しょうゆ漬け。

先日、うちのスタッフの奥さんが家庭で作った

「胡瓜のしょうゆ漬け」を食べさせてもらったのだが…。

おー!めっちゃ旨いやん!である。

世間一般で言う「東海漬物 きゅうりのキューちゃん」だと言う。

私は恥ずかしながら、その「キューちゃん」を今まで食べたことがなかった。

私の家では食卓に並ぶ文化がなかったものだから

「これさえあれば、ご飯何杯でもいける!」

などの行き過ぎた表現を幾度となく耳にしてはいたのだが、

なんとなく食べるチャンスを見逃してきたのだ。

で、その旨さに今まで合点がいかなかった

私の脳裏に浮かぶある惨劇の謎が今ようやく解明された。

それは、私が学生時代アメリカンフットボールに打ち込んでいた頃

長野へ合宿を行っていたときのことだ。

3つ上の先輩に日本人離れしたガリバーみたいなのがいて

その食いっぷりといったら…尋常ではなかった。

「これを食べきったらタダ!」みたいな店からは完璧に招かざる客だし、

食べるスピードにおいてもアナコンダが「ちょっとは噛めよ!」と心配するほど。

ただ、普段は、漫画などにもよく登場するズウタイはでかいけど、

小さなお花が好きだったりするようなイメージの心の優しい先輩で

とんでもないミスにも怒られたことがないし、怒ってるのを見たことがなかった。

そう、その合宿の夕飯までは…。

だいたいの先輩が食べ終わり、我々1年生が後片付けに勤しんでいる最中

「まだ食うんかい!」とうんざりさせるほど、ひとりもくもくと食べるガリバー。

そして、おかずがなくなったからか、おもむろに冷蔵庫を開けた瞬間である…

「誰や!!俺のキューちゃん食べたやろ!!おまえらかぁぁぁぁ」

と、今まで見たこともない真っ赤な顔で急に暴れだした赤鬼。

ガリバー+赤鬼に我々一年生が束になっても太刀打ちできるものではない。

っていうか、俺の…とちゃうし、みんなのキューちゃんやし…である。

足を押さえつける係りの私は、「なんで?キューちゃんで そこまで…」

と、その時は意味もわからぬまま納得できぬまま力の限りを振り絞っていたが、

なるほど、こういうことだったのか…である。

それほど旨い「胡瓜のしょうゆ漬け」なのだ。

今度、レシピをご紹介させていただきます。

美味しすぎるので、食べすぎ注意でっせ!

2010/04/13

grazie。

青果担当者の朝は早い。

大阪中央市場にて計画にある商品以外に

自分の目でひとつひとつ商品を確かめながら

「おー!これは…」っちゅう野菜や果物の買い付けを行う為

どうしても朝は超早い!のだ。

で、本日、「ええのん、見つけてきましたわ!」と、ある果物を差し出す。

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「名前がええでしょ?」

おー!ほんまや!日の出やし、太郎やし、俺のオレンジや!である。

なんでも原産国はイタリアで本名はブラッドオレンジ。

身が血のように赤いのでブラッドなんて粋な名前がつけられたのだろう。

学名では「タロッコ」というらしく、大分県日出町で育ったので

「日の出太郎っ子オレンジ」ってな具合にブランド化された…。

まあ、しかし、ここまで日本日本した名前に変わってしまうと

オレンジもみかんに変わってまうんちゃうか?だ。

そんな思いを抱きながら試食したのだが、

いやいや…ついつい「buono!ottimo!!」である。

めっちゃオレンジのええ香りで濃厚な味、大満足の出会いにgrazieである。

あっ、そういえば、昨日の夕食は「イタリア料理」だった。

トマトソースの中に鶏肉と変な形のパスタがあって

添えられたジャガイモには香草までかかってる手の込んだやつ。

「これ、なんっちゅう料理なん?」

「あんたがイタリアに初めて行ってオロオロしながらレストランに入り

メニューを見てもどうせわからんから適当に頼んだらこれが出てきたって料理や」

妻よ、ちょっと小バカにしながらも愛情あふれる料理にgragie。

ただ、食後のデザートに「日の出太郎っ子オレンジ」を忘れてるぞ!

