四つん這い。

ちょいと暖かくなってくると、榮太楼の「あんみつ」やら「みつまめ」やらが

入荷したりしてるんだけど、まあ、飴ちゃんなんかも品揃えしてるわけで

ここ最近、やたらとパートさんの口からね、

「榮太楼の…」「榮太楼の…」ってフレーズが飛び出してくるもんだから

いちいち「誰が榮太楼や!」って言わなくちゃいけなくて、なんか面倒な今日この頃。

まあ、でも、妻以外の女性から「栄太郎」って呼び捨てにされることが無いもんだから

なんか、どこか新鮮でまんざらでもないカイチョーです、どうも、すいません…。

いやね、ブログの更新が遅れ気味なのだ…。

一番の原因はというと、気分が乗らない…。

なんかね、いろんなことを考え過ぎてて

どうもパソコンの前にじっとしていられないのである。

それは、ごめんやけど、大阪都構想とか

そんな大きなとこまで気がまわらへんわ…ってほどだ。

あ~、あれもせなアカンわ…、ちがっ、こっちのもせなアカンわ…

何かにずーーーーーっと追いかけまわされているのであろう。

毎日のように、よっしゃあ、とりあえず整理しよか…

そんなことを自分に言い聞かせてるつもりなんだけど、

もう、スゲー散らかったままなのね、頭の中が…。

では、なぜ、今日、ブログを更新してるかっつうと…

朝ね、目覚めたら、次男がズボンを脱いで四つん這いになってるわけ。

「おは…よ…っちゅうか、おまえ、なにしてんねん!」である。

で、まあ、寝ぼけ眼をこすりながらよく見ると、

お尻の向こう側で一点集中してる半笑いの妻の姿が。

「お、おぉぉぉ…、おぉ…、おうわ、ぎゃははは…」

ペタッときっかけで、次男の高笑いがとまらない。

そう、セロハンテープをね、お尻にペタッとね、あの、ほら、例のアレ…。

いやね、小学校2年生つったら、なんつうの、

おまえ、恥ずかしないの…である。

こんなね、屈辱的で辱めを受けるのに比べたら

私の悩みなんてちっぽけなもんやな…と考えさせられた次第だ。

次男よ、ありがとう。

あんな格好するぐらいやったら、仕事もブログもめっちゃ頑張るわ!である。

2015/05/12

サプライズ。

昨日、妻がうん十うん回目の誕生日を迎えた。

で、「あっ、せや、今日、嫁はん誕生日や…」って私がつぶやいたのに対し、

「サプライズでもどないですか?」って、あるスタッフが提言した。

あほんだら!である。

いい機会だから、この場をお借りして一言物申したい。

いやね、欧米の方々とかは、どんどんやっていただいたらいいと思う、

「オーマイガッ!」とか言ったりして、なんか似合うし。

ただね、日本語にどない訳すねん!の「サプライズ」をだ、

照れ屋さんで有名な日本男児がなんでせなアカンねん!とつくづく思う。

まあ、仮にね、絶対ないけど、仮にだ、私がしたとしよう。

なんつうの、箱を開けたらタンスの引き出しを開けてみて…なんて開けたら

向こうの部屋へ…で、結局、ベランダに誘導されたら、そこにはバラ100本みたいな…。

40超えたおっさんが、40超えたおばちゃんへ、バラ…、いや、アカンやろ!だ。

だいたい、次の年もそうやし、もっと先考えてったら何したらええねん!

バラ100本ぐらいではビックリせえへんようになってんねんから、

なに、花屋行って「ごめん、ここにある花全部ちょうだい…。な、なんぼかな?」

なんて、行きつく先にこれっぽっちの幸せを感じられないわけだ。

そう、今日もね、配達に行った先の愛すべきおかあさんから

「にいちゃんとこ子ども3人やったな。え~っと、そや、みんな男や!

