家には義父さんから頂いた「鎧兜」がにらみをきかせている。
息子を守る為とはいえ少し態度が大きいような気がしないでもないが、
そういう演出であるから目をつむるしかない。
そして、街中のところどころでは「こいのぼり」の鯉野郎が
へへ?ん、虎に3連勝!と言わんばかりに意気揚々と泳いでいる。
「チキショー!」に関係なく、明日は「♪5月?5日?の背比べ?」だ。
背比べ?はて?息子は今何cmや?こんな疑問がふとよぎる。
どんどんでかくなってるのをリアルタイムで明確に把握したい衝動に…。
そこで、日之出屋にて
「食材買っとく!ついでに納得!身長計」をご用意させていただいた。
「子供は常に大きくなりたがっている」と話を聞いたことがある。
確かに私もそうだった。
靴は大きめを履き、牛乳を山ほど飲み、
「寝る前におしりを振りながら背伸びすんねん。一発で背伸びる」
と、わけのわからん教えを頑なに守っていた。
おかげで今では180cmとプチガリバーである。
お買物ついでにお子さんの身長を測ってくださいね。
息子よ、「おしり振りながら…」はともかく
好き嫌いをせず、残さず食べたら心配せんでも大きなる。
残さず食べたらやぞ。
ほんで、「ちまき」や「かしわ餅」も全部食べてからやないとアカンぞ。
2007-05-04
今年のゴールデンウィークはハンパやない。
最長9日という素晴らしい企業もあるそうだ。
「ウィークとちゃうやないか!」である。
とにかく、旅行など楽しいものにしていただいきたい。
旅行と言えば、愛すべきおかあさんとお話させていただいたら
「日帰りバスツアーもなかなかええもんやで!」と。
先日、信州まで桜を見るツアーに参加されたそうだ。
信州まで日帰りって大変やな?、である。
「ええ桜があるいうて片道5時間ほどバス乗っていったら、
桜咲いてへんねん。わやや!わはは…」と。
笑い事ではないような気が…、である。
「まあ、安いしな?。桜とか別にええねん。楽しかったで?」
確かに!旅行は場所がそれほど重要ではない、と思う。
「誰と」と「行ったという事実」がポイントだ。
浜寺公園で仲の良い友人達、もしくは家族でバーベキューでも
誰がなんと言おうと立派な旅行である。
そのときは、当店のBBQアドバイザーにご相談ください。
ご予算に応じておいしいお肉をご用意させていただきます。
かるがもクラブメンバーの皆さん。
「うわっ、えらいこっちゃ!なんにもしてへんわ」
だけは避けてくださいね。
楽しかった土産話をお待ちしています。
2007-05-01
先日、とれとれ市のためトラックに乗り、湾岸線で泉佐野漁港へ。
天気はええ、海見える、車は少ない、とどめはラジオで
堺東・銀座通り出身のコブクロが「♪行くしかないだろ?!」と大熱唱。
この最高のシチュエーションでスピードを抑えるのは相当根性がいる。
「♪行くしかないだろ?!」言うてんのに…、だ。
しかし、その辺はお巡りさんもちゃんとわかっている。
たまに「なんや?今日はちょっと混んでるな?」
と思ったら、しっかり先頭にはパトカーが…。
それぞれの車から「誰か抜いたれ!」と聞こえてくるようだ。
事故が起きる前に…、である。お巡りさん、安全運転を心がけます。
さて、泉佐野漁港に到着し、魚の買い付けに。
ついさっきまで海で泳いでいたのだから、ピチピチと元気がいい。
そのまま発泡スチロールに海水・ポンプを入れ、
元気なままの状態でお客様の食卓へお届けさせていただいている。
そこで、気をつけなければいけないのが、「甲いか」である。
墨を吐かしたもんなら、どないもこないもならない。
ハンパな黒さではない。黒色より黒い。
一個の墨袋から、にじむほどの「初日の出」を500枚は書ける。
その墨の帝王が、油断している私へ「このまま死ねるか!エイッ」と。
小学校の書道の時間以来である、ポロシャツに墨が…。
カレーうどんと「甲いか」には、細心の注意が必要である。
妻よ。悪いけど、漂白しようが何しようが無理やで。
あいつが悪いねんで。
2007-04-26
ますます暖かくなってきて、外に出ると気持ちがいい。
「う?ん」と背伸びをしていると、後ろの方から
「こらっ!なにづぼらしてんや!働かんかいな。わはは」と講師の声。
づぼらとは「怠ける」のような意味だが、
濁点が多いせいか、なぜか心底怠けているように聞こえる。
背伸びのひとつぐらいはどうか許していただきたい。
「いや、ちょっと気持ちええな?と思いまして…」
「しっかり店でおいしいのん売らなあかんで。
こんなとこで油売ってんと。わはは」と、またうまいことを…。
落語家である。
そして、「あっ、そや、にいちゃん。アレ置いて?な!」
と、アレを思い出された。
「あの?、テレビで流れてるやろ。身体にええって言うてたで。
あの?、ほれ、有名な人や。誰やったかいな?」
”アレ”の質問が、”誰”になってしまった。
