以前、鹿児島県の大学生(女性)から一通の手紙が届いた。
卒業論文を作成するにあたり、アンケートに答えて欲しいとのこと。
スーパーマーケットの食育への取り組みと農業の活性化の関係性
を調査し、これからの農業・農村の発展につながれば…のような内容。
で、その調査結果が先日届いた。
いや、わざわざ届けてくれた。
エライ!である。
内容もさることながら、心意気がすばらしい。
文面の最後に「貴社のますますのご発展を…」など
泣かせてくれることが書かれていた。
「く?!」である。
「よっしゃ!がんばろう!」である。
私が学生のときと言えば…、机の前に座ることすら皆無。
まして「食育」なんて…、とにかく肉!の生活。
すかたん君の代名詞であった。
そんなんもいれば、調査報告を届けてくれる素晴らしい学生さんもいる。
まあ、それでバランスがとれているのだが…。
とにかく、彼女は日本の農業の未来を担っているといっても過言ではない。
梢ちゃん、がんばってね!
大阪・堺より応援いたしております。
そして、我々かるがもクラブメンバーも、
負けんように「食育」についてもっと勉強させていただきます。
2007-08-01
先日、毎年恒例の夜店大会を無事終了できた。
雨が心配されていたが、だてに店の名前が「日之出屋」ではない。
お天道様が出る屋である。
晴れをきっちり引き込んだ。
かるがもクラブのちびっ子のために開く夜店大会なので
買物についてこない普段は見かけない子もたくさん集まる。
「うわっ、大きなったな?」と久しぶりの顔に驚かされる。
記念に…と写真を撮るのだが、
今年はプロのカメラマンが助っ人に。
私の息子の友人のおとうさんが快く引き受けてくれた。
「はい、チーズ!」バージョンでしか撮れない私と違って
カメラ目線でない動きのある写真を激写・激写・激写…。
出来上がりの写真が楽しみである。
お子さんが写っている写真はプレゼントいたしますので、
どうぞお気軽に声をかけてください。
しかし、汗だくで協力してくれた「おとうさん」には頭が下がる。
自分のかわいい息子は後回しで、
よその子のために一生懸命シャッターを押す。
それでこそ、おとうさん!である。
自分さえ…、自分の家族さえ…、自分の会社さえ…、
のようなちっちゃいことなど、お天道様は全く望んでないのである。
やはり「たくさんの人のために…」である。
息子の友人のおとうさん、勉強させていただきました。
来年もよろしくお願い申し上げます。
2007-07-25
昨日、あるご縁から広島県・三次で開かれた
勉強会に参加させていただいた。
様々な新しいご縁を頂戴し、「やっぱり人やな?」
と素晴らしい時間を過ごすことができたのだが…。
当分、電車には乗りたくない。
広島駅よりコトコト…と1時間半の電車ゆらり旅。
私はどちらかというとせっかちなので
あのゆっくりマイペースの電車がどうも苦手だ。
「なんでやねん?しんどいんか?」というぐらい
停まっては「発車します」、また停まっては「発車します」…。
シュッと行け!シュッと!である。
そんな私をよそに乗車されてる方は
「なにをそんなに急ぐことがあるねん」とドンッとかまえている。
感覚が全然ちがうのであろう。
時間も距離もびっくりするぐらい違う。
「駅前」とかも「どこが駅前やねん!」ちゅうぐらい遠いところにある。
お金に関してもそうだ。
香川県出身の友人の比較対象がすべて「うどん」。
なにかあれば、「高いわ!うどん何杯食えんねん!」である。
感覚というのは、なかなか変えられない。
大阪人に多いせっかち感覚。
迷惑にならないように気をつけたい。
息子よ、おまえも片鱗みせてるぞ。
信号で停まるたびに「信号いや!」とかいうたらアカン。
ルールや、交通ルール。
2007-07-20
「お鯛さんって焼いてくれんの?」と愛すべきおかあさん。
どうもお孫さんが誕生されたそうだ。
お惣菜”武士天”にて気持ちを込めて焼かせていただくが、
関西の方は鯛をえらい目上の方のように言う。
鯛も「そこまで言っていただけて…」と気分がいいはず。
他には、お粥を「おかいさん」。
