笑顔。

う~ん…、時間をうまく使えていない毎日が続く。

ブログも完璧に置き去りだ。

嫌ってほど仕事のことで頭がいっぱいなのに、こんな調子。

で、”段取り悪いわ~…”反省っつうか、そんなことを考えながら売場に出ると

「にいちゃん、寒いな~」なんて、ヨッタヨッタ来店される愛すべきおかあさん。

そして、続けざまに「なんや、笑顔ないで。考え事してんか?」と。

おっと…、えっ、うそっ、そんな顔してた?である。

「あんたは、嘘でも笑とかんかいな…。眉間にしわ寄せてからに」

「わはは…、ほんまやな、アカンな~。おおきに!おかあさん」

「気ぃつけや!ほんで、雨も降ってるさかい、足元かて気ぃつけな転ぶで」

いやいや、あんたや!ってどんだけ言うたろか…なんだけど、

私のことを孫とでも勘違いしているのか、ホント有難い言葉をかけてくれる。

なにげない言葉なんだけど、そんなたった一言がえげつないパワーを持つ。

そういえば、先日、後輩に赤ちゃんが生まれたってことをFBってやつで知った。

「赤ちゃんが産まれました」的ななんでもない文章の行間には

彼の喜びっつうか、詰まってんのね、嬉しい!!ってヤツが。

ニヤニヤしながら、ピコピコ携帯触ってたんやろな…とか容易に想像できんのね。

背景を知ってるもんだから、バンバン伝わってくるし、ホントこっちまで嬉しくなる。

そう、お取引様の担当者からも「産まれました!」って報告を受けたところだ。

そん時も、誰に教えてもらったらそんな顔できんねん!

ぐらいニヤ~~~~~っつうなんとも言えん笑顔で

一生懸命あーだこーだ話すんだけど、内容なんてどうだっていいわけで

そんな笑顔見てたら、無条件で嬉しくなっちゃうのね、こっちも。

アカンアカン…、来店されるお客様に喜んでもらおうと

いろんなこと考えなければならないのは当然なんだけど、その前に…

「おはようございます!」とか、気持ちええ挨拶できてんかいな?

まさか、しかめっ面で売場をウロウロしてるんちゃうやろか?

そんな当たり前のことすらできていないのでは…と猛省してる次第だ。

今後、私には、たぶん、っつうか、まず間違いなく赤ちゃんを授かることはないので

彼らのようななんとも言えん笑顔までにはならないものの、それに近い笑顔で

接客をせなアカンわ…と心に誓う今日この頃である。

愛すべきおかあさん、おおきに!

ほんでもって、赤ちゃんの誕生おめでとう!おっしゃあああ!!

