朝練。

「なぁ。朝練つきあったってくれへん?」

夜遅くに家に帰ると、妻からこんなお願いをされた。

どうやら長男が運動会でリレーの選手に選ばれたらしく、

負けず嫌いの血が騒いだのだろうか、朝練をする!と言い出したそうだ。

私の朝は5時ごろなので、「よう起きんやろ!」と笑い飛ばしてたのだが…

翌朝、「おとうさん、はよ起きて!行くで!」とまさかのやる気モード。

「ほんまに行くんかいな・・・」

慌てて用意し、近所の公園に向かった。

到着するなり「おとうさん、見ててや!」と

準備運動もなしにいきなり走り出す息子。

眠たいし、朝早くからのこのクレイジーぶりに、かける言葉が見つからない。

「おっ、おう…。ええんちゃうか…」が精一杯だ。

で、タイムまで計らされ、「13秒やけど、これ、どないなん?」に

「あ~、13秒か~!」とか、恥ずかしげもなく平気で悔しがるもんやから

もう、なんか笑うのもしんどなってきたところへ

いうほど走ってないくせに

「あ~、しんど、休憩や!次、おとうさん!」と、へたり込む息子。

「なんでやねん!俺、関係ないやんけ、おまえが走れや!」

「まあ、1回走ってみてや。見とくから」と、気持ち上から目線。

”このガキ!”と思いながらも、

自分のもてる力を最大限出し切って走ってみた。

「まあまあ速いな。19秒や!」と息子。

まあまあ…ってなんやねん!

だいたい、19秒はないやろ!である。

「ほら、次、おまえの番や!」っていうも、もう走りたくないかして

「なあ、おとうさん。前に食べたたこ焼き、あれ美味しかったな」と息子。

それ、今せなあかん話か!である。

息子よ、なにがしたいねん!

今回ばかりはお手上げや。

おかあさんに指導してもらえ。

なんや、インコースから攻めて…教えたらな…とか

勝つ気満々で力入ってるから。

2011/05/23

ポテンシャル。

先日、朝目覚めて自分の潜在能力に驚かされた。

本来なら筋力的に持てる能力すべてを発揮すると自壊するらしく、

脳みそが「アカン!アカン!これ以上は…」

と、ある程度のところでストップしてくれるはずなのだが、

完全にメーターを振り切ってくれた。

いやね、私は寝相がよくないので子供たちと一緒に寝るのは…

ということで、布団を敷いて別の部屋で一人で寝てるんだけど、

朝起きると、かけ布団が蹴飛ばされてか

部屋の隅っこにあるのはごく普通のことなんだけど、

先日においては朝起きると敷布団~私~敷布団の状態で

もう私じゃない誰かの仕業としか思えないミラクルサンドに

「なんでやねん…」と思わずつぶやかざるをえなかった。

寝てる時の私のポテンシャルはハンパやないな…である。

このような潜在能力をどうにか意図的に発揮できないものか?と考えた場合、

唯一できるのが、あのティッシュでこよりを作るやつ、そうくしゃみだ。

あの爆発力は、すさまじいものがある。

いくら思いっきり鼻を「フンッ!」ってやったところで、

くしゃみの風速には到底及ばない。

なので、まわりから「また、やってるわ…」などと、なにを言われようが

鼻をかむときは、いつもこよりを作って鼻の中を一網打尽にしている。

で、本題。

朝早く仕事場につき、鼻でもかもうかなとティッシュ片手に表に出て

「よっしゃあ!景気良くいっちょう!」ってフガフガ言いながら天を仰ぐと

以前から「あらら…、わざわざそこに作らんでも…」ってところに

つばめが巣作りを始めてたのが目に入ったので見に行ったら、

すでに完成間近まで持っていってるつばめのポテンシャルに

「スゲエな、つばめ!」と感心しつつ、

「それに比べて俺は、何してんねん…」

と、鼻とか脳みそとかいろんなとこに刺激をいただいた次第だ。

つばめよ、ほんまは黙っとこうかなと思ったんやけど、

そこはな、前回雨に流される惨事があった場所やねんぞ。

でも、安心せえ。雨が入らんようにコーティングしたさかい。

あ~、あ~、ええよ!ええよ!お金のことは気にせんでええ。

とりあえず、商売繁盛とか安全とかええ言い伝えを運んでください。

2011/05/16

おいびー!!