皆さんもパスタなんかの後には、私のオレンジをどうぞ。

栄養価も高く、なんせ今が旬でっせ!

2010/04/09

満開。

先日、めちゃうまの「包近の桃」をお取引させていただいている

生産者の松本さんから「桃の花がキレイに咲きましたから…」

っちゅう連絡があり、岸和田・包近までお花見へ寄せていただいた。

ひいおばあちゃんまで連れて家族総出の大イベント。

まあ、きっちり満開である。

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それは、いまだに言葉をあまりしゃべれない次男が

口を開けば「満開やな!」「見てみ!満開やで!」

と”満開!満開!”うるさいひいおばあちゃんを黙らせるためにも

「まんかい、イヤ!」と”満開”を学習してしまうほどの満開である。

その素晴らしい景色を”我々だけ”という贅沢な環境でを楽しみ、

そして、美味しい桃がなるまでの作業を松本さんから説明を受け、

「大変やなー!うーん、やはり楽してええもんはでけへんな!」

と、松本さんを含め農家の方々のその苦悩に敬意を払いつつ、

「まあ、すんませんけど…、それとこれとは別でっせ!」

なんてなことを思いながら、美味しいお弁当に舌鼓をうった。

っていうか、誰にも話したことはないが、私は…

「お花見ではバーベキュー反対派」堺支部副支部長である。

もちろん楽しいんでしょうが、あの煙がどうも…なのだ。

お年寄りの方なんかは特に、香りみたいなもんまで楽しもうとされているはず。

まわりを気遣ってされるバーベキューを!と願ってやまない…。

なんせ、この季節、きれいな花の下では笑顔がよく似合う。

煙たいような顔は似合わない…のでは…?である。

まあ、副支部長は置いといて…、とにかく、私がしなければいけないのは

来店される愛すべきおかあさんを笑顔満開でお迎えすることだ。

そして、また例年通り、美味しい「包近の桃」をお届けさせていただきます。

お楽しみに…。

2010/04/05

フレッシュマン2。

今日からまたもうひとり”フレッシュマン”がやってきた。

初々しさ、意気込み、緊張からくるガチガチ感…などなど、

見ていて、なんちゅうの…、ええわ!若いってそれだけでええわ!である。

今日は疲れたであろうからゆっくり休んで

明日からまたバリバリはりきっていただきたい。

さて、実際はそこらのおっさん真っ盛りでもある私だが、

今日は彼のおかげで一日フレッシュマンの気持ちで仕事ができた。

フレッシュ効果てき面!である。

そんなみずみずしさいっぱいの私のもとへ

容赦がないのは、そう、愛すべきおかあさん。

「にいちゃん、すまんけど、配達いけるか?足が痛あてなー」と。

「行かせていただきますよ。どちらですか?」

「えー、あのマンションの…4…、あれっ?何番やったかいな?」

フレッシュマンよ、これが愛すべき!っちゅうやつや。

ご年配の方はスッと出てけえへんもんやねん、スッとな。

まあ、結局「えーっと?うーん…、アカン!忘れてもうた!」と。

フレッシュマンよ、たまにな、コロッと忘れてまうもんやねん、コロッとな。

いちいちビックリしたらアカンぞ、である。

で、極めつけは思い出したかのように

「あっ、にいちゃん。あれや、暗証番号は言うとくわ。♯押して…」と。

アカン!アカン!それは言うたらアカン!である。

フレッシュマンよ、メモせえよ!とは言ったけど、これはせんでもええぞ!

