昨日は、とにかく気分がよかった。
堺で一番有名であろうお蕎麦屋さんの社長さんと
ある用件でご一緒させていただいたのだが…。
か?!粋やな?!であった。
詳しい内容は誤解を招く恐れがあるので掲載できないが、
一日清々しい気分にしてもらった。
どういうものが「粋」なのか?
なかなか説明しにくい。
辞書には、「態度などさっぱりとあかぬけてて、色気がある」と。
そんなもんやない!である。
私の大好きな「武士道」にも、たぶん定義みたいなものはないはずだ。
人と接してその生き方や考え方が「粋」であったり、「サムライ」であったり、
なんか感じるものがある。
これは、そうしよう!と思ってすぐにできるものではない。
幼い頃からの環境が大切だ。
私も常々心がけているつもりだったが、
(寝坊があったり…)社長さんとご一緒させていただいて打ちのめされた。
まだまだ”粋なサムライ”には、むちゃくちゃ遠い。
息子よ、いろんな人と接して勉強せえよ。
とりあえず、そば食いに連れってたる。
ビックリするぐらい”粋なサムライ”がいらっしゃるからな。
そういえば、世界で一番有名な”粋なおじい”を忘れてた…。
サンタはん、うちの息子達はいい子にしてまっさかい
プレゼントよろしゅうたのんます。
息子達よ、言うといったったぞ。
2007-12-21
先日、この時期ならではの忘年会へ。
仕事のことや”ウルトラマンごっこ”のことなどを忘れ、
美味しいお酒に酔いしれた。
翌日に「お礼参拝」にとお伊勢さんへ行く用事があったため、
素っ裸で「そんなの関係ねえ!」の一歩手前まで飲んでいたが、
明日は遅れてはならない!としぶしぶ途中退場。
最終電車から最寄の駅で降りたそのとき…
あれっ?ヒック。なんやこれ?ヒック。
酔っとる。
しかも、しゃっくりがとまらない加藤茶さんクラスだ。
足にいたっても脳からの指令を完全に無視して
「寿司折のひとつでも持っていれば…」と悔やまれるほどの千鳥足。
家についてからのことは、何ひとつ覚えていない。
朝目覚めた瞬間、時計を見て「えらいこっちゃ!」である。
妻に「なんでや?なんで起こしてくれへんかってん?」とまくしたてるが、
「えっ?」と驚いた顔。
なんでも、何回も起こしにきたらしいが、
「ええねん!ええねん!オレ、行かんでもええねんて」と…。
誰や!そんなこと言うたヤツは!である。
私は行く気満々やったのに…、いらんこと言いやがって…。
どうやら私の知らない私が出てきてしまったらしい。
天照大神様、すんません。
私なんですけど、私やないんです。
今度、出てきたら、ガツンッと怒っときますんで…。
なんか、どなたかへのメッセージ的なブログに…。
関係者の方へは、深くお詫び申し上げます。
酒は飲んでも、飲まれるな!である。
2007-12-17
本日の私の「愛すべきおかあさん(お客様)」を紹介いたします。
今年1番ではないか?と思われる「愛すべき」っぷりだ。
昔から愛されている銘菓「ハッピーターン」を手に私のそばへ
「にいちゃん!これ、なんや?」と。
まず、”つかみ”を心得ておられる。
「なんや?って、お菓子ですよ。見たこと無いですか?」
「知らんな?」
あの”幸せがかえってくる”ハッピーターンを
食べるどころか、見たこともないとは…。
「なあ、にいちゃん。これ、仏壇に供えてもいけるか?」
なんか質問がむちゃくちゃに…。
「いけますよ!仏さん、喜びまっせ!めっちゃおいしいからね?」
「そんなうまいんか?よっしゃ、いっぺん食べたろ。
でもな?、仏さんより先に味見したら、バチあたるからな?。
あっ、ほんでな?、にいちゃん。
悪いけど、私ごと配達してくれへんか?今日、ちょっとしんどいねん」
どないやねん、である。
家までの車中、昔は貿易会社で働いておられたことや
御堂筋を車で行ったり来たり…などの思い出話をされる。
「えらいハイカラやったんですね?」
「そやろ!粋なやろ!昔は、こう見えても飛んどってんで?。
今は、地面ほおてるけどな。わはは…」
生粋の大阪人である。
来年の初笑い、お待ちいたしております。
ハッピーターンのお買上、ありがとうございました。
2007-12-13
鏡餅やら出てくると「年末やな?」である。
愛すべきおかあさん方は、「鏡餅か?!せわしないな?」
と、正月のご準備はいかがですか?的な売場にうんざり顔。
「今日の晩御飯も決まってないのに
正月のことなんか、まだわかるかい!」だそうだ。
申し訳ございません、である。
