天神祭。

ちょっと前、日本三大祭りのひとつ天神祭りに行ってきた。

なんでも、一千余年の伝統を誇る日本屈指の祭典だとか。

日本あるあるだけど、そんだけ続いてるってのが凄い…。

で、まあ、ただ単に「花火を見たいなぁ」とかではなく、

椅子に座って勉強するスタイルよりも実務から学べることが…

なんて、ある経営の勉強会メンバーで屋台の出店をしたのだ。

とはいえ、お金さえあれば屋台ができるわけなくて

まあぁぁぁ…どえらい根回しが必要だったり、

本業があるなかで進めなきゃいけかったりと

当日までが大変でそれこそが学びだったようにも思う。

いざ当日、何をしたのかっていうとだ…

ママと赤ちゃんが安心して天神祭りを楽しめるようにと

授乳やおしめ替えがきる無料休憩スペースを提供した。

その名も「ママステーション」。

いやね、100万人ぐらいの観光客が来はるわけ

そりゃあ、何を売ったろかい!である。

なんぼでも売れるんちゃうか…と商魂たくましく

差別化を図って、あーだこーだ考えてた結果

めちゃくちゃ暑いやん、水分補給せなアカンやん、

せやけど、そない飲んでばっかりしたら…

んっ?じゃあ、対象者は少ないだろうけど、

求めらているものって…が、今回の経緯である。

ゴリラみたいなおっさん連中が束になって

「どうぞ、どうぞ!」言うたところでね、アレだから

女性陣が中心になって運営させていただいた。

でも、ま、誰も来ないのでは…と不安があるなか

結果、50組ぐらいの利用があった。

多いのか少ないのか別にして

利用されたママたちは「本当に助かりました」と。

また、ブースの前を通る若い女の子やカップルが

「んっ?ママステー…あー、なるほど!スゲー」

「へぇぇ、めっちゃ、ええやん」なんて声がかかる。

うーん…なんやろう、“経済成長“によって

物質的な豊かさは、めっちゃ満たされたんやけど、

GDPが…成長率が…生産性が…ばかりの社会っつうか

もう、そんな経済成長を追い続けるだけじゃなくって

令和の時代は、なんか別の指標を追っかけなきゃ!

