180000.

先日、長男が剣道のデビュー戦を飾った。

大きな大会でもないし、基本の型の試合なので

もしかしたら優勝をかっさらうのでは?なんて期待してたのだが、

2歩及ばず、3位という結果に終わった。

天狗にでもなられたら困るし、俄然やる気にもなったのでベストな結果かな?と思う。

で、肝に銘じて欲しいのは、自分ひとりの力で勝ち取ったものではないということ。

個人戦なので、そう思いがちなのだが、周りの方々のおかげ!ってなことを、だ。

先生であったり、仲間であったり、保護者の方々だったり、感謝の気持ちをやな・・・

忘れたらアカ・・・ン、いやいや・・・、コラッ、アホみたいに喜ぶな・・・、家帰ってから・・・。

まあ、ええか・・・、おいおいわかってくるやろう・・・。

っちゅうことで、夕食は、妻が腕によりをかけてスゲーのを作ってくれた。

私もお酒なんかをいただいちゃったりして、かなりいい気分。

「おとうさん、アイスクリーム食べてええ?」

「おー!食べんかい、食べんかい!今日は好きにせえ!」

「えっ?おとうさん、遅いけど、テレビも見てええの?」

「おー!見たらんかい、見たらんかい!好きなん、見んかい!」

ってな調子で、次男、三男も含め、なんかダラダラ~ってなりきったその時、

台所でひとり洗い物をしていた妻の毛が逆だち、部屋の空気が凍りついた。

「あんたら、ええかげんにしいや!何時や思てんの!!」

「えっ?8時やけど・・・」と長男。

息子よ、アホか!ちゃう、ちゃう!ほんまの時間聞いてんのんとちゃうねん!だ。

「ほら、これもそれも全部早く片付けなさい!!」

ほんわかムードから一転、テレビも消され、

緊張した空気の中、いそいそと長男次男が片付けだしたんだけど、

散らかったおもちゃの中に紛れて、私の脱ぎ捨てた靴下があるのが見えた。

「ヤ・・・、ヤバイ・・。えらいこっちゃあ・・・・」

私自身も、そ~っと、わからないように靴下を取りに行く。

すると、背中にゾワッと悪寒が走った。

恐る恐るスカウターをつけて、振り返ると・・・

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やっぱり、妻がスーパーサイヤ人に・・・。

「あんたもあんたや!!」

と、ハンパやない戦闘能力をたたき出した。

息子よ、お母さんにどうやったらスーパーサイヤ人になれるか聞いとけよ。

できるようになったら、次の試合は間違いなく優勝やからな!