「寒いですし、簡単ですし、鍋どないです?」
ありきたりで申し訳ないが、今日の献立を提案させていただいた。
「鍋か?。簡単やけど、食べるのん長いやろ?片付かへんねん!」
と、ご主人に不満爆発でおっしゃられる。
「おっさん、一杯でも呑み出したら2時間ほど鍋の前おるやろ?」と。
”おっさん”って…、である。
”2時間”はオーバーちゃいます?…、である。
ただ、私にも若干経験が…。
「えっ!まだ、食べんの!」と、じゃまくさいな?的な妻の発言。
「腹八分目ぐらいがええねんで!」
と、医学的な話まで持ちかけ、強引に終わらせようと…。
”じゃかましわい!腹へっとんねん!”と心で想い、
「お願いします」と懇願する自分がある。
子供の頃、「♪おまえを嫁に?もらう前に?…」
と夢見てたのもどこへやら、だ。
「女性が強くなるのは、”戦争”がないから…」
と、聞いたことがある。
なんとなく、うなづけるし、それならそれでいい。
平和であるなら、ちゃんと言うこと聞きます、だ。
世のおとうさん方、女性が強いのは平和だからです。
忘年会シーズン。
飲みすぎもほどほどに、言うこと聞きましょう。
おみやげとかも忘れずに…。
2007-12-11
来週の11日は、今年最後となる
月に一度の「メロンパン焼きたて販売」屋さんがくる。
寒い中、パン屋の兄やんがせっせとメロンパンを焼き上げる。
焼きたては、やはりええ香りがただよう。
先月も「どれ、パン好きの息子に…」と購入し、
喜ぶ息子の顔を思い浮かべながらニヤついていると…。
「すんません。焼く前のメロンパンを売っていただけますか?」
と、私の後ろに並ばれていた愛すべきおかあさん。
「えっ?」と顔を見合す私と兄やん。
「子供にパンはどうやってできるのか、見せてやりたいので…」。
すばらしい!である。
食育や!である。
発酵させ…、グラニュー糖をまぶし…、オーブンで…
など、一生懸命説明する兄やん。
「うわっ、オレもやりたい!オレもやりたい!」と心躍らすが、
しもたっ!である。
時すでに遅し。手には焼きあがったメロンパン3つ。
返品するのは、なんか忍びない。
で、念願のメロンパンが来週に迫ってきた。
息子よ、びっくりすんなよ。
こんなちっちゃいのが、ふわ?とでっかくなるねんで。
おまえのことやから、「もう一回見せて!」とか、しつこいんやろな?。
そや!兄やん、外で寒いから交代で店番せえ。
なんぼでも焼けるとこ見せたる。
2007-12-5
寒くなってくると、旨い魚が増えてくる。
先日も「太刀魚を送ってほしいんやけど…」と愛すべきおとうさん。
しかも、「え?、だいぶ遠いっすね!」の北海道”旭川”へ。
大阪から北海道・旭川へ引越っされた知人から
「旨い太刀魚が食いたいねん!」と連絡があったらしい。
北海道ではカニやら鱈やらウニやら…旨い魚が多すぎて
太刀魚はあまり人気がないのであろう。今が旨いのに…。
そこで、大阪府堺市・日之出屋経由で
広島県は”太刀魚のメッカ”尾道産を送らせていただいた。
北海道でも”尾道産”が流行ることを祈ってます。
さて、私も夕食に旨い魚を…、と選んだのが”マナガツオ”。
和食の奇跡「味噌漬け」、なんぼほど旨いねん!である。
なので、旭川の知人の気持ちがよくわかる。
寒くなると、さわらの味噌漬けとか無性に食べたくなる。
日本酒を燗してもらい、BGMは河島英五さんの「時代遅れ」。
「♪1日2杯の?酒を飲み?…」とほろ酔いでいただくのだ。
皆さんも”マナガツオの味噌漬け”をどうぞご家庭で。
息子よ、大きなったら嫁さん選ぶときは
味噌漬け上手に焼く人探せよ。
あんたのおかあさんは上手やぞ?。
焦がすのは、3回にたったの1回や。
2007-12-3
先日、久しぶりに映画鑑賞を…と「ダイハード4.0」をレンタル。
「ウルトラマンごっこ」など父親仕事を難なくこなし、
ようやく午前1時、ポテコ片手にテレビの前へ。
目を覚まさないようにと妻子への配慮も忘れず、
可能な限りのちっちゃい声で上映開始。
眠たいし、聞こえへんし、テレビの画面ちっちゃいし、
まあ見事に迫力の欠ける「ショウハード4.0」だった。
面白いのは面白かったのだが、
やはり原点のクリスマスのやつが…である。
レンタル屋さんで横に並んでいた「ロッキー」も然りだ。
あっ息子もそうだ。
ウルトラマンから始まり、セブン、タロウ、メビウス…など総なめして
結局ウルトラマンが一番ええらしい。
「♪セブン セブン セブン」の歌のところも
