事情。

いよいよ息子達が帰ってきよった。

「はよ帰ってこないかな?」と思っていたのに

いざ帰ってきたら…、である。

帰ってきたウルトラマンとウルトラマンのたまご。

「シェアッ!」と「オギャ?!」の合唱コンクール。

たまに最高の瞬間を演出してくれる2人だが、

ほとんどが苦悩であろうと腹をくくらなければならない。

まあ、無事に帰ってきたのでひとつ乾杯でも…と考えたら、

抜群のタイミングで15日に「ボジョレーヌーボー」が解禁する。

「よっしゃ。ワインで飲んでこましたろ!」だ。

そのボジョレーだが、ある愛すべきおとうさんが

「にいちゃん。去年のやつがまだ家にあるんやけど、いけるか?」と。

買った日に歯が痛くなって、そのまま…だそうだ。

一瞬「なんでやねん!」と思ったが、人には事情っちゅうもんがある。

歯医者というのは、どういうわけかいっぺんに治療せず

なんか”小出し、小出し”でなかなか進まない。

「もう?、一発で始末してくれ?!」と思うのだが、

これにも痛くならないようになどの事情があるのだろう。

なので、何ヶ月もの闘病生活で

すっかりワインのことなど忘れてしまったに違いない。

息子達よ、たまには「ウルトラマンごっこ」は堪忍したってくれよ。

仕事で疲れてるとか、事情っちゅうもんがあるからな。

でも、そんなの関係ねえ!やろけど…。

2007-11-13

鳥人間。

「こんにちわ?。府大のもんですけど…」

「お?、まいど!鳥人間やな?。ちょっと待っててな」

文化祭のシーズンである。

彼らは、滋賀県琵琶湖で行われる「鳥人間コンテスト」で

いつも上位にランクインされる大阪府立大学の飛行部隊。

なんやいうても飛行機をつくるので、もちろん費用がかかる。

ちょっとでもその費用を埋めようと、文化祭で出店するらしい。

ちなみに昨年は、あとちょっとのところで準優勝。

パイロットに「もうちょっと、がんばらんかい!」と言ったところ

「すんません。脱水症状やらなんやらで気絶して…。救急車で…」と。

がんばりすぎや、である。

危うく天国へ浪漫飛行するところ…。

さて、今年はどないやってん?と聞くと、

「優勝っす!」と、誇らしげな100万ドルの笑顔。

「ようやった!よかったな?。おめでとう!」

「いや?、日之出屋さんの肉のおかげっす」

若いのに言うやないか!である。

感謝の気持ちを忘れずに努力すれば、相応の結果がでる。

原因と結果の法則だ。

ただ、昨年に関しては「努力したんやろうけど…」と思う事件が。

血を入れ替えるためにと、毎年違う学生が来店するのだが、

「あれ?君は去年も来えへんかったか?」の見覚えのある顔。

「留年っす」と。

なんぼなんでも、力入れすぎや!である。

まあ、本業も忘れずに…。

なにわともあれ、おめでとう!