2012/06/26

チャプチェ。

なんかね、毎日、バタバタすることが多くって

どうしてもブログの更新が後回し、後回し…って、なっちゃってて

「こりゃあ、アカン!リズムを取り戻さな…」なんてパソコンの前に今座りました。

アンニョンハセヨ!カイチョーです。

あっ、ついついご挨拶を韓国語にしたのはあれですよ、

韓国に行ったこともないし、K-POPが好きってわけでもないし、

KARAつっても、もともとは4人でハラとジオンが途中加入だったり、

ラップ担当ニコルが頭が良くってお母さんが高級焼肉店を経営してたり、

全員が犬を飼ってるなんてことなんか全然知らないんだけど、

いやね、昨日食べたチャプチェが、かなり旨かったKARAである。

私は韓国料理が好き…、っていうか、ごま油味が好きだ。

ごま油味かケチャップ味だと、だいたいのもんは旨い!ってなる人だ。

もうね、スゲー美味しい料理にレストランとかで出会ったら、

「はは~ん、隠し味にケチャップとごま油の両方入れよったな…」

なんて”どや顔”するぐらい。

で、そのチャプチェなんだけど、愛すべきおかあさんに教えてもらったのだ。

「これ、他のと全然ちゃうで!」と。

韓国籍の方からも聞いた。

「そうそう、これ、これ。韓国のといっしょ!」と。

みんながそんなに言うもんだから、妻にお願いしたのだ、作って!って。

で、昨日、あっ、ほんまや…、旨っ…ってなったのである。

まあ、私が旨い!っていっても信憑性にかけるので、次男を引き合いに出すと…

彼っていうのは、偏食の日本代表みたいなもんで

ピザやうどん、ハンバーグにラーメンなど、子供が好きそうなものばかりの

ビュッフェ形式レストランで”白ごはん”のみを何杯もおかわりする偏食ぶりで

「お…、おいっ、ごはんだけって…。せめて、ふりかけぐらいや、何がええ?」

「のりたまに決まってるやろ!」なんて、決まってへんことを平気でいう偏食王がだ、

わざわざ電話してきて「おとうしゃん、チュ?チャ?チョ…、アレ、美味しかったで」

なんて、妻も大喜びのコメントを残すほどの旨さである。

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そう、李王家の「チャプチェセット」。

添付のごま油だとごま油感が少ないので足していただければ幸いです。

それでは、アンニョンヒカセヨ~。

2012/06/21

理由。

すべての行動には理由がある!って聞く。

な~んにも考えずに行動するなんて不可能だし、

確かに、そうだ!って、納得しまくっているんだけどね…。

「なんで?あの時、あんな行動をとってしまったんやろ…」なんて後悔して、

理由を見出そうにも、なんかイマイチ見つかんないときがある。

それが、他人になると、その考えはもっと加速して

「はあ?」って理解不能な行動がこの世の中にどんだけあるか!だ。

まあ、だけどね、よくよくじっくり考えると、理由がね、あんの、やっぱり。

せやけど、順番守んなきゃ!って思うわけ。

優先順位っていうの、人に相談したりとかさ~、

思い立ったら吉日!って言葉があるけど、落ち着いて考えようよ!ってね。

いやね、先日、私が疲れて疲れて「もう、あかん…」なんて、なんにもしたくない時に

妻が「あっ!」とか言い出して、「子供ら、お風呂入れといて!」って

もうそれは元気な時でも躊躇するようなことを言い残し、家を飛び出したのだ。

私の「え~…。ちょ…、ちょっと、どこ行くねん!」の悲壮な叫びなんか耳にしないまま…。

で、風邪ひかしたらあかんし…なんて、素っ裸のまま三男坊の服を着せてるときに

「ただいま~」なんて、のん気に帰ってきた。

で、「あんた、素っ裸でなにしてん?」と…。

もうね、どつきまわしてもええ理由があったけど、そこは我慢した。

「どこ行っててん?」

「みかんの木の葉っぱを取りに行っててん、アゲハの幼虫の」

「はあ?」である。

大黒柱を素っ裸にさせてまで取りに行く理由なんてあんのか!である。

「コッラ~!」とか言おうにも、虫嫌いの私以外みんな、青虫に夢中なのね。

「食べてるわ!食べてるわ!」なんて、キャッキャッいいながら…。

家族の優先順位がね、青虫→妻→子供たち→裸の大黒柱って図式になってた。

もうええ!もうええ!って、ふて寝したんだけど、次の朝…

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さなぎに…。

命には代えられんわ…である。

すべての行動には理由がある by アゲハ

「うわっ、もう、こんな時間や…」なんて、ブログを綴りながらそう思った。