男3人は大変やで…。嫁さん、大事にしたりや」なんてアドバイスを頂戴する。

「せやな…。ほんでも、あれやん、おかあさん時はもっと大変やったやろ」

「大変どころやあるかいな!!!ご飯かて火おこすとこから始まるしやな、

洗濯機ないし、手や、手。うちとこも3人で風呂あれへんから手引いて銭湯行って…」

もうね、当時のことを思い返すと興奮し過ぎて、18歳で嫁いでから

月3万8千円をどないやりくりしたか…っつう話を30分ほど聞かされた。

ほれ、見てみぃ、今の日本を築いてくれたこの大先輩の苦労、苦悩…。

この流れで「おかあさん、サプライズってどない思います?」って言えるか?

言われへんやろ!そういうことや!である。

しかしだ、時代も時代なのか、長男はそれをやってのけた。

「おかあさん、誕生日おめでとう!」ってのを

執拗にえらい言うなぁ…って感じてたら、どうやらその裏には

算数のテスト30点というえげつないサプライズが隠されていた…。

妻よ、私からはまず無いけど、息子たちからのサプライズは

良いも悪いもたくさんあると思うので、そちらをどうぞ楽しんじゃってください。

お誕生日おめでとう!

2015/05/01

ですです。

営業の方が「まいどです!」なんて何人も何人も来店するって日が、たまにある。

普段ならなんとも思わないが、先日、その数があまりにも多く、

自分の仕事が思い通りに進まないせいか、なんとなくイライラしているところへだ

「すいません…、飛び込みなんですが…」って、またもや若手の営業マン。

「なんやねん…、今日は…」言葉にはしないものの、態度に出ていたかもしれない。

そう、「なんやねん、今日は…」圧力は、タイミング悪く若手の彼にのっかかる。

鹿児島から黒酢の営業で大阪へ来てたもんだからという運びらしいが…

「で、なに?どんな黒酢なん?早く!早く!説明して!」

イライラが言葉に表れているのが自分でもわかる、器の小さい男だ…。

「は、はいっ…、えっ、こ、こちらが…、その、く、黒酢でして…」

「へえぇぇ…、じゃあさ、こんなこだわりがあるから美味しいんやな?」

「ですです」

「・・・」

心の声が言う。んっ?なんや、で、ですです?と。

「ふ~ん…、納価がこれぐらいだったら、〇〇円ぐらいが売価?」

「あっ、ですです」

「・・・」

「御社には他にもこだわった商品がたくさんありますが、是非とも…」

「なるほど…、この黒酢もしっかりこだわってるからこそ…ってことやな」

 「ですです」

もうね、「ちょっと待て~~~!!!!!」なのね。

さっきから”ですですですです”言うてるけど、なんや?”ですです”って!だ。

聞くと、鹿児島の方は結構そう言うらしい…、一種の方言であろう。

おっしゃる通りでございます!的な丁寧な言葉だとか。

いやね、てっきりおちょくってんのかいな?と錯覚しかねない”ですです”。

ちなみに…と、男性は”ですです”で、女性は”です~”との説明も受けたが…

いや、もう、いらん、いらん、”です~”はいらん、”ですです”だけでええ!だ。

で、このやりとりで思ったのは、感情はコントロールできるってこと。

例えば、むちゃくちゃ怒ってたとしても、隣でおばあちゃんが

バタッと倒れたとしたら、「えっ、おばあちゃん、大丈夫?」って

怒ってたことなんかすっかり忘れられるように

イライラしてても同じ言葉を2回言われるだけで笑けてしまうのだから

人の感情なんてそんなもんやな…と。

イライラしたり、怒ったりするのは、ホント自分次第なんだな…と。

気をつけよう!なっ?