最近、めっぽうハマってる食べ物がある。

まずは「生ハム」。

先日、取り寄せた「生ハム」は高級生ハムなのだが、

”切り落とし”ってことでお買い得な価格で手に入るのだ。

そう、”おいびー商品”。

説明しておこう…、それは”おいしー”のひとつ上のランクという位置づけで、

百貨店などで販売される高額な”おいえー”までは届かない

訳あり品というか、B級グルメというか、

そんな感じのものをひっくるめて私は”おいびー”とそう呼んでいる…。

さて、その生ハムとの初めての出会いというのが、

以前にも綴ったと思うが、小学校時代、金くんの誕生日会でだ。

「えっ、めっちゃ旨いけど…、何や、これ?」「んっ?それか、生ハムやん!」

スーパーマーケットの息子に対して

いきった感じで言い放った金君のどや顔はいまだに忘れられない。

で、すぐさま、家でオカンに作ってもらおう!と思ったんだけど、

菜っ葉や小芋の炊いたんとか筑前煮など

びっくりするぐらいド和食主体のオカン、そう昭和のオカンがだ

「今日、生ハムでもしよか?」っていう小粋な発想なんて微塵もないわけで

そんな人間に「生ハム、食べたいわ~」なんてお願いしたところで

「そんなん、知らん、知らん!」って一発で終わるのは目に見えてるわけで

あれだけ感動した「生ハム」なのに、今の今まで疎遠になってたんだけど、

この”おいびー生ハム”を目の当たりにすることによって

頭の中のなにかがパァーンッと弾け、

妻に生ハムを使ったメニューをアレコレお願いしている次第なのだ。

あと、食べるもんっていうか、これ。

110513_213301

わさび系。

刺身なんかもわさび醤油じゃなくて、今はもっぱらこれ。

サラダといっしょに…って感じで、和?洋?まあどっちでもいいんだけど、

ほんと美味しくて、イタリアへこの2つ持ってくだけで店やれるんちゃうか…

ほんでもって、イタリアの名店ともそこそこええ勝負できるんとちゃうか…

ってぐらいハマっている。

いや、ほんま、おいび過ぎる…。

うーん、まだ私の知らない”おいびー商品”があるはずや。

皆さまのおいびー商品を教えてくださいね。

2011/05/13

母の日。

昨日はおかあさんに感謝する日、そう、母の日である。

私は、剣道の練習に堺駅南口商店街の地域の行事として

土居川へかかげた「こいのぼり」の撤去作業と忙しかったので

妻に「おばあちゃんとひいおばあちゃんへなんか買ってきて!」と託した。

で、夕飯をみんなで食べると同時に息子たちが

「いつもありがとう!」と大役を見事にこなし、

無事「母の日」が終わろうとしたその時…

長男からこそっと耳打ちされる。

「おとうさん!おかあさんの無いで…」と。

ほんまや!えらいこっちゃ!である。

私からしたら「妻」としての感覚しかなかった…。

息子たちからしたら一番なにかしたかった「おかあさん」なのに…。

アカン!今からでもなんか用意せな…、気持ちやからな、気持ち…。

「おいっ、なんか買いにいこか?なにがええ思う?」

「う~ん、お金がええんちゃう?」とリアルにいきすぎの長男。

え~、やめて~!なに?なに?そのそこそこ歳のいった大人の発想は…。

「おまえ、お金って…。なんでや?」

「だって、おとうさん、いっつもおかあさんに”お金ちょうだい!”

”お金ちょうだい!”って言ってるやろ。たまにはあげたら…」

と、私のことをどない見てくれてんねんの息子。

いやいや…、ワシは、ヒモか!

