ごめん…。

人間は忘れる生き物…。

そんなことを耳にしたことがあるでしょう。

痛い記憶、悲しい記憶…などなど、全部覚えていたらえらいことになるから

なんか嫌なやつは記憶の端から順次忘れていくように…

としてくれているのだろうか。

う~ん、確かに、幼稚園のときに大きな門で頭を強打し、

「くじらか!」ってぐらい血を噴き出したことがあるんだけど、

その痛さの記憶をずっと抱えて生きていくのは、ちょいと辛すぎる…。

で、一方では、そんなことあるかい!と。

忘れるということはない!ただ思いだせないだけ!と。

たとえば、久しぶりにあった昔の友人なんかと話してて

「あ~、あった!あった!懐かしいな~」なんて思いだしたりする。

あるきっかけで蓄積されていた記憶がよみがえるのだ。

そう、決して忘れているのではなく、思いだせないだけ!なのだと。

なんかこの考え方の方が、どっちかというとええ。

なぜなら、「えっ、まさか…、忘れてた…?」みたいな案件があった場合

「いや…、ちが…、忘れてたわけやないねん!」と言って

罪を軽くしたいというか、なんていうか、なのだ。

また、こんなことも耳にしたことがあるであろう。

「一番やないとアカンねん。だって、2番は忘れられる…」的な話。

たとえば、日本一大きな山は?に対し、富士山。うん、楽勝、楽勝!

では、2番目は?となると、んっ?知らん!知らん!ってな具合だ。

そう、兄弟バージョンを考えてみても、長男なんかは、次男ができるまで

様々なことが長男一人に集中するわけだから記憶が鮮明なんだけど、

では、次男は?ってなると、え~っと…、あっ、そうそう…ってな感じになって

三男坊にいたっては、もうね、んっ?ってえげつない具合になっちゃって、

ホントかわいそう感がハンパやないんだけど、

自然の摂理だから…と、どうか受け入れて欲しい。

いやね、なぜ、こんなに長々と綴ったのか?というのはほかでもない。

10月12日に三男坊が1歳を迎えたのだ。

で、驚いたのが、ブログへ綴るという私のルールさえも…である。

いや、ホント申し訳ない…。

三男坊よ、別に君をないがしろにしているわけやないねんで。

三人とも変わらず平等に愛しているつもりだから…。

とにかく、1歳のお誕生日おめでとう!

