言葉の裏。

いわしのパックをお持ちになった愛すべきおかあさん。

お魚屋さんに聞こえるか聞こえへんかぐらいのボリュームで

なにやら独り言?をおっしゃっている。

「邪魔くさいやろな?…安い魚やしな?…

調理して!って言うたら怒るやろな?…

忙しいのにな?…あかん!やっぱりよう言わんわ?…」と。

よう言わんわ?…言うて全部言うてますよ!である。

そんな気をお使いにならなくても…、仕事ですから…

遠慮なくなんなりとおっしゃってください!である。

ただ、この「言葉の裏」がある言い方っちゅうのは、なんかええ。

というのも、昔からストレートにモノを言う女性よりも

この「言葉の裏」をうまく活用する女性に魅かれたものだ。

一例を挙げると「家まで車で送るわ!」に対し、

「うそっ!マジで!ラッキー!」と心で思ったとしても

まず「それは悪いよ!遠いし…電車で…」なんか言うて言葉を濁し、

「別にええよ!」「いや…悪いよ!」を2.3回丁重にお断りしたあと

「じゃあ、お言葉に甘えて…」なんか言うてきたもんなら、

どこまででも送ったるがな!であった。

ただ、注意しなければならなかったのは、

「言葉の裏」なんてさらさらなく、心から嫌がられてる場合もあるし、

真相を読み取る技術が必要となってくる。

う?ん、言葉は難しい!だ。

で、本題。

息子の裏を読み取る思考回路がハンパやない!である。

以前、彼は部屋にポストを作ったのだが、「手紙来ないな?」と。

そんなションボリ君へ可愛そうに思った妻が

「かぜをひかないでね。ウルトラマンより」とポストへ投函した。

翌日、手紙が入ってたことに驚いた彼はその文面を読み

「カナエちゃんから手紙が来たわ!」と…。

なんぼほどプラス思考やねん!である。

カナエちゃんがわざわざウルトラマンって書くか!である。

想いを寄せてるんか知らんけど、

ウルトラマンの裏が「カナエちゃん」はやり過ぎや。

息子よ、プラス思考もええけど、嫌われるぞ。

ええ風に考えすぎや!