ですです!である。

2015/04/20

本妻。

先日、生れて初めて「高知県」ってとこに行ってきた。

空港から降りると、まあ、なんつうの、青空とかがスゲー綺麗らしく

「南国へようこそ!」的なおもてなし感が随所に見られたんだけど、

あいにくの「曇天」っていう「うどんの天ぷら」みたいな空模様にちょっぴりガッカリし、

「♪傘もささずに原宿~…」なんて名曲を口ずさみながら、小走りでバスに乗り込む。

なぜに高知?って話なんですけど、私の食育の師匠から

「高知でこれからのスーパーマーケットについてお勉強をしませんか?」

ってお誘いを受けまして、なんか、直感で「あっ、行かなアカンわ!」ってなったわけ…。

いやね、ここ最近、スーパーマーケットについて思い悩むところもあったし、

「これは偶然のお誘いやないな…、必然やな!さすが、師匠!」って運びに。

で、結論なんだけど、行ってよかった…。

そう、「人」である。

もっともっと地域密着を宣言されてるスーパーマーケットで働く

スタッフさんの、なんやろう、想いっつうか、姿勢っつうか、アチーのね、特に女性の。

う~ん…、やっぱね、人は人からしかモノは買えないわけ。

いくら完璧に飾った売場を作ったとしてもだ、

そんなもん家に帰りゃあ、これっぽっちも覚えてないのね、たぶん。

※だからといってどうでもええわけじゃないんだけど…

覚えてることといえば、どんな気持ちにさせてくれたか?である。

これができるのは、「人」しかいない。※まあ、猫とかもできるけど、かわいいから。

いや~、しかし、えげつないほど、刺激を受けた。

なので、だからってわけじゃないけど、次の日は…

本店の愛すべきおかあさん方に会いたくなったのかな…

朝からず~っと売場でご挨拶をさせていただいた。

「あんた、もっと顔見せにきいや!」「新しい方の店ばっかりで、ほんまに!」

コラッ、息子!なんやっ、息子!って怒られてばっかり、やっぱりね…。

極めつけは「あんた、本妻のうちらをほったらかしにしてたらアカンで」と。

いや、本妻って…である。

あの~、別にね、新しいお客様に浮気ってわけじゃないんで、ってか、怖いわ…。

愛すべきおかあさん方、もっと顔出しますんで、よろしくお願いします。

で、サニーマートの皆さん、師匠、徳永さん、ありがとうございました!

2015/04/13

クウって…。

最近、スマートフォンってのに変更して、まあ、指でね、見よう見まねですよ、

画面をシャッシャッってやってたら、えらいことに気付いたわけ、あっ…って。

いやね、私、気づいたら主に中指でいろいろとシャッシャッしてるんだけど、

正面から外国の方がそれを見たら、「んだよ!文句あんのかよ!」

って怒ってきたりするんじゃないかな…なんてね、気になってきて、そういえば…

他にも中指派の人がたくさんいて、ヘタしたら第3次世界大戦に発展するのでは…

そんなことが頭をよぎり、どうにか片手でできるようにと練習中の今日この頃。

妄想が過ぎるカイチョーです、どうも。

いやね、気にしぃっつうか、考え過ぎっつうか、小せぇのね、男なのに。

もっとこう、「男とは…」って哲学とか持っておきたいぐらいなんだけど…、ほんとは。

なので、子供たちには男らしく育ってもらいたいわけ、わんぱくでもいい…ってやつ。

でね、うちの長男から「お小遣いが欲しい…」なんて要望があったもんだから

「お、おぉぉ…、小遣い?う~ん、まあ、男はな、外に出たら7人の敵がおるからな…。

しかし、小5ってなんぼぐらい必要やねん。内訳を説明してみぃ」

ってな感じで交渉がスタートするわけで、プレゼン資料を提出するように命じた。

で、届いたのが、これ。

img_1711

2000円って多くね?っつうか、こ、小鳥代?んっ、なんやこれ?である。

もっとさぁ、なんつうの、「男らしく」を期待してるのにさぁ、メルヘンか!である。

えっ、なに、飼うの?いや、どっちかっつうと、焼鳥2本あれば焼酎3杯はイケるで!

みたいなね、将来はそんな男になってほしいと願ってるんだけど…である。

「犬とか猫とか飼いたいけど、アカンいうから小鳥で我慢するんやろ!!」

いや、また、大きな声で男らしくの主張はいいんだけど、内容がさぁ、小鳥って…。

あっ、なるほど…、お小遣いっていうより小動物を飼いたいわけね。

めっちゃ動物好きってのは知ってたが、う~ん、そこまでか…ってことで

img_9634

妻と買いに行ってきたらしい。

「おいっ、名前とかあんのか?」

「クウや!餌をめっちゃ喰うから”クウ”やねん」

か~、なんじゃそれ!

