって…心の中で役に入り込む。

撮り直しとか恥ずいから、一発でな!と私…いや、ヤン刑事。

カシャッってできたのが、これ。

な、なんちゅう顔しとんねん…台本、読んだ?である。

3年やなく、20年ほど潜入したから、もう幹部やん!顔。

トニー・レオンが100点とするならば、3点である。

あんなにしてくれたのに、なんか、ごめん…。

ただ、おかげで香港も堪能できたわ!である。

2024/06/24

マカオ1日目。

一か月前、台風とか大丈夫なのかな?

天気が悪かったら飛べないのではと心配する声に

「引きはええ方や。晴れるっちゅうねん!」

なんとなく、ビビりながらも強がる私。

一週間前、ネットで「マカオ 天気」と検索する。

カミナリのマークが出とるやないかい!である。

やばい、行ったはええけど、飛べないパターンが

ほんまにあるかも…いや、ほんまにちょっとね、

ちょっとだけ どこかで期待する私がいる。

一昨日、マカオに着けば「曇り」なんていう

暑すぎるわけでもないベストコンディション。

ふうぅぅ、もう逃げ場なし。

エレベーターに乗る。

61階のボタンを押す。

「いや、61ってなんやねん!間で止まるとこないのに

キリのええ60とか50でええんちゃうんかい!」

ま、エレベーターへツッコむそんな余裕はない。

笑顔もなく、地蔵か!ってぐらい黙ってる私。

61階へ到着するなり、

陽気なやつらが近づいてきて取り囲む。

「ジャパニーズ?エー、コワクナイヨ、HAHAHA…」

どつき回したろか!

61階から飛び降りて怖ないやつ、どこにおんねん!である。

しかし、ここは日本男児、負けてられへん。

引きつり倒した笑顔を見せない様に

楽しみやわぁぁ顔を一生懸命作り、平静を装う。

「アナタ、サムライ!ワタシ、ニンジャ!HAHAHA…」

何がおもろいねん!

腰のものを持ってきてへんのをええことに、あほんだら…

刀あったら全員斬り倒しているところである。

しかし、ここは日本男児、ぐっと我慢。

陽気なやつらに負けんぐらい「HAHAHA…」である。

なんて言ってる間に、いろんなもんを装着しはじめる。

「ワタシ キョウ ツケル ハジメテ」とかね、

いらんバンジージョークを無視して、日本はどっち?

と聞き、日本に向かって一礼をする、サムライだから。

いよいよである。

足をつながれてるからヒョコヒョコと端っこまで。

ちょっと重たい安全グッズみたいなやつを先に落とし、

それに持ってかれそうになるのが一番の恐怖だった。

もう、ここまでくると、まな板の鯉である。

5・4・3・2・1・GO!

いや、まあ、その、こ、怖かったぁ…

ま、大きな一歩を踏み出し、覚悟は決まった

空中でブランブランしながら、やったるでぇ!と誓う。

なんかね、一回り大きくなったような気がする。

地上につくと、別の陽気なのが安全装置を取りはじめる。

「One more?」「アホか、NO!」

ほらっ、もう、すっかりNOと言える日本人である。

2024/06/18

一歩。

234。

これは何の数字かというと…

江戸時代に234の人が

京都は清水寺の舞台から飛び降りた数なんだという。

なんでも、清水の舞台から飛び降りて

生き延びたら願いが叶うと信じている人達がいたのだと。

おぉ、な、なかなかの発想やないかい…だ。

やばいね、江戸時代。

ま、そんなこともあってだろう

今でも大きな決断に迫られた時は

「清水の舞台から飛び降りたつもりで…」

こんなことを言って頑張ったりするものだ。

んっ?待てよ、つもりで…?

なんじゃそら!すんのか思たらせんのかい!

234人の大きな声が聞こえてきそうである。

「言うは易し 行うが難し」ってあるように

そう、言うだけなら誰だってできてしまう。

やっぱりね、実際に行動で示さないと…

っていうことでだ!

私、これから新しい挑戦をするにあたって

大きな決断を迫られているわけだ。

おっしゃ、実際に清水寺の舞台から飛び降りたんねん!

