収集。

幼い頃、筋肉マン消しゴム、略して”キンケシ”集めに夢中になった記憶がある。

うーん、男には”集めてナンボ!”っちゅう性があるのだろうか?

いやね、長男がダイドーさんから発売されている

ウルトラマンや怪獣のラベルをしたジュースの缶集めに夢中なのだ。

私の職業柄、本気を出せばケースで発注することにより

何の苦労もなくすべてを簡単に集めることができる。

果たして、それでいいのだろうか?

いやいや…、ええわけあれへんやろ!だ。

苦労が多ければ多いほど、達成したときの感動はひとしお。

なので、休みの日のたびに一本だけ!というルールを設け、

自動販売機の前で息子と祈るようにボタンを押し続けた。

「アカン!!また、メトロン星人や!」

「モォォォ…、メトロン星人いらんっちゅうねん!」

最後の一缶を集めるのに、どれだけの労力が使われたのだろう?

「メトロン星人」なんか奇跡の5連チャン!という偉業まで成し遂げた。

が、しかし、先日、ドンガラガッシャン…と出てきたのが

待ちに待った「バルタン星人」だったときの感動といったら…、である。

おもわず「フォフォフォ…」って言っちゃったもん!である。

息子も、おんなじように「フォフォフォ…」って言ってたもん!である。

長かった…。

もう、これで「メトロン星人」に脅かされる日々から開放される…。

で、仕事を終え、ふとその自動販売機の前を通ったとき、

あまりの光景にただ呆然と立ち尽くすしかなかった…。

「第2弾って…」

ダイドーさん、堪忍しておくんなはれ!

…とか言いつつ、ついつい買っちゃいました。

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いや、ニセウルトラマン・セブンって…、そんなやつ、おった?である。

せめて大怪獣がよかったなー。

気が付けば、また、長い道のりを歩み始めている…。

2010/06/10

急展開。

「あれっ?この前までえらい人気やったのに…」

今のこの時代、新商品のヒットが長く続くことは、まあ少ない…。

あの「辛そうで…ラー油」も当初はすぐに飽きられるのだろう…なんて思っていたが、

1年以上のロングヒットには誰もが驚いている。

せっかく「ラー油の次はこいつじゃね?」って準備していたのに…。

そう、それが、こいつ。

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いやね、ご飯に…、焼肉に…、めっちゃ旨いんです!である。

今年の夏はコレで決まり!だ。

まあ、なんせ、こんな感じで段取りしておかないと…

と考えてしまうほど、商品切り替えのスピードはハンパやないのだ。

そして、それを上回るのが愛すべきおかあさんの会話の展開のスピード。

ブレーキの壊れた暴走機関車である。

本日も、あるおかあさんから

「にいちゃん、だんだんと暑なってきたなー」と、まずは天気の話で発車オーライ。

「ほんまですね。ほんで、言うてる間に梅雨ですからねー」

「なー、はやいなー。鳩山さんかってもう終わりやしなー…」

おっと…、いきなりインテリな政治の話へ急カーブ。

”はやい”っていうキーワードだけで、パッと思いついたのであろう。

「最初っからあんまり続かんやろなーって思ってたんや、私は…」

「そうですか…。日本の未来はどないなるんでしょうね?」

「日本の未来?そんなことよりも今日の晩御飯や!何がええ?」

そんなことより?いやいや…、である。

「晩御飯ですか?そうですねー?うーん…」

「ところで、にいちゃん。子供いくつになったんや?」

あっちこっち行きすぎや!

