由来。

本日は私にとって一年で一番大事な日であるわけだが、

うまいことその日ならではのご質問が

ある愛すべきおかあさんから飛びだした。

「にいちゃんよ!あんた、名前はなんちゅうんや?」

「んっ?栄太郎いいますけど、どないしましたん?」

どうやらお孫さんが誕生されたらしく、

お名前を決められるのに手助けをしたい!という一心から

参考までに…ということだそうだ。

「どないして決まったんや?見てもろたんか?」

10年ほど待ちわびたお孫さんの誕生だけに

必死のぱっちになるのもわからなくもない。

しかし、参考になるんかいな?と思いながら続けた。

昔々、おじいが日之出屋を開業するにあたり、

何から何まで教えてくださった恩師の一字を頂戴したのが由来で…

って、そないな話したん久しぶりや!である。

う?ん、名は体をあらわす…っていうけど…

WBCでお馴染みの球児やダルビッシュなんか名前からして

めっちゃ速い球を投げよる、”ビッシュ”のあたりなんか特に…。

シューマッハもそうだ!全体的に速い。だって”マッハ”やし…。

極みは、三年寝太郎。まんまである。

しかしだ!そんなもんであろうか?

イチローなんかは極々普通な名前でしかないように思うが、

あれだけのハンパやない偉業を成してしまう。

つまり、名前そのものが大切なのではなく、

親の子に対する願いや想いの大小が大きく影響し、

その名に至るまでの過程が大切なのではないか!である。

で、結局、悩めば悩むほどええんちゃいます!で話は終わった。

さて、なぜこの日ならではのご質問かというと、

皆さんご周知のように私の35回目の誕生日である。

この素晴らしい日に愛すべきおかあさんからのご質問で

久しぶりに私のルーツをたどることができた。

やっぱり、流石は”愛すべき!”である。

おじいよ、まあまあ気に入ってまっせ!