2009-02-17

蕎麦通。

昨日、東京で開かれた展示会へ参加させていただいた。

愛すべきおかあさん方がもっと喜んでいただける

商品を開拓するという大事な目的があるわけだが、

それ以上に「人」との出会い・再会が楽しみでもある。

志を同じくする同業者の方々とお話させていただいて

「頑張ってはんな?。負けてられへんわ!」と刺激を頂戴する。

店で仕事をしているだけでは決して得ることができないこの刺激は、

なんというか、こう沸々と私を燃やしよる。

よっしゃあ!なんか旨いもん探したろかい!となるのだ。

で、以前からお取引のある「おびなた」様のブースで足が止まった。

というのも、一度もお話させてもらったことがない。

パンフレットやインターネットでもちろん商品の情報は手に入るが、

いやいやいや…やっぱり人やで!で、ご挨拶させていただいた。

案の定、会話ならではの情報や気づきがある。

そこへドンピシャのタイミングで試食が登場。

soba

「お?、旨いやないですか!」である。

「そうなんです…。ただ、関西の方は”そばは黒”のイメージが強くて…」

と、なかなか浸透しないらしく、なんだか苦笑い。

あかん!やばい!である。

関東の人だけに美味しいもんを教えてる!である。

わかってくれない黒関西の人には・・・と、あきらめかけてる!である。

♪ちょっと待ってよ!(by大黒さん)だ。

関西の方々、そばは黒色だけやおまへんで。

白って…、うどんか!とか、いちいち言わんでもよろしおまっせ。

いっぺん、お試しください。

なんせ蕎麦通になれまっさかい。

2009-02-13

寡黙な親父。

やはり、男は寡黙であるべきだ!…たぶん。

なんか格好ええな?!と、たまに自分でも思ったりするし…

女性に対して、好みのタイプは?の質問に

「あまりベラベラしゃべらない人」的な発言も耳にするし…

わからんけど、武士道らしいし…

しかしだ!私といえば、口が軽いというか、社交的というか、

小学校の通信簿では毎度毎度「私語が多い」と備考欄に書かれ、

おかんに「勉強せんでもええから、しゃべりな!」と注意されるほどの

昔からどうしようもないおしゃべり好き。

「男たるもの…」と常に頭にあるのだが、こればっかりは…!である。

”ただ、親父としては…”と、常々考えている。

その背景には、以前目にした新聞か雑誌の角の方にあった

小さな記事が大きく影響している。

それは…貧しい暮らしにウンザリしてた息子がいて、

弁当においても、お昼が楽しみ!というには程遠い内容。

そんなウンザリを遠慮なく両親にぶつけていた。

で、ある日、父親のお弁当と間違えて持っていってしまい、

開けてみて「白ご飯に梅干」という内容に愕然とする。

”親父は何も言わずに…”と、考えを改めるというような記事だ。

親父、かっこええやないかい!である。

貧しいながらにもそこには愛があるやないかい!である。

子供の教育においては、やはり背中で教えなければならない。

あ?やこ?や言うよりも、自分の背中が勝手に語りよる。

恩着せがましく「俺の弁当なんか…」とか、もってのほかだ。

息子よ、バレンタインデーが近いから

モテようとして言うてんとちゃうぞ。

明日、あんたの成長ぶりを初めて見学させてもらいます。

今まで納得のいく「行けない理由」を言わんかったのは

親父は黙って…ちゅうのが俺の理想やからや。

感じ取ってくれたか?

まあ、なんせ明日が楽しみです。

2009-02-10

愛のチョコ。

本日の私の「愛すべきおかあさん(お客様)」を紹介します。

手押し車を押しながら、こけないようにゆっくりとご来店され、

「にいちゃん、一番ええチョコはどれや!」と。

以前にも綴ったピエールマルコリーニをご案内しつつ、

「どなたにでっか?」と質問してみると、確固たる口調で

「決まっとるやないか!おっさんにや!他に誰がおんねん!」

おっさんって…、である。

しかし、なんとも微笑ましいツンデレぶりだ。

その愛情いっぱいのチョコをカゴに入れ、レジへ向かう途中

「ん…?」みたいな感じでピタッと立ち止まられた。

そして、私の方へゆっくりと振り返り、こう言い放つ。

「なんや?欲しいんか?」と。

いやいやいや…、なんでやねん!である。

間髪いれず、「どれがええねん?買うたるから選び!」と。

いやいやいや…、あかん!あかん!である。

そこへ話に割って入ってくる別の愛すべきおかあさん。

「あんた!若い子捕まえて何を話してんねや?」

「いやな、にいちゃんがな、チョコが欲しいって言うねん」

いやいやいや…、言うてへん!言うてへん!である。

「なんでや!おばんからいらんわな?、にいちゃん。

若い娘からぎょうさん貰うのにな?」

「そうか!せっかくやろう思たのに…。しゃあないな?

ほな、ここにはにいちゃん以外に男何人おるんや?」

いやいやいや…、全員?もっとあかん!である。

「お気持ちだけいただいときます。ありがとうございます!」

「いつも世話になってるしやな…」と心からうれしいお言葉。

愛すべきおかあさん、愛のチョコは

おっさ…いや、旦那さんだけにしといてください。

マルコリーニのお買上、ありがとうございます。

2009-02-06

豆まき。

ちょうど季節の分かれ目である”節分”の時期に始めた

ブログも今回から4年目へ突入ということになる。

「続けてみるもんやな?」である。

こう綴っていることによって改めて想う。

私は、スタッフにもお客様にもめちゃくちゃ恵まれている。

パソコンの前で「今日は何にしたろ?」とか考えるのだが、

普段気づきもしなかったことや当たり前のことが…

♪なんでもないようなことが?幸せだったと想う?

と歌に乗せて気づかせてくれたりするのだ。

また、不景気で世の中がえらいことになっていて

”仕事とは…”や”働く意味は…”などと思い返すには

もってこいの時間でもある。

そして、このブログは「豆まき」にも似ている。

節分の「豆まき」はなぜするのか?

由来の数が多すぎて、どれが正解なのかいまいちわからない。

ある地方では「福は内」ばっかり言うたり、

おとうさんは鬼役やったらあかん言うたり、

どないせえっちゅうねん!だ。

…だからといって、しない訳ではない。

家に帰ると部屋中豆だらけになっているのは確実。

”やっぱり節分いうたら豆まきやろ?”やし、

”やっぱり仕事終わったらブログやろ?”なのだ。

節分を迎え、なんかこう気持ち新たになった次第だ。

いよいよ4年目。

さらなる”愛すべき”で頑張りたいと思います。

息子達よ、楽しく豆まきしたやろうけど、

おまえらクラスの球速では鬼は痛くも痒くもないねん!