振り落とされるわ!である。

愛すべき急展開には舌を巻く。

いや、そんなことよりもチシャで焼肉と「にんにくみそ」を巻いてどうぞ!である。

2010/06/07

明確に。

夢や目標を持つのには、やはり明確なビジョンが必要である。

「あの辺に向かおうかな?」「いや、その辺でええやろ?」

なんてボヤーッとしたもんであれば、

歩こうとしても「どこ行ったらええねん!」と一歩も踏み出せない。

そうなんです!新店オープンまで2ヶ月を切ったわけで

それはもう、具体的に「ここはこうして…」などのミーティングを重ね、

「よしっ、こんな店にして喜んでいただこう!」と、徐々に進めなければならない。

議題も「あれにする?」「これにする?」「男の子?」「いや、女の子?」

なんて喧々諤々話し…を…してい…た…

んっ…?である。

後半、全然関係のない議題が上がったのは他でもありません。

私事で恐縮ですが、明確になったのでご報告させていただこうかな?と…。

いや、あのですね…、まあ、その…

我が家にまた新たな生命が誕生していましてね、

まあ、男、男、と続くもんやから、ここらでひとつ!ってのも考えたり

いやいや…ここまできたら、とことんいったれ!ってのも考えたり

ビジョンが明確でなかったので「どっちやねん?」とやきもきするわけで…。

で、昨日、妻から「病院でもらってきた」と

にやけた顔で手渡された一枚の写真を見て

「おまえ…、そこまでせんでも…ええのに…」ってなことになった。

いやね、わたしのやきもきを感じ取ってたんでしょうね、赤ちゃんは…。

「これでどうや!」っちゅうて両足広げてアピールしとるんですよ、シンボルを。

なるほど、そうか!わかりやすくてええ!である。

3人目に「ビジョンは明確に!」と教えてもらいました。

まだ見ぬ息子よ!ありがとう。

君の誕生を心から待っています。

2010/06/03

ゾウ。

ゾウはすげえ!である。

のっけから「象」を取り上げたのは他でもない。

ひょんなことからゾウ情報を耳にして驚いたのである。

いやね、ゾウは群れで行動しているらしいのだ、草とか求めてね。

で、ある場所に到着して、パッと見渡し

「あれっ?アカン…。この草の量では足らんわ…」

みたいなことを長老っていうのかトップがそう思ったとしよう。

そしたら、その長老っちゅうのが

「おいっ、俺はええから、おまえら若いやつは、いっぱい食えよ!」

って、自分は食べずに餓死したりするというのだ。

嘘やろ?そんな…、嘘っていってくれー!である。

愛っちゅうんか、そんなんに関しては象はハンパやないらしいのだ。

それなのに人間っちゅうやつは…。

簡単にリストラとかあるし…。

私も店の長としては、象を見習わなアカン!である。

そう、4月に入社したフレッシュマンも

早く一人前になりたい一心で頑張ってくれているのだ。

「おーい!〇〇君!」

小象を見守る長老のような愛情いっぱいの私の声が店内に響く。

「ハイッ!すんません…」

「いやいや…、なんであやまんねん。呼んだだけやろ…」

「いや、すんません…。で、何ですか?」

「わはは…、ちゃうやん!何で”すんません”やねんって…」

「いや…、ちょっと…、わかんないっす、すんません…」

彼は寝言でもたぶん「すんません!」って言ってるのであろう。

あのな、小象よ!カイチョーはゾウを見習っとんねん。

頼むから、安心して頑張ってくれ!