2011/10/14

おとうさん。

ある年齢を超えると筋肉痛が次の日ではなく、

そのまた次の日にくる…みたいな話をよくすると思うんだけど、

なんでやろ…ほんまに2日後やし、今まさに足がえらいことになっている。

というのも、先週の土曜日は、次男の運動会があって

彼の出場するなんかダンスみたいなやつに仕事の都合上、

間に合うか間に合わないかって感じになっちゃって

それでも長男と平等にしたらなアカンから…と幼稚園まで猛ダッシュ。

それはもう、あのボルトが「オ~!カミカゼ~!アシ、ハヤイネ~」

ってなるぐらいの走りっぷり、そこそこの距離があったにもかかわらず…だ。

で、ハアハア…言いながら、天邪鬼次男がなんとかギリで踊りきったのを見届け、

「おとうしゃん、仕事ええんか?」って”く~!”っちゅうことを言う次男に

「アホ言え…当たり前やないかい…」とつぶやき、

涙で見えない玉ころがしにも参加し、

三男坊があっちゃこっちゃ行くのを制止するために抱き続け、

クタクタになっているところへ携帯が鳴るもんだから、

行きと同じぐらいの猛ダッシュでお店へUターン。

次の日、剣道の練習。

思いのほか、昨日の疲れなんか微塵も感じなかったので

まあ、勘違いなんだけど…、そんなこと気にせずフルテンションでの稽古。

そのあとは、遅れ気味の映画撮影に付き合い、遅い就寝となった。

月曜日の朝、運動会での疲れが、如実に表れ…

そして、今日…

剣道やら映画撮影やらの疲れがオンされて、もうね、パンパン…。

筋肉痛というよりも、なんちゅうの、だりー!足がだりー!である。

きっちり2日後…である。

昔の俺やないんや…だ。

そう、幼稚園の若い先生が「おとうさん!」と呼ぶ。

キョロキョロしてると、「あきちゃんのおとうさん!」とまた呼ぶ。

おっちゃんとかならともかく…、おとうさんって…、

”誰がおとうさんやねん!”と言いたいところだが、事実だ。

ヒゲとかもないし、メガネもかけてないのに”おとうさん”って…。

※私の”おとうさん”のイメージ像

えらい歳になってきたわ…である。

2011/10/11

ふうぅぅぅ…。

堺駅南口店は10時まで営業させていただいている。

なぜなら、南海電車が駅に到着する時に「プシュー!」って鳴るんだけど、

その音に負けじとばかり、企業戦士の方々が大きく息を吸い込んで

「ふうぅぅぅ…」ってしながら夜の10時ごろでも買い物へ来られるからだ。

人目憚らず「疲れた~!」なんて言えないし、そう、「ふうぅぅぅ…」しかない。

今日木曜日あたりの「ふうぅぅぅ…」なんてのは、もうね、

「太陽VS北風」において北風に軍配があがるほどのクラス。

ただ、その「ふうぅぅぅ…」は、実は日本を支えているわけで

旨いもんでも食べていただいて明日への活力にしていただければ幸いである。

で、私も例外なく、「ふうぅぅぅ…」っちゅうて閉店業務をしているなか

ある商品に目がとまった。

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なんかね、めっちゃ食べたい…あっさりと…である。

金沢の料亭旅館「浅田屋」さんのやつでね、旨いんっす。

疲れてくると、やはり日本人のDNAがごく自然に米を欲するのであろう。

え~…、ご飯とね、まあ、たまごとえのきなんかが入った吸い物と漬物。

あ~、ええわ!こんなシンプルなんがええわ!である。

あっ、ついでに、じゃあ…その前にビール飲みながらコレ食べたい…。

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コレね、ちょっと焼くでしょ、ヤバいっす。

ある方に教えていただいたんだけど、めっちゃ旨いっす。

コレをアテにニュース見ながらビール飲んで、〆にあさり御飯。

今、「ふうぅぅぅ…」言いながら考えられる最高の晩餐である。

妻よ、どっかのタイミングでお願いします。

2011/10/06

おしどり夫婦。

惣菜の板長が私のところへ走ってくる。

「あのね、うちにトリュフなんか売ってました?」と。

んなもん、あるか!フランス人か!である。

「そうっすよね。いやね、お客様が”トリュフ”ないか?って」と板長。

んっ?お客様?慌てて店内に行くと、

「お~、にいちゃん!いやな、うちのべっぴんさんが”トリュフ”買うてきて!

いうんやけど…どこにあんねや、そのトリュフっちゅうやつは?」

私のよく知るおかあさ…、いや、べっぴんさんの旦那さんが右往左往である。

「まいどっす。え~っと…、で、ほんまに”トリュフ”いいました?

