shachoBlog
香港2日目。
遊びに行くつもりやない!を態度で示すために
バンジージャンプをして日帰りを考えていたのだが、
「いやいやいや、さすがに、一泊ぐらいは…」
そう言うのは、アテンドをしてくれた香港通の弟分W。
うーん、ま、そら、そうやわな…と、2日目は香港へ。
「どっか行きたいところってあります?」
目的を完遂したし、特にな…い…いや、あった!
私は、映画が好きな方で、昔、アメリカに一人旅した時…
イタリアの種馬ロッキー・バルボアがトレーニング中
みんなを引き連れて走ったあの階段を見てみたい!と
そのためだけに8時間かけてフィラデルフィアまで行って
シャドーボクシングをしてきたことを思い出した。
「香港映画といえば、インファナル・アフェアやねんけど、
ヤン刑事が、ほらっ、あの切ない敬礼したとこ!どこや?」
知らんわ!とW。
なんでやねん!警察学校長、上司?のお葬式で霊柩車が
通るねんけど、マフィアへ潜入捜査官をやってるからやな、
バレたらアカンって、人知れず薄暗い路地で敬礼…
切な過ぎて涙ちょちょぎれるあの名シーンを知らん?である。
ま、でも、似たような路地多いから、その辺の路地で写真でも…
そう言おうとしたら、隣で目を見開き、スマホ検索しはじめるW。
聖地巡礼をした人の情報を洗いまくるその様は、もう、刑事だ。
「ハッキリとはわかりませんが、この辺りですね」
地下鉄を乗り継いでまで行くという。
「いや、そこまで…もうええよ。どっかの路地で敬礼したら…」
「アカン、アカンって!なんでなんですか!」
せっかく犯人を追い詰めたのに…と言わんばかりの鬼の形相。
えっ、もう、あれやん、ほんまもんのデカやん…である。
地下鉄を降りると、お葬式用の花屋さんがずらっと並ぶ。
「なるほど!だから、この辺りで撮影したんか」
映画の背景に感心し…て…あれっ?Wがいなくなってる。
おいおいおいっ、聞き込みしてるやんけ。
「見つけました!ここです、ここ、この路地です!」
難事件を解決した刑事Wの顔は晴れやかだ。
「なんでも、こんなことを聞かれたのは、はじめてだそうで」
いや、刑事長へ報告するみたいに…いらん、いらん、そんなん。
この後、敬礼する写真を撮んねんぞ、恥ずかしいなぁ。
で、また、そのシーンでは白い花が見切れているからと
花屋のお姉さんに、ここへ花を置いてほしいと交渉しだす。
今度は、刑事改め交渉人ケヴィン・スペイシーか!である。
「じゃあ、撮りましょう!」って…いや、街中でガチの写真…
恥ずかし過ぎるけど、ここまでお膳立てしてくれた彼のために
“俺は警官だ!”と苦悩するヤン刑事役を演じ切ろうと決意。
お世話になった上司が…亡くなって…心の中で役に入り込む。
撮り直しとか恥ずいから、一発でな!と私…いや、ヤン刑事。
カシャッってできたのが、これ。
な、なんちゅう顔しとんねん…台本、読んだ?である。
3年やなく、20年ほど潜入したから、もう幹部やん!顔。
トニー・レオンが100点とするならば、3点である。
あんなにしてくれたのに、なんか、ごめん…。
ただ、おかげで香港も堪能できたわ!である。
2024/06/24
update: 2024/06/24
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シャチョーのひとりごと
マカオ1日目。
一か月前、台風とか大丈夫なのかな?
天気が悪かったら飛べないのではと心配する声に
「引きはええ方や。晴れるっちゅうねん!」
なんとなく、ビビりながらも強がる私。
一週間前、ネットで「マカオ 天気」と検索する。
カミナリのマークが出とるやないかい!である。
やばい、行ったはええけど、飛べないパターンが
ほんまにあるかも…いや、ほんまにちょっとね、
ちょっとだけ どこかで期待する私がいる。
一昨日、マカオに着けば「曇り」なんていう
暑すぎるわけでもないベストコンディション。
ふうぅぅ、もう逃げ場なし。
エレベーターに乗る。
61階のボタンを押す。
「いや、61ってなんやねん!間で止まるとこないのに
キリのええ60とか50でええんちゃうんかい!」
ま、エレベーターへツッコむそんな余裕はない。
笑顔もなく、地蔵か!ってぐらい黙ってる私。
61階へ到着するなり、
陽気なやつらが近づいてきて取り囲む。
「ジャパニーズ?エー、コワクナイヨ、HAHAHA…」
どつき回したろか!