このようなマニュアルにはありえない状況の対処法を言っておこう。

♪容易いことだー、愛すればいいー…(さだまさしさん談)だ。

この店を支配してるんは、社長でもなく、カイチョーでもなく、先輩社員でもなく

目の前のたったひとりの愛すべきおかあさんやぞ。

1日やからって、嘘ついてんのとちゃうからな。

フレッシュマンよ、肝に銘じるように。

よっしゃあ!一緒にがんばろうぜ!である。

2010/04/01

”なんか”

今日は、なんだか清清しい…。

青果担当者が最近お取引を始めた農家さんへ出向き、

「いいご縁に感謝ですわ!」と興奮気味に帰ってきた。

いやね、そんな風に考える人間がうちで働いてくれているという喜びと

素晴らしいお取引さまに恵まれたという喜びの

ダブル喜びパンチが私の心を躍らせるっちゅうわけだ。

商売だから会社対会社はもちろんなのだが、

いやいや…、所詮は人と人である。

そこには義理や情なんかも生まれ、お金のやりとりを超越する”なんか”がある。

その”なんか”を感じとってきた彼を見ていると

よっしゃあ!日之出屋を取り巻く人々の幸せを祈りながら

きばって仕事せなアカンわ!と、なんか清清しい…のだ。

そして、清清しい気持ちになったのにはもうひとつ別の理由がある。

時は夕方、ワインをお取引している企業の担当者が夕方に突然の訪問。

4月で入社2年目となる元気いっぱいの女性だ。

一生懸命勉強した知識をフルに活用し、

いろいろとワインの案内をひと通り終わった頃…

「で、本題なんですが、お誕生日おめでとうございます!」と。

コラコラコラ…、おっさん相手に何言うてくれてんねん!

うれしすぎてほっぺた赤なってまうやろ!

女性ならではのなかなかのサプライズ”、おー、やるやないかい!である。

”なんか”っちゅうのは、こういうことだったりするのだ。

あー、なんか清清しいわーである。

しかし、私も明日でいよいよ36歳。

いやね、34歳のときに35歳とばっかり勘違いしていたもんやから

35歳を2年ほどやっているのでぼちぼち35歳に飽きてきたところだ。

ゴホンッ、岩橋栄太郎 36歳年男、2児のパパ、よーし、やったるでー!

日之出屋って”なんか”ええなー!って言っていただけるお店にすんでー!

で、なんちゅうの…、その…、うちの従業員とか…

明日以降、俺に”なんか”言うことあるやろ?

よう考えてみー、3月27日やで!

何もないか?あるやろ?”なんか”やー…。

2010/03/26

恩師。

日之出屋にとって絶対的な存在でもある恩師が亡くなられた。

「日之出屋」という屋号も恩師の企業からいただいたものでもあり、

創業時から現在まで2代にわたって教えを被ってきたわけだから

それはもう、このご恩は返しても返しても返しきれない。

その恩師は、畑違いの仕事をされていたので

食品に関する専門的な知識をお持ちだったわけではない。

では、何を教えていただいてきたのかといえば…

企業の資本は「金」は第2であり、「品性」が第1やで!だとか

三方善しの経営をしとるか?だとか

企業のあり方、いや、人間のあり方を教えていただいたように思う。

果たして私は教えを実行できているだろうか…?

たとえば、今回の新規出店でも

「私利私欲に走った野心みたいなものではないのか?」

こんなことをたまに自問自答したりする。

いやいや…、師匠!滅相もございません!である。

来店される愛すべきおかあさんからも

「私が毎日買物来てんやから、大きならなあかんで!」

「近なってうれしいわ!はよ店開けてや!」

などのうれしいお言葉をちょいちょいいただいてますし、

常に「恩返し」の気持ちは忘れてはいない…、たぶん…。

決して業績アップのみを考えた出店ではなく、

地域のお客様に望まれての出店ではないでしょうか?

