関西弁講座「わや」。

本日は、朝からお昼頃まで雨が降ったり止んだり…。

そんな中、傘をさされたり、カッパを着てこられたり、と来店されるお客様がたくさんいらっしゃる。

心から「有難く」思っている。

そして、だいたいのお客様がこうおっしゃられる。

やらしい雨やな?」もしくは「やらしいな?」

「いや」という意味である、たぶん。

年配の方が100%の確立でおっしゃられるので、最近は私も言うようになった。

「やらしい雨やな?」は、私の統計ではちょっとだけ嫌なときに使われるのだが、

よっぽど今日の雨がいやだったのでしょう。

「この雨でみなわやや!」と、ある講師がおっしゃられている。

なんか、むちゃくちゃだったのでしょう。

いろいろな解釈ができる「わや」。

関西にぴったりのええかげんな言葉で私の好きな関西弁のひとつだ。

さらに、下町の我々の地域では「わや」に「くそ」がついて

「わやくそやな?」とむちゃくちゃ度が増してなおさらおもしろい。

私のおばあにいたっては、まだそれだけでは終わらない。

「わやくそ八兵衛やな?」と言う。

なんじゃそれ?

彼女のオリジナルである。

2006-10-11

お泊り。

10月7日大安に妻の弟が結婚式を挙げた。

妹がまたひとり増え、兄弟のトップに君臨する私としては

これからも兄弟仲良くと、目を光らせていく次第である。

息子にいたっても地獄の特訓の成果を十二分に発揮し、無事花束贈呈の大役を果たした。

「おめでとう」のたった一言のコメントだったが、タイミングといい、リズムといい、

どれをとっても申し分のない「おめでとう」である。

そして、滋賀県での挙式ということもあり、息子が誕生してから初めてのお泊りとなった。

何ヶ月も前から楽しみにしていたお泊りである。

義弟持ちのおいしいお酒を時間を気にせずに飲み、

朝は琵琶湖へ息子と一緒に散歩にでかけ、待ちに待った朝食である。

旅館やホテルの朝食は、どういうわけかむちゃくちゃ旨い。

なんや?あの旨さは?

予想通りのバイキング形式で、和と洋をおりまぜながら端っこから総なめさせていただいた。

ただ、あのバイキング形式は

我々としてはいろいろ選べてうれしいのだが、廃棄がすごいのでは?と思ってしまう。

余ったものは従業員のお昼ご飯などでどうにか処理できるかもしれないが、

個人の残したものは、どうしようもない。

そこで、気をつけなければいけないのが「バイキングの魔物」である。

あれもこれもと過剰な欲望や「支払った金額以上に」的な損得勘定により、

気が大きくなって自分の食べられる範囲では考えられない盛り付けへと誘惑する。

自分に似て息子が大きくなってしそうである。

「いっぱい食べな損やろ?」と。

息子よ、いちびったらアカンぞ。

自分が食べられるだけやぞ。

2006-10-08

一丁入魂。

おいしいお鍋の季節が近づいてきた。

お鍋の中でも私は地味に「湯豆腐」が好きである。

死んだおじいが好きだった影響もあり、たらの切り身が入った湯豆腐は

私の好きなお鍋ランキングの上位にランクインされる。

味噌汁の具ランキングでも「豆腐」はダントツの1位だ。

内緒にしていたが、私は豆腐にはうるさい。

息子も感化されてか、「とうふ、とうふ」と豆腐を見るとうるさい。

あまり嫌いな人はいないと思うが…。

なぜ、豆腐の話になったのかと申し上げると、

お客様よりお褒めの声をいただくことが多い。

ありがとうございます。

「私は豆腐屋の娘で豆腐の良し悪しは解る。この豆腐はうまい!」

「京都へおいしい豆腐を買いに行こうと思ってたけど、行かんで済んだわ」などなど。

で、評判の豆腐というのが、これ。

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販売させていただいている私が言うのもなんだが、本当に旨い!

それには、理由がある。

愛知県にあるおとうふ工房いしかわ様という会社の豆腐なのだが、

社長さまの熱い想いが大豆と一緒にギュッと詰まっている。

ご自身にお子様が授かり、「子供に食べさせたい豆腐」として開発してこられたそうだ。

まさに一丁入魂。

旨くないわけがない。

かるがもクラブ会長として、是非とも食べていただきたい豆腐である。

お鍋というのは、家族団らんにはもってこいのメニューである。

楽しい会話をしながら、私のおすすめ「たらの入った湯豆腐」を…。

旨いポン酢で…。

あ?、食べたなってきた。

2006-10-04

お茶のこころ。

朝晩めっきり涼しくなり、あたたかい飲み物が欲しくなる。

で、出されたのが熱いお茶。

久しぶりである。

「やっぱり、うまいな?」とは言ったものの、そんな単純な表現だけでは

堺を故郷とする「千利休」さんに申し訳ないような気がする。

日本人として生まれ、堺で生きていく以上は「お茶のこころ」を学ぶべきではないか?