61階から飛び降りて怖ないやつ、どこにおんねん!である。
しかし、ここは日本男児、負けてられへん。
引きつり倒した笑顔を見せない様に
楽しみやわぁぁ顔を一生懸命作り、平静を装う。
「アナタ、サムライ!ワタシ、ニンジャ!HAHAHA…」
何がおもろいねん!
腰のものを持ってきてへんのをええことに、あほんだら…
刀あったら全員斬り倒しているところである。
しかし、ここは日本男児、ぐっと我慢。
陽気なやつらに負けんぐらい「HAHAHA…」である。
なんて言ってる間に、いろんなもんを装着しはじめる。
「ワタシ キョウ ツケル ハジメテ」とかね、
いらんバンジージョークを無視して、日本はどっち?
と聞き、日本に向かって一礼をする、サムライだから。
いよいよである。
足をつながれてるからヒョコヒョコと端っこまで。
ちょっと重たい安全グッズみたいなやつを先に落とし、
それに持ってかれそうになるのが一番の恐怖だった。
もう、ここまでくると、まな板の鯉である。
5・4・3・2・1・GO!
https://e-hinodeya.com/shachoBLOG/wp-content/uploads/2024/06/マカオバンジージャンプ-mini.mp4
いや、まあ、その、こ、怖かったぁ…
ま、大きな一歩を踏み出し、覚悟は決まった
空中でブランブランしながら、やったるでぇ!と誓う。
なんかね、一回り大きくなったような気がする。
地上につくと、別の陽気なのが安全装置を取りはじめる。
「One more?」「アホか、NO!」
ほらっ、もう、すっかりNOと言える日本人である。
2024/06/18
update: 2024/06/19
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シャチョーのひとりごと
一歩。
234。
これは何の数字かというと…
江戸時代に234の人が
京都は清水寺の舞台から飛び降りた数なんだという。
なんでも、清水の舞台から飛び降りて
生き延びたら願いが叶うと信じている人達がいたのだと。
おぉ、な、なかなかの発想やないかい…だ。
やばいね、江戸時代。
ま、そんなこともあってだろう
今でも大きな決断に迫られた時は
「清水の舞台から飛び降りたつもりで…」
こんなことを言って頑張ったりするものだ。
んっ?待てよ、つもりで…?
なんじゃそら!すんのか思たらせんのかい!
234人の大きな声が聞こえてきそうである。
「言うは易し 行うが難し」ってあるように
そう、言うだけなら誰だってできてしまう。
やっぱりね、実際に行動で示さないと…
っていうことでだ!
私、これから新しい挑戦をするにあたって
大きな決断を迫られているわけだ。
おっしゃ、実際に清水寺の舞台から飛び降りたんねん!
京都まで行って、どないかこないか計画しようにも
やってもうたら、間違いない、逮捕だ、100パー。
うーん、できないのなら、仕方ない、つもりでしか…
いやいやいや、アカンアカン、やらんと意味がない。
そう、この言葉を残した234人に敬意を示さんと。
なんだけど、大きく時代が変わった。
そもそも、今の時代、清水の舞台って…
江戸時代なら、ま、なかなかの高さであっただろうが
今や、令和の時代である。
ワールドワイドで考えたら、さて、どこや?
ございました、ええ。
そないに遠くなくて 清水の舞台に代わる
ギネス級のすばらしいところを見つけたのだ。
えーっと、ちょっと、マカオへ行ってくる。
マカオタワーからのバンジージャンプ。
高さが、233メートル…じ、次元が違う。
清水の舞台の代替えとして、まさにふさわしい。
えー、そんなこと言って、遊びにいくだけでしょ!