2015/12/04

宮竹さん。

かなりショッキングなニュースであった。

当店でも少し品揃えさせてもらってる「宮竹昆布店」へ

注文していた商品を取りにいった時のことだ。

「もう今年いっぱいでやめよう思てますのや…」

私が小さい頃からずーーーーっと美味しくいただいてた近所の昆布屋さん。

私が結婚したときの内祝いなんかも”喜んぶ”つって使わせてもらったり。

「え~~~!おばちゃん、嘘やろ…。マジで閉めんの?なんでなん?」

「おとうさん、おらへんようになってから…。もう、歳やさかいな…」

まあ、確かに、どこかしんどそうやったし、消費税が変わった時なんかも

「にいちゃん、どないしよ…、8てや…。勘定でけへんわ」つってたしな…。

そんなちょっと暗い感じでお話してるところへお客様がいらっしゃった。

「こんに…ち…わ…、あれっ、なんや?にいちゃん、どないしたん?」

私もよく知る愛すべきおかあさんだ。

「いやね、宮竹さん、もう今年いっぱいで閉めるんやって」

「えっ…、嘘やん。おかあちゃん、なんでなん?」

もう、それ、さっきやったわ…なんて思いながら、3人で

”宮竹さん”あるあるの話で盛り上がってると、また別のお客様が…。

そして、やっぱり「えっ、おかあさん、今年いっぱいで閉めはんの?」の話へ。

もうね、ホント愛されてる。

地元で愛されてるお店が閉まるのは寂しいものだ。

よくよく考えると、そういえば、お豆腐屋さんも閉まったしな…。

もっといえば…

”栄くん、栄くん”いうて可愛がってくれたコロッケの美味しい丸宮さんも

おじいのツケで腹いっぱい喰って親父に怒られたお寿司の「ちょうちん」も

世界一旨かったお好み焼屋さんの「3ちゃん」なんてのも、今はもうない…。

う~ん…、なんて綴ればいいのかわかんないんだけど、

日之出屋の存在意義ってのはホント考えさせられた。

言えるのは、モノを売り買いする場所っていう

ただそんな単純なものではないってことである。

地元で愛されなければ…そう強く思う今日この頃である。

あっ、宮竹さんの昆布は販売させていただきますので

よろしくお願い申し上げます。

2015/11/20

少。

3か月とか半年とかぐらいのサイクルで会う方々は、私に決まってこう言う。

「んっ、あれっ?髪の毛、増えてへん?」と。

いやね、安心してください。生えてますから、はい。

もうね、髪の毛を取り戻したというか、笑顔を取り戻した!そんな感じである。

遠慮して口にしない方々も含め、そりゃあもう、たくさんの方が気づいているはず…。

でね、家族はもちろんなのだが、「そんなところにまで…」なんて

私の髪の毛事情に詳しい方がいらっしゃることを知った。

そう、次男の担任の先生である。

うちの次男っつうのは、なんやろう…

親の私でも「?」って感覚を持ち合わせている。

例えば、夜空に浮かぶ星がなんか悪いことをすると

海のヒトデに変えられちゃう物語において、何も悪いことをしてないのに

間違えたのかヒトデに変えられちゃった星がいるんだけど、

どんな風に思いましたか?的な国語の問題で、彼は「ドンマイ」と解答。

Don’t mind!気にするな!と。

いや…、「かわいそう」とかさぁ、もっと思ってあげて!星のこと。

冤罪を受け入れろっつうのは、星に対して無関心にもほどがあるって話だ。

で、そんな彼が漢字の宿題に頭を抱えながら向き合ってるのを

妻が微笑ましく見守ってたらしいのだが、

あまりの解答に慌てて私にメールをしてくれた。

「少」という漢字の例文を考えなきゃいけなくって…

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「少ないかみのけをくすりでふやす」と。

いや…、「す」をはみ出してまで書かなアカン内容か…である。

「んっ?」ってなるから、何も知らない先生は。

っていうか、せめてさぁ、「かみのけが少ない」とかでええんちゃうん。

「くすりでふやす」ってとこ、いる?

い、いらんやろ!関係ないやん、「少」って漢字に…。

まあ、次男よ、仕事でストレスがたまる今、君のおかげで随分と楽になりました。

「増」「多」「黒」とかの漢字の時は、また、よろしくお願いします。

2015/11/03

運がええ!

先週、日之出屋49周年大創業祭が盛況のうちに終了。

本店にちょこちょこ顔を出させていただいたが、

まあぁぁ、見事に、愛すべきおかあさん方とはだいたいこんな話になる…。

「49年か~。あんたがな、まだ影も形もない時からの付き合いや…」とか

「おかあちゃんがあんたを背中に背負って、みかん詰めてて気ぃ使たわ…」とか。

私自身が日之出屋での歴史においてまだ15年ほどの未熟者なので

いろんな情報を仕入れるのは、社長よりも、そう、愛すべきおかあさんからである。

ただ、長いことブログでも綴ってきたように

15年しかないにしてもだ、さまざまな情景が思い出される。

で、そんなことを思い起こす度に、この49年という長い歴史のすべては

おかあさん方ひとりひとりのご愛顧の賜物と深く感謝申し上げます!なのだ。

加えて、お客様に喜んでいただこうと頑張ってくれているスタッフや

価格も含め応援してくれるお取引様の存在も絶対である。

心から感謝申し上げます!なのだ。

で、あともう一点は、最近つくづく感じていることがある。

それは、「運がええ!」ってことだ。

「そんな見えないもんの力なんて…」って話かもしれないが、

ルーツをたどったりすると、「あん時は運が良かったんやで」ってなことがよくある。

では、運を良くするにはどうすればよいのか…

そう、陰徳を積むってのはよく耳にする話で

私自身は「う~ん…」なんだけど、先人の方々におじいや社長が

積んでくれてたおかげかな…と思えてならない。

そして、ついにだ!!それは目に見えるもので証明された。

うちが仕入れた卵を購入された妻のママ友からのメール。

この天文学的な確立で引き当てたママ友も凄まじい陰徳を積んだのであろう。

それがこれ。

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あ、ある?こんなことってあんの?である。

割った卵が全部ふたごちゃん!