京都まで行って、どないかこないか計画しようにも

やってもうたら、間違いない、逮捕だ、100パー。

うーん、できないのなら、仕方ない、つもりでしか…

いやいやいや、アカンアカン、やらんと意味がない。

そう、この言葉を残した234人に敬意を示さんと。

なんだけど、大きく時代が変わった。

そもそも、今の時代、清水の舞台って…

江戸時代なら、ま、なかなかの高さであっただろうが

今や、令和の時代である。

ワールドワイドで考えたら、さて、どこや?

ございました、ええ。

そないに遠くなくて 清水の舞台に代わる

ギネス級のすばらしいところを見つけたのだ。

えーっと、ちょっと、マカオへ行ってくる。

マカオタワーからのバンジージャンプ。

高さが、233メートル…じ、次元が違う。

清水の舞台の代替えとして、まさにふさわしい。

えー、そんなこと言って、遊びにいくだけでしょ!

断じて違う、遊びなわけがない。

私の覚悟がどんなもんか?だけのマカオ行き。

飛び降りたら、すっと帰ってくる、すっとね。

このVUCA時代にどない頑張っていくのかでは

一歩を踏み出す勇気や覚悟が必要であろう。

233メートル上での一歩って…

齢50にして、大きな一歩を踏み出す。

一か八かのご報告は、18日にいたします。

2024/06/08

猫のためにも。

日常の食卓を提供させていただている。

つまり、「忘れられていく仕事」である。

なんか、あれやな、乱暴な表現やなぁ…えーっと

「一昨日の晩ごはんって何を食べた?」

「んっ、一昨日?えーっと…何やったっけ?」

なんていうね、日常すぎて忘れられるって意味だ。

空気や水のように無くてはならない尊い仕事な一方

空気なんて無料だし、水だって安くて当たり前…

なんだから、できるだけ安く購入したい!

そりゃあ、私だって!そんな気持ちではいるものの

物価や物流費などの高騰で、どないしたら…と悩む。

ほんで、ま、もうすでに今日なんてめっちゃ暑いわけで

今年の夏もめちゃくちゃ暑い予報のニュースを耳にする。

じゃあ、暑いってんだから、水分補給を…熱中症予防に…

なんだし、ペットボトル飲料をできるだけ安く…あれっ?

これって問題を解決することになるのかな…が、頭をよぎる。

“暑い”だけが問題なら、そりゃあ、飲料水は間違いない。

で、まあ、ペットボトルが鬼のように売れたとしよう。

もしかすると、昨年より〇〇倍という量とかで…。

ただ、それだと空のペットボトルがそれだけ発生することに。

果たして、その処理は大丈夫なの?って新たな問題が。

もちろん、ちゃんとリサイクルされている、8割以上とか。

うちだって回収ボックスも用意させてもらっている。

ってか、そうじゃないと、やってられへん。

では、なぜリサイクルせなアカンのかっつうと

そりゃあ、もう、あれやないかい!地球を守るため…

そうか、レジ袋が有料になったのもそれきっかけ…

あれっ?じゃあ…である。

皆知っているあのスゲー人、アインシュタインは

「もし世界を救うために残された時間が1時間しかなかったら

私はそのうち59分を問題の定義に使い、残りを解決に使うだろう」

なんてね、いかに問題定義が大切なことかを述べられたという。

ちょちょちょ…ちょっと、誤解があるといけないので断っておくが、

ペットボトルが問題だ!と言いたいわけではない。

めちゃくちゃ便利だし、えげつないほど助かっている。

無くなってしまえばいい!とか微塵も思ってないし、

もし、無くなってもうたもんなら、ビビるぐらい困る。

じゃなくて、ペットボトルを“安く”…ってのが、ちょっと、ええ。

ご存じかと思うんだけど、そもそも運搬も大変なわけ。

普通に重いし、店頭に並ぶまで結構な量の人が、どっかで

「うおりゃあ!」って歯を食いしばってんのに“安い”って。

うーん…なんやろう、社会問題と資本主義は握手でけへんもんか?

とにかくだ、世界の暑さを救うためには何が問題?に関して

企業が取り組むのはもちろん、ひとりひとりのマジの実践!だ。

んっ、急に力入れてブログを綴ってるけど、どうしたん?だが、

次世代の未来?それもあるけど、猫よ、猫、うちのかわいい猫。

いやね、はじめての夏を迎えるのだ。

あんな毛むくじゃらで、この暑さ…し、死なへんか?である。

うちのジャリ3匹以上に心配で心配で仕方がない…。

猫を救うために何が問題って…そう、私の意識と行動である。

猫よ、近寄ってもきてくれへんけど…気にすな!がんばるわ。

2024/05/27

縁に生きる。

先日、小・中学校の同級生3人で会食した。

現在、私を含め皆それぞれの会社で代表をしている。

当時、ただただくだらない話しかしてなかったのに

今ではどうだ?