それは持続可能っていうキーワードなのか…

格差を無くしてみんな幸せがキーワードなのか…

これといった答えを持ち合わせていないが、

じゃないと、テクノロジーや文明が進み過ぎて

どんどん「心」だけが置いてけぼりに…

そう、めっちゃ生きづらい世の中へ…

そんな中、金銭との等価交換をしないサービスを提供…

うーん、言葉では表現しにくいんだけど、

なんかね、「ありがとう!」ってのがしみた、うん。

ビジネスの未来を感じる…そんな学びだったように思う。

2024/08/07

14周年。

梅田へ飲食店を出店する友人のお祝いへ行ってきた。

「梅田が変わる!」なんてニュースで耳にしてたけど、

2つの新スポット『バルチカ03』『KITTE大阪』

ってやつで、「そ、そんなに?」っつう出店する数に

圧倒され、凄まじい勢いにただただ度肝を抜かれた。

で、03ってのは、「おっさん」と読むらしく、

梅田で働くおっさん達がターゲットという。

おっさんがおっさん連れておっさんをお祝いに行くと、

知り合いのおっさんも来てて、いっしょに飲んでて…

おー、確かに、03連中でいっぱいやないかい!だ。

オープンするまでは、しんどそうな顔してた友人も

いざオープンしてしまえば、どないでもなれ~!的なね

やる気満々の顔になっていたので安心する。

これからの大活躍を祈るばかりである。

そんな雰囲気のなか、同じように暑くてたまらなかった

堺駅南口店のオープンを思い出す。

昨日の大阪梅田駅西口は人でいっぱいだったのに対し、

14年前の堺駅南口といったらガラガラで閑散としていた。

文字にしたら、同じ駅で西口と南口の違いだけやのに

こんなにも差があるもんか…

いや、ま、その、梅田と堺をいっしょにすな!である。

しかし、14年の時を経て、めっちゃ暑い中、堺駅南口店へ

たくさんのお客様にご来店いただけた。

見ようによっては、あれっ、梅田駅?ってぐらい、ええ。

「創業は易く守成は難し」って言葉があるんだけど、

うーん、そうか、14年か…である。

愛すべきおかあさん方々とお話していても

「そうか、もう、そんなになるか…」の会話ばかり。

友人がオープンしたばかりのお店でひとり何を想う…

なぜ、14年も続けてこられたのか?なんか、感慨深い。

言葉で説明す…る…いや、言葉が邪魔になるほど

愛すべきおかあさん方々と心の関係なのかな…と

頑張ってきたからとかそんなんじゃなくてー あー

何が言いたかったっけ?「何でもないよ」なんでもないよ

うーん、マカロニえんぴつの曲が浮かぶ。

そう、言葉では表現できない何かがそこにある。

とはいえね、ちゃんと感謝の言葉を綴っておきたい。

14周年を迎えることができたのは

お客様のご愛顧の賜物と深く感謝申し上げます。

うちの店の何がええの?なんて、よく聞かれるんだけど、

もうね、お客様がええんです、うん、ほんまええお客様。

また、何かといろいろ助けていただいている

お取引様にも心から感謝申し上げます。

最後にスタッフ。

オープン当初から続いているスタッフもいて

お客様と心の関係を築いてるやん!の瞬間はうれしく思う。

スタッフのみんなにもホント感謝申し上げます。

どれかひとつでも欠けると、14年はやっぱ難しだ…。

皆々様、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

2024/07/30

1番。

先日、シェフの1番を決める大会のテレビ番組を観る。

私は、素材を提供させていただく仕事をしてるのに

まあぁぁ、気持ちいいぐらい家で料理をしない。

とはいえ、こんな時代だ、何度か挑戦はしている。

ただ、なんつうの、私が作るよりも妻が作った方が…

っていうか、ま、考え方が良くない、私の偏見ってやつだ。

男子厨房に立たず…が、なかなか抜けきれないという…か…

んっ、あれっ?テレビに出場しているシェフ…皆、男やん…

ってか、審査員もほぼ男やん…女性ひとりだけやん…えっ

これはこれで、逆にええの?である。

なんか敏感になっているのか、少し気になる。

誤解があったらアレだけど、こだわりがあって

寿司なんてのは、おっさんが握った方が旨い…と思ってる。

若くても女性でも違くて、おっさん度が増せば増すほどいい。

ギッチギチにねじった鉢巻きしてたら、尚、良し!みたいな…

うーん、ジェンダーレスとはいえ、そう思ってしまっている。

このように、味覚ってのは、心理が大きく左右するというか

そう、全員が全員、美味しい料理ってのは世界にないはずで

なのに、誰が1番って決めるのは、無理があるよう…な…

まあ、TVショーだからね、女性とか男性とか1番とか

とりあえず、細かいことはええやん!で観る。

決勝戦のテーマはハンバーグ。

世の中には、もうすでに旨いハンバーグは山ほどあるわけで

そいつを上回るのを…革命を起こすんだ…って

料理人が知恵を絞り、思考を凝らして作業に入る。

「えっ?そ、素材は、自由なん?腕前を競うんやったら同じやないと

どっちが美味しいって余計に決められへんような…」である。

だって、だってね、素材ってめちゃくちゃ大事でしょ!

そりゃね、料理人の腕によって凄い料理になるわけなんだけど、

素材が悪かったら、いくら料理人が頑張っても…と思っている。

なんつうの、整形や化粧でびっくりするぐらいの男前ができても

中身がペラッペラだったら、ほんまの男前やないみたいな…。

そう、なんやかんやいうても「素材」なのだ。

だいたい、これをひっくり返す理論を持ってこられたら

毎日毎日、素材を吟味している仕事をやってられへん…。

で、ハンバーグに話を戻すが、つまり、ミンチ肉で決まるってわけだ。

見た目でなかなか判断できないミンチ肉。

どう選んだら良いか?

そもそも何でできているのか?