愛すべきおかあさんのお店として

”栄”えていける”だろう”で頑張らせていただきます。

2009-03-27

未知数。

昨日、息子達を連れ、お墓参りへ。

車で向かっている途中、赤信号で停車しているときのこと。

前の車に「MORI」と大きな文字が書かれている。

会社の車なのであろう、特に気にも留めなかったのだが、

隣に座る息子がおもむろに「エム…」と言いだした。

「おっ!」である。

「なんや?おまえ、英語しゃべれるんか?」

「うん。しゃべれんねん。エムやろ。え?と、オー…」

エムとオーだけでビックリしていたのだが、

それだけでわざわざブログに綴ることではない。

彼の口から放たれた次の単語の発音に度肝を抜かれたのだ。

「アー」と…。

おまえ、誰やねん!である。

普通「アール」やろ!であーる。

彼の友人のお父さんが外国人でちょくちょく習っているらしいが、

知らず知らずのうちにほんまもんバージョンを習得してけつかる。

もちろん、「ゼット」は「ジー」だ。

へ?、えらいもんやな?と感心していたが、

それだけでわざわざブログに綴るほどでもない。

妻が「それだけやないねんで!」と言いだす。

息子達とお風呂に入る時に「論語」の一説や

「声に出して読みたい日本語」を教えたりするらしいのだが…。

「おっ、なんや?ちょっと言うてみ?」

と期待に胸を膨らます。

「いくで?!」と張り切る息子。

「じゅげむ じゅげむ ごこうのすりきれ かいじゃりすいぎょ…」

おまえ、誰やねん!である。

笑福亭か!である。

「…長久命の長助や?い!」

と、「や?い!」も忘れず最後までぬかしよった。

子供の脳みそはハンパやない!と、うらやましくも思える。

あかん!このままやったら父親の威厳が…。

勉強や、勉強!である。

「え?っと…、息子曰く…」

2009-03-23

ええ団子。

アメリカではボーナスがどうのこうのとえらい騒ぎだ。

援助を受けながらも、考えられない高額な金額を支給するという。

どんな神経しとんねん!である。

合理的とか、効率的とか、論理的とか…

そんなんばっかり言うてるからやで!である。

で、ここ最近気になるのが、世界のいたるところで「日本の文化」を

取り上げる、いや、習おうやないかい!の動きがあるような…だ。

武士道精神なんかは昔からだろうけど、

「MOTTAINAI」なんか記憶に新しい。

いうても、歴史がちゃうがな!である。

オバマ大統領は第44代にあたるらしいのだが、

我々日本の第44代は?といえば、

私の心の友ウィキペディアによると

元正天皇らしく、なんと、奈良時代…、ハンパやない!である。

先日の講演会でも講師が国旗に例えておっしゃっていた。

「星の輝く夜は、いつまでも続くわけがない。

もうすぐ夜が明ける。昇るのは、もちろん太陽」と。

お?、かっこええ!である。

日本の長い歴史においての伝統や文化が

世界が注目するところなのだろう…

などと、先人の方々のおかげっす!の感謝の念で

綴っているのは他でもない。

お彼岸である。

先祖供養という日本の素晴らしい習わしだが…

ちゃんと伝統通りに行なっていないだけでなく、

ええかげんな気持ちで団子選ぶのに

自分が食べることしか考えてませんでした。

おじいを含めその先のご先祖さん方々、すんません。

墓参りに寄せてもらいます。

怒らんとってくださいね。

2009-03-20

ナン。

バタバタが続いてたので息子達との時間を取り戻すためにも

遠のいていた「男の料理」を復活すべく頭をひねった。

う?ん、何(なん)にしたろ??

…そうや!ナンにしたろ!である。

nannpop

写真を見ていただいてもわかるように

これはただ「ナン」を販売している訳ではないのだ。

よく目にする「家族みんなで…」的な車のCMと同じである。

あのCMは車に重きをおかず、子供との時間・空間を販売している。

そうナンです!このナンも「親子のコミュニケーション」を!

というメッセージが紙面いっぱいに込められているのだ。

息子は、まだ「ナン」の存在を知らない。つまり…

「お父さん、これ、何(なん)ていう食べ物?」

「これはな、ナンていう食べ物や!」

「えっ?なんて?」

「だから、ナンて言うたんや!」

「もう?!なんやねん!」

「いや…だから、ナンやねん!」

こんなナンだらけの会話で息子との時間を楽しみたかったわけだ。

で、タオルを頭に巻いてターバンもどきをし、出来たのがこれ。

nann

インド人もびっくり!完璧である。

すると、案の定、「お父さん、これ、なに?」と…。

いや…、なにって…、なかなか予定通りには進まない…。

「これはナンや!」「なんや!ってなんや?」に変更しようも

「えっ、ナパン?」と無理から「パン」に持っていこうとする息子。

ナパンなんか言うてへんやろ!である。

まだ、ちょっと彼には早かったようだ…。

息子よ、もうちょっと日本語と関西弁を勉強してくれ。

「ナン」ひとつで笑いの絶えない食卓になるさかい!

2009-03-17

真っ白。

仕事でバタバタなうえに仕事以外の雑務で

ここ最近ひっちゃかめっちゃかな生活が続いていた。

というのは、昨日のある勉強会において実行委員長という

いまだかつて経験のしたことがない大役のおかげだ。

なんかの2次会とかの幹事をやるのとは訳が違う!

当日まで気になって、気になって…だ。

脳みその片隅にひっそりと居座り、決して出て行ってはくれない。

で、当日も、あれはどうすんねん?これはどうすんねん?

司会の原稿は?何したらええねん?誰がすんねん?…

段取り不足から降りまくる難解な質問の雨あられ。

大雨洪水注意報である。

いよいよ開会3分前、ようやく落ち着き、

「ふ?っ」とため息をひとつ、

そして、着席したその瞬間、事件の予兆が…。

「あれ?俺、何しゃべるんやったかな?え?と?」

復習する時間なんてなく、迫りくる開会の挨拶の出番。

「本日はお足元の悪い中…」

このフレーズで始める当日まであたためてきた挨拶は

帰宅途中、お風呂、寝る前など軽く5000回は練習したはず…、

なのに、飛んだ…。

きれいさっぱり飛びよった…。

その沈黙の空間はどこか幻想的で、「真っ白」という言葉がよく似合う。

やってもた?!である。

この後、どんな顔して講演聴いたらええねん?…

そんな想いも最悪の失態も帳消しにしてくださったのが今回の講師。

日本という国の素晴らしさを様々な切り口で語ってくださった。

日本に生まれてよかった?!である。

ただ、日本は日本でも江戸時代とかなら切腹だったかも…。

しかし、本当にいい勉強をさせていただいた。

2009-03-14

夫婦愛。

本日の私の「愛すべきおかあさん(仲買さん)」を紹介いたします。

天候にも恵まれ、恒例の「とれとれ市」を開催すべく

泉佐野漁港へトラックを走らせた。

到着するや否や聞こえてくるのは、いつもの二人の声。

そう、仲買さんとしてお世話になっている大将と女将だ。

「あんた、もう海老は買うてこんでええで!」

「じゃかましわい!おまえがごちゃごちゃ@△×…」

興奮しすぎて最後の方は何を言ってるのかわからない。

面白いのが、いつものことすぎて誰も気にもとめないところ。

太陽が東から昇るのと一緒で”当たり前”みたいなものであろう。

まあ、しかし、本日の大将の怒り方といったら

平成生まれの夫婦には考えられない怒り方である。

いつの時代であろう?