「♪ウル トラ マン」と勝手に替え歌にして歌っているほど…。
ビデオ返却時に「やっぱり原点やな?」と考えながら
1階にある本屋さんへ立ち寄ると、稲盛さんの本が目にとまる。
タイトルが「人生の王道」。
なんや原点っぽい匂いがプンプンして思わず購入。
「ん?西郷さんも稲盛さんもやっぱりちゃうわ!」である。
本を読むといろいろと考えさせられる。
もっと本読まなあかんわ、だ。
息子よ、おまえも「ウルトラマン大百科」とかもええけど、
もっとええ話の絵本読めよ。
日本昔話はええぞ?。
絵本の原点みたいなもんや。
2007-11-28
”ミシェランガイド東京”が発行され、えらい噂になっている。
「チェッ!」である。
「くいだおれ」の大阪や「京料理」の京都がある
関西へまさかの挨拶なしに、だ。
「すんまへんけど、先に東京行きまっさ」と一言ぐらいあっても…。
さて、その東京の飲食店ですごい数の星を獲得されたと聞く。
さすが大阪のライバルだけのことはある。
どんだけ旨いのか、いっぺん寄せていただきたいのだが、
私は歌が音痴なだけではとどまらず、味音痴。
ケチャップとウスターソース味が、
一番旨いという”ど下町”の舌の持ち主だ。
そのような人間が、粋なレストランへ行く値打ちはない。
行ったところで「大将!このタレ旨いな?」などの
しみったれたコメントしかできないであろう。
で、そんな人間が言うのもなんだが、
三つ星ぐらいでは効かないのが”オカン”と”妻”の料理だ。
外国の方はそれぞれ言い方が違うと思うが、
日本には「おふくろの味」っちゅうハンパやない味がある。
オカンのよく作ってくれた特製ババロアといったら…。
妻のよく作る…え?…晩飯で食べた?…あの?…といったら…。
めちゃくちゃ旨い。
妻を含め、かるがもおかあさん方。
子供には「やっぱり、オカンの料理が一番やな?」
と言わせたりましょう。
もちろん、地域の愛すべきおかあさん方には
「日之出屋さんは、三ツ星やで」と言っていただけるように
私会長、精進してまいります。
2007-11-23
“とれとれ市”開催の為、トラックに乗り込みいざ泉佐野漁港へ。
セリ場をのぞくと、まあ見事な「カワハギ」が飛び跳ねている。
あわててセリ落とし、意気揚々と販売の準備にかかる。
案の定、「ええカワハギあるやん!孫に食わしたろ!」
と、お孫さんを連れてお買物される愛すべきおかあさん。
調理させていただいたが、身がピッカピカのカワハギである。
”はげ”の愛称そのものだ。
お孫さんに「これはええで!味わって食べや!」と声をかけたが、
「このおっさん、なに言うてんねん!」のキョトン顔。
炊かれるらしいが、まあ醤油とソースを間違えない限り絶対旨い!はず。
食べた瞬間、「むっちゃ旨いな?」と感動するであろう。
私も小学校5年生のとき、剣道の祝勝会で
生まれて初めて”てっさ”を食べた。
フグと知らず、「なんじゃ?この鯛、むっちゃ旨いな?」と感動した。
オカンから小声で「アホッ!大きな声だしな。フグや、フグ!」
と、スーパーの息子として叱られたのは言うまでもない。
他にも、金君の誕生日会で食べた生ハムもおいしかったな?。
小さい頃のおいしい感動は、今でもなんかええ思い出である。
お孫はん、そのカワハギはなかなか食べられへんで。
次回のとれとれ市でも、今日みたいのは…。
セリ場で「今日は”はげ”あります?」と聞いたら
「ん?、”はげ”はあがってへんけど、おるで?」と
ニコニコ顔のおっちゃんが、2・3人でてくるのがオチや。
2007-11-20
朝チラッと新聞に目をやると、「七五三やで?」の記事が。
「うわっ、そういえば3歳や!」と気づかされた。
いろいろ聞いてまわると、「長男は5歳からでええ」とおかん。
ほんまかいな?である。
ついでなので、「七五三」についてじっくり調べてみた。
※男の子は、3歳と5歳っておもいっきり書いてるんやけど…
徳川家がでてきたり、満月がでてきたり、中国からや言うたり
様々ないわれがある。
世間知らずの情けない新米おとうさん丸出しで
「へえ?」と感心するばかり。
なんやもひとつしっくりこないが、次男のお宮参りもあるし、
彼の成長を心から祝おうと思う。
この子供を想う親の気持ちだけは、間違いないであろう。
今も昔も変わらないはずだ。
神さん、間違えてたら、すんません。
細かいこと抜きでお願いします。
今度の日曜日、寄せてもらいますんで…。
2007-11-15