ライオンとかおらんから…。

2010/06/01

マグロ。

日之出屋にてお客様より高い支持を頂いているイベントが先日行われた。

3ヶ月に一度開催される「マグロの解体実演販売」だ。

80kg級本マグロは、周知の通り”旨い”のはもちろん、なんせとにかく安い!である。

※まあ、”安い”といっても「大トロ」なんかは、それなりの価格はするが…。

で、今回、度肝を抜かれたご注文があった。

解体している途中、本マグロの一番ええ部位を指差し、

「にいちゃん、10cmほどの幅でそのまま頂戴!」と。

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えっ?である。

私だけでなく周辺のお客様も解体するにいちゃんも、はたまた

マグロ自身も驚きを隠せず、「えっ?」っちゅう顔で開いた口がふさがらない。

計量してみると、1万5千円ほどの金額に…。

「えーと…、すんません。1万5千円ほどしますけど…」

「うん、ええよ!」と。

いや…、ええよって…である。

まわりのお客様方からも「マネでけへんわ!」と愛すべき一言。

ここまでのマグロ好きは、松方弘樹さんぐらいのもんである。

気持ちのよい大胆なお買物っぷりに触発され、

「アカン…、俺もマグロ食べたなってきた…」

そんな想いが芽生えはじめ、

閉店間際には完全に晩飯はマグロしか受け付けない口に。

で、いざ、うちに帰ってみると、普通に餃子とか焼いてけつかる。

「おーいっ!餃子もええけど、今日はどない考えてもマグロやろ!」

「えっ?今日やった?」

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きっちりこんな顔。

すっかりお忘れのご様子…。

妻よ、今度は忘れんとお願いします。

皆様もまた3ヵ月後お会いしましょう。

2010/05/29

携帯電話。

メーカーさんや問屋さんからの連絡手段として

今のこの時代「携帯電話」はなくてはならないものとなっている。

まあ、しかし、ところかまわず鳴るもんだから

「♪誰にも縛られたくないとー…」なんて尾崎豊さんみたく

盗んだバイクで走り出したい夜だってある、行き先もわからぬまま…。

で、そんな愚痴を綴ったりしているものの

ここ数年、一緒にうれしい連絡をともに喜び、悲しい連絡にはともに悲しんできた

「最初は何色やってん?」のビジネスパートナーなのだが、

年を重ねすぎたのか、最近いい仕事をしてくれない…。

私が一生懸命しゃべくり倒しても

「あれっ、もしもーし…。あれっ…」って聞こえてくるだけで

どうやら私の声を相手側に届けてくれていないのである。

いくら私のかつ舌が悪いからといって、業務怠慢は許されることではない。

なので、非情かもしれないが、新旧交代!と判断させていただいた。

ヨレヨレになった相棒を店員の女の子に苦渋の表情で手渡すと

「随分と前のタイプですねー」なんて言われたときは、

さすがに「こいつのことを何も知らないで…」なんて思ったりもしたが、

新しいタイプのやつを昨日家で試したりしたら

「おー!今のヤツ、めっちゃすごいなー!」ってな感じで

前の相棒のことなんか頭の隅にもなかった…。

だって、テレビとか映りよるし、カメラもきれいに撮れるし、

なんや「名刺リーダー」ってな機能もハンパやないし…である。

結局、様々な機能のうち、せいぜい10%ぐらいしか活用できないと思うが、

これからはこいつと一緒にがんばっていきたいと思う。

ただ、今までお世話になった前の相棒のことは忘れてはいけない。

よしっ、新旧交代を記念にきれいに撮ったってくれ、新相棒よ。

kamera

おー、さすがやなー!である。

前の相棒よ、本当に今までお疲れさまでした。

部品の一部なんかは、リサイクルされるんとちゃいますか?

また、どこかで会えることを楽しみにしています。

2010/05/26

舟唄。

お待たせいたしました!である。

日之出屋が自信をもってオススメいたします「トマト」の入荷が始まった。

天候がややこしかったので、随分と遅れました…。

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いやー、3カ月ぶりぐらいにカブリッといただきましたが、

まあ、あいかわらずの「旨っ!」である。

ビール片手に「♪肴は冷した トマトでいいー…」なんて

語呂が悪いのなんかほったらかして鼻歌鳴らす風呂上り。

「プハー!!あー、幸せやー!」だ。

また、本日は、名店の「柚子七味」が初入荷しましたので

「♪七味はー、うどんにかけりゃいい…」なんて、気分がええ!!