断じて違う、遊びなわけがない。
私の覚悟がどんなもんか?だけのマカオ行き。
飛び降りたら、すっと帰ってくる、すっとね。
このVUCA時代にどない頑張っていくのかでは
一歩を踏み出す勇気や覚悟が必要であろう。
233メートル上での一歩って…
齢50にして、大きな一歩を踏み出す。
一か八かのご報告は、18日にいたします。
2024/06/08
update: 2024/06/08
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シャチョーのひとりごと
猫のためにも。
日常の食卓を提供させていただている。
つまり、「忘れられていく仕事」である。
なんか、あれやな、乱暴な表現やなぁ…えーっと
「一昨日の晩ごはんって何を食べた?」
「んっ、一昨日?えーっと…何やったっけ?」
なんていうね、日常すぎて忘れられるって意味だ。
空気や水のように無くてはならない尊い仕事な一方
空気なんて無料だし、水だって安くて当たり前…
なんだから、できるだけ安く購入したい!
そりゃあ、私だって!そんな気持ちではいるものの
物価や物流費などの高騰で、どないしたら…と悩む。
ほんで、ま、もうすでに今日なんてめっちゃ暑いわけで
今年の夏もめちゃくちゃ暑い予報のニュースを耳にする。
じゃあ、暑いってんだから、水分補給を…熱中症予防に…
なんだし、ペットボトル飲料をできるだけ安く…あれっ?
これって問題を解決することになるのかな…が、頭をよぎる。
“暑い”だけが問題なら、そりゃあ、飲料水は間違いない。
で、まあ、ペットボトルが鬼のように売れたとしよう。
もしかすると、昨年より〇〇倍という量とかで…。
ただ、それだと空のペットボトルがそれだけ発生することに。
果たして、その処理は大丈夫なの?って新たな問題が。
もちろん、ちゃんとリサイクルされている、8割以上とか。
うちだって回収ボックスも用意させてもらっている。
ってか、そうじゃないと、やってられへん。
では、なぜリサイクルせなアカンのかっつうと
そりゃあ、もう、あれやないかい!地球を守るため…
そうか、レジ袋が有料になったのもそれきっかけ…
あれっ?じゃあ…である。
皆知っているあのスゲー人、アインシュタインは
「もし世界を救うために残された時間が1時間しかなかったら
私はそのうち59分を問題の定義に使い、残りを解決に使うだろう」
なんてね、いかに問題定義が大切なことかを述べられたという。
ちょちょちょ…ちょっと、誤解があるといけないので断っておくが、
ペットボトルが問題だ!と言いたいわけではない。
めちゃくちゃ便利だし、えげつないほど助かっている。
無くなってしまえばいい!とか微塵も思ってないし、
もし、無くなってもうたもんなら、ビビるぐらい困る。
じゃなくて、ペットボトルを“安く”…ってのが、ちょっと、ええ。
ご存じかと思うんだけど、そもそも運搬も大変なわけ。
普通に重いし、店頭に並ぶまで結構な量の人が、どっかで
「うおりゃあ!」って歯を食いしばってんのに“安い”って。
うーん…なんやろう、社会問題と資本主義は握手でけへんもんか?
とにかくだ、世界の暑さを救うためには何が問題?に関して
企業が取り組むのはもちろん、ひとりひとりのマジの実践!だ。
んっ、急に力入れてブログを綴ってるけど、どうしたん?だが、
次世代の未来?それもあるけど、猫よ、猫、うちのかわいい猫。
いやね、はじめての夏を迎えるのだ。
あんな毛むくじゃらで、この暑さ…し、死なへんか?である。
うちのジャリ3匹以上に心配で心配で仕方がない…。
猫を救うために何が問題って…そう、私の意識と行動である。
猫よ、近寄ってもきてくれへんけど…気にすな!がんばるわ。
2024/05/27
update: 2024/05/27
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シャチョーのひとりごと
縁に生きる。
先日、小・中学校の同級生3人で会食した。
現在、私を含め皆それぞれの会社で代表をしている。
当時、ただただくだらない話しかしてなかったのに
今ではどうだ?
