思い出すわ~。

今日は、同じ堺を愛する「つーる・ど・堺」さん(http://toursakai.jp/)より

取材を受け、いろいろとお話させていただいた。

このような機会は、”日之出屋”について今一度見つめ直したり、

歴史を振り返ったり、なんかええ時間を過ごすことができる。

思いだしたのは、そう、オープン当初のあの日のこと…。

まだお客様が全然で、それでも朝礼では「がんばりまっしょい!」なんて

無理から元気に振る舞ったりして、重い腰をおろし、入口のカーテンを開けると、

本店のお客様がズラリ…、「にいちゃん、顔見にきたで~」と手を振る。

そんなことを思い出しながら、お話してると目頭が…、あかん、泣けてくる…である。

そんな愛すべきおかあさん方へ常に”恩返し”の精神を持ち続けているつもりだ。

おじいが死んだ時、それまで何の恩返しもできなかったことを悔やみ、

「おじいにできなかった分、今までお世話になっているお客様へ…」

と、それまではどうしようもない”あかんたれ”だった私が

心を入れ替えた瞬間のことも、なんとなく思い出した。

そんなこんなの歴史が本店でのお客様とのよりよい関係を構築する。

いかんせん、新しい店ではまだまだ歴史が浅い。

そう、この関係というのは、一年やそこらではどないもこないも…だ。

地域の愛すべきおかあさん方のためにコツコツ…一日一日…である。

「つーる・ど・堺」さん、今日はありがとうございました。

さて、おじいのことを思い出すのと同時に

今なお健在の”おばあ”のことが気になる。

今度、手術を控えていて、本人は気丈にしているが…である。

子供のころ、剣道の試合当日、家を出る前の緊張気味の私に

「ほらっ、仏さんにチンッいわしてから行き!緊張しいな!

あのな、山より大きい獅子は出えへんねん!頑張りや!」

と、毎度のように奮い立たせてくれたものだ。

え~、おばあよ、そっくりそのままお返しします。

ひ孫のためにも長生きしておくんなはれ。

2011/09/27

忘れすぎ…。

またやってしまった…。

通常の仕事にB級グルメフェスタ、映画の打ち合わせや勉強会などなど

様々な案件が山積みで、またもや今年も次男の誕生日を祝うブログを怠った。

※皆平等を心がけているが、う~ん、すまん…である。

そう、次男が9月18日で4歳の誕生日を迎えたのだ。

兄貴の影響であろうか「マリオ命」の次男。

オムライスにかかっているケチャップであろうが何であろうが

Mっぽいものはすべて「あっ、マリオのMや!」といい、

ブロックであろうが何であろうが直角のものはすべて

「あっ、ルイージのLや!」と、しつこいぐらいにぬかしてけつかる。

週に一回あるかないか程度なのだが、一緒に寝るんだけど、

マリオの話を強要され、私がお話してあげているタイトルといえば…

「マリオの大冒険!~まだヒゲの生えてない若き時代 編~」である。

今、第5話ぐらいでドンキーコングと一緒にジャングルで大暴れだ…。

生まれた時は小さくて、病院通いが多くって、なにかとよく心配したものだが、

今では、あとの二人には発症しなかったのに

ボリボリボリ…と体中を掻きまくる私のDNAが猛威を振るってるぐらいで

まあ、よくぞ無事に4歳までなってくれたわ…なあ、真理男!と感慨深い。

とにかく、遅くなったが、次男よ、誕生日おめでとう!である。

で、もう一点、忘れていた…。

「9.11事件から10年となり…」なんてニュースを耳にし、ハッとした。

えっ、うわっ、結婚して10年や!である。

まあ、その、あれか、スイート10ダイヤモンド?っていうの…しらんけど…

誰や?そんな訳のわからんことを言い出したやつは?である。

妻よ、我々の職業柄、そんな甘~い「10」はないぞ、すまんけど。

まあ、こんな感じや、スーパーやからな…。

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ズズッ…とすすって、これで辛抱しておくんなはれ!

「あれ?このみそ汁、なんかしょっぱいわ…」って思ったら、

それはみそ汁がおかしいんとちゃうぞ、たぶん、涙やぞ。

まあ、これからもどうぞよろしくお願いします。

2011/09/23

地域活性化!

やっちゃいました…。

優勝!

そう、昨日行われた「堺駅商店街B級グルメフェスタ」にて人気投票1位に!