たぶん、まだ家の中で寝っころがってるはずや。

まあ、安心してゆっくり休んでくれ。

松坂クラスのお父さんが追い出しとくさかい。

お父さんはブログ続けてるし、鬼より強いんやぞ!

2009-02-03

ピエール マルコリーニ。

だんしゃく芋において、今は”新”が出回るシーズン。

この新だんしゃくは”ひね”のものに比べ、若さが原因なのか

気持ちしっかり湯がかないと中の方に”ゴリ”が残ったりする。

…っちゅうのを最近になって知り、

今まで芋に対して失礼な態度で接してたな?と反省しきり。

いまだにお客様から「若!」や「若ぼん!」などと言われたりするが、

”もう若やおまへんねん。ひねてまっせ!”の私。

芋は毎年この時期になると気持ち新たに頑張っているのに

私といったら…、ひねたまんま…だ。

春を迎えるにあたり、私も気持ち新たに勉強しなければならない。

それは、飲みに行ったときにもそう思った。

先日、飲んだあとに河童ラーメン本舗へ食べにいったのだが、

「塩餃子」たるものを発見し、

「なんでやねん!焼き鳥やあるまいし、塩って…」と思いきや、

これがまた旨いのなんの!である。

今日は今日で、バレンタインデーの売場を

にぎわしてくれるチョコレート達の納品があったのだが、

「なんやこれ?ピエール マルコリーニってなんや?」である。

「え?!知らないんですか?めっちゃ有名ですよ!」

「し…知っ…知ってるよ。あれや、あの外国の旨いチョコやがな!」

と言葉を濁しつつ、パソコンの前へ猛ダッシュするはめに…。

あかん!知らんことが多すぎる!である。

ピエール マルコリーニさん、はじめまして!

わざわざベルギーからお越しいただいて恐縮です。

下町すぎてビックリされてると思いますが、

14日までまだちょっとありますので、ゆっくりしていってください。

愛すべきおかあさん方に

「あのね、チョコの命・カカオっちゅうのがあってね?…」

と、一から説明せなあきませんので…。

2009-01-29

赤エイ。

先日、映画を見て「また地球温暖化か!」と感じる。

そういうテーマの映画が非常に多い!

「地球が終わる!」とか「自然が怒ってる!」とか…。

まあ、真剣に取り組まなければいけないことは確かだ。

というのも、その波は確実に大阪湾にもきとるな!

「とれとれ市」のセリ場でもそう感じることがちょいちょいある。

幻ともいわれ、めったにお目にかかれない「ギンタ」という魚が

なんぼほどおんねん!っちゅうぐらいセリにかけられたり…、

また、こいつのでかさといったら…

ei

畳か!である。

海遊館か!である。

「トラック動かへんぞ!わはは…」と冗談が飛び交うほど。

もちろん、たまたまのことなのだが、

もしかしたら、この異常発生も…などと考えたりしてしまう。

ただ、これだけに関しては愛すべきおかあさん方にとって大歓迎。

「安いし、うれしいわ!」と大喜びの様子。

う?ん、喜んでええもんやろか??である。

そこへひとりの愛すべきおかあさんが

「にいちゃん、巻き寿司の予約したいんやけど…」と。

「はい、お聞きしますよ。なにしましょ?」

「節分やさかいな?。…ん?節分って何日やったかいな?」

えっ?…あかん!やっぱり、あかん!である。

地球温暖化で愛すべきおかあさんの季節感にズレが生じている。

「ギンタ」がぎょうさん捕れるからって喜んだらあかん。

できることから始めよう!

ストップ!地球温暖化!だ。

赤エイのあまりのでかさにそう感じた今日この頃である。

2009-01-26

「お」と「う」…さん。

ある勉強会の連絡をする為にメールを打ちまくった。

まあ、非常に便利であるし、効率もいい。

電話では迷惑をかける場合があるが、そんな心配もない。

ただ、メールだと私の想いが伝わりきらないのでは…

家に帰ってドアを開けた瞬間、ふとそのように感じた。

息子から私へのメッセージともいえる作品。

posuto

ポスト。

なにしてんねん!である。

えらい雑なポストではあるが、

そういえば手紙とか長いこと書いてないな?と気づかされる。

メールよりも手紙の方が絶対的に伝わるものが大きい!だ。

…ん?あれ?なんか入ってる!