どんだけ疲れとっても、ほんわかし過ぎてて疲れ吹っ飛ぶわ。

しかし、長男よ、学校では内緒の方がええんとちゃうかな…。

小鳥を飼ってるって…、あだ名が「ナウシカ」とかになるぞ。

では、まあ、小鳥を通じて命の大切さなどいろんなもんを学んでください。

2015/04/06

ありがとうございます!

FBを携帯電話で見てなくて、パソコン上で見てるわけだから

見ない日ってのも当然あるわけなんだけど、今日はさすがにね、

「そういえば…」つってポチッと開けたのね、ポチッと…、じゃあさぁ…

うわっ、めちゃめちゃ嬉しいやん!である。

誰かの誕生日には知らん顔してると思われても仕方がない

しょうもない41歳のおっさんへだ、「おめでとう!」つって…、皆さんが…、く~!だ。

いやね、ジェームズ・アレンの「原因と結果の法則」ってのに出会ったり…

「良いも悪いもいずれは自分に帰ってくる…」的な話をよく耳にしたり…

なので、因果応報っつうか、私が誰かへ「おめでとう!」ってお祝いして…

からの~、いろんな方から「おめでとう!」ってのならわかる。

じゃないのに!!この皆さんからのお祝いの言葉は胸に刺さる。

因果応報っつうと、「えっ、なに?じゃあ、結局は自分の為に良いことを…」

っつう風にも考えられるので、「いや、そういう訳じゃ…」ってなる。

つまり、41歳になるにあたり、それはもう、もの凄い恩恵をいろんな方から

すでに頂いているわけだから、もうね、「恩返し」しかないのね、あとは。

これからは返すだけ、倍返し。

いい、いい、すでにめっちゃもらってるから帰ってこなくていい!である。

ホントたくさんの方からお祝いのお言葉を頂戴して

こんなことを考える41歳なりたてホヤホヤの夜である。

う~ん…、どうやって、お礼の言葉をお返ししよう…。

「ありがとう」の言葉に一言一言感謝の気持ちを込めて

一枚の写真に残すには私ひとりの力では不可能なので

堺雅章さんがやってた孫悟空の知恵をお借りして

少ない髪の毛を抜き、分身に手伝ってもらった。

kimg0154

分身つっても、まあ、ヨード卵「光」なんだけど…、光つながりで。

あっ、私、「ありがとう」の最後の「う」の担当っす。

皆さま、お祝いのお言葉、本当にありがとうございました。

※ひとりひとりにお返しできないこと、この写真でお許しください。

こんなことしてる場合やないわ…、はよ帰ろ…。

2015/03/27

どこがやねん!

先日、オープニングスタッフのひとりが退職した。

彼には夢みたいなもんがあって、挑戦したい!っつう理由だから

これからの活躍を心から祈ってるんだけど、まあ、その、寂しいものだ。

しかしだ、感傷に浸っている時間なんてあらへん!