う~ん…、トリュフでしょ…、トリュフ…トリュフ…」

おとうさんの頭の中で確実に間違って変換されているのだ。

ここは、愛すべきの腕の見せ所である!じっちゃんの名にかけて…

「あっ…、ポトフちゃいますか?」

「それや!にいちゃん、ポトフや、ポトフ!おおきにな~」

板長も「ポトフか…なるほど。ようわかりましたね!」の一言。

板長よ、なめんなよ!である。

どんだけ長いことつきあってると思ってるんや!である。

カタカナは難しいねん!トリュフって間違えやすいねん!なのだ。

で、次の日、愛すべきおかあさんが来店され、

「にいちゃん、おはようさん。昨日、来たやろ。うちの男前」と。

もうええ!いちいち同じようなこと言わんでええ!である。

「なんや、すまんかったな~。にいちゃんに聞いたっていうてたわ」

「いいえ!おおきにです!」

「ふたりで仲良う食べてん。美味しかったわ、トリュフ!」

間違えてる!である。

聞き間違えてないやん!である。

根から間違えてもうてるやん!だ。

「いや…、おかあさん…。ポトフでっせ!」

「えっ?私、今なんて言うた?」

「トリュフ」

「あはは…、ポトフや、ポトフ。まあ、どっちでもええやんか。あっはは…」

笑い倒してご機嫌で帰られる愛すべきおかあさん。

別にどっちでもええけどや…、むちゃくちゃやな…である。

まあ、しかし、お似合いですわ!だ。

今度は仲良う買物に来られるのをお待ちしてます。

トリュフのお買上げ、ありがとうございました。

2011/10/01

思い出すわ~。

今日は、同じ堺を愛する「つーる・ど・堺」さん(http://toursakai.jp/)より

取材を受け、いろいろとお話させていただいた。

このような機会は、”日之出屋”について今一度見つめ直したり、

歴史を振り返ったり、なんかええ時間を過ごすことができる。

思いだしたのは、そう、オープン当初のあの日のこと…。

まだお客様が全然で、それでも朝礼では「がんばりまっしょい!」なんて

無理から元気に振る舞ったりして、重い腰をおろし、入口のカーテンを開けると、

本店のお客様がズラリ…、「にいちゃん、顔見にきたで~」と手を振る。

そんなことを思い出しながら、お話してると目頭が…、あかん、泣けてくる…である。

そんな愛すべきおかあさん方へ常に”恩返し”の精神を持ち続けているつもりだ。

おじいが死んだ時、それまで何の恩返しもできなかったことを悔やみ、

「おじいにできなかった分、今までお世話になっているお客様へ…」

と、それまではどうしようもない”あかんたれ”だった私が

心を入れ替えた瞬間のことも、なんとなく思い出した。

そんなこんなの歴史が本店でのお客様とのよりよい関係を構築する。

いかんせん、新しい店ではまだまだ歴史が浅い。

そう、この関係というのは、一年やそこらではどないもこないも…だ。

地域の愛すべきおかあさん方のためにコツコツ…一日一日…である。

「つーる・ど・堺」さん、今日はありがとうございました。

さて、おじいのことを思い出すのと同時に

今なお健在の”おばあ”のことが気になる。

今度、手術を控えていて、本人は気丈にしているが…である。

子供のころ、剣道の試合当日、家を出る前の緊張気味の私に

「ほらっ、仏さんにチンッいわしてから行き!緊張しいな!

あのな、山より大きい獅子は出えへんねん!頑張りや!」

と、毎度のように奮い立たせてくれたものだ。

え~、おばあよ、そっくりそのままお返しします。

ひ孫のためにも長生きしておくんなはれ。

2011/09/27

忘れすぎ…。

またやってしまった…。

通常の仕事にB級グルメフェスタ、映画の打ち合わせや勉強会などなど

様々な案件が山積みで、またもや今年も次男の誕生日を祝うブログを怠った。

※皆平等を心がけているが、う~ん、すまん…である。

そう、次男が9月18日で4歳の誕生日を迎えたのだ。

兄貴の影響であろうか「マリオ命」の次男。

オムライスにかかっているケチャップであろうが何であろうが

Mっぽいものはすべて「あっ、マリオのMや!」といい、

ブロックであろうが何であろうが直角のものはすべて

「あっ、ルイージのLや!」と、しつこいぐらいにぬかしてけつかる。

週に一回あるかないか程度なのだが、一緒に寝るんだけど、

マリオの話を強要され、私がお話してあげているタイトルといえば…

「マリオの大冒険!~まだヒゲの生えてない若き時代 編~」である。

今、第5話ぐらいでドンキーコングと一緒にジャングルで大暴れだ…。

生まれた時は小さくて、病院通いが多くって、なにかとよく心配したものだが、

今では、あとの二人には発症しなかったのに

ボリボリボリ…と体中を掻きまくる私のDNAが猛威を振るってるぐらいで

まあ、よくぞ無事に4歳までなってくれたわ…なあ、真理男!と感慨深い。

とにかく、遅くなったが、次男よ、誕生日おめでとう!である。

で、もう一点、忘れていた…。

「9.11事件から10年となり…」なんてニュースを耳にし、ハッとした。

えっ、うわっ、結婚して10年や!である。

まあ、その、あれか、スイート10ダイヤモンド?っていうの…しらんけど…

誰や?そんな訳のわからんことを言い出したやつは?である。

妻よ、我々の職業柄、そんな甘~い「10」はないぞ、すまんけど。

まあ、こんな感じや、スーパーやからな…。

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ズズッ…とすすって、これで辛抱しておくんなはれ!

「あれ?このみそ汁、なんかしょっぱいわ…」って思ったら、

それはみそ汁がおかしいんとちゃうぞ、たぶん、涙やぞ。

まあ、これからもどうぞよろしくお願いします。

2011/09/23

地域活性化!