牛や豚?いや、ま、そうなんだけど、実は「信用」でできている。

だから、私はうちのスタッフが作ったミンチ肉がいい、私はね。

妻もうちのミンチ肉やないと…と言う。

そら、そやろ!うーん、すっかり私の妻だ。

そして、彼女がそのミンチ肉で作るハンバーグが

1番美味しいハンバーグってことになる、私には、ええ。

効率よくとかで冷凍のミンチ肉なども見かけるなか、

うちのミンチ肉、手前味噌ですが、自信あります。

ハンバーグが頭をよぎりましたら、是非とも当店のミンチ肉を!

ほんでもって、妻よ、いつもありがとうございます。

2024/07/22

第3回ワイン試飲会。

最近、年齢を実感することが多く…なっ…

いや、ちゃうな、「あんた、50やで!」

なんて自分に言い聞かせることが多くなった。

バンジージャンプだって日帰りにしようと考えるも

妻をはじめ多くの方々から

「いや、大学生か!ええ歳してやめとき」と。

せやな…俺、50歳やもんな…である。

先日、飲食店でも、しれーっとね、若い女性と

楽しく話しようとする心は20歳の自分がいて

「ちゃうわ!アカン、アカン、俺、50や」

なんて、すんでのところで思いとどまったり。

気持ちはね、そりゃあ、好きにすればいい。

少年のような心で生きてても別にええやないか!だ。

何がアカンねん?を考えてみる。

まず、見た目だ。

トップで遊ばすような髪の毛もなくなった

どっからどう見ても、おっさんやないかい!

自分が思てる8倍ぐらいおっさんなのを自覚せな。

ほんで、身体のあちこち。

なんかね、すぐに疲れる。

「あれっ、なんか、疲れてません?」

そんなことを言われた日には、どっと疲れる。

50歳に向かって「疲れてる?」なんてね

マイナスな言葉をかけないでいただきたい。

全然、疲れてないくせに、はあぁぁって疲れちゃうから…。

そうそうそう、ちょっと話は変わるけど、

「日本は、もうダメっすね、全然、ダメ」

みたいなマイナスなことだけはマジで言わないでほしい。

いや、めっちゃええっちゅうねん!何がアカンねん!

GDPか?世界4位がか?経済成長か?円安か?なんや…

そりゃね、井の中の蛙的な思考は良くない、頑張んないと。

せやけど、こんなええ国がアカンなんてことあるかい!だ。

テレビかなんか知らんけど、聞いたことを咀嚼もせんと

そのままアカンっつうのは、ほんまにやめてほしい。

そんなん言うてたら、ほんまにアカンようになるで!である。

総合的に見たら、どんだけ誇れる国やっちゅう話で

皆、お手本にでもしてもうたら…ってぐらいええ国やのに

アカン、アカン、アカンって…ほんまに…

あっ、失礼しました…話を戻します。

とにかく、マイナスなことを言われると

身体が弱ってきてるのか、すぐにそうなっちゃうってことだ。

実際、お酒もあんまり飲めなくなった。

ビールなんて、昔みたいにガバガバいけないし。

なんかね、会話も楽しめるっつう意味でも

今や、もっぱらワインである。

ってことで、実はこれが言いたかった。

 

お米で作った「ライスラガー」っつうクラフトビールも

ご用意させていただきますので、是非!

2024/07/10

まとめ(アイムノットチキン)。

ブレない信念を持って一歩を踏み出せたバンジー旅行。

多くの学びがあったように思う。

旅のお供にと、もしも…があるからなのか、選んだ本が

「DIE WITH ZERO」

人生が豊かになりすぎる究極のルールだそうだ。

時間とお金という限りある資源を、いつ、何に使うか?

まるで世界が永遠に続くかのような感覚で生きてたりする。

50歳にもなると、いや、ちゃうな…と考えるように。

“経験の価値”ってのは、何事にも代えがたい。

しかも、思い出を通じて何度も再体験できる。

人生ってのは、経験の合計なのでは…

一度きりの人生、そう、まさに今、何に投資するのか?

表紙裏に「人生で一番大切なのは、思い出をつくることだ」と。

せやねん、せやねん、人間バンジー塞翁が馬とか言うし、

やりたいことをせずに後悔は…んっ?待てよ、一番大切?