4人目の子供が生まれたばかりのスタッフが2人もいるし、

4月に結婚を控えてるスタッフもいる。

彼達はもちろん、その家族にも必ず幸せになってもらわなくてはならない。

来月からまた新しい期がスタートするわけだし、

ここらでいっちょう気合いを入れなアカンわ…と、ふんどしを締め直す。

で、男が気合いを入れる!って場合、昔から相場が決まっている。

そう、坊主だ。

私は、ず~っと体育会系だってので、「よっしゃあ、気合い入れよか!」

とか「負けたら坊主な…」ってのには、何の抵抗もなく丸めてきた。

しかも、その、なんだ、薄くなってきたし、興味はあったわけ。

木は森に隠せ!っつうの、薄毛は坊主に隠せ!みたいなね。

しかしだ、もうすぐ、41歳…。

いや、ち、違っ、イチローはね、野球選手だし、スーパースターだからね、

丸坊主も様になるっつうか、全然かっこいいんだけど…。

私なんてのは、その辺のおっさんとたいして変わんわけだし…

など、いろんな葛藤をひと通りやった後、妻にお願いした。

「ええんやな?ほんまに、ええんやな?」

「ちょちょちょ…、ちょっと待って…。真ん中のとこ長いめやで…」

「知らん、知らん。そんなん、わからんわ!いくで…」

「ちょちょちょ…、ちょっと待って。横は上より短…か…め…」

「もう、ええ。ウイ~ン…」

つって、できあがったのがコレ。

kimg0116

あのね、やっちゃうと、結構吹っ切れるものだ。

なかなか気合いが入った次第である。

最後に、やってみて気づいたことが1点。

「木は森に隠せ」的な発想は、間違えてるってことだ。

そうじゃない人が無責任に言うのね、「坊主の方が、隠れるって…」って。

どこがやねん!である。

そして、長男・次男が声を揃える。

「前の方が、全然マシやったわ…」

いや、マシってなんやねん!