ちゃんとした大人の話をするようになってるではないか。
また、今後の展望などの話を聞いたりすると
「おいおいおいっ、負けてられへんやんけ!」
なんてね、刺激までもらったり。
で、仕事の話だけで終わるのかと思いきや
「えっ、嘘やん!〇〇に告白したん?いつよ?」とかね
50歳にもなって数十年前の恋バナまで飛び出す始末。
ええおっさんが3人とも遠く見ながら
〇〇ちゃんは可愛かったな…とかね
ほんまに気持ち悪い話までちゃんとさせていただいた。
たまたまその小学校で…偶然のような出会いなのに…
数十年を経て、点だった縁が、線になる瞬間っつうの
なんやろう、なんか、ええわ~!である。
また、別のご縁なんだけど、昔からの知り合いと
いっしょに新しい挑戦をやったろやないかい…なんてね
ワクワクするような仕事の話をさせていただいたところだ。
これをね、ただの偶然な縁と考えるのは、おもしろくない。
すべての縁は必然である。
たまたま堺に生まれて
たまたま後継者になって…
ま、言われてみたらそうかもしれないが、なんかね…。
いやね、今こうして50歳を迎えられたのが
ただの偶然の積み重ねなわけがない。
今の私にとって、なくてはならないご縁ばかりだ。
それは、私自身に限らず、
先々代からの、また、先代からのご縁のおかげもあり、
返されへんぐらいの恩恵までいただいている。
一方では、あいつと出会ったばっかりに…
なんて、もしかしたら、そんな縁があったかもしれない。
しかし、それも私にとっては大きな意味があるのでは…
そう思ったりもするし、ま、要は考え方だ。
やはり、うーん、すべて必然のように感じる。
運、縁、恩…この3つは、ほんま大切にせなアカン!
そんなことを考えながら、仕事と向き合ってる私に
アルバイトが「さっき、お知り合いの人が来てましたよ」と。
「んっ、誰やろ?なんか言うとった?」
「首から胸のとこに馬券をバーッとぶらさげてて
“昔、おまえんとこの社長とよう遊んだわ~”って
ベロベロなって言うてましたけど…同級生の方ですかね?」
言いながら、もう、半笑いなのね、アルバイト君が。
いや、どこの誰やねん!と言い切りたいところではあるが、
ま、南大阪やしな、心当たりがないわけではない…。
えーっと、前言撤回。
すべて必然ではないわ…ちょっとは見極めんと…。
ややこしそうやなぁ、また次来たら、おらん言うてくれ。
2024/05/20
update: 2024/05/20
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シャチョーのひとりごと
猫になりたい。
ここ数か月、家に帰ってリビングのドアを開けると
ほぼ間違いなく彼女が待ってくれている。
ただ、私のためにしてるわけではなさそうで
「おかえり!」ともとれるニャーもなく
ドアの前にたたずみ、ジーっと私を見ているだけ。
ま、理由なんて何だっていい!癒しやわぁぁ…
「ただいまー」である。
もう、あれだ、猫がいない日常は考えられない。
なのに、飼い始めてまだ半年も経っていないという。
うそやろ、まだ4か月?存在感が凄いなぁ…
「そもそも、こいつの誕生日ってい…つ…」
そう言いだして、どえらいことに気づく。
妻の誕生日だ!