2012/06/12

愛すべき…。

奈良から産地直送のおいしい野菜を販売するイベントをさせていただいた。

野菜ソムリエさんも来てくださるし、とにかくね、鮮度が良すぎて

茄子なんかも往年のロードウォーリアーズか!ってぐらいトゲってた。

で、その社長さんとお話をさせていただくなかで

「いや~、ええお客さんが多いですね~」とのコメントをいただく。

何を根拠におっしゃられるのかわからないが、結構そう言われることがある。

そう!そうなんです!店はたいしたことないんだけど、ええお客様ばっかり!なのだ。

この言葉は「ええお店ですね~」なんて言われるよりも、100倍うれしい。

いやね、先日も、本店のお客様が堺駅南口店に来られてね…

「いや~…、にいぃぃぃちゃん。やっと会えたわ…」

「いやいや…、そないたいそな。わざわざ、おおきにです」

「やっと言えるわ…。にいちゃん、おめでとうさん!なっ」

んっ?なんや?おめでとうって?なんかめでたいことあったかな?である。

「おめでとうさん!って、なんですの?」

「新しい店のことやんか。銭湯で話はよう聞くねんけどな~、行けずじまいでな。

目医者行ったついでに、今日こそは!って寄ったんや。遅なって、ごめんやで」

いや、もう、ぼちぼち2年になりまっせ…である。

しかしだ、こんなうれしいことはない。

2年間もの間、気にかけてくださってたことに感動すら覚える。

ほんまにええお客様、そう、愛すべきおかあさん!なのだ。

「おおきに!めっちゃうれしいですわ。今度、銭湯で背中流しまっさ!」

「なんでやねんな…、ええよ、ええよ。おばあの裸見てどないすんねん…」

いや…、行かへん、行かへん。冗談やがな…。

ええお客様というのは、ほんと、有難くって、うちのスタッフも

こんな言葉をくださるもんやから、めっちゃ頑張るし、それに対して

またうれしい言葉をいただけて、で、このサイクルが

実は社員教育にもなったりして、お客様が店を育ててくれる。

愛やね、愛…なんて、しみじみ思う。

レジを済ませ、買物袋を持ったおかあさんと出入口で再び会った。

「おおきにです。また、顔見せてくださいね~」

「ひとりやさかい、ぎょうさん買われへんでごめんやで」

く~!である。

「なんでやな…。何も買わへんでもかまへんよ。顔出してって…」

「よっしゃ、よっしゃ!ほなな~、にいちゃん」

これぞ、商売の真骨頂!なんて、意気揚々と現場に戻ろうとすると…

「ところで、にいちゃん。どっち向いて帰ったらええねん…。あっちか?」

「なんでや!逆や、逆!そっち歩いていったら、大阪に出てまうで…」

最後の最後まで愛すべきである。

2012/06/07

絶対に負けられない戦い。

世のおかあさん方は「エライ!」としみじみ思った。

いやね、先日、妻からあるお願いごとをされたわけ…

「今度、同窓会があるんやけど、行ってええかな?」

「おっ!ええやん!たまにはパーッと飲んでこましたれ!」

「で、ごめんやけど、子供ら、見てくれるかな?」

「当たり前やないかい!アレやったら、オカンとこ放りこむし…」

まあ、うちのオカンをアテにして軽い感じで引き受けたんだけど、

「えっ?私、1日おらんで!あんたが見たりや!」と、まったく使えんオカン。

「じゃあ、楽しんできてね~」なんて、妻の背中を寂しげに見送るジャリ3匹と私。

さ~てと…まずは、円陣である。

「俺たちは、チームや!それぞれの役目をしっかり果たせよ!」

夜に「日本vsオマーン」戦もあることだし、皆に言い聞かせた。

そう、絶対に負けられない戦いが、そこにはある!つってね。

ゲームはダメ!お菓子とか食べすぎダメ!とにかく、私の指示に従え!

など、自己との戦いにそれぞれが挑んで欲しい!と願うわけだ。

で、結果、惨敗…。

目を離した隙の三男坊の動きなんか、長友を彷彿するあがり方で

「あれっ?あいつどこ行った?」って思った時には、

すでに前線まで走りこんでいる、どこぞのマンションの階段とかに…。

ザッケローニから「いいね~」ってオファーがあるかも?ってぐらいだ。

しかし、こんな戦いを毎日してるのか…って、妻の偉大さを痛感する。

っちゅうか、妻に限らず、すべてのおかあさんを尊敬する!である。

晩飯を外食して帰ってきたときには、

ほんと、もう無理…って心底思ったもん。

で、そんなボロボロの私に、長男次男から最後のお願いが。

「UNOしよや」と。

なんかね、「ええよ!ええよ!やったろやないかい!」って逆にフルテンション。

あのな、おまえらに…、あっ、スキップ?負けるわけ…、えっ、ドロー4?