っちゅうか、そのお金の出所はワシや、ワシが頑張っ…て…、

いやいや…、家庭のことは妻がすべてしてくれてるからやな…。

「まあ、お金もええ思うけど、おかあさんの好きなお菓子とか買にいこや」

「え~、1853円とか、2684円とかがええって…」

と、まだしつこく自分が思う超高額の金額を提示してくる息子。

とにかくだ、おばあちゃんの家を出て、妻に

「ちょっと、なんか買いに行くから、先帰っといて…」って言うも

「もう、ええよ。この子ら、はよ寝かさなアカンから。」とやっぱりおかあさん。

息子たちよ、おかあさんが母の日のプレゼントとして欲しいのは

なんやいうても君たちの健康だそうです。

青い鳥を探しにいくところやったな。

欲しいものは、日常に…、すぐそこに…である。

しかし、忘れててすんません…、おかあさん、いつもありがとう!である。

2011/05/09

ほっとする。

時は5時30分、会社帰りの方々などで賑わう店内。

「すいません!」と、私を呼び止める声がする。

振り返ると、そこには、背丈が170cmぐらいであろうか、

どこぞの名のあるモデルさん?ってなぐらいのスラッとした女性が

なんと”がしら”を2匹手にしながら…

「調理していただけませんか?」っておっしゃってるように聞こえた。

聞こえた?いや、だって…、D&Gのサングラスに”がしら”…である。

そりゃあ、「えっ?あっ、はいっ…」である。

このギャップに「間違えてません?それ、がしらでっせ!」とも言いたくもなる。

「ちょ、ちょっ…、ちょっと、お待ちください」

え~と、あれ?包丁どこや?ウロコかきは?あ~あ~エプロン、エプロン…。

なんかこう面を食らったお願いにバックヤードを行ったり来たり…。

その慌てっぷりは、長友と互角に渡り合える運動量を発揮し、

ザッケローニ監督も思わず日本代表へのオファーを出しかねないほどである。

で、早速、ウロコをとる作業に取り掛かったのだが、

私の目の前で待ってらっしゃるもんだから、我慢しきれず、

「お客様、この”がしら”、どない料理しますの?」って

”今日は天気がいいですね”ぐらいの軽いタッチで聞いてみた。

「煮付けにします」と、スラッとした感じでおっしゃられる。

「おいっ、がしら!聞いたか?”煮付けにします”やぞ。

どんだけ幸せもんやねん、おまえは。この質問に対しての答えは

9割がた”炊くねん!”もしくは”揚げんねん!”や。それを”煮付けに…」

声には出さないものの心の中でウロコをかかれてる”がしら”に言い聞かせた。

いやね、ほんまにね、”魚離れ”を痛感している今日このごろ、

風貌は今時のナウいモデルさんなのだが、

お母さんかおばあちゃんからしっかりと日本の伝統を受け継いでいて

まあ、こんなにうれしいことはない。

それはもう、マリオがスターを取ったのとおんなじぐらい

♪ティンティンティティ…って小躍りしたくなるのを抑えながら

「いやね、魚食べる人少なくなってきましたから

”がしらの煮付け”なんて聞くとホッとしますわ」

ってなことをついつい口走ってしまう始末。

それに対して「え~、美味しいのにね~」と、また、ええこと言いはる。

このお客様は、間違いなく

オカンに「えらい上手に食べたな~」って褒められるぐらい

上手に食べはるんでしょう。

いや~、”がしら”でここまで清清しい気持ちになるなんて…。

いや、ほんと、魚食べようぜ!である。

2011/05/06

負けず嫌い。

私は、結構な”負けず嫌い”なのだが、次男の”負けず嫌い”にはかなわない。

本来なら、”負けず嫌い”な訳だから、「負けたくない…」なんて思うはずだが、

次男のそれにおいては、あまりにもひどすぎるので

「もう、いいよ…。君の勝ちでいいよ…」と、すぐに勝ちを献上せざるをえない。

私に対してはそれほどでもないが、長男に対してはえげつない。

例えば、まあ、手ごろなところから

”家の玄関にどちらが先に到着するかレース”でも

勝てるはずもないのに果敢に挑み、完敗し、泣き喚く。

で、泣き喚くだけならまだしも、

「2番なんていらんのや!1番がええんや!もう、いらん…」

とばかりに、家に入ろうともしない…。

私は、男兄弟がいないもんだからわからないが、

弟ってのは誰しもそうなのか?である。

それほどまでに、兄貴に負けたくないのであろうか?だ。

そういえば、スポーツ界で活躍するスーパースターってのは

兄貴をさしおいて、弟、もしくは末っ子なんてのをよく耳にするような気が・・・。

う~ん、どうしたもんか…。

そうなった場合、兄貴の立場って…である。

いやいや…、今からそんなこと気にせんでも…

って話かもしれないが、人それぞれ得意不得意ってのがあるわけだし、

親の私が彼たちに何をさせるかによって

彼たちの人生が大きく変わっていくような気がしてならない、

特に「兄貴」の立場のもんは。

なんせ、弟は「負けて当然!」とか「胸を借りる」とかっていう無心、

そう、一番やっかいな気持ちで挑んできよるから、兄貴はたまらないはず…。

まあ、妻からしたら「気にしすぎ!」の一言で一蹴されるわけだが、

「おまえに何がわかんねん!男ってのはな…」である。

いやね、なんかね、長男至上主義でもなんでもないんだけど、

「兄貴は絶対!」でなくては…と、思えてならないのだ。

…ってことを、ブログでいくら綴ろうがどうにもならない。

息子達よ、勉強にせよ、スポーツにせよ、

純粋に”ええライバル”として頑張ってください。

まあ、最強のライバルの私にはいつまでたっても勝てないけどね。

私自身もただいま挑戦中!