わかる、わかるんだけど、一番っつうと、なんか違和感が…。

ま、お金さえ払えばね、バンジーの経験は誰だってできる。

それでええやん!今の自分に投資して何がアカンの?うーん…

いや、この感覚だけだと自分本位っつうか、なんか違うような。

思い出ってのは、自分ひとりで完結できるものなのか?である。

お金を通じてだけど、陽気なやつらも花屋のお姉さんも

この思い出には欠かせなくって、Wにいたっては、そりゃあもう…

私が「いろいろしてくれて、ほんま、気ぃ使うわ」と言えば

「いらん、いらん、お願いやから、やめて!」とWは言う。

等価交換が当たり前の世界で「気を使う」という返礼さえいらんと。

なんつうの、人間誰しも、未熟で生まれ、成人になるまで、

何かしらの助けをアホみたいに受け取る、じゃないと、死ぬからね。

それは、何万年も前からの話で、そのスタイルは今でも変わらない。

これにはダーウィンもビックリだ。

「えっ、なんで?いや、俺の進化するって理論わい!」と。

他の生物に比べて遅すぎるし、なぜ、今でも?バグってる…。

答えは私みたいなもんが持ってはずもなく、たぶん…

「その方がええやん、人間は」って神さんが決めたのであろう

成人になるまでと綴ったが、いやいや

基本、ずーっと、誰かの助けがないと生きていけない。

ほんで、まあ、お金という文明が生まれたからね

その助けに対して対価を支払う等価交換が主流になり、

「気を使う」もそうだが、返礼しようとする身体になっている。

で、話を戻すが、そんな世の中なのにだ、Wは「いらん」と。

なんやろう、親が子に注ぐ無償の愛のような…

「楽しんでくれたら、それでええねん」っつう祈りみたいな…

今まで誰かからたくさんの恩恵を受け取ってきたわけだから、

返礼とかガン無視して、どうぞ!どうぞ!と言わんばかりに。

Wを含め、旅で関わった方々の姿勢に考えさせられる。

つまり「人生で一番大切なものは、思い出をつくることだ」には

続きがあって、「その前提として関わった方々へ感謝を」かな。

ってことで、関わった方々、本当にありがとうございました。

受け取ったご恩は、祈りを込めてまた誰かへ贈っていこうと思う。

旅っつうのは、「受け取る」「贈る」をめっちゃ体感できるわぁ…

息子達よ、旅にでぇ!旅に…。

2024/07/01

香港2日目。

遊びに行くつもりやない!を態度で示すために

バンジージャンプをして日帰りを考えていたのだが、

「いやいやいや、さすがに、一泊ぐらいは…」

そう言うのは、アテンドをしてくれた香港通の弟分W。

うーん、ま、そら、そうやわな…と、2日目は香港へ。

「どっか行きたいところってあります?」

目的を完遂したし、特にな…い…いや、あった!