ほんでもって、トロフィーまで頂いちゃいました。

※っちゅうか、梅ビーフを使用しましたので、ちょいと反則っぽいんですけど…、

「B級ちゃうやん…、A級やん…」ってな負い目は感じてます…。

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投票してくださった方々、本当にありがとうございます。

さて、我々の優勝はちょっと置いといて…

このB級グルメフェスタは地域活性化の一環で企画された催しで

そういった意味では本当に大成功やったな…と思う。

食べたことのない飲食店さんの料理をいろいろと手軽に楽しめたわ!

と、来場された数多くのお客様がそんなことを口ぐちにおっしゃっていて

また、作る料理人の方々も目の前で「美味しい!」なんていう生の声に

完全にフルテンションになるわけで、これぞ商売の原点!と

大変だった仕込みなんかも忘れて大喜びだ。

やっぱ、ライブやな…である。

歌手や俳優さんなんかもライブがええ!っちゅうのはこのことだろう。

人間の魂を揺さぶるのは、金銭みたいなもんやなく、絶対「それ」である。

もうひとつは、みんなが喜ぶってのがええ!

出店された各店は「ええ宣伝になるわ!」で喜び、

お客様も「あ~、美味しかったわ~。お腹いっぱいや!」っちゅうて大満足やし、

普段会えなかった地域の方々と触れ合ったりで活性化にも貢献できた。

日之出屋においても店を運営するにあたり、「三方善し」を大切にしている。

売り手善し、買い手善し、世間善し、だ。

商店街に所属しているくせに、うちだけ儲かったらええねん!とか

どないしてでも売れたらええねん!では良くないし、

そんな考えのやつは根性が腐っとる。

この経済が大変なときこそ、商店街なら皆で協力するのは当然だし、

素晴らしいことやな…と、打ち上げのときのお酒の量で痛感した。

ガチの二日酔い…。

とにかく、今後も地域活性化の一助に微力ながら加担したいと思う。

最後に、「梅すったん カウボーイ」を考案した松井板長に感謝!である。

考案するだけでなく、当日も休日返上で揚げ倒してくれた、しかも、必死のパッチで。

私といったら、試食して「旨いやん!」いうて食べてるだけやし、

当日も「いらっしゃい!美味しいで~」っておがってるだけの役立たず…。

よう、うちに来てくれたわ。

あんたがおってほんまによかった。

ありがとう!お疲れさんっす!

2011/09/19

1番!

「にいちゃん、あんた新聞のってたで~!あれ、何すんのや?」

と愛すべきおかあさん。

「んっ?新聞?男前が堺におるっていう記事でっか?」

「なんでやねん!ちゃうちゃう。B級なんちゃら…に出るんやろ?」

そう、産経新聞の片隅に「B級グルメフェスタ」の記事が掲載されていたのだ。

へえ~、みんな意外と端から端まで新聞読んでんねや…

と感心するぐらいたくさんの方にそんな感じで声をかけられる。

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「どれどれ…、んっ?ガチンコ…?」である。

商店街が地域のために…って和気あいあいとキャッキャッいいながら

「まあ、おもろそうやな~」っちゅうほんわかな感じで決まった企画なんだけど、

中国で国民的アイドル・スマップが、♪ナンバーワンにならなくてもいい~…

なんて歌ったりしてかなり話題になってるんだけど、

なんかね、知らない間に、みなさんガチで一番になりたがっている、結構。

いやね、っちゅうかね、そうやないとおもろないねん!である。

「いや、うちはオンリーワンを目指して…」なんてね、逃げっす、逃げ!

同じやつなんか、この世にいないねんから、

努力せんでも普通にしとっても勝手にオンリーワンやねん。

まあ、考え方やけど、アカンって思うな~。

息子よ、なんでもええから、一番狙てけよ。

子供の負けたない…は、大人の負けたない…に比べて

純粋で気持ちええから、どんどんガチンコで勝負したってください。

う~ん、そうやねん、悲しいかな

大人の負けたない…は、たまに汚れてる場合があんねん。

現にこのブログは組織票を集めるためやからな…。

いや…、冗談やぞ。

2011/09/17

やるからには優勝狙って…。

いやね、ちょいと忙しい…。

っていうのは、今度の18日(日曜日)に堺駅南口店前の神明神社で

「B級グルメフェスタ」ってのが開催されるんだけど、それに出る!である。

※11:00~16:00に開催されてますので、是非!っす。

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自慢の牛めし(梅ビーフ使用)を棒状にして、それを揚げる。

その名も「WESTERN COWBOY」。

由来は…梅ビーフを使ってるし、梅を少々加えてるので、え~…「梅すったん?」と。

で、牛は「COW」、ほんでもって棒状になってるので、え~、まあ…「棒イ」と。

はい、わかってます!わかりにくいのは、痛いくらいわかってます!