大人の俺が…、えっ、もうウノなん?うそっ…、負けてもた…。

長男ならまだしも、4歳の次男にまで…。

「おとうさん、弱っ!」と、平気でぬかしてけつかる。

え~っと、まあ、多少の駆け引きはあるやろうけど、引きや、引き。

おまえらの引きが強いっちゅうのは、おとうさんが陰徳を重ねているから

その恩恵を受けて、引きがええ!ひいては運がええ!ってことになんねん。

だから、「おとうさん、弱っ!」じゃなく、「おとうさん、ありがとう!」や。

よっしゃあ、もう1回いこか。

ふうぅぅぅ…、絶対に負けられない戦いが、そこにはある!である。

追伸 おかあさん、いつもありがとう…。

2012/06/04

夢。

子供の頃、「大人になったら…」なんて誰もが夢見ただろう。

たとえば、お菓子だって「あんた!そんなに食べたらご飯食べられへんやろ!」と

オカンから取り上げられてたのも、大人になれば制止する人がいないので

「大人になったら、お菓子アホほど食べたんねん!」って強く思ったりしたものだ。

おばあからも「あんたはスーパーの子やねんから、駄菓子とか食べたらアカン!」と

ルマンド的な高級菓子しか与えられなくて

「なんでやねん!大人になったら”うまい棒”アホほど食べたんねん!」って思ったり…。

で、大人になったんだけど、

あれっ?それほど興味が…と夢が夢でなくなってるのに気付く。

お金だって自由に使ったる!とか思ってたのに、

あれっ?妻が完璧に支配してもうてるやん…など。

夢ってのは、そうそう叶わないようになっているのだろうか?

いやいや…、ある!これからの季節、夢を叶えてるイベントがあるのだ。

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「映画とか見ながらのレディボーデン一人占め」。

私は、近所の子たちから「アイスのおっちゃん」と呼ばれたりするぐらいのアイス好き。

その私が、アイスのなかで”最強”と信じてやまないレディーを

誰にも邪魔されずテレビを見ながらガッツリ食べるのが夢だった、ガッツリレディー!

もちろん、スプーンはカレーとか食べる大きめのやつで。

食べ方も、ただ単に食べるのではなく、ハリウッド映画によく登場する

FBIとかにも簡単に侵入できたりして、えげつないハッカーなんだけど、

「ボブ!誰か部屋にいるの?」

「ママ!僕の部屋には入るな!って言ってるだろ!友達だよ!友達」

なんて語気を強めて言うも、ママには頭があがらない太ったパソコンマニア風に!

と、細部にこだわっている。

でだ、そんなことを思ってる大人が私だけではないな…と、ふんでいる。

いやね、今度の休み前のために買っておこうと冷凍ケースをのぞくと

あぶね~…ラスト一個だったのだ、ラスイチ。

「ママ~!僕のアイスどこにやったのさ!」って言いかけたもん…。

う~ん、今の子供たちが、あえて「レディー」をお母さんにねだるとは考えにくい。

ファミリーサイズなら、ガリガリ君やパリパリ棒をチョイスするはず。

そう、大人だ!まず間違いなく大人だ!

大人が、大人になったら…って夢を叶えるために購入されているんだ!

あ~、子供の頃描いた「夢を売る商売がしたい!」という夢に関しては、

なんとなく叶ってるな…と、うれしい気分になった今日この頃である。

レディー最高!

2012/05/31

商売人。

先日、防具を修理してもらうため、20年ぶりによく利用した防具店へ行った。

店の感じから大将に至るまで何ひとつ変わってないような気がした。

「うわ~…、懐かしい!おっちゃん、全然変わってへんやん!」

「お~!おまえ、また始めたらしいな。熊さんから聞いたぞ」

もうね、当初の話や現在の剣道事情の話など、時を忘れてしゃべるしゃべる。

「しかし、よう覚えてんな~。ビックリするわ」である。

まあ、なんせここまで覚えてもらってたら、気分がええ!ってもんだ。

いずれ息子の防具を買わなきゃいけないんだけど、

まず間違いなくこの店で買うことになるだろう。

今では、中国製なんてのもあり、安くて魅力的なんだけど、

「絶対、あんなもんアカン!」っちゅう根っからの職人気質も大好きだし、

どない考えても大将から防具を買うことになるだろう。

結局、モノを買うってのは、そういうことだと思う。

安いのを探せばいくらでもあるだろう、インタネットで…とかね。

だけど、人は人からしかモノを買えないのである。

じゃあ、どうせだったら…あの大将から!ってのは、自然の流れだ。

う~ん…、俺は店に来られるお客様のことをここまで覚えているだろうか?