…ってな話をもう少しさせていただきたかったし、

ぜひとも弟子の成長を見て欲しかった…である。

昔、剣道の大きな大会があるときは

「仏さんにチンッいわしていき!おじいが守ってくれるから…」

なんて、おばあが朝一番からうるさかったことを思い出す。

これからは、おじいに加え恩師も天国から見守ってくれるはず。

これほど心強いものはない。

師匠の教えを守り、お客様に喜んでいただけるよう精進させていただきます。

ご冥福をお祈り申し上げます。

2010/03/23

炊いたらええねん。

本日も「とれとれ市」開催のため、泉佐野漁港に向かった。

セリにかけられる鮮度抜群のお魚たち。

「おっ、これは喜ぶで!」「あっ、あれは買うとかな!」

お魚好きの愛すべきおかあさん方の顔を浮かべながら買い付けを行う。

ただ、浮かんでくる顔というのは、かなりの確立でご年配の方。

「今はええけど…、しかし、我々の世代のおかあさんが今後…、この魚たちを…」

なんてことをふと考えたりすると、魚料理の未来は無いのでは?である。

私の妻を例にとっても

「舌平目なんか一回も食べたことないかもしれん。どないして食べんの?」

なんて、あの旨い舌平目をバカにしたような発言まで飛び出す始末。

炊いたらええねん、炊いたら!である。

大阪湾にどんだけおると思ってんねん!アホほどおるぞ!である。

もちろん、何も知らない妻においてはしっかりと教育させていただくが、

この古きよき港町の文化を絶やさぬよう皆様に超レアなものを紹介しよう。

まずはこいつ、ギンタ。

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「幻の魚」とも呼ばれ、ご年配の方々は取り合いするほど。

今が旬で脂がのっており、炊いて食べると旨い。

そして、次にこいつ、モキチ。

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モキチって…、誰やねん?と思われた方も多いだろう。

いやね、カニさんです。毛がはえてる小さいワタリガ二のようなカニだ。

湯がいて食べてもいいが、みそ汁なんかにいれると抜群である。

とにかく、旨いとかまずいとかなにより名前がええがな!だ。

こんな愛らしい魚たちの需要が減ってくるとなると寂しくてならない。

愛すべきおかあさん方、見たこともない魚が並んでいましたら

魚屋さんに聞いたりして、どうかチャレンジしていただきたい。

思いのほか美味しいのでよろしくお願い致します。

妻よ、”ギンタ”や”モキチ”クラスはおまえにはまだ荷が重い。

まずは、舌平目やメイタカレイを極めてからや!

わからんかったら炊いたらええねん、炊いたら。

だいたいの魚は旨いはずやから。

2010/03/19

400回記念!

次男の入院で寂しい思いを強いられている長男。

5歳にもなれば大丈夫かと思いきや、まだまだお母さんが恋しいらしい…。

なので、元気になれば…と、休みの日に彼の大好きなドラえもんの映画を見に行った。

興奮しっぱなしの彼を横目に私自身も楽しませてもらった。

のび太のダメっぷり、ジャイアンの暴君っぷり、スネ夫のいやみっぷり、

そして、しずかちゃんのお色気においてもいまだ健在で、なかなかのもんであった。

なんでも今回のは30周年記念らしく、誰もが認める国民的アニメは不動のものであろう。

30周年…、そういえば、今回のブログは400回記念にあたる。

ドラえもんを見習い、皆さんに長く愛されるブログにしていかなければ…

そんな思いを胸にご指導をいただきながら精進していく次第だ。

しかし、400回も綴っていると、当然、何を綴ろうか?と悩むことだってある。

ポケットから「ブログの神様~!」なんてドラえもんが出してくれればいいが…。

いやいや…、そんな他力本願は、ええ大人には通用しない。

うーん、では、400回を記念しまして…

ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、

hinodeyaが新しく出店することになりました。

南海電車の堺駅南口の高架下にて7月下旬にオープン予定。

いやね、難波派の私としては南海電車には、まあ、せんどお世話になりました。

で、堺駅でしょ?南海電車にも堺にも恩返しができる!