「え?と、なんかのコマーシャルですか?」
ヒントをいただきたい。迷宮入りを阻止しなければ、である。
「なんで知らんのや。もうええわ。また思い出したら言うわ」
と、急がれているのかせっかちなのか自転車で颯爽と走りだされた。
むちゃくちゃである。
講師。思い出されましたら、またお声をお掛けください。
是非とも品揃えさせていただきます。
お買上、ありがとうございました。
2007-04-23
ここ3週間ほど「とれとれ市」を開催できずにいた。
海の神様のいたずらなのか、火曜日・金曜日にきっちり海が時化る。
本日は天候にも恵まれ、久しぶりに泉佐野漁港へ。
愛すべきおかあさん方も「待ってました!」とばかり
4時ごろから「まだか?、まだ帰ってけえへんのか?」とブーイング。
お目当ては、「今が旬!泉州名物しゃこ」だ。
春は子持ちが多く、身が甘い。
見た目は「虫」そのものなのだが…、旨い!である。
難点は、「湯がくのがじゃまくさいねん!」である。確かに…。
最近、よく取り上げられている「魚ばなれ」の原因に
「下処理がめんどう」、「魚料理がめんどう」、「食べるのがめんどう」など。
そういう需要に応えようと「骨のない魚」を開発する動きまで…。
骨のない魚など、ウズラ卵の入っていない中華丼である。
物足りん!だ。
海に囲まれた日本。
魚食わんと何を食べる!である。
「とれとれ市」は鮮度もハンパやないですし、
価格も市場に流れる前の段階なので絶対的に安い。
またお子さんには「楽な道とじゃまくさい道ならじゃまくさい道を選べ!」
と、人生の教訓なども魚を通じて教えることができる。
その上旨い!のだから、魚はえらい!だ。
かるがもおかあさん。炊いたり焼いたりじゃまくさいですが、
我々堺人が「魚ばなれ」に一石を投じようじゃありませんか!
是非とも「とれとれ市」を。
おいしい魚達と一緒にお待ちしています。
2007-04-13
最近、各企業様のフレッシュマン達が店に訪れる。
研修期間であったり、初めての営業であったりとカチンコチンである。
いや?すがすがしい。
「○○と申します。よろしくお願いします!」が
どういうわけか「初心忘るべからずやで!」に聞こえる。
「怒られやすいヤツにならなアカンぞ!」と先輩に指導され、
「よっしゃ!がんばろ?」と当時の意気込みなどが懐かしい。
ありがとうございます、である。
また彼らによって「働くとは…」を考えさせられる。
「お金のため」だけでは、ちょいと寂しい。
もちろん物欲が悪いというわけではない。大切なことだと思う。
ただ、それだけでは…、である。
ペットなどが芸をするのも
ただ食べ物がほしいからだけでは無いと聞く。
飼い主の喜ぶ顔が見たいから…と、抱きしめたくなるような理由だ。
私も「愛すべきおかあさん」に喜んでいただけますよう
フレッシュマンの気分で頑張らせていただきます。
そして、4月に忘れてはならないのが、「つばめ物語」。
確認はできないが、昨年巣立っていった
あの「つばめ(仮名 ピ太郎)」(たぶん)が帰ってきた。
見た限り、まだ伴侶がいない様子。
「つばめも晩婚がトレンドや。やいやい言うな!」
と、私の心配をよそに優雅に飛んでいる。
ピ太郎よ、「つばめ物語2」まもなくスタート!でええな。
ほんで、芸のひとつでもしてくれへんか?。
2007-04-18
「にいちゃん、この前ありがとうな?」と愛すべきおかあさん。
「えっ、なんのことや?」と頭をフル回転。
思い出した。
ちょっと前にダンボール箱を持って帰られたお礼だ。
些細なことにまでお礼を言ってくださる方が本当に多い。
心から愛すべきおかあさんであり、心から商売人冥利につきる。
しかし、この「ありがとう」はすごい効果を発揮する。
最近は家でもなにかあるたびに「ありがとう」を言うようにしている。
※当たり前のようだが、なかなかできていない…。特に妻に対して…。
「ありがとう」の波動がいいのであろう。
言われると非常にええ気分だ。
以前、言葉によって水の結晶が変わってくる写真を見たことがある。
「ありがとう」と呼びかけた水にはきれいな結晶で
「ばかやろう」などの汚い言葉を呼びかけた水にはドロドロの結晶。
人間の体はほとんど水なので
常に「ありがとう」のようなプラス的な言葉を使う習慣を身につけたい。
ただ、悪気が無くてもマイナスに聞こえる場合があるので難しい。
先日、飲酒検問でおまわりさんが「大丈夫ですか?」と…。
なにがやねん!である。
どういうことやねん!である。
「大丈夫ですよ!」である。悪気はないと思うのだが…。
息子よ、日本語は難しいけど、「ありがとう」ぐらいはしっかり言えよ。
ほんで、「どういたまして」やなく、「どういたしまして」や。
2007-04-16
ちょいちょい店に来る子供達の成長ぶりに驚かされる。
「私、もう5年生やで」
「1年ちゃうわ!2年や」
「あと2回寝たら、幼稚園やねん」(?)