帰りの車中、自問自答を繰り返すはめに…。

で、昨日、初めて小学校の運動会たるものを体感したわけだが、

7時開門なので、場所取りに6時45分頃向かったんだけど、

「ワレ、舐めてんのか!」「にいちゃん、社長出勤やな~」などなど

すでに並んでらっしゃるお客様からのヤジが、ええ感じでえげつなかった。

なんちゅうの、お客様の方が私のことを覚えてくれているっちゅうか…である。

ヤジがお客様からの愛情の裏返しみたいに聞こえ、まあ、勝手になんだけど、

この地元でほんまええ商売をさせてもらってるわ…と、

頭がさがる気持ちでいっぱいになった。

そんなええ気分に慕ってるとき、また新たな愛すべきおかあさんだ。

「にいちゃん、あんたの息子、どっちや?」「どっちや?って…。白組や、白組!」

「ほうか!うちの孫、赤組やさかい、勝たしたってや!頼むで」なんてのも…。

あ~…、なるほど!さすがや!息子も商売人の子っちゅうことやな。

あのリレーで抜かされたのはそういうことやったんやろ…。

えっ?ちゃうの?実力?商売人、関係ないんかい!しっかり走れよ…。

2012/05/28

道。

昨日、剣道の試合に出場させていただいた。

ウォーミングアップをしながら、対戦相手の練習を見てても

「誰にも負ける気がせえへんわ!」なんて、気持ちがアホみたいに高ぶる。

程良い緊張が心地よくて、審判の「はじめ!」という掛け声に

「ウオリヤァァァ…」と、それはもう、弁慶か俺かって勇ましさで立ち上がった。

あれっ…、なんか、ふわふわしてる…、気持ちはいってんねんけど、

んっ?足が動かへん…、腕があがらへん…、なんでや?なんで?なん・・・。

一回戦は辛くも勝利したが、もうね、試合後は完全に水気ゼロのボロ雑巾。

えっ?2回戦は、この後すぐ?うそやろ?ちょちょちょ…、水!水!水!

いや、アカンて…、無理やって…、息でけへんねんって!倒れてまうわ…。

で、2回戦は、現役の大学生にこれでもか!ってぐらいコテンパン。

昔の栄光なんて何の値打もなく、20年前はバンビの足みたいに跳ねてたのが、

なんちゅうの、今では、あれだ、ロバだ、ロバ、ロバの遅さ…。

あのね、ここまで悔しいのは、小学5年の時、九州の大会で

「ドスコイ~!」とか剣道にもかかわらず相撲の掛け声のちょっと頭のとんだ

九州NO1のやつに手も足も出なかったとき以来だ。

あん時は、泣いたな~…、今回も泣きたいくらい…。

ただ、むちゃくちゃうれしいことがひとつ。

長男が「おとうさん、今度、俺が取り返したる!」と…。

彼は、今の今まで、剣道をイヤイヤ続けていた。

それがだ、「おとうさん、防具買ってや!」と、剣の道を本気で歩もうとしている。

野球やサッカーなど、どんな道でもいい、その道を自分で決めるってのがうれしい。

今の時代、剣の道はそれほど楽な道ではないと思う。

野球やサッカーなどの道が、華やかに見えたり、羨ましく思うかもしれない。

だけど、男なら、自分で選んだ道ならば、覚悟を決めての一本道である。

そして、その道を歩むなかで、素晴らしい友やライバルに出会ってほしいものだ。

彼は、来月、いよいよ型の試合でデビューする。

別に負けてもいいんだけど、勝った方が100倍楽しいのは周知のとおり。

長男よ、稽古では泣かしまくったるからな!

私は私で、あの大学生を来年コテンパンにしたるためにも

あれやな、お互い日々是鍛錬やな!

がんばろうぜ!