やるからには優勝狙ってがんばってひねって…の結果なので

どうかガチャガチャいわないで許してやっていただきたい。

さて、私はこのB級グルメフェスタの件だけで忙しいといってるのではない。

プラス なんかアマチュアなのか「映画」を撮りたいので場所を借りたいという

異例のオファーがあり、監督さんとかと話を詰めたりしているのだ。

あらすじは「経営不振のスーパーで働くシングルマザーの直子が…」って…

ちょちょちょ…ちょっとちょっと…経営不振って…なんか…嫌なんだけど…である。

「いや…、それは、御社と関係なく、ストーリーであるからして…」とスタッフさん。

わかってるがな!なんか嫌やな…って思っただけやがな!である。

ただ、映画祭に出品するらしく、そのスタッフさんの情熱を目の当たりにしたし、

別にそれによってお客様に迷惑がかかることではないので快諾させていただいた。

「よっしゃあ!やるからには優勝狙って…」

「いや、そんな体育会系のノリではなく、基本、文科系なのでより多くの方に…」

考え方にちょいとズレがあるんだけど、今、話を進めている。

「あ~、そやな…。エンディングは、直子が笑顔を取り戻してやな…」

「いや…、その辺は、監督が決めはりますので…」

いらんことを言いすぎて、話が白紙に戻るかもしれない…。

まあ、いずれにせよ、頑張っていただきたい。

やるからには優勝狙って…。

2011/09/13

残暑お見舞い申し上げます。

2.3日あたり前からバックヤード、つまり倉庫で

「フィンフィンフィヒヒヒ…」ってな音が定期的に聞こえていた。

私はもちろん、みんなの耳にもたぶん聞こえていたのだが、

誰もそれについて言及することなく、仕事に勤しんでいた。

だが、やはり3日目ともなると、黙っていられない人間も出てきて

「なんか虫が鳴いてるんとちゃいます?」と、お惣菜主任。

「いや、なんで虫がおんねや。ファンが夏頑張りすぎてちょっと調子悪いんやろ…」

と、冷凍庫のファンがあるあたりを指差す。

「あ~、ファンか…」

この言葉を聞くのは、今日だけでもう3回目となる。

その前に肉屋さん、レジのパートさんへまったく同じことを言っているからだ。

そこへ今度は、魚屋さんがやってくる。

「ねえ、なんか鈴虫かなんか鳴いてるんとちゃいます?」と…。

もうええ!何回すんねん、このやりとり!飽いたわ!である。

「おいっ!そこに紙貼っといてくれ!”ファンの音です”って…」

「えっ?いや、下の方から聞こえますって…」

「もう、ええっちゅうねん!ファンや、ファンの音や!」

「いや、これは、絶対ちゃう!」

そう言って、そこらの在庫として保管してる商品をどかし始める魚屋さん。

「だから、おらんって…。虫は草とか生えてるとこにお…るん…ギャー!」である。

おった…。

ほんまにコオロギがおった…。

ちょっとのぞき込んだ私のところへピョ~ンって…。

腰抜けるわ…である。

「ほら~!」と、びっくりするぐらいのドヤ顔をさらして

コオロギを追いかけまわす魚屋さん。

「逃がしたれ!もう帰ってこれへんぐらい遠くへ逃がしたれ!」である。

いやいや…、すっかり秋ですね。

コオロギなんて何年ぶりやろ、見たのん…。

形から色からあいかわらずの気持ち悪さに

こいつは見るもんやなくて聞くもんやな…

と再確認したまだ残暑きびしい夜の話である。

2011/09/06

KING OF AISUBEKI。

日之出屋で働かせていただいて10年以上もの月日が経ち、

まあ、今まで数えきれないほどの「愛すべきおかあさん」と出会ってきた。

このブログでもいくつかは紹介させていただいてるものの

そんなもんはホント氷山の一角で

それはもう、大笑いするものから泣けてくるようなものまで

様々な「愛すべき」エピソードを頂戴してきたのだが…

先日、そのたくさんの「愛すべき」を凌駕する「愛すべき」と出会った。

これは、ちょっとした事件で、思わずギター片手に

♪愛してる~の言葉じゃあ、足りないくらいに~…クラスの「愛すべき」。

そう、「あれ?もしかしたら、うちの妻の上いくんちゃうか?」級だ。

