心機一転はりきって201話目にとりかかるはずが…。
先日、どうしようもないペラッペラの日本人であることを痛感した。
ある勉強会で歴史教育に一生懸命取り組まれている占部 賢志先生
という素晴らしい方とご縁をいただいたのだが、
「うわっ、オレ、日本のこと何にも知らんな?」である。
ご講演では、「忘れ去られた日本人の魂」に感極まって男泣き。
その後、「武士道とは?」と質問させていただいたが、
「時は江戸時代…。戦さが終り、人の道を説く…。つまり、道徳心」
と、かなり考えさせられる答えが…。
「例えば、ゴミが落ちていたら、ゴミ箱へ。これも、武士道のひとつ」と。
かなり、深い。
「まあ、武士道を学ぶには、まず、しっかり本を読まないと…」である。
いろいろと勉強させていただいたが、一番勉強できたのは
”私の勉強しなさすぎ”である。
高等学校の教諭をなされているのだが、
「私の使命は独学できる子を育てる。勉強とは、やっぱり独学。
勉強が面白いと思わせなければ・・・」と。
確かに(いうほどしてないが…)私が学生時代してきた勉強とは、
試験の為だけの勉強で、今となってはあんまり身についていない。
本もびっくりするぐらい読んでいない。
”情けないやっちゃ”の極みである。
占部講師、次回お会いするときまでには、しっかり本を読んでおきます。
賢者は歴史に学ぶ!ですね。
息子よ、お前が見てるとこでアピールするかのように本読むからな。
「本って面白いんや!」って感じとれよ。
子供のときに読んどかんと、大人になってからではまず無理や。
例えば、「坊ちゃん」を読めといわれても
「え?、今さら…」ってよっぽどの覚悟がいんねん。
お互い、がんばろな。
2007-01-29
まさか!である。
200話目!である。
三日坊主のお手本と称されている私が…、である。
ブログたるものを初めてまる2年。
たくさんの愛すべきおかあさん方に助けられた2年でもあった。
心より御礼申し上げます。
また、お取引先の業者さんも「読んでまっせ!」と声をかけてくださる。
私がどんな想いで仕事と向き合っているか、をわかっていただき、
愛すべき商品を提案してくださる。
続けてきてよかった?!である。
継続は力なり!だ。
この「継続は力なり!」は、今までさんざん耳にしてきた。
一番しつこかったのは、小学校5・6年生の時の担任・奥川先生。
毎回通信簿に「私語が多い」と遠慮なしに書いてくださった奥川先生。
剣道の試合で負けて丸坊主になった私を大笑いした奥川先生。
「継続は力なり!やで。わかってるか!」を聞かない日はなかったほどだ。
言うだけでは足らん!と、壁にも貼っていた。
熱い先生だったので、
「いつかわかってくれるやろ!」とそう考えてたに違いない。
最近では、子供の主張を尊重して…、などと教育の話を聞いたりするが、
当時の私の主張が尊重されていれば、今の私はまず無い。
楽な道しか考えていない私の意見など無視して
叱り倒してくれた奥川大先生のおかげである。
※息子よ、悪いけど、おまえの主張などたいがいは無視や。
ただ、おしつけばっかりもよくない。
世の中、バランスである。
奥川先生は、今思えばバランスのいい先生だった。
奥川先生、読んでまっか?
もうすぐ華の34歳。
ようやくわかってきました。
「継続は力なり!」っすね。
200話ごときでちょっとオーバーでしたね…。すんません。
2007-01-24
本日の「愛すべきおかあさん(お客様)」を紹介いたします。
このアホほどさぶい中、ご来店していただけるだけでなく、
あったかいお言葉までかけてくださる。
「にいちゃん、寒いから風邪ひきなや?」と。
本当にありがたい。
「あっ、そや。この前聞いたんやけど、あんた結婚してるんやって!」
話が急展開である。
また、いまさら…、何年も前の話である。
「もう、だいぶなりまっせ。ジャリも2人いますよ」
「聞いてびっくりしたわ。独身やばっかり思っててん。
私ももう何年か若かったら、アタックすんのにや?。わはは…」
でた!鉄板ジョーク。
「若かったら…」のもしもシリーズ。
ここはひとつ、大阪らしくのっかっていこうと…、
「ほんまですわ。その時出会ってたら、わからなかったですよ」
「せやろ。べっぴんやったかならな?。
でもな?。私、一人っ子やからな、
カツオさんになってもらわなあかんかってんで?。わはは…」
マスオや!である。
笑かそうとしていないところが、気持ちいい。
おかあさんこそ、お身体に気をつけてください。