2012/05/21

人知れず…。

ある愛すべきおかあさんのところに配達へ行かせていただいた。

インターホンを押そうとすると、玄関先で群がっていたにゃんこ達が

「なんや?なんの用や?」といわんばかりの目でこっちを見る。

「おいっ、おまえら!ボケ~ッとしてんと、ご主人様呼んでこい!」なんて話していたら

玄関のドアが開き、おかあさんと共にまた別の数匹の猫が飛び出した。

「おおきに!にいちゃん、助かるわ~」

「いえいえ…。っちゅうか、猫、何匹いますの?」である。

よくよくお話すると、どうもノラ猫が可愛そうで…との結果らしい。

「ネコにエサを与えないでください!」との張り紙なんかを目にし、

すでに生まれてきたネコへ「死」を求めていることに疑問を持たれたそうだ。

で、その歴史が30年…。

本まで書かれていた。

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経済的に余裕がある方なんでしょうけど、なかなかできることではない。

また、「今はネコどころやあれへんで」なんて思われる方がほとんどでしょう。

確かにそうなんです…、いやね、そうなんですよ…

そやけど、でけへんで~…である。

だってね…「なんかの役に立ちたい…」とか想ったり、言ったりするのは

簡単なんですよ、超簡単!ちょちょいのちょいなんですよ、だけどね、

実際に行動に移すっちゅうのが、まあ、難しいこと…、檄ムズ!だ、檄ムズ!

で、本になってるってことは、もうね、実際に行動されたから!それだけである。

自分のしてきた事以上のことを話したり、ましてや本になんて書けないのだ。

私の知り合いの方も本を出版されて人気のビジネス本になってんだけど、

本を書かれたってことよりも、それだけ行動されてきたってことが凄いのである。

人から聞いたことなんか(まあ、訳とかあるけど…)で本なんて書けない…。

書けたとしても、そんなもんペラッペラの内容だし、心に響くわけがない。

言うは易く行うは難し…。

あれやで…、本なんかになってはないけど、

人知れず頑張ってはる方は腐るほどおるんやろな…

なんて考えたら、負けじと想った事はしっかり行動に移さな!と燃えてきた次第である。

追記

上記の本は、遠慮なくいただきましたので、早速読ませていただいた。

内容はもちろん、大切なお客様のことが理解できたうえに、

おかあさんとの愛すべき距離が縮まったことをなによりうれしく思う。

2012/05/16

オーライ!

先日、ある愛すべきおかあさんから

「にいちゃん、自治会で使う粗品やねんけど…」と、ご依頼があった。

で、トイレットペーパーに決定され、予算の話に。

「安い方がええんとちゃいますの?」

「んっ?値か?なんぼのんでもええよ」

「えっ?なんぼのんでもって…。予算とかありませんの?」

「あんたとこの社長の寄付からやさかいな…、あはは…」と。

もうね、こっちも負けずに「あはは…」である。

まあ、地域のことなので色々と協力させてもらいまっさ~!なんて

今日、そちらへ配達に寄せていただいた。

「お~、にいちゃん!おおきに!おおきに!助かるわ~」

「かまへんよ~。ほな、車バックさせるわな~」

「えっ、あっ、よっしゃあ…。え~、オーライ!オーライ!オーライ!…」

威勢よく「オーライ!」の声が小さな街に響き渡るのだが、

バックミラーを見て驚愕の事実を知る。

車なんかひとつも見てないのね…。

声は威勢いいんだけど、完全に背中向けちゃってるのね…。

「ちょちょちょ・・・危なっ!どこ向いてますの!オーライ言うもんやから…」

「えっ?あっ、ちゃうねん…。オーライ知らんねん。どないすんねや?」

オーライ知らんってどういうことやねん…である。

「いや…、別にかまへんけど、なんちゅうの、

ええ加減のとこで”ストップ!”とか言うてくれるんかな…と思って」

「あ~、そうかいな。ほな、ストップや!」

なっ…なんじゃそれ。いや、もうストップしてるやん!

アクセルもエンジンもバックしようかな…っちゅう気持ちさえも

もうなにもかもストップしてるやん!である。

「あはは…。にいちゃん、危なかったな。轢かれるとこやったわ!」

もうね、返す言葉が見当たらない…、負けずに「あはは…」ぐらいなもんだ。

今回は「あはは…」で済んだからよかったものの

ここ最近、車の事故があちこちで多発しているので、

配達で車を走らせている以上、細心の注意を払いたい。

しかし、オーライ知らんって…、さすが、愛すべき!である。

2012/05/12

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