いやね、最近は堺駅南口店にいることがほとんどなんだけど、

業者さんが納品を間違えたため、本店に荷物を持っていかなきゃならなく

「そういえば、しばらく本店のお客様の顔見てへんな~…」

なんて頭をよぎったのもあって、私が車を走らせたわけだ。

到着すると、店の前には開店を待つお客様がチラホラ。

目を凝らすと、昔から日課のように並ばれる老夫婦が

見えたので、うれしくなって飛んで走っていった。

「まいど~っす。いや、ほんと、お久しぶりっす!」って感じでね。

すると、愛すべきおかあさん。

「うわっ!にいちゃん!久しぶり~!」

と、誰に教えてもらったらその笑顔ができるん?ってぐらいの笑顔。

もうね、知らない人が見たら、長いこと会ってなかったオカンと息子である。

その感動のご対面を横目に、新聞を読みながらお茶をすする感じで

「おまえ、ちょっとは顔見せに帰ってこいよ!」とドラマさながらのおとうさん。

これだけでも「愛すべき」レベルは上位にランクインするのだが、

愛すべきおかあさんがゴソゴソとサイフを取り出したとき、そう、事件は起きた。

「ほんまやで!ちょっとは顔見せにおいでや!

あんまりにも長いこと見てへんから、コレで我慢してるんやで!」

と、サイフから取り出したのがそのコレ。

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チラシに載ってる私の顔の切り抜き。

出しては見て、出しては見て、の繰り返しなのかボロボロである。

世界広しといえど、ココまでの「愛すべき」はそんなに無いであろう。

いや~、めっちゃうれしい!である。

その「愛すべき」を裏切ることのないように頑張らせていただきます。

これからもどうぞよろしくお願い致します。

妻よ、おまえも俺の顔をサイフに入れとけ!

2011/09/03

感謝。

長男が2泊3日の剣道合宿を終え、帰ってきた。

生まれて初めて親の居ないところでの寝泊まりにより、泣き散らかしての3日間。

途中、個人差ってのもあり、少し早かったかな…なんて心配もしたが、

まあ、終わってみれば、参加させていただいて本当によかった。

まず、第一に体感しないとわからないってこと。

子供を持って初めて親の気持ちがわかるように

経験しないとわからないことってのは、この世の中に腐るほどある。

今度、自分が上級生になった時、

下の子の「気持ち」ってのが痛いほどわかるはずだ。

第二に素晴らしい仲間に出会えたこと。

バーベキューの食材を配達させていただいた時にちょこっと顔を出したんだけど、

上級生の子たちが「俺がおるやんけ!心配すんな」とか「俺がカバン持ったる!」とか

彼を必要以上にサポートしてくれているのだ。

その”俺”が頼りになるかどうかなんて関係なく、肩を叩ける仲間に出会えてることに

なんか涙が出そうになる、うれしくて…。

で、最後は、これがまた素晴らしい。

最終日、スイカを食べて「お疲れっした!」って終わるかと思えば、

色々とお世話していただいたおかあさん方を前に座らし、

チビッ子一同が正座して「ありがとうございました!」と感謝の意を述べる。

私が子供のころ通っていた道場は準備体操なんかもしたことがなく、

とにかく猛稽古!って感じの勝利がすべてみたいなとこがあって

剣道に関しては強くなったのだが、果たして…とふと頭をよぎった。

別にその道場を批判するわけではなく、

今の私にとってはすべてで心から感謝もしているのだが、

ただ強くなればいいわけではない…と考えさせられたわけだ。

息子よ、わかったか!感謝の心や!

あの「ありがとうございました!」の一言で

おかあさん方の大変なお世話もすべて報われんねん。

うちでお買物してくれる愛すべきおかあさんもよう言うてくれてるやろ。

「にいちゃん、この前はおおきにな~」とか。

売り手が言うのは当たり前やけど、あんなうれしい一言はないぞ。

何にでもすっと「ありがとう」が言える人間になってくれることを願っている。

とにかく、3日間、ご苦労さん。

次男よ、次はおまえや!覚悟しとけ!

2011/08/29

怖っ!