私は、映画が好きな方で、昔、アメリカに一人旅した時…

イタリアの種馬ロッキー・バルボアがトレーニング中

みんなを引き連れて走ったあの階段を見てみたい!と

そのためだけに8時間かけてフィラデルフィアまで行って

シャドーボクシングをしてきたことを思い出した。

「香港映画といえば、インファナル・アフェアやねんけど、

ヤン刑事が、ほらっ、あの切ない敬礼したとこ!どこや?」

知らんわ!とW。

なんでやねん!警察学校長、上司?のお葬式で霊柩車が

通るねんけど、マフィアへ潜入捜査官をやってるからやな、

バレたらアカンって、人知れず薄暗い路地で敬礼…

切な過ぎて涙ちょちょぎれるあの名シーンを知らん?である。

ま、でも、似たような路地多いから、その辺の路地で写真でも…

そう言おうとしたら、隣で目を見開き、スマホ検索しはじめるW。

聖地巡礼をした人の情報を洗いまくるその様は、もう、刑事だ。

「ハッキリとはわかりませんが、この辺りですね」

地下鉄を乗り継いでまで行くという。

「いや、そこまで…もうええよ。どっかの路地で敬礼したら…」

「アカン、アカンって!なんでなんですか!」

せっかく犯人を追い詰めたのに…と言わんばかりの鬼の形相。

えっ、もう、あれやん、ほんまもんのデカやん…である。

地下鉄を降りると、お葬式用の花屋さんがずらっと並ぶ。

「なるほど!だから、この辺りで撮影したんか」

映画の背景に感心し…て…あれっ?Wがいなくなってる。

おいおいおいっ、聞き込みしてるやんけ。

「見つけました!ここです、ここ、この路地です!」

難事件を解決した刑事Wの顔は晴れやかだ。

「なんでも、こんなことを聞かれたのは、はじめてだそうで」

いや、刑事長へ報告するみたいに…いらん、いらん、そんなん。

この後、敬礼する写真を撮んねんぞ、恥ずかしいなぁ。

で、また、そのシーンでは白い花が見切れているからと

花屋のお姉さんに、ここへ花を置いてほしいと交渉しだす。

今度は、刑事改め交渉人ケヴィン・スペイシーか!である。

「じゃあ、撮りましょう!」って…いや、街中でガチの写真…

恥ずかし過ぎるけど、ここまでお膳立てしてくれた彼のために

“俺は警官だ!”と苦悩するヤン刑事役を演じ切ろうと決意。

お世話になった上司が…亡くなって…心の中で役に入り込む。

撮り直しとか恥ずいから、一発でな!と私…いや、ヤン刑事。

カシャッってできたのが、これ。

な、なんちゅう顔しとんねん…台本、読んだ?である。

3年やなく、20年ほど潜入したから、もう幹部やん!顔。

トニー・レオンが100点とするならば、3点である。

あんなにしてくれたのに、なんか、ごめん…。

ただ、おかげで香港も堪能できたわ!である。

2024/06/24

マカオ1日目。

一か月前、台風とか大丈夫なのかな?

天気が悪かったら飛べないのではと心配する声に

「引きはええ方や。晴れるっちゅうねん!」

なんとなく、ビビりながらも強がる私。

一週間前、ネットで「マカオ 天気」と検索する。

カミナリのマークが出とるやないかい!である。

やばい、行ったはええけど、飛べないパターンが

ほんまにあるかも…いや、ほんまにちょっとね、

ちょっとだけ どこかで期待する私がいる。

一昨日、マカオに着けば「曇り」なんていう

暑すぎるわけでもないベストコンディション。

ふうぅぅ、もう逃げ場なし。

エレベーターに乗る。

61階のボタンを押す。

「いや、61ってなんやねん!間で止まるとこないのに

キリのええ60とか50でええんちゃうんかい!」

ま、エレベーターへツッコむそんな余裕はない。

笑顔もなく、地蔵か!ってぐらい黙ってる私。

61階へ到着するなり、

陽気なやつらが近づいてきて取り囲む。

「ジャパニーズ?エー、コワクナイヨ、HAHAHA…」

どつき回したろか!

61階から飛び降りて怖ないやつ、どこにおんねん!である。

しかし、ここは日本男児、負けてられへん。

引きつり倒した笑顔を見せない様に

楽しみやわぁぁ顔を一生懸命作り、平静を装う。

「アナタ、サムライ!ワタシ、ニンジャ!HAHAHA…」

何がおもろいねん!

腰のものを持ってきてへんのをええことに、あほんだら…

刀あったら全員斬り倒しているところである。

しかし、ここは日本男児、ぐっと我慢。

陽気なやつらに負けんぐらい「HAHAHA…」である。

なんて言ってる間に、いろんなもんを装着しはじめる。

「ワタシ キョウ ツケル ハジメテ」とかね、

いらんバンジージョークを無視して、日本はどっち?

と聞き、日本に向かって一礼をする、サムライだから。

いよいよである。

足をつながれてるからヒョコヒョコと端っこまで。

ちょっと重たい安全グッズみたいなやつを先に落とし、

それに持ってかれそうになるのが一番の恐怖だった。

もう、ここまでくると、まな板の鯉である。

5・4・3・2・1・GO!