ポスト完成に伴い、うれしすぎて書きまくったのであろう。

郵便屋さん役と送り主役の二役をしなければならなくなった

大車輪の活躍をみせる息子。

そこには私への手紙まであった。

tegami

カタカナとごちゃ混ぜやし、下のヤツら、誰やねん!である。

「オバケにびっくりしている私」といったところか。

しかし、私への想いはハンパやなく伝わってきた。

息子よ、そやな!楽にしたら楽にしただけしか伝わらんな!

原因と結果の法則やな!教えてくれてありがとう。

ほんで、わかってくれるかわからんけど、

「おとおさん」とちゃうねん、「おとうさん」やねん。

「う」って書いて「お」って言うねん。

「ぞう」とか「こうたろう」とかもそうや。

「ぞお」とか「こおたろお」とかもそおや、とちゃうねん。

2009-01-22

祝300話。

記念すべき300話を迎えるにあたり、

本日の私の「愛すべきおかあさん(お客様)」を紹介します。

”愛すべき”を頂戴するのは、なにも売場だけではない。

それは、なにげなく歩いている道端であったり、

駅のホームであったり、はたまた別のスーパーであったり…。

で、今回のお話は、堺から遠く離れた意外な場所・ミナミの歓楽街。

新年会にていい気分になった先輩方と

きらびやかな夜の蝶が待つお店のドアを叩いた。

「いらっしゃいませ?!はじめまして!雅で?す!」

海のように広く大きな心で黙認してくれている

妻への感謝を忘れることなく、無我夢中にお話しする私。

途中、「どこからお越しですか?」の質問が投げかけられた。

すると、「え?!私も堺なんです?!」とまさかの同じ故郷。

「えっ?堺のどの辺なん?」

「宿院の…海側で…」

またえらい近いところやないかい!である。

よっしゃ!彼女からしたら「なんや?」と思うであろうが、

ここはひとつ、聞いてみようやないかい!だ。

「あんまり行くこと無いやろうけど、

夕食とかの買物はどこですんの?」

歩いていける距離ではないので、

それほど期待はしていなかったのだが…

「ん?、おかあさんは昔から日之出屋っていうところ!」

「ブーッ!」

飲もうとした焼酎が飛んで出る。

「ええ店やいうて結構行ってるみたいですよ!」と笑顔の彼女。

なんにも知らずにこの娘は…。

あかん!飲んでられへん!である。

涙でなんにも見えへん!である。

愛すべきおかあさん、私はまだ同伴できる器やおまへんので

どうぞ娘さんと同伴でお買物してください。

昔からのご贔屓、ありがとうございます。

2009-01-20

にもかかわらず。

凍てつくような寒さのなか、駐車場へトラックを運転していく途中

友人とであろうか待ち合わせをしている近所の女子高生とバッタリ。

「お?、おはよう!…っちゅうか、寒ないか?」

断っておきたいが、決して凝視したわけではなく

なんとなく目に付いたミニスカート。

「あっ、おはようございます!さすがにちょっと寒いです…」と彼女。

ちょっとどころやあれへんで!である。

しかしだ、彼女はこのハンパやない寒さにもかかわらず、

ファッションであろうか?かわいく見せたいのか?わからないが、

自分の信念を貫き通しているのだ。

しかも、信じられないことに

自転車で通学するという”このど根性ガエル!”。

ヒロシか!である。

いや?、朝から女子高生にいろんな意味で刺激を頂戴した。

やれ不景気だから…、やれこんな世の中だから…

などと、やみくもに自分の信念を変えてはいけないような気がする。

こういうときこそ、にもかかわらず精神が大切!ではないか?

それは、先日見たDVD「カンフーパ○ダ」も言っていた。

自分を信じろ!と。

どんなに環境や状況が変化しようとも

とにかく地域の愛すべきおかあさん方の為に!

という信念をぶれずに、忘れずに、持ち続けたいものだ。

そんなことを次回300話を迎えるにあたって

女子高校生に学んだ今日この頃である。

ブログを続けてどうなる?にもかかわらず…である。

ただ、息子よ!おまえの”にもかかわらず”はアカン!

愛すべきおかあさんからお年玉をもらったにもかかわらず、

「飴ちゃんの方がよかったのに…」とか、言うたらアカン!

子供やなかったら、どつかれてるぞ。

2009-01-15

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  1. ヤッホー!もとちゃん…こんなのでも良いですか? より

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