2011/05/02

蜂屋の餃子。

仙台に住む同じような志で頑張っておられる仲間がいるんだけど、

先日、その方からメールが届いた。

「宮城県塩釜市の餃子屋さんが、応援キャンペーンをやるんだけど…」といった内容。

餃子をお買上げいただいた売上の一部で餃子を作り、

沿岸部の被災地へ直接お届けされるそうだ。

同じ食に携わる職業をしてるもんからしたら、これほどわかりやすい支援方法はない。

サッカー選手であればサッカーのプレイを

歌手の方々は元気を届けるかごとく応援歌を

スーパーマーケットであれば、そう、もちろん「食」で応援したい。

「よっしゃあ!これもなにかのご縁や!愛すべきおかあさん方にも協力してもらって…」

と、本日より販売させていただいた。

110421_211901

我々は餃子だけを販売しているわけではないので

この餃子で利益を出す気などサラサラなく、ただ支援したい一心で始めたのだが、

「みなまで言うな!」と粋なお客様がたくさんいらっしゃるので気持ちがええ!

早朝、お菓子を配送するおっちゃんも「よっしゃあ!ワシもひとつ買わせてもらうわ!」と。

「いやいや…、この後、まだ仕事やろ。冷凍やから溶けてまうで」

「そんなん、気にしてたらあきまへん!応援せんと…」と、浪花おとこの心意気。

また、愛すべきおかあさんも「にいちゃん、餃子どこにあんねや?」

「こちらですわ!おおきにです!」

「ねえちゃんにも言うとくさかい、置いといてや!

あっ、娘にも言うとくし…。皆でぎょうさん餃子食べるわな」と、浪花おんなの義理人情。

く~!♪浪花の空は日本晴れ~(アッソレ!)浪花の空は日本晴れ~・・・である。

昨日の阪神タイガースの勝利から、浜村淳さんが朝からラジオで歌っていたであろう。

今日は、本当にいい天気。

東北の空も、浪花の空とつながっているわけで

「この粋な想い、届いてくれ~!」と空を仰ぎ、祈るばかりだ。

蜂屋の社長はん、頑張っておくんなはれ!

遠い大阪より応援してまっせ~!!

2011/04/21

剣の道2.

果たして”上手な教え方”とは?である。

たぶん、本屋さんなんかにいけば、いろんなHOW TO本があるだろう。

そうなのだ!かなりの人間が「ほんま難しいわ!」と感じているからなのだ。

こちらが一生懸命教えても、受け取る方は様々…。

まあ、まずは信頼されなければならない。

「あの人が言うんなら…」なんて、その信頼が高ければ高いほど

どんな教え方をしても「なるほど!」ってなりよるから、やはり信頼が大事。

もちろん、ハード面では高いスキルや豊富な知識は絶対だ!

で、「あいつは何回言ってもアカン!」であったり

「教え方が悪い!」であったり、相手のせいにするのは良くない。

お互いそこには愛があったかい?情熱は?である。

また、山本さんが言うように「やってみて、いって聞かせて させてみて

褒めてやらねば 人は動かじ」っちゅうように、褒めんとアカンね、褒めんと…。

いやね、冒頭から想いのたけを綴ったのはほかでもない。

昨日、息子と剣道の練習に参加したんだけど、チビッ子たちを教えることになり、

まあ、ビックリするほど教えるのは難しい…と痛感した。

竹刀を握るのが何年ぶりなわけで、思うように体が動かないし…、

「あのな、ハァ、面はな、ハァ、左手で、ハァ、こうやって、オエッ、ちょっと待って…」

話すのと呼吸を同時にできないぐらいヘタっている。

それでも、一応は先輩として「竹刀は左手で!」っちゅうのだけを言い続けた。

いろんな先生から、アレコレ言われたら良くないと思ったからだ。

で、今日の朝、驚いた。

あれだけ昨日「竹刀は左手で!」と基本の基本だけを言い続けたのに

なぜか私の右腕が筋肉痛でピクリとも動いてくれない。

あれれ…?俺ができてへんやん…である。

彼らには、私の侍っぷりはどう映っただろう。

私への信頼なんて底の底であろう。

く~、恥ずかしい…、まだまだ教える立場に至っていない…。

息子よ、頑張ろうぜ!