お買上、ありがとうございました。
そして、そんな愛すべきおかあさん方のおかげで…。
次回、ついに…。
2007-01-21
何年かぶりに結構本格的な風邪を患った。
しんどいのだが、なんか懐かしくも感じる。
というのも、おばあが「しょうが湯、飲んどきや!」とやかましい。
作ってくれたはいいが、孫に対する愛情が行き過ぎたせいであろう
「辛い!辛いわ!」と飲まれへんほどにしてしまう。
子供の頃もよく言われたが、ぼちぼち「もうええよ!」である。
まあ、老婆心も聞けるだけありがたいと感謝する他ない。
懐かしいつながりで…、
食品の展示会へ参加させていただいたが…、

「あっ、クールンや!」である。
高校時代、寮生活の中で友人の誕生日であったり、
帰省する前日などのちょっとした祝い事の時に作ったケーキだ。
それは、ケーキ好きの私にとっては、
まるっきり華やかさのない男子寮に咲く一輪の花。
「お?、懐かしいわ?。むちゃくちゃ旨かったわ!」と懐かしむ。

今日は今日で、「プラッシー」という飲料を営業マンが持ってきた。
私世代よりもうちょい上の世代の方々が、「よう飲んだわ!」と。
試飲させていただいたが、「あっ、みなゲの味や!」である。
「みなゲ」とは、今はもうパチンコ屋になったが、
湊駅横のゲームセンターの略で無料でジュースが飲めた。
おっさんが邪魔くさそうにオレンジジュースの粉末を容器に入れ、
今ではまず考えられないが、なんと、そのおっさんの手でかき混ぜる。
「おっちゃん、汚い!って…」などと、誰一人と文句を言えるはずがない。
だって無料だから、である。
「あ?、懐かしいわ?。部活の帰りは特に旨かった!」と懐かしむ。
と、このように思い出とともに商品を提供できれば…、である。
で、その思い出話をするのは、なんといっても家族団らんの食卓であり、
子供に伝えるべきことを話す最高の空間なのではと思う。
で、結論としてまじめになって言いたいのは、
伝えなければいけないことのひとつ、「1月17日」。
命の尊さや人のあたたかみ、防災・安全に対する誓いなど、である。
黙祷をささげます。
2007-01-17
先日、家電量販店へ出かけたときのことだ。
「男前のにいちゃん、まだがんばれるやろ!」と大阪のおばちゃん。
これでもか!と、値切って値切って値切り倒している。
この凄まじいパワーを目の当たりにすると
「スーパーマーケットでよかった?」とつくづく思う。
うちのおかんはそうでもないが、
おばあはグローバルな大阪選抜クラス。
おじいが元気な頃、2人で海外旅行へ行くことがあった。
「おばあちゃん、英語とかできんの?」と子供ながら心配したが、
「”ダウン”と”サンキュー”覚えとったらええねん!」と…。
「まけて!」と「おおきに!」だけでいいらしい。
むちゃくちゃである。
ハローとかもっと大切なものがあるのでは…、である。
まあ、大阪のひとつの文化みたいなものなので
大阪らしいといえば、大阪らしいのだが…。
ただ、この仕事をしてからというもの
なんかフェアでないような気がしてならない。
何も言わずに黙って購入する人には”特典なし”って…。
恥ずかしくて「まけて!」と言えない人も多いはずだ。
しかも、キャッシュで買えばポイントもつかない…。
う?ん、である。
私は、モノを買うときには
「なに」を「いくらで」のほかに「誰から」というのを結構気にする。
「どうせ買うんやったら…」ってやつだ。
理屈では「安けりゃ安いほうがええやん!」なのだが、
それだけでは、私の好きな”武士道”の名がすたる。
”和”とか”人情”っちゅうやつである。
ええかっこして綴っているので
きっちり500円まけてもらったことは伏せておきたい。
2007-01-15
正月休みのせいか…、雨がちょいちょい降るせいか…、
なんかイマイチ本調子でない。
仕事も遅れ気味で帰りが遅くなることが多い。
息子の寝てるときに帰り、息子の寝てるときに家を出るので
息子の顔を合わさない日が続く。
で、たまたま妻と息子が買物にきているのを発見。
「あっ、おとうさん!」と駆け寄ってくる。
「久しぶりやな?」とたいそな私。
そんなに久しぶりではないはずだ…。
「おとうさん、今日もお仕事遅い?」とかわいらしい息子。
「どないやろ??わからんな??」
「ちゃんと言うこと聞くから、はよ帰ってきてな!」って…。
「く?!」である。
涙がちょちょぎれる、である。
あかん!
ブログ書いてる場合やない!