昭和?いや…、明治あたりの日本の夫婦といったところか?

気になって見ている私にどちらさんか知らない方が

「気にしたらアカンで?。あれでええねん!」と一言。

あんた、誰やねん!である。

大将に至っては「もう取るとこあれへんねん!みな持ってかれた!」

とおっしゃられるほど入退院を繰り返しているにも関わらず、

あの大きな罵声は、心配を通り越して天晴れだ。

それ以上にもっと凄いのは、怒ってくるのを解かってて

いちいち「あんたな?…」と助言をする愛すべき女将。

むちゃくちゃ大将が怒ってようが知らん顔である。

で、我々も買物が終り、二人が言い合ってる横を

気づかれないように小声で「おおきに?」と帰ろうとするも…

「あっ、おおきにやで?!」

さっきの言い合いはどこへやら…

息ピッタリで声をそろえて言うええ笑顔の二人。

さすが愛すべき女将である。

夫婦のあり方というのは、人それぞれ…と勉強させられる。

よっしゃ!私もいっぺん妻を思いっきり怒ったろ。

いや…、まず間違いなく無理やな…。

怖すぎる…。

2009-03-10

♪る?。

昨日の夕食時、ふと気になることが…。

次男はもしかして左利き?である。

お箸の国の人とは思えないほど、手を使って口に運んだりするのだが、

左手を使うことが多いような気がした…。

「無理な矯正はストレスになる」「左利きも個性」などの理由から、

近頃は矯正しないのが一般的らしい、あのオバマさんもそうだし…、

いや、でも、カウンターでラーメンを食べる時とか…、

先々を考えると矯正したほうがいいのでは?とも思ったり、

昨日の夕食は終始その話で持ちきりだった。

で、今日、9割が遺伝と背筋が凍るような説を耳にした。

私も妻も茶碗を持つこと以外は全て!というほどのど右利き。

ということは…、いやいや…、それはない!である。

だって、私と同じように体じゅうを掻きまくったりするし、

目のあたりなんか、私そのものといっても過言ではない。

では、長男は…?

これは、次男以上に間違いない!である。

だって、おもちゃはなかなか片付けないし、

ちょいちょい爪を噛んだりしてるし、

極めつけは、昨日の夕食時の音痴疑惑で確定した。

時は6時30分。

「サザエさん」がスタートするや否や、

彼はご機嫌で歌いだしたのだが、♪みんなが笑ってる?

の”る?”の部分でうどんをふき出しそうになった。

…まあ、でも、わからなくも無い。

音痴界では、レベル3といったところだ。まあまあ難しい。

「いや…、ちゃうで!”♪る?”やで!」と教える意味で歌うも

妻から「なんでやねん!いっしょや!」とのこと。

う?ん、左利きはさておき、

アカンところばっかり遺伝している長男においては

早めの矯正が必要である。

音痴は特に矯正されることを祈るばかりだ。

2009-03-02

るるぶ。

以前、私の新婚旅行の話を綴ったことがあるが、

その話で随所に登場した雑誌「るるぶ」より取材の要請があった。

その節はお世話になりました!と躊躇なく快諾。

内容は、テレビの取材の時と同様「梅ビーフ」である。

橋下知事も大阪のブランド牛に!と案内してくれてはいるが、

東国原知事の「宮崎牛」ほどの知名度には到底及ばない。

梅ビーフは美味しいだけでなく、チョーヤさんに善し、牛さんに善し

飼育されてる方に善し、お客様に善し、日之出屋に善し

という三方善しならぬ五方善しの素晴らしい牛肉なのに…。

量販できない牛肉ではあるが、大阪ブランド牛「梅ビーフ」の

素晴らしさを「るるぶ」を通じて知っていただければ…である。

しかしだ!難儀なのが、実際食べてみて

違いのわかる人は少ないのが現状ということ。

それは、目隠しをして食べると判別できないのは

テレビでもよく目にしたことがあるであろう。

私だって、そんなに自信がない…。

味覚というのは、本当に曖昧だし、

今の技術を用いると、たいがい”うまいもん”に化けてしまう・・・。

でも、これだけは声を大にして言いたい!