やっちゃいました…。

優勝!

そう、昨日行われた「堺駅商店街B級グルメフェスタ」にて人気投票1位に!

ほんでもって、トロフィーまで頂いちゃいました。

※っちゅうか、梅ビーフを使用しましたので、ちょいと反則っぽいんですけど…、

「B級ちゃうやん…、A級やん…」ってな負い目は感じてます…。

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投票してくださった方々、本当にありがとうございます。

さて、我々の優勝はちょっと置いといて…

このB級グルメフェスタは地域活性化の一環で企画された催しで

そういった意味では本当に大成功やったな…と思う。

食べたことのない飲食店さんの料理をいろいろと手軽に楽しめたわ!

と、来場された数多くのお客様がそんなことを口ぐちにおっしゃっていて

また、作る料理人の方々も目の前で「美味しい!」なんていう生の声に

完全にフルテンションになるわけで、これぞ商売の原点!と

大変だった仕込みなんかも忘れて大喜びだ。

やっぱ、ライブやな…である。

歌手や俳優さんなんかもライブがええ!っちゅうのはこのことだろう。

人間の魂を揺さぶるのは、金銭みたいなもんやなく、絶対「それ」である。

もうひとつは、みんなが喜ぶってのがええ!

出店された各店は「ええ宣伝になるわ!」で喜び、

お客様も「あ~、美味しかったわ~。お腹いっぱいや!」っちゅうて大満足やし、

普段会えなかった地域の方々と触れ合ったりで活性化にも貢献できた。

日之出屋においても店を運営するにあたり、「三方善し」を大切にしている。

売り手善し、買い手善し、世間善し、だ。

商店街に所属しているくせに、うちだけ儲かったらええねん!とか

どないしてでも売れたらええねん!では良くないし、

そんな考えのやつは根性が腐っとる。

この経済が大変なときこそ、商店街なら皆で協力するのは当然だし、

素晴らしいことやな…と、打ち上げのときのお酒の量で痛感した。

ガチの二日酔い…。

とにかく、今後も地域活性化の一助に微力ながら加担したいと思う。

最後に、「梅すったん カウボーイ」を考案した松井板長に感謝!である。

考案するだけでなく、当日も休日返上で揚げ倒してくれた、しかも、必死のパッチで。

私といったら、試食して「旨いやん!」いうて食べてるだけやし、

当日も「いらっしゃい!美味しいで~」っておがってるだけの役立たず…。

よう、うちに来てくれたわ。

あんたがおってほんまによかった。

ありがとう!お疲れさんっす!

2011/09/19

1番!

「にいちゃん、あんた新聞のってたで~!あれ、何すんのや?」

と愛すべきおかあさん。

「んっ?新聞?男前が堺におるっていう記事でっか?」

「なんでやねん!ちゃうちゃう。B級なんちゃら…に出るんやろ?」

そう、産経新聞の片隅に「B級グルメフェスタ」の記事が掲載されていたのだ。

へえ~、みんな意外と端から端まで新聞読んでんねや…

と感心するぐらいたくさんの方にそんな感じで声をかけられる。

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「どれどれ…、んっ?ガチンコ…?」である。

商店街が地域のために…って和気あいあいとキャッキャッいいながら

「まあ、おもろそうやな~」っちゅうほんわかな感じで決まった企画なんだけど、

中国で国民的アイドル・スマップが、♪ナンバーワンにならなくてもいい~…

なんて歌ったりしてかなり話題になってるんだけど、

なんかね、知らない間に、みなさんガチで一番になりたがっている、結構。

いやね、っちゅうかね、そうやないとおもろないねん!である。

「いや、うちはオンリーワンを目指して…」なんてね、逃げっす、逃げ!