いなり寿司も「おいなりさん」。
どういう基準で誰が選んだのか不思議でしょうがない。
そして、関西人は「えらい丁寧やな?」の反面、
「ええかげんやな?。ごちゃまぜにしたらあかんで!」だ。
「神さん」や「仏さん」など、ちょっとなれなれしいところもある。
「様」って言わんかい!と怒られそうだ。
さんづけ好きは、人情味あふれる所以であるからして
どうか目をつむっていただきたい。
しかし、かわいそうなのは、飴である。
唯一「ちゃん」づけだ。
「なんや?子供が食べるお菓子やからか!」
と腹を立ててるのでは…。
飴ちゃんよ、別になめてるわけやないからな。
僕は、口に放り込んだらすぐ噛む派やし。
2007-07-17
本日の「私の愛すべきおかあさん(お客様)」を紹介いたします。
おかあさん方からの呼び名が様々なのは、
以前紹介させていただいた。
「若」「ぼん」「息子」「にいちゃん」…などなど。
親しくさせていただいて本当にありがたく思っている。
ただ、本日、店内での呼び名には耳を疑った。
「マスター」である。
”絶対、私のことではない”と思い、仕事に取り掛かろうとするが、
「マスター!マスター!」と、その声はどんどん大きくなる。
「まさか…」である。
振り向けば、愛すべきおかあさんの笑顔。
ビンゴ!だ。
喫茶店でもなく、BARでもない。スーパーマーケットである。
もちろん髭も生やしていないので、
これから先まず言われることはないであろう。
まあ、でも悪い気はしない。
「いかがなさいましたでしょうか?」
とマスターっぽくお話をうかがうことに。
「クレイジーメロンって今おいしいか?」と。
もう少しで思わず抱きしめてしまうところだった。
「クインシーメロンね。おいしいですよ」
そんな愛すべきあかあさん方のためにも
厳選した産地よりおいしい果物を取り揃えてます。
果物を採取するのは、食事バランスガイドでも提案されている。
そして、メロンに限らず、西瓜や桃など今は果物がおいしい季節だ。
おかあさん、食後においしいメロンをいただいてくださいね。
お買上ありがとうございます。
2007-07-12
ここ最近、ニュースで”食の安全性”についてのものが多い。
ニュースでよく取り上げられるということは、
それだけたくさんの方々が詳しく知りたいから、関心があるから、だ。
あれだけ偽装やなんやと報道されれば、いやでも気になるが…。
企業の考え方などでどないでもできてしまうところが非常に怖い。
我々販売する側としても卸から「○○ですよ」と言われれば、
お客様に「○○です」と販売するほかない。
極端に違うもんは「おかしいんちゃうか?」と事前に調べられるが、
わからんもんはわからないのである。
こうなれば、お取引先の理念であったり、社風であったり、
いきつくところは人間性が重要となる。
「あんたが言うんやったら間違いないやろ!」というやつだ。
となると、「食育」も結局は品性向上に努めるということにつながる。
自己啓発には、人の話を聞くや本を読むなどがある。
先日、コメントにて息子さんにどうですかと、一冊の本を紹介された。
自己啓発に熱心な会長であるからして
早速購入させていただいた。(まだ半分ぐらいしか読んでませんが…)
小学生のお子さんがいらっしゃる方、
夏休みの宿題の王様「読書感想文」にどうぞ。
大人が読んでも元気がでるみたいですよ。
息子よ、おまえも人の話を素直に聞いて、本をたくさん読めよ。
ほんで、天網恢恢疎にしてもらさず!や。
昔から悪は滅びるって決まってんねん。
仮面ライダーとかもそやろ。
悪さすなよ。
2007-07-09
周知のとおり、私は超がつく甘党である。
近所の子に「いつもアイス食べてるおっちゃんや!」と言われるほど。
なので、甘いもんにはうるさい。
ただ単純に甘けりゃええ!ではないのだ、喜んで食べるけど…。
さて、なぜ甘党の話なのかであるが、
とびっきりのスウィーツが日之出屋にひょっこりやってきたのだ。
スウィーツの聖地・北海道は「ベイクド・アルル」様の商品。
その名も、「クリームブリュレ」。
「ブリュレってなんやねん。だいたい言いにくい!