ちゃんとした大人の話をするようになってるではないか。

また、今後の展望などの話を聞いたりすると

「おいおいおいっ、負けてられへんやんけ!」

なんてね、刺激までもらったり。

で、仕事の話だけで終わるのかと思いきや

「えっ、嘘やん!〇〇に告白したん?いつよ?」とかね

50歳にもなって数十年前の恋バナまで飛び出す始末。

ええおっさんが3人とも遠く見ながら

〇〇ちゃんは可愛かったな…とかね

ほんまに気持ち悪い話までちゃんとさせていただいた。

たまたまその小学校で…偶然のような出会いなのに…

数十年を経て、点だった縁が、線になる瞬間っつうの

なんやろう、なんか、ええわ~!である。

また、別のご縁なんだけど、昔からの知り合いと

いっしょに新しい挑戦をやったろやないかい…なんてね

ワクワクするような仕事の話をさせていただいたところだ。

これをね、ただの偶然な縁と考えるのは、おもしろくない。

すべての縁は必然である。

たまたま堺に生まれて

たまたま後継者になって…

ま、言われてみたらそうかもしれないが、なんかね…。

いやね、今こうして50歳を迎えられたのが

ただの偶然の積み重ねなわけがない。

今の私にとって、なくてはならないご縁ばかりだ。

それは、私自身に限らず、

先々代からの、また、先代からのご縁のおかげもあり、

返されへんぐらいの恩恵までいただいている。

一方では、あいつと出会ったばっかりに…

なんて、もしかしたら、そんな縁があったかもしれない。

しかし、それも私にとっては大きな意味があるのでは…

そう思ったりもするし、ま、要は考え方だ。

やはり、うーん、すべて必然のように感じる。

運、縁、恩…この3つは、ほんま大切にせなアカン!

そんなことを考えながら、仕事と向き合ってる私に

アルバイトが「さっき、お知り合いの人が来てましたよ」と。

「んっ、誰やろ?なんか言うとった?」

「首から胸のとこに馬券をバーッとぶらさげてて

“昔、おまえんとこの社長とよう遊んだわ~”って

ベロベロなって言うてましたけど…同級生の方ですかね?」

言いながら、もう、半笑いなのね、アルバイト君が。

いや、どこの誰やねん!と言い切りたいところではあるが、

ま、南大阪やしな、心当たりがないわけではない…。

えーっと、前言撤回。

すべて必然ではないわ…ちょっとは見極めんと…。

ややこしそうやなぁ、また次来たら、おらん言うてくれ。

2024/05/20

猫になりたい。

ここ数か月、家に帰ってリビングのドアを開けると

ほぼ間違いなく彼女が待ってくれている。

ただ、私のためにしてるわけではなさそうで

「おかえり!」ともとれるニャーもなく

ドアの前にたたずみ、ジーっと私を見ているだけ。

ま、理由なんて何だっていい!癒しやわぁぁ…

「ただいまー」である。

もう、あれだ、猫がいない日常は考えられない。

なのに、飼い始めてまだ半年も経っていないという。

うそやろ、まだ4か月?存在感が凄いなぁ…

「そもそも、こいつの誕生日ってい…つ…」

そう言いだして、どえらいことに気づく。

妻の誕生日だ!