同じやつなんか、この世にいないねんから、

努力せんでも普通にしとっても勝手にオンリーワンやねん。

まあ、考え方やけど、アカンって思うな~。

息子よ、なんでもええから、一番狙てけよ。

子供の負けたない…は、大人の負けたない…に比べて

純粋で気持ちええから、どんどんガチンコで勝負したってください。

う~ん、そうやねん、悲しいかな

大人の負けたない…は、たまに汚れてる場合があんねん。

現にこのブログは組織票を集めるためやからな…。

いや…、冗談やぞ。

2011/09/17

やるからには優勝狙って…。

いやね、ちょいと忙しい…。

っていうのは、今度の18日(日曜日)に堺駅南口店前の神明神社で

「B級グルメフェスタ」ってのが開催されるんだけど、それに出る!である。

※11:00~16:00に開催されてますので、是非!っす。

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自慢の牛めし(梅ビーフ使用)を棒状にして、それを揚げる。

その名も「WESTERN COWBOY」。

由来は…梅ビーフを使ってるし、梅を少々加えてるので、え~…「梅すったん?」と。

で、牛は「COW」、ほんでもって棒状になってるので、え~、まあ…「棒イ」と。

はい、わかってます!わかりにくいのは、痛いくらいわかってます!

やるからには優勝狙ってがんばってひねって…の結果なので

どうかガチャガチャいわないで許してやっていただきたい。

さて、私はこのB級グルメフェスタの件だけで忙しいといってるのではない。

プラス なんかアマチュアなのか「映画」を撮りたいので場所を借りたいという

異例のオファーがあり、監督さんとかと話を詰めたりしているのだ。

あらすじは「経営不振のスーパーで働くシングルマザーの直子が…」って…

ちょちょちょ…ちょっとちょっと…経営不振って…なんか…嫌なんだけど…である。

「いや…、それは、御社と関係なく、ストーリーであるからして…」とスタッフさん。

わかってるがな!なんか嫌やな…って思っただけやがな!である。

ただ、映画祭に出品するらしく、そのスタッフさんの情熱を目の当たりにしたし、

別にそれによってお客様に迷惑がかかることではないので快諾させていただいた。

「よっしゃあ!やるからには優勝狙って…」

「いや、そんな体育会系のノリではなく、基本、文科系なのでより多くの方に…」

考え方にちょいとズレがあるんだけど、今、話を進めている。

「あ~、そやな…。エンディングは、直子が笑顔を取り戻してやな…」

「いや…、その辺は、監督が決めはりますので…」

いらんことを言いすぎて、話が白紙に戻るかもしれない…。

まあ、いずれにせよ、頑張っていただきたい。

やるからには優勝狙って…。

2011/09/13

残暑お見舞い申し上げます。

2.3日あたり前からバックヤード、つまり倉庫で

「フィンフィンフィヒヒヒ…」ってな音が定期的に聞こえていた。

私はもちろん、みんなの耳にもたぶん聞こえていたのだが、

誰もそれについて言及することなく、仕事に勤しんでいた。

だが、やはり3日目ともなると、黙っていられない人間も出てきて

「なんか虫が鳴いてるんとちゃいます?」と、お惣菜主任。

「いや、なんで虫がおんねや。ファンが夏頑張りすぎてちょっと調子悪いんやろ…」

と、冷凍庫のファンがあるあたりを指差す。

「あ~、ファンか…」

この言葉を聞くのは、今日だけでもう3回目となる。

その前に肉屋さん、レジのパートさんへまったく同じことを言っているからだ。

そこへ今度は、魚屋さんがやってくる。

「ねえ、なんか鈴虫かなんか鳴いてるんとちゃいます?」と…。

もうええ!何回すんねん、このやりとり!飽いたわ!である。

「おいっ!そこに紙貼っといてくれ!”ファンの音です”って…」

「えっ?いや、下の方から聞こえますって…」

「もう、ええっちゅうねん!ファンや、ファンの音や!」

「いや、これは、絶対ちゃう!」

そう言って、そこらの在庫として保管してる商品をどかし始める魚屋さん。

「だから、おらんって…。虫は草とか生えてるとこにお…るん…ギャー!」である。

おった…。

ほんまにコオロギがおった…。

ちょっとのぞき込んだ私のところへピョ~ンって…。

腰抜けるわ…である。

「ほら~!」と、びっくりするぐらいのドヤ顔をさらして

コオロギを追いかけまわす魚屋さん。

「逃がしたれ!もう帰ってこれへんぐらい遠くへ逃がしたれ!」である。

いやいや…、すっかり秋ですね。

コオロギなんて何年ぶりやろ、見たのん…。

形から色からあいかわらずの気持ち悪さに

こいつは見るもんやなくて聞くもんやな…

と再確認したまだ残暑きびしい夜の話である。

2011/09/06

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  1. ヤッホー!もとちゃん…こんなのでも良いですか? より

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