と考えると、これほどうれしい話はない!っちゅうもんである。

ブログだけにとどまらず、地域の愛すべきお客様に

末永く愛されるお店づくりへ全身全霊で取り組んでまいります!だ。

なかなか興奮さめやまなかった長男が、帰りの車中でドラえもんの歌を歌う。

♪シャラララー僕の心にー いつまでも輝く夢-・・・

そう、夢である。

昔、成人式の日にどこぞのテレビ局から「あなたの夢は?」とインタビューされ

酔っ払った勢いで「日本一のスーパーをつくったる!」と叫んだのを今でも覚えている。

まあ…、日本一は…、さすがに…、言いすぎやろ…、ではあるが、

それに近い思いはまだまだ忘れてはいない。

あー、ドラえもんがおったらなー…

「もしもボックスー!」とか出してくれたら叶うのになー…。

いやいや…、ドラえもんに頼らず頑張らせていただきます。

これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

2010/03/15

学習。

なかなかのバタバタが続いている。

仕事が忙しいというのもそうだが、なにより次男が入院することになって

それに伴い妻もいなくなるもんだから、まあ、ひっちゃかめっちゃかの毎日だ。

しかし、病室にいる次男を見るのはつらい。

つら過ぎる…。

くー!その顔で「パパ!」なんか言うたら…

おまえ…泣けてくるやないかい…である。

へたしたら「心臓だってやれる!」と断言できるほど

自分より大切な存在の痛々しい姿は耐えられない…。

経過を妻から聞いて、ほっと胸をなでおろすも

なんせ早く治療したってくれー!と切に願うばかりだ。

しかし、次男のことが気になって気になって仕方がないのに…

なんや?ここ最近の幼児虐待のニュースの多さは…!である。

「母性本能」って言葉があるくらいやねんから、ありえへんやろ!だ。

うーん、人間ってのは、もともと本能ってのがあまり力を発揮せず、

ほとんど環境に左右されると聞いたことがある。

狼に育てられたら、人間やなく狼になってまうようなこととか…。

たとえば、なんら問題なく普通に歩いてるけれども

赤ちゃんのときに転んで起きて立って…を繰り返し

学習してきたからできるのであって

学習しない限り、そりゃあもう、めちゃくちゃ難しいらしい。

だって、なかなかロボットとか作られへんぐらいやし…。

つまり、私が我が子のことが気になって仕方がないくだりは、

両親をはじめいろんな方から愛情を受けてきたことに他ならない。

愛情をあまり受けたことがない人間は、

学習していないのでその感覚がわからないのであろう。

医学的には何の役にもたてない私が今できることは

とにかく愛情を持って接してあげることのみ…か…、である。

だって、医学的なことを学習してへんし…。

まあ、これが彼のパワーに変わるはず!と信じたい。

次男よ、おまえがでかくなったら、やってあげたくてもでけへんし、

今のうちだけやさかい、ギューッとさせてくれ、ギューッと。

嫌な顔とかすなよ。

とにかく、はよ治ることを祈ってます!

2010/03/10

ひなまつり。

昨日、ある名前について考えさせられた。

「ひなまつり」関連商材の価格設定など準備をしていたときのことだ。

”きぬさや”って、なんか格好ええ名前やなー!である。

それは、まさに”ニッポン!”って感じやし、

名は体を表すとはよくいったもので、全体的にシュッとしとる、シュッと。

たとえば、白虎、朱雀、麒麟、きぬさや…と続いても、なんとなくしっくりくるほどで

豆なんかの名前にしとくのはもったいないわ!と思えてならない。

うーん、では、他の野菜はどうだろう?

キャベツ?大根?レタス?人参?かぶら?…まあ、それぞれ無難かな?

じゃがいも?…まあ、ある意味ええ名前だ。なんかピッタリ!って感じがする。

メークイン?…おっ!きぬさやとはちょっと違うが、まあまあ格好ええ。

ごぼう?…ごぼうって、である。

”ごぼう”にいたっては、なんて声をかけていいのかわからない。

なんか、気の抜けた感じやし、”ごんぼ”とかちゃんと名前で呼ばれてへんし…。

で、話を戻すが、「言われてみたらそうやなー」的な返答があると思い、

うちのスタッフ達に「きぬさや」について聞いて回ったところ…

全員が全員、半ば怒った口調ではき捨てるかのように

「知らんがな!忙しいねん!」と。

無視する人間もチラホラ…。

まあ、そりゃあ、どうでもええことかもしれんけどさー、である。

きぬさやよ、申し訳ない!

うちは息子ふたりなので、家に帰ってもあんたの出番がないわ!

一日の仕事を終え、そんなことを思いながらリビングのドアを開けると…

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長男を通じてこのおふた方が

誰にも相手にされなかった私を暖かく迎えてくれた。

モノを言わない二人を目の前にして

「なあ、きぬさやって名前格好ええと思わへん?」なんてブツブツいいながら

きぬさやで彩られた美味しいちらし寿司をいただきました。

しかし、なんちゅう顔してんねん!である。

2010/03/04

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