「あっ、そうや!た、誕生日、おめでとう!」

「あのなぁ、猫きっかけってなんやねん」

ぐうの音も出ない…。

次の日、反省の意味も込めてプレゼントを買ってくる。

彼女が大好きなチュール。

「なんでやねん!猫のやん」

「あのな、プレゼントってのは難しいやん。

なんで、難しいんかっていえば、多様性や、多様性。

これがええ!思ても、貰った方はいらんもんやったり。

だからって、お金を渡して好きなもんでも買い…つうのは

合理的やけど、なんか嫌やん、倫理観が働くというか…

で、俺とおまえが共通して大切にしてるもんは何や?」

「はぁ、家族とかちゃうん?」

「違う、猫や」

「アホか!」

「いや、家族って漠然として…、どっちも猫やん、大切なん。

で、俺の立場は会社の代表やし、“仕事”もめっちゃ大切。

その大切な仕事よりも、おまえの大切な猫を優先してやな」

「いや、あんたがチュールあげたいだけやろ!」

「なるほど、俺が大切にしてるもんのために

おまえの大切なもんを利用したら…確かに、それは偽善や。

さっきも言うたけど、俺がじゃなくて共に大切にしてんねん。

おまえの大切な猫の喜ぶ顔を見て喜ぶやろなに導かれて…

ほら、見てみぃ、この顔。アホほど喜んでるで」

「いやいや…、あんたがあげたいだけやって」

「うーん、ま、そうかもしれん。けどや、チュールを

与え過ぎたらアカンというルールをおまえが決めたなかで

ルールを破ってまでも与えてええんか…という葛藤もあり

家族のルール?いや、誕生日のお祝いやろ?が衝突し…て…

って、おいっ、ど、どこ行くねん!聞けやー」

屁理屈に耐え切れず、妻は二階へと姿を消した。

チュールひとつで反省、後悔、倫理、偽善、葛藤…など

人間にはさまざまな感情が生まれることを猫は知る由もない。

だって、食べ終わると遠慮なく容赦もなく私の前から姿を消す。

「ええなぁ、自由気ままで。おまえになりたいわ」

こんなにも生きづらい世の中にしたんは誰や?の問いに

他でもない 我々、人間やねんなぁ…なんて思い知らされる。

うーん、ま、なにわともあれ、妻よ、誕生日おめでとう。

2023/05/06

ハンプティダンプティ。

長男が大学生とか、息子達も随分と大きくなり、

あんまり小言を言うこともなくなったが、

たまには、あーだこーだ言ったりすることがあって

ま、だいたいはこんな答えが返ってくる。

「あー…もう、わかった!って」と。

んっ、わかった…?である。

哲学者ソクラテスが言う“無知の知”がよぎる。

“知らないことを知っている”を認識するとね

学ばなきゃってなるから、いいんだけど、

「わかった、わかった」っていうのは

“知っていることを知っている”域にいるわけで

学びが停滞してまうからアカンぞ!って話だ。

そう、おまえ達に何がわかってんねん!である。

「僕は知らない」をちゃんと認識しないと…

「もうわかってるから」ってのは、学びがはじまらない。

自覚が足らんねん、自覚が。何も知らんやろ!なのだ。

そう、そう、この前も…

鏡に映るなんとなく出てきたお腹を眺めながら

「ちょっと、腹が出てきたわ。ヤバいかな?」

って妻へ投げかけると

「うん、ヤバいなぁ、出てんで」なんて言い放ち、続けて

「前から思てたけど、あんた、意外に足が細いから

ハンプティダンプティみたい…になっ…わはは」と。

「だ、誰がたまごや!」

…なんていう一連の会話を横で見ていた息子が

キョトン顔していたので聞いてみる。

「おまえ、ハンプティダンプティって知ってるか?」

「知らん」

ほらみぃ、勉強せえ!である。

あのな、あんまり冗談をいうことのないあのお母さんが

一年に一回言うか言わへんの珍しい渾身のギャグやったのに…

おまえが知らんことで…説明せなアカンやろ…可哀そうに…

これや!!だ。

「これか!ぎゃははは…ハゲとる、ほんまや!」と息子。

いやいや、ハゲてるのはたまたまその絵なだけであって

フォルムの話しとんねん…ま、なんにせよ、笑ってくれてよかった。

妻のせっかくのギャグが報われ、ほっと胸をなでおろす。

なっ、無知だと冗談のひとつも言われへんやろ…だ。

とはいえね、息子達に限らず、私も含め我々は

知らないことばかりという認識でいないといけない。

先日、ある会社でお話させていただくプレゼン資料を作ってて

いろいろ調べてたら、まあ調べれば調べるほど知らん事ばかり。

人生を何回繰り返しても、コンプリートは無理やな…。

だから、容易に「わかった」なんて言ってはいけない。

我々は「わかった」に対してもっと謙虚にならなアカン。

息子たちよ、わかったか?教えてください!の謙虚な姿勢や。

うーん、わかってへんやろな…

俺といっしょで、あれや、一生勉強やな。

2024/04/22

ブログトップへ

Recent Comments

  1. ヤッホー!もとちゃん…こんなのでも良いですか? より

Archives

Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project. ログイン