と、企画されたのが「おいしいお茶の淹れ方」体験会である。

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まずはおいしくお茶を飲もう、である。

講師に堺の老舗「つぼ市」様よりインストラクターが2名も来ていただける。

「つぼ市」様のお茶への熱い思いは是非とも聞いていただきたい。

「急須のない家庭が増えている!」

と、日本の美味しい文化の未来が心配でならないそうである。

確かに、ペットボトルの普及により急須はそれほど必要でもなく、

お茶に含まれる「カテキン」が取り上げられ、サプリ的に飲んでいるという考え方もチラホラ…。

お茶というのは、そうではない!

と、まだまだ書きたいことがあるが、まずはおいしく飲もう、である。

10月25日(水)に100円ショップの2階で開催します。

無料ですし、おいしいお茶菓子もご用意してます。

お友達をお誘いの上お申し込みください。

定員30名ですので、お早めに…。

私1名はすでに申し込みさせていただきました。

ですので、残り29名です。

冗談です。

お茶らけて、すんません。

2006-10-01

コミュニケーション。

本日の私の「愛すべきおかあさん(お客様)」を紹介いたします。

店内でよくお客様と会話をすることが多い。

「にいちゃん、なんとか言うのん、ないか?」

「にいちゃん、あんたの薦めてくれたん、おいしかったで?」

などなど、気軽にお声をかけてくださる。

私への呼び名もさまざまである。

「にいちゃん」がもっとも多いのだが、

「ぼん」や「わか社長」、「息子」に「おっちゃん」とうれしい限りだ。

ただ、さすがに「えい君」とかはやめていただきたい。

小さい頃からお世話になっているとはいえ、そこそこの年齢なので…。

ブログをはじめて、同年代の方ともお話する機会が増えた。

「愛すべきおかあさん」ではなく、「おねえさん」方である。

「ブログを読んでんで?」と、面と向かってじかにコメントをいただくことも多い。

うれしいコメントである。

メールなどでいろいろと便利になった世の中だが、

やはり、人間対人間は目を見てお話しするのが一番である。

ホームページの更新も遅れぎみ(申し訳ございません)で

これも直接面と向かってお叱りを受ける。

ごっつぁんです、である。

気合を入れてがんばりますが、まだまだ不手際が多くご迷惑をおかけしてます。

お伝えしたい情報はいろいろありますので、もしよろしければ、店内でお声をかけてください。

美味しい情報満載でお待ちいたしております。

そのときは「にいちゃん」でお願いします。

「おっちゃん」とか「えい君」はちょっと…。

2006-09-27

食べ残し。

休みの日は、息子と食卓を囲むようにしている。

楽しい食事になるはずなのだが、間食をしたせいか食べようとしない。

必死の説得でようやく食べ始めたのだが、少し食べて「もう、いらん」の顔で平気で残す。

良くない。

世界にはすさまじい数の人間が飢えで悩まされている。

そんな中、豊すぎる日本では毎日のようにえげつない食べ物の廃棄がある。

「もったいないやろ!」と言ったところで、まだ解ってくれないであろう。

私の食育の師匠が執筆された「こころを満たす食、こころを枯らす食」という本では、

「満たされている環境だからこそ、こころの飢えが進行している」

と、訴えていらっしゃる。

確かに!!

三つ子の魂、百までも、である。

関係ないが、小さい頃「人の話は目で聞け!」と剣道の先生にこっぴどくしかられていたので

いまだに結婚式のあのスピーチ中のザワザワ感が堪えられない。

このように小さい頃の価値観はなかなか変えられないので、

今のうちにメンタルな部分をいっしょに勉強する必要がある。

食に関しては、皆で楽しい食卓を囲むことでほとんど解消できるはずである。

「出されたものは、きれいに食べな気がすまへんねん」

という価値観が芽生えるとうれしいのだが…。

そのためには、私も嫌いなシソをおいしそうな顔をして食べなければならない。

鼻をつまんででも…。

皆さんも楽しい食卓を。

2006-09-24

日曜日。

「暑さ寒さも彼岸まで」と言うように朝晩はめっきり涼しくなった。

その気温の変化に対応しきれず、私・妻・息子ときっちり全員が風邪っぽい。

熱とかは無いが、セキが止まらず、のどが痛い。

息子の鼻からは常に鼻水がでていて顔の一部になっており、

夜も寝苦しいのか、ちょいちょい起きては半べそでなんかしゃべっている。

それでも日中は公園にでかけるようなのだが、

思いっきりこけたらしく、目のあたりに傷が…。

手を使わんか!手を!である。

そして、ご飯を食べさせようと連れて帰ったら

今度は「あれいや、これいや」大合唱が始まるらしい。

と、妻から息子にブンブン振り回される話を聞く。

話を聞かなくてもその日の大変さは

妻の顔の表情からだいたい察しがつく。

「あっ、今日はあんまりいらん事を言ったらアカン日や」と…。

新聞などに「育児に参加しない夫が多い」などと

ドーンといい具合に掲載されてる記事を目にする。

もちろん見返りの無い愛情を注ぐのは親の義務ですから

参加しているつもりでも奥さんに伝わっていないんでしょう。

今度の日曜日は、お父さんが見ときますから

どっか遊びにでも行ってください。

かるがもお父さん達!