いやいや…”ホンモノ”は絶対に違うで!である。

鮭フレークを例にすると、ある愛すべきおかあさんは

「これ以外は食べられへん!」と、カネヒロの鮭フレークが大好き。

蓋が20枚ほどたまるとそれをカネヒロさんへ送り、

お礼を送り返してもらうほどの相思相愛の間柄。

そこには、信じて疑わないブランドが確立されているのだ。

そやな、ブランドが大事やな!である。

日之出屋も愛すべきおかあさんから

絶大なる信頼をいただけるブランドを確立しなければならない。

牛肉といえば「梅ビーフ」。

旅行雑誌といえば「るるぶ」。

日々のお買物といえば「日之出屋」といった具合だ。

上記の3つは間違いなく”ホンモノ”ですから

どうぞよろしくお願い申し上げます。

2009-02-27

もったいない。

”もったいない”がビジネスを生む。

…のような特集で、昨日、テレビ局が取材に。

チョーヤさんの梅酒に使った梅を廃棄するのは”もったいない”

から誕生した日之出屋でもイチオシの「梅ビーフ」が取り上げられる。

ディレクターさんらしき方から説明を受ける。

「お客様の声をいただきます。肉の映像も。そして…」

私にもちょっとだけ話を聞かせて欲しい…とのこと。

テレビでよく見るピンマイクをつけられ、

カメラの横の方とお話するような格好で撮影開始。

あかん!落ち着け!たかだかカメラやないかい…

思えば思うほど、頭に葉っぱをのせられたかのように地蔵と化す。

ニュースの特集と聞いていたので、おちゃらける訳にもいかない。

あかん!アホなこと言われへん!言葉を選ばなくては…

思えば思うほど、外国人と話してる訳でもないのに言葉が出ない。

生まれて初めてのインタビューの感想はというと

無理や!俺には無理や!恥ずかしすぎる!である。

で、今日の夕方、そのニュースが放映された。

「お?!出てきた!出てきた!日之出屋や?!」

一部のスタッフ達がテレビの前で拍手喝采。

私が出てくるぞ…もうすぐ出てくるぞ…

と、だんだんと力が入り、みんな前のめりで画面に釘付け。

ところが、主役(私)の登場を待たずに

画面が切り替わり、スタジオの2人がまとめに入った。

「なっ…なんや!終りかい!」

と、私を含めその場にいた全員がずっこけた。

俺、全部カットって…である。

あ?、もったいない!

以後、こんな仕打ちを受けないように練習しなければならない。

息子よ、カメラもって俺に質問してくれ!

2009-02-24

容量。

何十年と続くお料理番組に

画期的な変革が起こったとの記事を目にした。

材料の表示を4人前から思い切っての2人前へ。

核家族が進み、4人前も作る家庭が少なくなったというのが背景だ。

そういえば、ドレッシングやカレーなどにおいても

メーカーさんから容量が変わると案内を受けたところ。

「なんや!また、値上げかいな?」

「いやいや…ちゃいますよ!

残って捨てられる方が多いので…減らします」とのこと。

時代によってハンパやない変化が起こる訳だから

”昔から…”という概念は排除して素早い対応が求められる。

”昔は良かったな?”などと懐かしんでなんかいられない。

変化…、いや進歩のない企業は淘汰されるのは世の常だ。

日之出屋も愛すべきおかあさんの声に耳を傾け、

より一層喜んでいただける売場づくりに励みます!である。

で、さっそくおかあさんからのお声を頂戴した。

「にいちゃん、この最近置きだしたビスケットはええ!旨い!」と。

どこぞのお菓子メーカーさんが

それはもう時代にマッチしたものを開発したのであろう。

どれどれ…。

bisuketto

懐か美味しいヤツやないかい!である。

いや…、お菓子は懐かしいに限る!である。

というのも、私に似たお菓子好きの息子が

「こんな美味しいのん、初めてや?!」とバクバクいっていた。

そうか!あんたにとっては新しいか?…である。

私の中でお菓子界の王様に君臨する

あの「ポテコ」も、何を隠そう昔からあの味だ。

問題なのは変化の問われる容量。

お菓子メーカーさん、ほどほどにお願いします。

旨いお菓子はあったらあっただけ食べますんで…。

2009-02-20

ブログトップへ

Recent Comments

  1. ヤッホー!もとちゃん…こんなのでも良いですか? より

Archives

Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project. ログイン