2007-11-07

なまこ命3。

本日の私の「愛すべきおとうさん(お客様)」を紹介いたします。

店内で仕事をしていると…、あれ?…、もしや?…。

ブログ最多出場の「なまこ大好きおとうさん」のご来店。

「おわ?、まいどです!久しぶりですね?」

「おう、にいちゃん。”なまこ”まだかいな?」

毎年、ドンピシャで初入荷とともに来店されるのだが…。

「すんません。まだですねん」

「うそつけ!もう、市場にでてきてるやろ」と。

そうおっしゃられても…、である。

「あれちゃいますか。

温暖化でちょっと遅れてるんとちゃいますか?」

「わややな?。しゃあない、また来るわ?」

あの正確無比のおとうさんの体内時計を狂わせるほどに

地球温暖化は進行しているのだ。

う?ん、おとうさんの為にも”エコ”を考えなければならない。

しかし、おとうさんのご来店は、この時期私にとって癒しである。

日之出屋の”なまこ”をここまで愛してくれると

”仕事のやりがい”っちゅうもんが沸々と…だ。

そんな「愛すべき…」というお客様ばかりなので、

こんなありがたいことはない。

先日も鍋シーズンなので「活とらふぐ」を販売しているのだが、

「にいちゃん、肝は入ってないんか??」と愛すべきおかあさん。

「えっ?肝…?食べたら死んでまいますよ。

肝がおいしいのは、”あんこう”とか”カワハギ”ですよ」

「そやった、そやった!ごめんな?」

う?ん、癒しである。

「なまこ」や「あんこう」など、これからがおいしい季節だ。

愛すべきおとうさん・おかあさん、

市場で選りすぐりのん、しっかり買うてきまっせ!

2007-11-03

おもてなし。

先日、ある勉強会の大々的なイベントで大津プリンスホテルへ。

関西が主催なので、徹底的におもてなしさせていただいた。

大会終了後、様々な素晴らしいご縁を頂戴し、興奮気味の私は

温泉の誘惑などにも負けず、皆さんと祗園へ。

舞妓さん方の「おこしやす?」が、なんとも心を癒す。

久しぶりに京都を朝までふ?らふ?らと堪能し、

月曜日には頭を切り替え、「おきばりやっしゃ!」の仕事モード。

すると、一本の電話が。

「先日はありがとうございました。

最後にきちんと挨拶できなかったもんで…」と。

「律儀な人やな?」である。

人と出会うと、気づきがあったり…刺激を受けたり…

誰からどんな形で勉強させられるかわからない。

大会直後に、長いこと会ってなかった息子のところへ。

そこでも、中学生か高校生の女の子から学ばされた。

息子と公園へ行くと

吹奏学部なのか2人でトランペットの練習に励む女の子。

「あれ?なんかやってる!」と、

息子は猛ダッシュで2人の目の前へ。

すぐに戻ってくるやろと思いきや、

彼だけのためのコンサートになりつつある。

「こら?、練習や。邪魔したらあかん」と手を引こうとした時

「気にしないでください」メッセージたっぷりで

”アンパンマン”の曲を…。

息子は大喜び。

楽器は自分のためのもんやない!