これはもう、奇跡!っつうか、運がええ!としか言いようない…。

まあ、そりゃあね、運に頼ることなく、頑張らせていただくんだけど、

なにわともあれ、これからも変わらぬご愛顧を賜りますよう

よろしくお願い申し上げます!である。

しかし、スゲーな…。ええ引きしてるわ~、うちもお客様も。

2015/10/26

97。

「お、おぉ、おぉぉぉ…、おはようございます!セーーーーフゥゥ」である。

いやね、毎朝開店と同時くらいにご来店される愛すべきおとうさんなんだけど、

ほぼ毎日のように来店されるもんだから、3日4日顔を見ないと…

「まさか」的なね、明日こそは!明日こそは!って心配になってきて

最終的には、冒頭のようなご挨拶になっちゃうってわけだ。

御歳97。

「えっ、イケますの?」「大丈夫や!」「いや、大丈夫や!って、危ないっちゅうか…」

そう、毎朝、電動自転車を爆走されてのご来店、チリンッチリンッといった感じで。

「えっ、飲んでよろしいの?」「なんや、アカンのか?」「いや、アカンことないけど…」

そう、豊臣秀吉も愛したお酒”天野酒”を間違いなくご購入される。

で、思った。

長寿の秘訣は、足腰と食事、この2つはかなり重要なんやな…である。

健康の為に歩くとか、健康の為にこの食べ物を食べなアカンとか、

管理されるような生き方じゃなくって

そう、雲のごとく…、自由に!だ。

行きたいところへ行ったり、食べたいものを食べたりすることである。

「酒飲んだらアカンとか、ワシに注意してきたもん、皆おらんがな…」

なんて、言葉の重みがハンパやない。

そして、もう一点。

趣味というか、熱くなるものがあれば、なお良しかと…。

買い物カゴにスポーツ新聞が入っている。

「あれっ?スポーツ新聞、好きですの?」

「阪神ファンや!」

「へぇぇ…、そうですの。そうそう、監督代わりましたね」

「そうや、金本!アニキや」

いやいや…、アニキって…。

御歳97の方からの「アニキ」は、金本さんも恐縮しまっせ。

しかし、おじいがもし生きてたら、同じぐらいの年かと思うと…。

白寿のお祝いは、私自身はもちろん、店をあげて御祝いさせていただきます。

縦じまですけど、白いユニフォームなんかをね、はい。

おとうさん、寒なってきますからお身体には十分気をつけて。

ご来店、心よりお待ちしてます。

2015/10/20

男の中の男。

いや~、よかった、燃えたね、ラグビー。

もうね、男をみた、あっ、漢ね、漢、かっちょよかった~…である。

パッと見、「うわっ、もうドンキーコングやん、全員」ってな相手チームに

勇敢に立ち向かっていく姿には、ホント心打たれた!