生ゴミ・生米・生ブリュレやな?」となめてかかっていったが、
「こいつ、やるやないか!」と、うならせよった。
どこぞの芸能人さんもテレビで「おいしい!」と言っていたらしい。

「あれ?玉子焼き?」と一瞬思わせるし、
「どうやって食べたらええねん」と悩ましたりと
私のような下町の人間にはちょいと上品すぎるもんではあるが、
日之出屋に来店される愛すべきセレブのおかあさん方には
喜んでいただけるのでは…、と紹介させていただいた。
来週あたりより販売させていただきます。
息子よ、七夕やし、お願いしとけよ。
「玉子焼きがスウィーツに化けますように!」って。
叶えたるさかい。
2007-07-06
ジメジメと暑さのコラボレーションでうっとおしい日々。
そんな中、日之出屋にて気合の入る販売員さん。
店頭にて練り天ぷらを揚げまくるおっちゃんである。
毎週月曜日に揚げ続けて20数年になるとおっしゃられる。
お歳も70歳を越えるが、なんとも元気だ。
お客様からも「おっちゃん!」「元気にしてるか?」
などと声をかけられ、ちょっとした名物になりつつある。
「おっちゃん」以外の呼び名が浮かばないほどの
正真正銘の「おっちゃん」である。
閉店後、天ぷらを揚げる備品をひとりで車へ片付けている。
「おっちゃん、手首大丈夫なん?手伝おか?」
腱鞘炎の疑いがあると聞いてたので、心配して声をかけるが、
「通風でしてん。薬飲んだら一発で直りましたわ」と。
「わはは…。無理したらガタきまっせ。気つけてくださいよ」である。
「へぇ、おおきに!」と、まだまだやる気満々だ。
”継続は力なり”を実践されている。
何事も続けるというのは、非常に難しい。
日之出屋も地域のお客様に愛されながら、
続けていけるよう…おっちゃんに負けないよう…
頑張らなければならない。
「おっちゃん、ほな、あと20年ほど頼んまっさ!」
「へぇ、おおきに!」と。
おっちゃん、冗談でっせ。
いや、続けんちゃうか?
2007-07-02
来店される講師の方々から息子の成長ぶりの報告を受ける。
買物途中にたまたま出くわしたりするらしい。
「ぼん、大きなったな?」
「えらそうに自転車こいでたで?」
「いっちょまえに”こんにちわ”やて。なかなか商売人や」など。
あいさつしただけで「なかなかの商売人」にしていだいたり、
なんとなくうれしく思う。
ただ、褒めていただいたあとに、だいたいおっしゃられるのが、
「ちょかやな?」や「たいがいがさやで」。
チョカチョカしてるから「ちょか」。
ガサガサしてるから「がさ」。
「やんちゃ」で収まりきれず、このような表現になってしまうのであろう。
とにかく、落ち着きがないのであろう。
しかし、関西人らしいええ表現である。
そのまんまだ。
関西弁というのは、英語に似たところがある。
「文句言う人」を「文句いい」や「喧嘩する人」を「喧嘩しい」。
「サポートする人」を「サポーター」というのにそっくりだ。
「い」と「er」はいっしょである。
また日本語に訳せないというのも、方言のおもしろさであろう。
子供によく言う「ほたえる」や「せちがう」など、説明できない。
「ほたえる」は、「ほたえる」である。
あまり使われなくなった関西弁。
講師の方々、しっかり受け継がせていただきます。
2007-06-28
前回の続きになるが、”好き嫌い問題”を踏まえてのバランス。
非常に難しい。
大人に関しては「子供の前やから…」と気合で解決できるが、
子供の場合はついつい甘やかしてしまいがちだ。
「全部食べたら、ええもんやるから」のごほうび作戦もどうかと…。
「100点とったらおもちゃ」のような勉強と同じで目的が違ってくる。
食事(勉強)とは?を教えなければならない。
ただ、嫌いなもんは嫌い!である。
今でこそ唯一「シソ」だけだが、
子供の頃はハンパやない「好き嫌い」王子であった。
基本は「もったいない!」をジワ?ッと伝えながら
好き嫌いがなくなってくることを根気よく待つしかないように思う。
ゆえに解決策としては、
「好き嫌い」は完全無視で「食べなさい」の一点張り、
もしくは「あれ?意外と旨いやん!」と言わせるほどに腕をあげる、
のどちらかになるのでは…。
となると、腕をあげればいいのだ。
「こうやったらパクパク食べるで」など、かるがもおかあさん方の間で
いろいろと情報交換をし、レパートリーを増やすのもひとつ。
外食しておいしい料理を学ぶのもひとつ。
一番よい方法は、素材にこだわればよいのである。
素材がよければ、だいたいのもんが旨くなる。
「旬」もそうだ。旬のもんはやっぱり旨い。
で、そのよい素材・旬を品揃えしているのが「日之出屋」である。
日之出屋でお買物をしていただいて多くの品目を食べる習慣を
つけていただければ、なんら問題はない。
もう一品をつくるのが面倒であれば、お惣菜「武士天」を
ご利用いただければ、なんら問題はない。
2話にわってのブログの結末が「結局、宣伝かい!」
とお思いになられたら、お詫び申し上げます。
申し訳ございません。
おいしく食べていただこうと願っているがゆえ…、でございます。
お子様の成長を願っている会長であるがゆえ…、でございます。
楽しい食卓を祈念しております。
運動も忘れずに…。
2007-06-26