「あっ、そうや!た、誕生日、おめでとう!」
「あのなぁ、猫きっかけってなんやねん」
ぐうの音も出ない…。
次の日、反省の意味も込めてプレゼントを買ってくる。
彼女が大好きなチュール。
「なんでやねん!猫のやん」
「あのな、プレゼントってのは難しいやん。
なんで、難しいんかっていえば、多様性や、多様性。
これがええ!思ても、貰った方はいらんもんやったり。
だからって、お金を渡して好きなもんでも買い…つうのは
合理的やけど、なんか嫌やん、倫理観が働くというか…
で、俺とおまえが共通して大切にしてるもんは何や?」
「はぁ、家族とかちゃうん?」
「違う、猫や」
「アホか!」
「いや、家族って漠然として…、どっちも猫やん、大切なん。
で、俺の立場は会社の代表やし、“仕事”もめっちゃ大切。
その大切な仕事よりも、おまえの大切な猫を優先してやな」
「いや、あんたがチュールあげたいだけやろ!」
「なるほど、俺が大切にしてるもんのために
おまえの大切なもんを利用したら…確かに、それは偽善や。
さっきも言うたけど、俺がじゃなくて共に大切にしてんねん。
おまえの大切な猫の喜ぶ顔を見て喜ぶやろなに導かれて…
ほら、見てみぃ、この顔。アホほど喜んでるで」
「いやいや…、あんたがあげたいだけやって」
「うーん、ま、そうかもしれん。けどや、チュールを
与え過ぎたらアカンというルールをおまえが決めたなかで
ルールを破ってまでも与えてええんか…という葛藤もあり
家族のルール?いや、誕生日のお祝いやろ?が衝突し…て…
って、おいっ、ど、どこ行くねん!聞けやー」
屁理屈に耐え切れず、妻は二階へと姿を消した。
チュールひとつで反省、後悔、倫理、偽善、葛藤…など
人間にはさまざまな感情が生まれることを猫は知る由もない。
だって、食べ終わると遠慮なく容赦もなく私の前から姿を消す。
「ええなぁ、自由気ままで。おまえになりたいわ」
こんなにも生きづらい世の中にしたんは誰や?の問いに
他でもない 我々、人間やねんなぁ…なんて思い知らされる。
うーん、ま、なにわともあれ、妻よ、誕生日おめでとう。
2023/05/06
update: 2024/05/06
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シャチョーのひとりごと
ハンプティダンプティ。
長男が大学生とか、息子達も随分と大きくなり、
あんまり小言を言うこともなくなったが、
たまには、あーだこーだ言ったりすることがあって
ま、だいたいはこんな答えが返ってくる。
「あー…もう、わかった!って」と。
んっ、わかった…?である。
哲学者ソクラテスが言う“無知の知”がよぎる。
“知らないことを知っている”を認識するとね
学ばなきゃってなるから、いいんだけど、
「わかった、わかった」っていうのは
“知っていることを知っている”域にいるわけで
学びが停滞してまうからアカンぞ!って話だ。
そう、おまえ達に何がわかってんねん!である。
「僕は知らない」をちゃんと認識しないと…
「もうわかってるから」ってのは、学びがはじまらない。
自覚が足らんねん、自覚が。何も知らんやろ!なのだ。
そう、そう、この前も…
鏡に映るなんとなく出てきたお腹を眺めながら
「ちょっと、腹が出てきたわ。ヤバいかな?」
って妻へ投げかけると
「うん、ヤバいなぁ、出てんで」なんて言い放ち、続けて
「前から思てたけど、あんた、意外に足が細いから
ハンプティダンプティみたい…になっ…わはは」と。
「だ、誰がたまごや!」
…なんていう一連の会話を横で見ていた息子が
キョトン顔していたので聞いてみる。
「おまえ、ハンプティダンプティって知ってるか?」
「知らん」
ほらみぃ、勉強せえ!である。
あのな、あんまり冗談をいうことのないあのお母さんが
一年に一回言うか言わへんの珍しい渾身のギャグやったのに…
おまえが知らんことで…説明せなアカンやろ…可哀そうに…
これや!!だ。
「これか!ぎゃははは…ハゲとる、ほんまや!」と息子。
いやいや、ハゲてるのはたまたまその絵なだけであって
フォルムの話しとんねん…ま、なんにせよ、笑ってくれてよかった。
妻のせっかくのギャグが報われ、ほっと胸をなでおろす。
なっ、無知だと冗談のひとつも言われへんやろ…だ。
とはいえね、息子達に限らず、私も含め我々は
知らないことばかりという認識でいないといけない。
先日、ある会社でお話させていただくプレゼン資料を作ってて
いろいろ調べてたら、まあ調べれば調べるほど知らん事ばかり。
人生を何回繰り返しても、コンプリートは無理やな…。
だから、容易に「わかった」なんて言ってはいけない。
我々は「わかった」に対してもっと謙虚にならなアカン。
息子たちよ、わかったか?教えてください!の謙虚な姿勢や。
うーん、わかってへんやろな…
俺といっしょで、あれや、一生勉強やな。
2024/04/22
update: 2024/04/22