2011/04/18

芋けんぴ。

出会いがあったり、別れがあったり、そして、恋なんかも・・・、そう、春である。

いやね、新しい店舗は駅に直結しているので様々な人間模様が見えたりするのだ。

ほんのちょこっとだが、店舗にはイートインコーナーがあって

そこで待ち合わせをしているのか二人の女子高生が

かなり神妙な面持ちでなにやら話しているのを

盗み聞きするつもりなんてこれっぽっちもないのに

興奮のあまり声が大きくなるもんだから勝手に耳に入る。

「〇〇君のことは諦め・・・。今が人生で一番辛い時ってのはわかるけど…」と。

いやいや…、そんなもんやないぞ、たぶん!である。

心配せんでも、これからもっと辛いことがあるから!うん、間違いないわ!だ。

まあ、女子高生からしたら、男の惚れたはれたっちゅうのは、そうかもしれんけど…。

そういえば、うちの長男も「友達できたか?」の問いに「〇〇ちゃん」と。

あらら…、一発目から女の子いっちゃう?春やね

そこに恋心があるのかどうかわかりませんが、

もうあと何年かしたら「女性は友達として成立するか?」

っていう”どっちでもええやんテーマ”を肴に

お酒を飲む機会は避けて通れないと思うので

今のうちはピュアな心で仲良くしていただければ…と思う。

で、そんな春だから、春がいまだ訪れていない男性諸君に

耳寄りな情報を提供したいとブログを綴っているわけだ。

いやね、アルバイトに女子大生の子がいてね、

サンプルでもらった”芋けんぴ”を「味見してや!」ってそれぞれに

1袋ずつ渡したんだけど、尋常やない喜び方をするわけ、「やったー!」ってね。

翌日も、「友達に”バイト先で芋けんぴもらってん!”って言ったら

”めっちゃええな~”とうらやましがられましたよ!」と、興奮冷めやまず。

えっ?なに?芋けんぴってそんなパワー持ってたっけ?である。

だから、プレゼントっていえば、バッグとか指輪とかベタに攻めるのではなく、

意外と”芋けんぴ”がええんとちゃうんかな、芋けんが。

今年の夏は”芋けん…ぴ…いや、夏やから”塩けんぴ”で決まり!である。

男性諸君よ、美味しいやつ、探しておきます。

2011/04/16

昭和のおかあさん。

オープンしてそこそこの月日が経ったわけだが、そうなると

新たな「愛すべきおかあさん」が徐々に明らかになっていく。

本日なんか朝から3連チャンの”愛すべき”をいただいたもんだから

せっかくなので綴らせていただきたい。

まずは、早朝からぶちかまされた。

神明神社へ参拝した後、お店に向かう途中、すれ違うおかあさんから

「あっ、”日の丸”のにいちゃん、おはようさん!えらいな~、毎朝!」と。

ちゃう、ちゃう!日の丸とちゃう!日の出!や、日の出。

まあ、たぶん、”日の出”と言ったつもりであろうから

間違いを正すような野暮なことはせずに、

「あ~、おはようございます!」なんて気持ちのいい挨拶を交した後

「あんたな、神さんに頭さげとったらな…」

と、有難い説法を頂戴する。

で、午前中、いつもの愛すべきおかあさんがご来店。

そして、いつものように”めいたかれい”を手に「調理して!」と。

いやね、毎日のように買われるからね、

そりゃあもう、心の底から”めいたかれい”が好きなんやろな…

って、ずっと思ってたんだけど…

そのおかあさんから「にいちゃんよ…」と呼び止められた。

「どないしましたん?」

「あんた!毎日、めいたかれい食べてると思てるやろ?」

「えっ!違いますの?」

「当たりや!」と。

もう、どないやねん!である。

ほんでまあ、お互い笑顔でお話していると、

そんなことおかまいなしに間髪入れず、次の愛すべきだ。

「なあ、にいちゃん、大根のケン、ちょっとおくれ~な」

マグロのお造りを手になにやら急いでいる様子。

「よっしゃあ、ちょっとお待ちください!」

ロケットダッシュで取りに行こうとしたその瞬間

「あっ、にいちゃん、刀とちゃうで…」と結構などや顔。

また…、もう、しんどいわ!だ。

もう、ええ!もう、お腹いっぱいや!である。

しかし、なんか言わな気が済まんのであろう。

この根っから明るい昭和のおかあさん方々。

被災地でも、名物ともなる明るいおかあさん方がいらっしゃるであろう。

強いのは、なんといっても女性である。

どんな困難にも負けない昭和のおかあさんが

東北・関東でも皆を牽引してくれればと願うばかりだ。

昭和のおかあさん方、頑張ってください!である。

2011/04/11

ブログトップへ

Recent Comments

  1. ヤッホー!もとちゃん…こんなのでも良いですか? より

Archives

Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project. ログイン