息子よ、今日は「ウルトラマン新春スペシャルバージョン」や。
思う存分、やっつけてくれ。
2007-01-12
本日はカラッと晴天に恵まれ、新年早々”とれとれ市”に。
ゲーラ君ほどではないが、元気なタコを仕入れてきた。
「私な?、上手にタコを炊くねんで?。
教えたるからにいちゃんもいっぺん炊いてみ」と愛すべきおかあさん。
立場がまるっきり逆である。
促されてタコを購入することに…。
商売上手である。
お話させていただいてふと気づいたのだが、
「タコの炊いたん」のような超シンプルな料理を
知らず知らず欲しているのではないか?と。
創作料理は、もうええねん!と…。
小悪魔風ってなんやねん!と…。
ハンバーグ!!とか、オムライス!!とか、
そのまんまがええねん!である
それをデミグラスの野郎がのっかってたり、
ええかっこしてどこそこの田舎風やら、なんちゃら風やらにしたり
「こんなん混ぜてみました!」のようなギャンブル的なもんであったり…。
ちゃうねん!いらんねん!普通がええねん!である。
まあ、たまには…、それはそれでええねんけど…
だいたいはケチャップとウスターを持ってこい!なのだ。
ちょっと興奮してしまった。
ケチャップとかは別にして、なんか心からそんな感じがして仕方がない。
伝統であったり、「おふくろの味」であったり、
”昔からあるな?”の料理が減ってきているのでは?だ。
妻よ、別にあんたに訴えかけてるわけではないので…。
世の中の話をしているわけで…。
まあ、黙って私の炊いたタコを食べたらええ。
「これや、これ!」と思わしたるさかい。
2007-01-08
今年、一発目のブログである。
本日は、たくさんの愛すべきおかあさん方から
「にいちゃん、おめでとうさん!」とご丁寧なあいさつをいただく。
また、「年末のカニ旨かったで?」や「すき焼きの肉よかったで?」
などの仕事をしていて、いっちゃんうれしいお言葉をいただけた。
「そうおっしゃっていただけると…」である。
そして、ある愛すべきおかあさんからは
「去年は偽装やなんやいうてやかましかったけど、
お天道様はちゃんと見てるで!」
と、新年早々”今年もしっかりな!”のメッセージたっぷりで厳重注意。
心得ました!である。
「敬天愛人」…、いや、「敬天愛母(客)」である。
一生懸命、誠の道でがんばらせていただきます。
さて、そのお天道様に届けといわんばかりに息子と凧あげに。
もちろん、凧は「ゲーラカイト」。
なんやいうても、目つきが違う。
「血眼になってでも、どこまでも飛んでったる!」と気合充分。

「お?!何十年ぶりやけど、凧あげ名人やないか!」である。
「おまえもやってみ?」と息子に手渡すが、
凧に空へ連れてかれるのを恐れ、案の定…。
「待ったらんかい!」と猛ダッシュで凧を追い回したのは言うまでもない。
結局、木に引っかかり、見るも無残にボロボロ…。
お天道様、アレですよね。
私の今年の厄を背負ってくれたんですよね、ゲーラ君が。
ゲーラ君には申し訳ないが、これで今年もがんばれそうである。
そんなわけで、今年もどうぞよろしくお願い致します。
2008-01-05
いよいよ今年も残りわずか。
今年一年を漢字一文字で表すならば…と
「偽」が選ばれた。
食品偽装問題が多発したのも、それにあたる。
しかし、お蕎麦屋さんの”粋なサムライ”様は、
「そんな問題やない。今の日本の民主主義こそ”偽”やで」
と、熱くおっしゃられていた。
さすが、”サムライ”である。
あんまりかしこないさかい、なんとなくしか理解できていないが、
”ふるきよき日本”とは、随分と変わってしまったのであろう。
時代によって変わっていくのは当たり前なのだが、
不変なものまで変わってしまったのであろう。
私が勉強させていただいている”商業界”の中で
「正しきことを行いて滅びる店あらば滅びてもよし、断じて滅びず」
というすばらしい言葉がある。
う?ん、である。
「損得よりまず善悪を考えよ」もそうだ。
う?ん、である。
愛すべきおかあさん方に愛されるようにと邁進してきましたが、
どんなもんやったでしょうか?
私は”正義”を貫いていましたでしょうか?
判断されるのは、愛すべきおかあさん。
来年も”愛すべきおかあさん”と呼ばせていただけるように
がんばっていきたいと思います。
今年一年間本当にお世話になりました。
良いお年をお迎えください。
ありがとうございました。
2007-12-28
本日、買物についてきていたちびっ子達の顔といったら…。
「おっちゃんとこにも来た?サンタさん!」
と、誰に教わったんや?っちゅう100%の笑顔で聞いてくる。
「当たり前やないか!」と言ったものの、昨日はひどいものであった。
息子といっしょに風呂に入り、海(湯船)から出てくる怪獣役を担当。
”もう堪忍してくれ!”と座ったまま、
風呂から出そうと持ち上げるのだが…。
いちびって土俵際いっぱいに足を残してけつかる。
土俵(風呂)から押し出せず、息子共々湯船の中へドッテ?ン。
栓するチェーンがつながっている”ちょこっとでっぱてるとこ”へ
練習してたかのように見事に後頭部を…。
いまだに痛い。
ただ、そんな私へコカコーラの自動販売機が応えてくれた。
とれとれ市の帰り、あまりにも寒いのでジョージアの缶コーヒー(ホット)を購入。
当たり!よった。
なんか今キャンペーンの「緊急指令!」の携帯ストラップ。
サンタはおった!である。
店に帰ると、今度は愛すべきおかあさん方が応えてくださった。
この寒い中、「にいちゃん、まだか?!」とうれしい声。
愛すべきおかあさんサンタ!である。
雨にも負けず…、風にも負けず…、
ご来店していただけることが、私にとって最高のプレゼント。
愛すべきおかあさんサンタさん、ありがとうございます。
これから年末までプレゼントの代わりといってはなんですが、
喜んでいただける食材を一生懸命ご提供させていただきます。
それでは、メリークリスマス!
2007-12-25