頑張りましょう。

代弁させていただきました。

2006-09-21

関西弁講座「にぬき」。

「にいちゃん、にぬきってどこにあるんや?」

久しぶりである。

ご存知の方も多いと思われるが、「ゆでたまご」だ。

まず我々の年代は利用しない言葉だ。

漢字で書けば「煮抜き」であろうか?

意味がわからない。

しかし、標準語であるかのように利用する方が多いことに驚かされる。

特に年配の方は、間違いなく100%だ。

つまり関西には2種類の人間で成り立っていることになる。

ゆでたまごを「にぬき」と言う人と言わない人である。

そして、それがそのまま関西弁を伝える側と教えていただく側に分けられる。

ただ心配なのが、高齢化で「関西弁にぬきライン」がどんどん上昇し、

いつしか無くなってしまうことである。

やばい。

意識して利用し、「にぬきライン」の平均年齢を下げることに努めていきたい。

また、もうひとつ「にぬき」で発見があった。

「にぬき」とおっしゃられる方は、だいたいお孫さんがいらっしゃるのだが、

娘さんや息子さんの制止を振り切ってお孫さんの口へ何でも放りこもうと企てている。

「にいちゃん、1歳になる孫にお菓子やりたいんやけど何がええんや?」

「ベビーボーロとかちゃいますか?」

「味ないやろ!愛想ないわ。チョコレートとかのがうまいで?」

「あきませんって!まだ早いですよ」

「娘と一緒のこと言うな?。ええやないか」

う?ん。

講師、お願いいたします。

娘さんのおっしゃられる事を守っていただきたいです。

お孫さんのためなので…。

2006-09-18

カレンダー。

息子の日本語のレベルが著しく進歩した。

例えるなら、ヒヤリングはまあまあ上達してきたが、

話をするのはまだ片言の日本語しかしゃべれない

一週間前に留学をしてきた国籍フランスのマイク(仮名)16歳程度である。

少し前までは、なんでも「は?い」と答えてきた彼だが、

最近は「いや」と拒否する恐れていた言葉を習得した。

「ねんね、いや」「風呂、いや」「帽子、いや」などなど。

ところ構わず「いや」を撒き散らす。

まさに、いやいや教の教祖様である。

究極は「パパいや!」までぬかしてけつかる始末。

なにがやねん!である。

NOと言えない日本人ではなさそうだし、

100歩譲って彼の成長を喜ぶほかない。

ただ、「人参いや」などと嫌いなものを言葉に表すのはどうかと…。

母親が思いを込めてつくった料理にしっかりとした意思表示で拒否する訳だから

彼女の落胆振りには同情する。

しかし、それでも戦いを挑むのであろう。

そこで、苦戦を強いられているお母さん方に

会長よりささやかなカレンダーを用意させていただいた。

「野菜だいすきカレンダー」である。

その日食べた野菜をチェックすることで苦手な野菜をどうにか克服し、

最近バランスよく食べていない野菜があると「気づき」を教えてくれる

優れもののカレンダーだ。

店頭においています。※ホームページにもアップします

頑張れ!かるがもおかあさん達。

2006-09-14

さんま命。

どうしようもないぐらい秋刀魚が旨い。

どちらかと言えば肉派の私だが、秋は牛肉より絶対さんまだ。

さんま最強である。

脇をかためる「大根おろし」は、さんまの味を引き立てるだけでなく、

”焦げ”にある発ガン性物質を抑えるひとり二役の大活躍。

お造りに関しては、北海道で地元の人に教えてもらった

「一味とうがらしと醤油」でいただくと、ピリッと旨い。

夕食が、お造り、塩焼き、お造り、塩焼きと交互に毎日でも

飯3杯は軽くいける。

こんなに訴えかけたところで

「バランスが悪い。猫やあるまいし・・・」

と却下されるであろうが、実際にされても困る。

比喩である。比喩。

それだけ旨い!ということだ。

しかし、息子にはまだその「秋刀魚の良さ」が全然伝わっていない。

日本の四季というものを学ぶ際、秋=「秋刀魚」なしでは学べない。

数字の覚え方にしてもしかりだ。

「いち、に?、さんまのしっぽ、ごりらの…」などなど。

人生において秋刀魚がどれだけ大切なものか…。

あ?、秋刀魚のおいしいシーズンが終わってしまう。

「今が旬」は知らない間に行ってしまう。

思う存分食べておかないと、おいしい秋刀魚は来年までおあずけになってしまう。

お母さん、息子のためにも秋刀魚を焼いてください。

お願いします。

2006-09-10                                         

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  1. ヤッホー!もとちゃん…こんなのでも良いですか? より

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