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シャチョーのひとりごと
心機一転。
年度替わりの4月って桜のせいなのだろうか
学校がそうであったからなのだろうか
1月以上に「おっしゃ!やったろかい」なんて
心機一転感が凄まじいように感じる。
それもそのはず、私、50歳になってはじめての4月。
まさに今、後半戦がスタートするタイミングなわけで
なんつうの、サッカー選手がロッカールームで
ま、なんかしらの衝突がひとつふたつあったうえで
前半戦の反省から後半戦に向けてのミーティングを終え、
スタジアムへ向かうあの薄暗い廊下をね
スパイクのカチャカチャいう音鳴らしながら歩きつつ
「おっしゃ!やったろかい」
みたいなやつとまったく同じような感覚なのだ。
また同時に、再スタート!みたいなのもあって
いったい身体のどこにあんねん…背中か?と
一生懸命あっちゃこっちゃ探していて、
できれば教えていただきたいんだけど、
リセットするあの小さな穴ってどこ?…である。
いやね、針かなんかでちょっと突いて
ゼロリセットにしようかなとも思っている。
無の境地というか、まっさらの状態で
「さぁ、後半!これから何すんねん?」
なんて、自分に問いただしているわけだ。
スーパーマーケットの歴史とかってググると
1930年頃に誕生したとある。
100周年を迎えようとしているなかで
「スーパーマーケットってこれでいいのか?」と
どこか懐疑的な視点で見る必要があるのではないか。
私自身も、25年ほどこの世界でやってきて
「これから」を考えるためにも…うん、まさに今だ。
100年も前とは、そりゃね、環境は激変している。
この激しい流れに抗うようなことをしても前へは進まない。
ほな、大勢に順応してたらええねん!
なんだけど、それだけでは…ねぇ?である。
そんなことを考える中、必然なのだろう
先日、「二宮金次郎」の映画を観る機会をいただいた。
えーっと、まず、め、めちゃくちゃ良かった。
二宮金次郎って名前は知ってるけど、
何した人なん?と、私を含め知らない人が多いような…。
いやね、やばかった。
親しみを込めて呼ばせていただくけど、
「金ちゃん、ヤバいね、マジでスゲー!」である。
なかでも、「一円融合」っつう思想には震えた。
聞いたことあったかな?っていうか、覚えとけよ!と恥じ、
めちゃくちゃ理解したわけじゃないんだけど、
なんかね、これや!みたいにゾクゾクッとする。
これからの令和の時代、
新しい資本主義とかって、どないすんねん?の今
いやー、一円融合には、真理があるんじゃないかな。
「おっしゃ!やったろかい」である。
2024/04/08
update: 2024/04/08
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シャチョーのひとりごと
意味の追求。
桜の開花が例年に比べ、どうのこうのっていうニュースが多い。
咲いとったら「おっ、桜や…」程度の好きでも嫌いでもだから
そないに…とか思うんだけど、テレビで放映するということは
消費者の関心が高いから!と他ならない。
ま、桜は別にして、地球環境には関心を持たないと!である。
いやね、視点を広げると、問題はかなり深刻なのだ。
行き過ぎた資本主義が環境を破壊し、
富の二極化を生み、どんどんと進んでいる。
「売れ!売れ!売れ!売れぇい!」
桜がいつ咲こうが地球が熱なろうが関係あるかい!
売れたらええねん!自分さえ良かったらええんじゃい!
いやいや…、そんな考えじゃあ、人類は破滅へと向かってまう。
「このままやったら、えらいことになってまうで」
ま、人間もアホやないんで
若い世代なんか特に感じ取っているのではないだろうか。
笑い話でもなんでもなく、ここ堺で言うたら、切れる包丁よりも
二酸化炭素を排出せずに作る包丁の方が売れる時代になるんじゃ…
それぐらい意識が高くなってきてるように感じる。
まあね、合理性とか効率性とかスゲー大事なんだけど、
もっと、こう、なんつうの、人間性ってのに注目したい。
人への向き合い方に「市場規範」と「社会規範」の2つがある。
市場規範ってのは、人を損得を生みだす道具みたいに見るのだとか。
んなアホな…とはいえ、わからなくもない。
資本主義の成れの果てだろう。
例えば、PTAをしていたが、有償にしようなんて意見がある。
損得の感覚でお金を払えばいいんでしょ!にしてしまうと
そりゃあ、感謝とか無くなるだろうし、もう元に戻ることができない…。
いや、ちゃうやん、そういうのじゃないやん!である。
迷惑かけたらアカンで!っつう社会規範で動くPTAの方が
親も子もどちらも学ぶものが多いやん!と思えてならないのだ。
で、PTAは土俵際いっぱいながら、まだ社会規範の範囲だけど、
会社はすっかり市場規範でしか人と向き合っていないのでは…。
我社はどうだ?