など、自分の成長ぶりを自慢げに話してくる。
父親でもなんでもないが、なんかうれしいものだ。
そして、ひとりぼっち感がハンパやないのが、
大きくなるにつれて「おっ、まいど?」とあいさつしても
恥ずかしいのかペコッと会釈ぐらいしかないとき。
女の子なんかは、恥ずかしすぎて目をふせてしまったりも…。
まあ、中学生ぐらいにもなれば、近所のおっさんからあいさつされれば、
なんとなく恥ずかしいものであろう。
ちょっと前までは「おっちゃん!」とかちょっかい出してきてたのに…。
これまた父親でもなんでもないが、寂しいものだ。
やはり、言葉を覚えるか覚えないかぐらいのときやな?、と思う。
「あのな?、あのな?、△@×☆…」と、何を言うてんねん!のときだ。
うちの息子も今がかわいらしさ絶好調のときであろう。
なんといっても「おとうしゃん」の「しゃん」の部分がたまらん。
なんで”さん”が言われへんねん、である。
そんな彼もどんどんでかくなって
「もう、うるさいねん!」とかえらそうにぬかしてけつかるのであろう。
息子よ、まだもうちょっと「おとうしゃん」でいってくれ。
「おとん」だけはまだ言うたらアカンぞ。
俺が40歳ぐらいになったら、相談してくれ。
「おとんって言ってもええか?」って。
2007-04-12
久しぶりに外食をすることに。
「何がええ?」の問いに「お好み焼きが食べたい」と関西人の妻。
私もそうだが、粉もん命である。
堺だけでも山ほどあるお好み屋さんの中から
「なんやかんやいうても結局ここやな?」の中百舌鳥にあるお店へ。
特別にむちゃくちゃうまい!というわけではないが、
なんか食べたくなるのは、やっぱりうまい!のであろう。
「いらっしゃい」と言いながら、阪神VS巨人のテレビ中継に釘付けの大将。
そんな大将のフォローにひとり忙しいおかあさん。
「僕、いくつ?」など息子に質問攻めのお客さんであろう大阪のおばちゃん。
いつのかわからないビールのポスターに、昔ながらのメニュー。
全部ひっくるめて、落ち着く。
あと椅子に猫でも座ってたもんなら、100点満点の店だ。
そんな大阪の雰囲気を感じ取ったのか、店を出るその時。
「おいしかった!おばちゃん、ごちそうさま!」と息子。
「おばちゃん」って…、そやけども…。
行きつけの味っちゅうもんは、
おふくろの味みたいなもんで「世界一」になる。
おかあさん、その味守ったってください。
たぶん息子には今現在「世界一うまいお好み屋さん」なんで。
息子よ、あっこのおかあさんはな?、
日之出屋の愛すべきおかあさんのお姉さんやぞ。
「おばちゃん、ごちそうさま」もええけど、
「おかあちゃん、いつもお世話になってます」ぐらい言えよ。
2007-04-09
仕事を終えて家に帰ると、たまに息子が起きていることがある。
「いつまで起きてんねん!絵本読んだるから、はよ寝ぇ!」と寝室へ。
見たことのない絵本が山ほどある。
大仙公園の中央図書館で借りてくるらしい。
「目標!年間200冊」と妻が燃えている。博士にでもする気であろう?
どれどれ…。
「かまきりのかま君」「だんごむしのころちゃん」と気持ちの悪い系から
「おすもうマン」「パパイヤのパパ、パンを焼く」と訳のわからん系などさまざま。
「なんちゅうセレクトや!」の中にとびっきりの絵本が…。
「チビ電」である。
ひろし君が引っ越す前にひろし君想いの友達が
良い思い出にとダンボールで小さい電車をつくって
町中を走り回り、最後はお父さんが記念撮影を…。
最後の絵は、ひろし君からのお礼の手紙で締める感動巨編であった。
「ええ話やな?」と感動している私を完全に無視して
彼といえば、毎ページに登場する「猫」がどこにいるのかを必死で探している。
見つけると「ほら、猫!猫!」と…。
猫はどうでもええ!である。
まあ、猫でもなんでもええから本好きになってくれればと祈るばかりだ。
さて、中央図書館のある大仙公園では、桜がいよいよええ感じになってきている。
見に行っとかないと、当然来年まで桜は咲いてくれない。
食材にしても、ほん今が鍋にピッタリサイズ「たけのこ」もしかりだ。
食べておかないと、これまた「今年、食べてへんやんけ?」になる。
もちろん子供との大切な時間も取り戻せない。
大仙公園→中央図書館→日之出屋の「春満喫スペシャルプラン」をお子さんと。
福岡産・合馬のええ「たけのこ」がおまっせ!
2007-04-05