人に聞いてもらってなんぼや!のおもてなし精神。

ありがとうございました、である。

人から学ぶ。

いろいろと勉強できた2日間であった。

2007-10-30

大創業祭。

来週、月曜日より「大創業祭」が開催される。

私は、創業時のことは体験していないのでわからないが、

大変な苦労が数々あったと思われる。

「産みの苦しみ」というやつだ。

先代には、心から感謝しなければならない。

また、日頃のお客様へ感謝の気持ちを込めて恩返しを…だ。

「恩を返す」っちゅうのは、私の中で絶対である。

人様のお役に立つ…、人の為に…、世の為に…、

などとよく言われたりするが、結局はだいたい自分のためである。

では、「自分のために」するのかといえば、そうではない。

ここで登場するのが、「恩返し」である。

う?ん、しっくりくる。

私がいまブログを書けているのも、

テレビを見ながらポテコを食べられるのも、

33歳までもの間、ここ堺で生活できたのも、

息子が二人無事に生まれてきたのも、なにもかも、

間違いなく”愛すべきおかあさん”方のおかげである。

そんな私が大創業祭で、きばらんかったら

とんでもない「恩知らず」野郎である。

ですから、そんな思いを込めて来週1週間は、

心の底から「恩返し」をさせていただきます。

是非ともご来店ください。

もしかしたら、「あれ?宣伝やん!」

と感じられた”愛すべきおかあさん”方へ。

信じてください、「恩返し」っす。

2007-10-24

ローストビーフ。

”食欲の秋”である。

秋刀魚、さば、なすび、まつたけ、新米、栗、梨、柿…

なんぼでも出てくる。

その中でもより旨い産地の”うまいもん”を

市場や問屋さんから探してくるのが我々の使命である。

先日、ある異業種交流でお知り合いになった方とお話する中で

”日之出屋のうまいもん「自家製ローストビーフ」”の話題に。

今が旬!などではないが、自慢の一品である。

「是非とも!」とご用意させていただいた。

翌朝、朝食で食べた感想が早速ブログへ丁寧に綴られている。

また、丁寧にお酒を召し上がっている私の写真まで。

我ながら”おいしいローストビーフをつくるであろう顔”だ。

ありがとうございます、である。

うれしいのが、日之出屋のローストビーフが

会話の弾む楽しい食卓を演出したことである。

”食欲の秋”は、楽しい食卓にはもってこいだ。

ローストビーフに限らず、

家族みんなで秋の”うまいもん”を楽しみましょう。

生田さん、異業種にこそビジネスチャンスあり!ですよね。

ご指導、よろしくお願いします。

2007-10-18

日本の誇り。

あるきっかけで「お伊勢さん」へ参拝に。

めちゃめちゃ久しぶりだったが、「やっぱり日本人やな?」である。

ええ!なんかええ!である。

しかも、同時刻に天皇陛下の姉上様もご参拝に来られていて

なんかこう崇高なお姿に思わず深々とお辞儀させていただいた。

伊勢神宮は、歴史が1200年ほどあると聞く。

しかも、その1200年ほどの間、

お供えを一日も欠かしたことがないと聞く。

ハンパやない!だ。

世界に誇る「日本の伝統・文化・しきたり…」である。

気持ちが高ぶった私は、清水の舞台から飛び降りる気持ちで

手を震わせながら…目をつむって…「1000円札」をお賽銭箱へ。

それほど心が動かされるよい一日であった。

やはり、手を合わせて、生かされている存在であることを

思い返し、感謝しなければならない!

と近鉄電車に乗りながら夢見心地で思ったが…。

あっ、家にはまだ神棚がない。(神さん、すんません)

息子2人のためにも、近々用意させていただきます。

しかし、その古来から伝わる日本の伝統が失われつつ、だ。

  ※神棚のない私がいうのもなんだが…。

スポーツでも「勝ったら何してもええんやろ!」や

商売でも「売れたら何してもええんやろ!」

が、ここ数日連チャン連チャンの大騒ぎ。

だから、今回の「お伊勢さん」参拝も満足度99点。

その残り1点は「うわっ、やっぱり”赤福”閉まってるやん!」である。

何事にも世界に誇れる日本の文化を大切にしたいものだ。

赤福さん、神さんに怒られまっせ!