※いやね、こちらの「七味」や「ごま」は、ハンパやない香りです

トマトや七味でここまで満足できるなんて…

私の心にある「幸せのコップ」はかなり小さいものといえよう。

いやー、器はでかい方がいいが、このコップは小さいものに限る。

不幸にも、相当便利で豊かな世の中なため、

油断すると息子たちのコップは、どんどんとでかくなるばかり。

彼らがしなくちゃいけないことは、そう、我慢だ、我慢。

しかし、モノがあふれかえっているので結構なんでも手に入るから、

子供以上に我々親の方も我慢が必要である、我慢が。

所かまわず泣き散らかしたりするからなー…。

そりゃね、喜ぶ顔が見たいけどなー…。

「♪子供は我慢をーしてりゃいいー…

涙がポロリとこぼれたーらー歌いだすのさー…」である。

2010/05/22

申し訳ございません。

なかなかの忙しさっぷりが続き、更新が遅れている。

先日も「仙台」とか「郡山」」へ、そう、初じめての東北へ…である。

戦略や陳列、マーケティングなど様々な切口で

勉強させていただいたのだが、まあ、本題は「人」である。

「人から学ぶ」である。

素晴らしい店をいくら見学させていただいたところで

本質は「人」からしか学べないのである。

まあ、ぶっちゃけると、勉強より「人」に会いにいったみたいなものだ。

旅行なんかでも、結構、「誰と」が最重要だったり

人との「出会い」なんかが一番の印象に残ってたりする。

昔、アメリカを一ヶ月かけていろんなところを見てまわったが、

どんな素晴らしい景色よりもたくさんの出会いの方が印象深い。

「おー、英語って格好ええなー」をひとつ綴っておこう。

飛行機を降りるときのことだ。

私の隣に座っていた老夫婦が、

席の上の荷台から荷物をとろうとするも、なかなかうまくいかない様子。

英語が話せないからといって、知らぬ存ぜぬで狸寝入りを決め込んだら

サムライスピリッツの名がすたるし、その前に「人間失格」である。

「大丈夫ですか?なんなら私がとりましょか?」って英語で言えるはずもない

私は、一言も発っすることなく、すくっと立ち上がり、ひょいと取ってあげた。

すると、おじいはこう言い放った。

「Thank you!my friend」と…。

Friendって!おじいよ、どんだけ格好ええねん!である。

ついつい「ノープロブレム!」なんて適切なのかどうかわからないが

超カタカナの感じで言っちゃたぐらいそのフレーズは心に滲みた。

まあ、その後、どんどん話しかけてきて困り果てたのは言うまでも無いが…。

このように「人」っちゅうのは仕事でも遊びでもなんでも一番にくるのだ。

うーん、ここ最近、新しい「縁」があったり、また「縁」を深めるって意味でも

本当に有意義な時間を過ごすことが多かった。

代わりに…、愛すべきおかあさん方と現場でお話することが

遠ざかっていたのも事実。

実際、本日、愛すべきおかあさんから

「あんた、どこ行ってたんや?えらなっても顔ぐらいは見せなアカンで!」

と、お叱りを受けたところだ。

いやいや…、おかあさん、あのですね…、えらなってもないですし…、別に…

あっ、会津の教えや!「ならぬものはならぬものなり」である。

年長者のいうことは理屈抜きで聞かなアカンねや。

忙しくても現場に出てご挨拶させていただきます。

申し訳ございませんでした。

2010/05/18

白虎。

信貴山に行ってきた。

聖徳太子さんがこの山で毘沙門天にどうのこうので御利益があり、

家内安全、商売繁盛、心願成就…もろもろ頼んまっせ!ということで…。

いやね、聖徳太子さんがこの山で必勝の秘法を授かったらしく、

その日が奇しくも寅年、寅日、寅の刻だったことから…

今年は行っとかなアカンやろ?と。

「寅年」生まれの私が寅年の今年に行かんでいつ行くねん!と。

しかも、店をオープンさせるのはこの「寅年」やろ?と。

そんな想いがはちきれんばかりになり、疲れた身体に鞭打って出かけたのだ。

感想はというと…、めっちゃ良かった!である。

まず、寅年ということで12年に1度の限定発売「白虎」。

末広がりの800円。

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普段は黄色の虎しかないので、今年を逃すと12年後にしか手に入らない…。

すでにええ感じで私のデスクから睨みをきかせてくれている。

サボろうとしたもんなら、「ガオー!」と噛みつかんばかりの形相だ。

さて、なにより行ってよかったのが、

息子が意外と男らしくなっていることに気づいたことである。

山頂までのハンパやない山登りを強いられ、

次男を抱っこしながらの業は、何度も何度も心が折れそうになった。

途中の休憩場所で「ここが山頂ってことにしよか!」なんて提案をするも

「なに言うてんや!おとうさん、気合いれていこうや!」と励ましてけつかる。

なるほど、知らず知らずに男になってきとるなーと感慨深い。

いよいよ、山頂に到着し、ご褒美の絶景に彼も大満足の様子。

そして、くだるときに山登りの鉄則を彼に教えた。

そう、「あいさつ」と「あともうちょっとですよ」の一声だ。

この「もうちょっとですよ!」の一声は、

登っている人のパワーをみなぎらせる。

お年寄りの方に彼が声をかけて色々と話をしているのを見ていると

まあ、清清しい気持ちでいっぱいになった。

新店が落ち着き次第、またお礼参りに寄せてもらいます!である。

皆さん、「白虎」は今年だけでっせ!

毘沙門天さんより。

2010/05/10

声。

愛すべきお客様の声なき声を拾うのはなかなか難しい…。

「これは絶対喜んでくれはるわ!!」って直感したつもり商品でも

倉庫にて”動かざること山のごとし!”といわんばかりに平気でそびえてたりする。

ただ、前回も綴った万能茶は、なかなかの好スタート。

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メーカーさんいわく、愛用されている方からは

おなかの調子が良くなった!の声をたくさんいただいてます!だそうだし、

女性はそれ系の悩みの方が多いので喜んでいただけると確信している。

※私も含め、うちの息子たちもそれ系なので麦茶代わりにいただいてる。

まあ、しかし、冒頭に戻るわけだが、すべてがすべてうまくはいかない…。

で、ふと思い出したのだが、そんな声が聞こえたりする友人がいて

霊感が強いっちゅうのか、なんちゅうんか知らんけど

「なっ…、ちょっ…、ウソやろ…」と絶句する出来事があった。

その友人と踏み切りで電車の通過を待っているときのことだ。

「うわっ、向こう側になんかおるで!たぶん…」なんて、彼が急に言い出す。

「なんかってなんやねん!」である。

「おまえ、いらんこと言うなや!」

「いや…、たぶん…おるで…」

「もう、ええっちゅうねん!」

そんなやりとりをしてるうちに、遮断機があがり、待っていた人たちが行き交う。

渡りきったあたりで「なんもおらんかったやろ?」と恐る恐る聞いた。

彼は、神妙な面持ちで「おった…」と。

「おったんかいな!」である。

すれ違いざまにこう言われたそうだ。

「ようわかったな…」と。

「ひえー…」である。

上記のような声は完全に無視させていただきますが、

お客様の声なき声はどんどん拾っていきたいと思います。

ちょっと暑くなってきましたので、こんなんにしてみました。

2010/05/06

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