先日、うちのスタッフと談笑している流れのなかで

「僕、結構見える人なんですよ」と…。

「えっ、見えるって、あれか、オバケか?」

「オバケって…。霊っすよ、霊」なんて軽い感じでぬかしてきた。

あれれ…、言ってなかったっけ?僕、かなりの怖がりなんやけど…。

高校寮生活1年生のとき、夜中、怖い話を聞かされた後、

大浴場に行って風呂桶の数を数えに行け!と言われ、

ピチョーンピチョーンの音に耳をふさぎ、鏡を見たら終わりや!と

目をつむりながら死に物狂いで数えているところ

「ワッ!」という先輩の大きな声によって魂を一度抜かれて以来、

怖い系とはもう二度と関わりを持たないと誓ってたんだけど・・・である。

そんな私の事情などおかまいなしに

やれ高速道路で自転車に二人乗りした子供が笑って車と併走しただとか

やれ彼女とデートの話を電話でしてたら「私も連れてって…」と別の声が…とか

うれしそうにグイグイくるわけ…。

「そ…そ…そんなイタズラ好きって…、キャ…キャスパーか…」

と、力のないツッコミしかできない始末。

「じゃあ、すんません!お疲れさまっす!」

と、私ひとり店に置き去りにして帰るスタッフ達。

ヤバイ…。

学校とかと同じで普段ガヤガヤしてるとこがシーンってなると…である。

「え~っと、電源切ったな、よしっ!おっとっと、クーラー消してないやんけ…」

などと、他の音を遮断するかのように独り言のボリュームがMAXに。

しかも、その日は妻がお盆で帰省してて部屋には私ひとりっていう試練。

家に向かう途中、「エレベーター、怖っ!」とか、ますます独り言がひどくなる一方。

で、ひとりっきりの晩御飯には「暑いからこれ食べたろ!」と楽しみにしていたうどん。

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「なんか寒いぐらいやし…。おでんとかにすりゃよかったかな…」

止まる気配のない独り言をブツブツいいながら、着々と食べる準備が進む。

「だいたい”辛みそ”とか創作っぽいのは、意外と…あか…ん…旨っ!これ、旨っ!」

胡麻と酸味と辛いのと、えらいええ感じすぎて”怖い”のを忘れるほど。

やっぱり、旨いもんってのは笑顔にしてくれる。

なかなかええ値しますけど、夏の最後にお試しください。

うわっ、こんな時間や!はよ帰ろ!

お~、怖っ!

20110/08/25

心はひとつ。

3日前ぐらいに「蜂屋の餃子」を発注するため、メールすると

「土曜日・日曜日と大阪で販売させていただくんです」との返信。

なんでも24時間テレビの復興支援の一環で物産展が開かれるという。

顔の見えない商売はあまり好きではない!ってのに

まだ一度もお会いしたことがなかったので

「これは、神さんが”いっぺん会ってきなはれ!”って言うてるわ!」である。

で、昨日、夕方4時ごろ、大阪・京橋にて凄い人ごみの中、二人は初めて出会った。

♪あの日~あの時~あの場所で~君と…

なんて歌までは流れないものの感動のご対面。

「いや~、はじめまして…」

「いや~、わざわざありがとうございます…」

すでに完売していたのだが、色々と忙しいであろうと

「いやね、顔だけでも…」って感じに足早に家路についた。

そして、今日、今度は蜂屋さんが

「宮城に帰る前に、一度お店の方に伺います」とわざわざ堺まで来てくれたのだ。

つながった…である。

人目を憚らず、35歳と37歳のおっさんふたりのかたい握手…である。

時間もそんなにないので近くの喫茶店で少しお話し、

私みたいにベラベラベラベラなんでもかんでも口にするタイプではなく、

静かに情熱を燃やすタイプの蜂屋さんの熱い想いを聞かせていただいた。

で、いよいよお別れの時間。

「おいっ、Hくん!写真撮ってくれ!」とうちのスタッフにお願いし、店の前でパチリッ!

__1

宮城に帰ればまだまだ大変であろうと思うが、どうか頑張っていただきたい。

もちろん、私も彼に負けないように頑張らないと…、なぁ、Hくん。

「よっしゃあ!ところで、昔のお友達の方かなんかですか?」とHくん。

「なんでやねん。朝いうてた”蜂屋さん”やないか」

「あっ、そうですの。もう、何回もお会いしてるんですよね」

「いや、ほぼ初対面や」

「いやいや…、肩、肩。なんぼほど馴れ馴れしいねん…」

アホいえ、Hくん。

馴れ馴れしいとか関係ないねん、すでに心はひとつや!

2011/08/22

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