いや、まあ、その、こ、怖かったぁ…

ま、大きな一歩を踏み出し、覚悟は決まった

空中でブランブランしながら、やったるでぇ!と誓う。

なんかね、一回り大きくなったような気がする。

地上につくと、別の陽気なのが安全装置を取りはじめる。

「One more?」「アホか、NO!」

ほらっ、もう、すっかりNOと言える日本人である。

2024/06/18

一歩。

234。

これは何の数字かというと…

江戸時代に234の人が

京都は清水寺の舞台から飛び降りた数なんだという。

なんでも、清水の舞台から飛び降りて

生き延びたら願いが叶うと信じている人達がいたのだと。

おぉ、な、なかなかの発想やないかい…だ。

やばいね、江戸時代。

ま、そんなこともあってだろう

今でも大きな決断に迫られた時は

「清水の舞台から飛び降りたつもりで…」

こんなことを言って頑張ったりするものだ。

んっ?待てよ、つもりで…?

なんじゃそら!すんのか思たらせんのかい!

234人の大きな声が聞こえてきそうである。

「言うは易し 行うが難し」ってあるように

そう、言うだけなら誰だってできてしまう。

やっぱりね、実際に行動で示さないと…

っていうことでだ!

私、これから新しい挑戦をするにあたって

大きな決断を迫られているわけだ。

おっしゃ、実際に清水寺の舞台から飛び降りたんねん!

京都まで行って、どないかこないか計画しようにも

やってもうたら、間違いない、逮捕だ、100パー。

うーん、できないのなら、仕方ない、つもりでしか…

いやいやいや、アカンアカン、やらんと意味がない。

そう、この言葉を残した234人に敬意を示さんと。

なんだけど、大きく時代が変わった。

そもそも、今の時代、清水の舞台って…

江戸時代なら、ま、なかなかの高さであっただろうが

今や、令和の時代である。

ワールドワイドで考えたら、さて、どこや?

ございました、ええ。

そないに遠くなくて 清水の舞台に代わる

ギネス級のすばらしいところを見つけたのだ。

えーっと、ちょっと、マカオへ行ってくる。

マカオタワーからのバンジージャンプ。

高さが、233メートル…じ、次元が違う。

清水の舞台の代替えとして、まさにふさわしい。

えー、そんなこと言って、遊びにいくだけでしょ!

断じて違う、遊びなわけがない。

私の覚悟がどんなもんか?だけのマカオ行き。

飛び降りたら、すっと帰ってくる、すっとね。

このVUCA時代にどない頑張っていくのかでは

一歩を踏み出す勇気や覚悟が必要であろう。

233メートル上での一歩って…

齢50にして、大きな一歩を踏み出す。

一か八かのご報告は、18日にいたします。

2024/06/08

猫のためにも。

日常の食卓を提供させていただている。

つまり、「忘れられていく仕事」である。

なんか、あれやな、乱暴な表現やなぁ…えーっと

「一昨日の晩ごはんって何を食べた?」

「んっ、一昨日?えーっと…何やったっけ?」

なんていうね、日常すぎて忘れられるって意味だ。

空気や水のように無くてはならない尊い仕事な一方

空気なんて無料だし、水だって安くて当たり前…

なんだから、できるだけ安く購入したい!

そりゃあ、私だって!そんな気持ちではいるものの

物価や物流費などの高騰で、どないしたら…と悩む。

ほんで、ま、もうすでに今日なんてめっちゃ暑いわけで

今年の夏もめちゃくちゃ暑い予報のニュースを耳にする。

じゃあ、暑いってんだから、水分補給を…熱中症予防に…

なんだし、ペットボトル飲料をできるだけ安く…あれっ?