立て直しての復活をお待ちしております。

私も息子も団子やら和菓子が好きなんで…。

2007-10-15

めちゃくちゃ。

また最近ニュースなどで取り上げられる「食の問題」が、えげつない。

そうめんであったり…、コロッケであったり…、お米も抜き打ちで検査など…。

「信じれるものは、自分の目」とニュースで言われてたりするが、なんとも寂しい。

私自身も食に携わる仕事をしているので、なんとも心苦しい。

ひとつひとつ商品をジ?と調べ倒しての買物など、疲れてしょうがない。

電化製品を買うのに日本橋へ行き、それぞれの店で

「にいちゃん、もっとまからんか!」「もっとまけて?!」に似ている。

なにが本当の値段なのかわからない。

私はあの買物がどうも嫌いだ。あ?しんど、である。

それを毎日の買物でせなあかんとなると、ノイローゼになってしまう。

我々スーパーマーケットは、安全な食材が食卓にのぼる最後の砦である。

安心して、気軽に、楽しく買物していただくためにも、

責任をもって我々がひとつひとつ商品を吟味しなければならない。

ただ、困るのは我々でも実際わからないことなど、山のようにある。

DNA鑑定をしなければわからない…、が落とし穴であり、

ちゃんと商品の裏に表示してるから…、が信用問題につながる。

「なんで?ウソを平気で表示できるのか?」と思われるが、

実際に起きている。

メールでもそうだ。ウソでもなんでも平気で書ける。

なので、わからないことがあれば、実際に質問していただきたい。

というのも、目を見てお話するということは、

ウソか本当なのかは、「字」だけよりも絶対的に判断しやすい。

声も重要だ。

電話の声のトーンでも、まあ、なんとなくではあるが、

ふんぞり返ってえらそうに話しているか、

ペコペコ頭を下げながら話をしているか、感じとれる。

「字」だけを見て判断するよりかは、はるかにいいと思う。

なので、結局は”コミュニケーション”なのだ。

どんなつまらないことでも、聞いていただきたい。

目を見ていただければ、我々がどんな思いで食材を提供しているかを

わかっていただけるのではないかと思う。

私、かるがもクラブ会長は「愛すべきおかあさん」と呼ばせていただいてるように

愛すべき人には喜んでいただくことしか考えておりません。

ましてや、偽装なんて…、である。

とにかく、コミュニケーション。

「?」があったら、なんでも聞いてください。

2007-10-11

おみやげ。

先日、仙台の同業者の方とよいご縁をいただいた。

いろいろとお話することで大変刺激になり、

やはり人とのご縁は大切に…、だ。

そして、お土産にと、あの仙台銘菓「萩の月」を頂戴した。

心よりありがとうございます!である。

ひとつひとつ丁寧に箱にいれてる演出がまた憎い。

我慢できず、早速ガブッといかせていただきましたが、

「お?これやこれ!旨いな?!」であった。

なんというか、甘さに品がある。

「赤福もち」「白い恋人?」「もみじまんじゅう」「塩味まんじゅう」

などと考えながらご機嫌で食べていると…。

「あれ?大阪ってなんや?」である。

「岩おこし?たこ焼き?蓬莱?…あれへんがな!」と気づいた。

生意気に「くいだおれ」とかいうてる割には、いまいちピンッとこない。

その点、大阪でも堺は違う!

和菓子に関してはうるさい。

「くるみ餅」やら「けし餅」やら、なんぼでもある。

堺出身の千利休さんも「そら、お茶飲むんやったら堺やで?」

と、言うてはったはず。

しかし、むっちゃ好きなくせに不思議なもんで

わざわざ自分で買ってまで食べたいとは思わない…。

そこそこええ値するし…。

土産でもろてこそや!と思ってしまう。

あかん・・・、食べたなってきた…。

あっ、そういえば、妻が息子達を連れて実家に帰っている。

妻よ、帰ってくる時、実家の近所の有名な和菓子を買うてきてや。

無いんやったら、「くるみ餅」がええな。

ほんで、「ただいま?」と同時に熱い茶も忘れずに。

あっ、忘れてた!仏壇に「チンッ」いわしてからや。

2007-10-08

秋の夜長。

来店されるお客様の中に意外とワインをよく飲まれる方が多い。

「にいちゃん、粋なやろ?。こう見えても、ワイン好きやねんで」

と、何本も購入される愛すべきおかあさんも…。

ワインは「飲む野菜」といわれてるそうで、身体にもよい。

フランス人の心臓病が少ない理由は、(本当なのか知らないが)

なんやいうたらワインを飲むから、と聞いたことがある。

以前は全く飲まなかったのだが、

「ワインサークル会長」を兼任してからはちょいちょい飲むようになって

今では結構食事と楽しめるほどに…。

だからといって、特に好きではない。

どちらかというと、焼酎派である。

ただ、これもめっちゃ飲みたいから!ではない。

「武士道」・「男らしく」をコンセプトに生きる私としては、

「日本酒」か「焼酎」を飲まなければならない。

「おいしい・おいしくない」は二の次なのだ。

息子たちにも「男の晩酌とは…」を教えなければならない。

では、なにがおいしいのか?と聞かれれば

大きな声ではいえないが、迷わず「カルピス」を推奨する。

皆さんもご存知のように、ほんまに旨い。

「カルピス」というなぞめいた響きもいい。

ワインからカルピスの話にぶっ飛んでしまったが、

なんにせよ飲みすぎ注意である。

秋の夜長、お酒がすすむと思いますが、ほどほどに…。

2007-10-02

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