そんなことあるかい!と信じたいのだが、
お金が動く以上、えーっと、ま、そら、無いとは言えんわな…。
そもそも、おまえわい?だ。
代表だから私の考え方ひとつで大きく変わる。
これからの時代、どないすんねん…。
いやね、桜の開花話からどえらい話に発展したのは
そう、人生の折り返し地点50歳を迎えたからだ。
これからの生き様ってのを考える。
すべての行動には「意味」があるわけだし、
なぜ仕事をしている?なぜ生きている?などなど
50年間学んできたことを咀嚼して
後半戦は「意味の追求」ってのを実践していきたい。
そういえば、猫を飼った。
これだけ効率よく合理的な仕事をしなきゃの毎日のなか、
手間ばっかりで何の役にも立たない猫なんて必要なのか?
いや、いるに決まってるやん!めっちゃ意味あるやん!
いかに人間が不合理な生き物だということを思い知らされ、
人間味あふれる毎日を提供するすばらしい存在である。
もはや、猫は地球を救う!ってぐらい…。
うーん、極度の猫好きな一面があることを知った誕生日である。
2024/03/27
update: 2024/03/27
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シャチョーのひとりごと
第2回ワイン試飲会。
昨年、11月の土曜日にワイン試飲会を開催した。
ご参加の皆さんから嬉しい声をいただけたので
第2回はいつにしようかな?と計画しつつあったのだが、
なんかね、テロがあったりしたらしくって
イタリアワインなど思う様に発注ができず、
「でけへんがな…」なんてヤキモキしていた。
しかしだ、ま、前回、試飲会っつうか、
パーティーみたいな感じだったので、第2回も
言わずもがなパーティーっぽくなるであろう。
パーティーっつったら、そう、あれだ、誕生日。
えーっと、まあ、その、なんつうの
自分でいうのもなんだけど、
私、まもなく50回目の誕生日を迎える。
おいおいおいっ、間に合うんかい!である。
イタリアワインがあろうがなかろうが
んなもん、関係あるかい!
ワシの誕生日パーティー、どないしてくれんねん…
とかいったりして、慌てて段取りしたものの
ワインや人の手配等々で思う通りに進まず、
結局、4月13日土曜日に開催することになった。
テーマは「新世界」。
チリやら南アフリカ、オーストラリアなど
いろんな国のワインを10種類ほど飲み放題。
前回、好評だったローストビーフや
アヒージョなんかも開発中で軽食付き。
で、効果的なエイジングケアの新常識として
「抗糖化」が提唱されてきてるんだけど、
赤ワインなんてのは、まさにそれで
ワイン好きのワインサークル会長である私が
健康で肌艶いいのは、だぶん、それだ。
もうね、50歳の肌艶ではない…きっと…。
そりゃね、2本も3本も空けちゃうと飲みすぎで
健康にいいわけがなく、適度にね…うーん
もう一度綴っておこう、適度にならば
ワインを楽しむのは効果的なエイジングケアなのだ。
しかーし、楽しむったって自分の好みがわからず、
星の数ほどあるワインをどうやって選べば…?
そう、それが「ワイン試飲会」である。
私の誕生日パーティーを兼ねて開催するわけだから
「ど、どこがやねん!」ってなるのもアレなんで
私から「これ、めっちゃ旨いやん!」的なね
プレゼントともいえるワインも準備している。
さて、愛すべきおかあさん方々全員とお祝いしたいのだが、
キャパの関係上、30名限定とさせていただきます。
どうぞお早めにお申し込みくださいませ。
それにしても、もうすぐ50歳か…。
人間50年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり
なんて、昔、織田さんが言ってたみたいだけど、
いやいや、今や、人間100年。
後半戦の門出をワインで祝いたいと思います。
2024/03/21
update: 2024/03/21
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シャチョーのひとりごと
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