2015/03/16

8鬼。

私のおばあってのが90オーバーで、まあ、ちょっとでも元気になればと

ひ孫にあたる息子達をおばあん家に放り込んだりするんだけど、

三男坊なんか見てて危なっかしくて仕方ないのだろう

目を離した隙にどっかへ行かさない為に、こう釘をさす。

「コラッ、そっち行ったらアカン!ワンワン来るで!」と…。

えっ、あれっ、ワンワン…、犬?である。

おばあちゃん、ちょっとええかな…、ごめん、怖くないんだけど、そのワンワン。

抑止になんないからもっと怖えヤツ呼んできてくれへんかな、オバケとかさ。

ワンワンなら、むしろウェルカムな感じになってまうし…なのね。

丸くなったのかな…、俺んときは、小隊長とか、あっ、軍隊のね、厳しめの、

もっとこう、おっかないのを連れてきてたような気がするんやけど…だ。

で、なんつうの、息子達にとって怖い対象に鬼とかは古いのかな…なんて思ってた。

しかしだ、次男にはまあまあイメージできているようで、ちょっとホッとする。

いやね、テレビゲームに夢中になっている次男に

「ええかげんにしぃや。時計見てみ…」と静かに怒る妻。

「さ~てと…」なんて、寝転んでたのに無意味に起き上がる私。

その時だ、ボソッとね、「鬼やな…」とつぶやく次男。

もうね、「おっ…、ええやん」ってね、表現方法を褒めたいぐらい

…なんだけど、息苦しいほど空気が張り詰めてて、声に出せるわけがない。

う~ん、三人ともよく聞け。

世のおかあさん方は、子供が立派な大人になるためやったら

嫌やで、嫌やねんけどあえて鬼にもなれ…る…、

あっ、いや、ち、ちがっ、顔やない、心や、心。

おばあみたいに「ワンワン」みたいなな、

なんやかわいらしいのん連れてけえへんねん。

「こらっ、言うこと聞かへんかったら”眼だらけ”呼ぶで!」やで。

三男坊が「いやや!いやや!」って死ぬほど怖がってたやろ。

なんかの絵本に登場してたあの体中が眼ばっかりの変な妖怪。

そら、そうや!俺だって怖いもん…。

なっ、やっぱ鬼やろ…。

だから、お願いや!ちゃんと言うこと聞いてくれよ。

仕事終わって帰ったら、おまえらには1鬼ぐらいのもんやけど、

疲れきってて8鬼ぐらいなってたりするからな…、どんだけ怖いか…。

2015/03/05

せっかち。

愛すべきおかあさんからお魚調理の依頼があって

「にいちゃん、ゆっくりでええで。急(せ)けへんからな…」

ってお言葉を頂戴するも、すぐさま「まだか?」なんてのはよくある話。

そう、”急(せ)きがち”が語源であろう”せっかち”ってやつだ。

私も結構その傾向があって、電話がひどい…。滑舌が悪いうえに

早くたくさん伝えたい脳の指令に口の運動量が追いついていかないんで

「何しゃべってんのかさっぱりわかりません…」などとリラックスを求められるわけだが、

またふりだしから話さなきゃいけないことに、さらにイラッと…なんていう流れを

反省することがたびたびあって、実は今日も猛省してたところだ。

しかも、関西人は特に…って感じで、すでにスゲー悪いイメージが蔓延っている。

アカン、アカン…、ホンマ気ぃつけなアカンわ…なんて思ってるところへ

「にいちゃん、にいちゃん。ちょっと、にいちゃんよ!」

と、せっかちのお手本のような愛すべきおかあさんが駆け寄ってくる。

「どないしましたん?」

「あんたに会ったら言おう思てたんや。お惣菜の焼そばや、ヤ・キ・ソ・バ」

「えっ、なにか…」

「ちゃうがな。うちのおっさんがえらい気にいってやな。食べたことあるか?」

「そら、そ…」

「まあ、どっちでもええわ!あれ、誰が味見てんねや?」

「誰って、あ…」

「んっ、なんや?あんた、風邪ひいてんか?いつもとちゃうがな、声」

「いや、そ…」

「あっ、せや、あんた49年生まれなんやろ?この前、銭湯で聞いたで」

「えっ、なん…」

「本厄やん。行ったんかいな、厄払い。神さんに手ぇ合してる数で決まるからな。

普段から手ぇ合わせてたらどないもないで。さぁ~、どっちや?わはは…ほな、帰るで~」

いや、えげつないな…である。

こっちはね、会話ってのは順番交代がセオリーかな~なんてね…

っちゅうか、最後のん、銭湯でなんちゅう話してんねん!である。

う~ん、そりゃあ、関西人が嫌われるのも…なんて思ってるところへ

「にいちゃん、にいちゃん!忘れもんや」って、またえらい慌てて帰ってこられた。

「えっ、何忘れましたん?」

「皿や!皿のやつ、おくれ。はよ、はよ」

「ちょちょっ…、皿?皿って…」

「もうぅぅ…、なんでわからんねん!春のパンまつりや!用紙よ、用紙」

いや、わからんわ!むちゃくちゃやな…である。

愛すべきおかあさん、私も春のパンまつりも逃げませんから、はい。

なにわともあれ、お買い上げありがとうございました。

2015/02/25

(仮)。

車から流れるラジオで浜村淳さんが人生相談を受けていて

「仮に、この旦那さんをA太郎としましょう…」なんて話を進めるのだが、

また、このA太郎(仮)が飲む打つ買うの3拍子揃ったどうしようもないヤツで

「は~、情けない…、A太郎は」「A太郎は、どん底まで落ちてますね…」

などと、なんか私自身が責められているような錯覚にまで陥り、

どうもしっくりこない朝を迎えている今日この頃。

A太郎改め栄太郎ことカイチョーです、どうも。

いや~、ちょっとしたことでね、人の気持ちってのは良いようにも

悪いようにもできるから、気をつけないといけないな…である。

本来はね、ホント気持ちのええ朝を迎えてたはずだった。

いやね、コーヒーでも飲もうと思って、朝、冷蔵庫の前にたつと

こんなものがマグネットとして、冷蔵庫にくっついてたわけ。

hazure

「なんや、これ?」である。

手にして眺めていると、次男が声をかけてきた。

「あっ、それ、俺が図工で作ったやつやで」と。

次男のか…だ。

う~ん、なにかと難しい次男。

私のちょっとした一言で傷つけてしまうことは十分考えられる…。

「お、ぉ、おぉぉ…、上手やん。これは、アレやな、だいぶ観察できてるな…」

「うん、バナナやで」

「く…、やんな!バ、バナナやな。それしかないと思ったわ。えっ、この黒いのは…」

「なんか先っぽって黒くなってるやろ、バナナって」

「あ、あ~、あ~、あの黒いとこね。目の付けどころがシャープやん。いいね~…」

もうね、朝から大変。

すると、次男が近寄ってきて、間違った持ち方を指摘する。

「逆、逆!反対や!お父さん、こっちやで」と。

atari

「あ~、ほんまや!バナナやもんな。ありがと…う…って、なるかい!!」

なんて、床にたたきつけようかと思ったが、そんな冗談が通じるわけもなく

この得体のしれないバナナ(仮)を褒めちぎり、

かなりの癒しをもらうホント気持ちのええ朝やったわけなのだ。

う~ん、彼のようにちょっとしたこともプラスに転じるように心がけたい。

次男よ、気持ちのええ朝をありがとう。

ただ、もうちょっとさ、寄せていこうぜ!全然ちゃうぞ…。

2015/02/19

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