これって問題を解決することになるのかな…が、頭をよぎる。

“暑い”だけが問題なら、そりゃあ、飲料水は間違いない。

で、まあ、ペットボトルが鬼のように売れたとしよう。

もしかすると、昨年より〇〇倍という量とかで…。

ただ、それだと空のペットボトルがそれだけ発生することに。

果たして、その処理は大丈夫なの?って新たな問題が。

もちろん、ちゃんとリサイクルされている、8割以上とか。

うちだって回収ボックスも用意させてもらっている。

ってか、そうじゃないと、やってられへん。

では、なぜリサイクルせなアカンのかっつうと

そりゃあ、もう、あれやないかい!地球を守るため…

そうか、レジ袋が有料になったのもそれきっかけ…

あれっ?じゃあ…である。

皆知っているあのスゲー人、アインシュタインは

「もし世界を救うために残された時間が1時間しかなかったら

私はそのうち59分を問題の定義に使い、残りを解決に使うだろう」

なんてね、いかに問題定義が大切なことかを述べられたという。

ちょちょちょ…ちょっと、誤解があるといけないので断っておくが、

ペットボトルが問題だ!と言いたいわけではない。

めちゃくちゃ便利だし、えげつないほど助かっている。

無くなってしまえばいい!とか微塵も思ってないし、

もし、無くなってもうたもんなら、ビビるぐらい困る。

じゃなくて、ペットボトルを“安く”…ってのが、ちょっと、ええ。

ご存じかと思うんだけど、そもそも運搬も大変なわけ。

普通に重いし、店頭に並ぶまで結構な量の人が、どっかで

「うおりゃあ!」って歯を食いしばってんのに“安い”って。

うーん…なんやろう、社会問題と資本主義は握手でけへんもんか?

とにかくだ、世界の暑さを救うためには何が問題?に関して

企業が取り組むのはもちろん、ひとりひとりのマジの実践!だ。

んっ、急に力入れてブログを綴ってるけど、どうしたん?だが、

次世代の未来?それもあるけど、猫よ、猫、うちのかわいい猫。

いやね、はじめての夏を迎えるのだ。

あんな毛むくじゃらで、この暑さ…し、死なへんか?である。

うちのジャリ3匹以上に心配で心配で仕方がない…。

猫を救うために何が問題って…そう、私の意識と行動である。

猫よ、近寄ってもきてくれへんけど…気にすな!がんばるわ。

2024/05/27

縁に生きる。

先日、小・中学校の同級生3人で会食した。

現在、私を含め皆それぞれの会社で代表をしている。

当時、ただただくだらない話しかしてなかったのに

今ではどうだ?

ちゃんとした大人の話をするようになってるではないか。

また、今後の展望などの話を聞いたりすると

「おいおいおいっ、負けてられへんやんけ!」

なんてね、刺激までもらったり。

で、仕事の話だけで終わるのかと思いきや

「えっ、嘘やん!〇〇に告白したん?いつよ?」とかね

50歳にもなって数十年前の恋バナまで飛び出す始末。

ええおっさんが3人とも遠く見ながら

〇〇ちゃんは可愛かったな…とかね

ほんまに気持ち悪い話までちゃんとさせていただいた。

たまたまその小学校で…偶然のような出会いなのに…

数十年を経て、点だった縁が、線になる瞬間っつうの

なんやろう、なんか、ええわ~!である。

また、別のご縁なんだけど、昔からの知り合いと

いっしょに新しい挑戦をやったろやないかい…なんてね

ワクワクするような仕事の話をさせていただいたところだ。

これをね、ただの偶然な縁と考えるのは、おもしろくない。

すべての縁は必然である。

たまたま堺に生まれて

たまたま後継者になって…

ま、言われてみたらそうかもしれないが、なんかね…。

いやね、今こうして50歳を迎えられたのが

ただの偶然の積み重ねなわけがない。

今の私にとって、なくてはならないご縁ばかりだ。

それは、私自身に限らず、

先々代からの、また、先代からのご縁のおかげもあり、

返されへんぐらいの恩恵までいただいている。

一方では、あいつと出会ったばっかりに…

なんて、もしかしたら、そんな縁があったかもしれない。

しかし、それも私にとっては大きな意味があるのでは…

そう思ったりもするし、ま、要は考え方だ。

やはり、うーん、すべて必然のように感じる。

運、縁、恩…この3つは、ほんま大切にせなアカン!

そんなことを考えながら、仕事と向き合ってる私に

アルバイトが「さっき、お知り合いの人が来てましたよ」と。

「んっ、誰やろ?なんか言うとった?」

「首から胸のとこに馬券をバーッとぶらさげてて

“昔、おまえんとこの社長とよう遊んだわ~”って

ベロベロなって言うてましたけど…同級生の方ですかね?」

言いながら、もう、半笑いなのね、アルバイト君が。

いや、どこの誰やねん!と言い切りたいところではあるが、

ま、南大阪やしな、心当たりがないわけではない…。

えーっと、前言撤回。

すべて必然ではないわ…ちょっとは見極めんと…。

ややこしそうやなぁ、また次来たら、おらん言うてくれ。

2024/05/20

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