うちの息子たちも、男の中の男を目指してがんばってもらいたい。

…なんだけど、まあ、親の意思とは全然違う目標をそれぞれに掲げている。

長男は、もっぱら「ドラゴンボールのカードゲーム」に夢中だ。

何がおもろいねん?って思えてならないが、今の彼にはそれがすべてである。

次男は、毎朝といっていいほど体温チェックを欠かさない。

「何度?」「35.8度」「アカン、休まれへん…」

どうやら、風邪をひいて学校を休みたいらしい…。

「なんや、学校嫌いなんか?」「嫌いっちゅうか、じゃまくさいねん」

私もたいがい面倒くさがりだが、学校に対してそんな概念を持ったことはないが…。

そして、玄関先でこんな捨てゼリフを吐いて学校へ向かう。

「見てろよ!いつか絶対休んだるからな!」と。

はぁぁぁ、2人とも大丈夫かいな…である。

そんななか、三男が微笑ましい目標を掲げ、全力で頑張ってくれてるので

それがせめてもの救いである。

そう、その目標とは、5歳になること。

長男が8月に、次男が9月に誕生日を迎え、「えっ、俺は?」とヤキモキしている。

毎日のように「明日、誕生日?」「あと何回寝たら誕生日?」と

ただただ5歳になることだけを夢見て頑張っているのだ。

で、いよいよその日を迎えた。

長男、次男も彼の熱い想いを知ってなのか

「よかったな~。やっと、5歳やな~」なんて、その功績を称えてくれている。

おばあも含め、家族全員で彼の誕生日を盛大に祝った。

三男の主導で彼の大好きなビンゴゲームが開催される。

一番にならないと気に入らなくて、すねてしまうことは周知のうえ…

のはずが、おばあはそんなこと露知らずに

「はよ回さんかいな!」「何番って?聞こえへんがな」など

回すのとカードを確認するのと忙しい三男を煽って煽って仕方がない。

最終的に、おばあが「ビンゴや、ビンゴ!」と空気を読まずに一等賞をかっさらう。

92歳と5歳の大喧嘩が始まると、全員が固唾をのんだその時

「おばあちゃん、おめでとう!」と、手をたたく三男。

お、お~、さすが5歳、大人になったもんである。

三男よ、おばあの一等賞を祝福するその姿に感動したわ。

男の中の男やったぞ。

夢の5歳の誕生日、おめでとう!

2015/10/15

びわ茶。

鹿児島出身の愛すべきおかあさんから

「にいちゃん、ちゃんと試したんか?」

なんて問い詰められる原因となった商品ってのがコレ。

びわ茶(http://www.totsukawa.co.jp/)。

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「鹿児島の人はみーーんな飲んでる」「いやいや…、みんなって…」

売り手と買い手が入れ替わってる?ぐらいの勢いで薦められてまして

最近、芸能人の病気に関するニュースが多く、さらに火がついてしまった。

「だから、身体にええんやって!毎日、飲んでるか?」などなど…。

なるほど、鹿児島大学と共同で研究してるらしく、裏には

「5年後、10年後のあなたの健康のために」なんて表示もある。

「いや…、飲みましたって。美味しかったですよ、はい」

「ほんまか?一回だけやったらアカンねんで。続けて飲まな…」

んっ、あれっ、え~っと、社長さん?ってぐらいグイグイくる。

「あっ、せや!豚のしゃぶしゃぶ試したらええわ!アクが出ぇへんねん、アクが。

アクが出ぇへんってことはや…、なっ、脂を分解するんや!めっちゃええやろ…」

「わ、わかりました。豚しゃぶやってみますわ」

「なんや、その気のない返事は!あんたのことを想って、△#@&$…」

最後の方は、興奮し過ぎて言葉になってないほど。

「いや、やります!やります!絶対、やりますから!」

「ほんまか~、怪しいな~」

なんて、全く信用のない私。

というわけで…

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ほらっ、ほらっ、おかあさん、ねっ、やってるでしょ。

確かにアクがでませんでしたし、さっぱり美味かったっす!

愛すべきおかあさん、私の身体のことを心配してくださってあざ~っす!

毎日飲んで健康になりたいと思います。

効能的なものはホームページへどうぞ…。

皆さんもぜひ!

2015/09/28

男らしく!

私がなぜ剣道を習っていたのか?

それは、幼い頃、スゲー泣き虫だったらしく、それを見かねたおばあが

「ええとこ連れてったる」と無理やり道場に放り込んだってのがルーツである。

今となっては、本当に感謝しているし、今は亡き恩師へ返せなかった恩を

どうにか次のものへ…と、できる限り関わらしていただいている。

なので、息子達は嫌いとか好きとか関係なしに剣の道を歩んでいる。

次男なんかは、特に、向き不向きでいえば不向きの方だ。

女の子みたいな顔だちで、線が細い。

なのに、長男が道場へ行く途中泣いてわめき散らかしている横を

「なぁ、もう諦めろって…」と悟りの境地で涼しい顔。

「おっ、さすが!おまえはそんなに嫌じゃないんや?」

「なんでやねん!嫌に決まってるやん。けど、アカンねやろ」

んっ…、ま、まぁな…である。

なんていうんだろう…全く飾ろうとしない。

親である私にちょっとでも良いように見てもらおう…そんな気がまるでないのだ。

「今日は頑張ってたな」と稽古中のことを褒めれば、「まあ、ちょっと泣いたけどな」と。

宿題をすれば、シクシクとし始め、「難しいから、ちょっと泣いてもうた」と。

三男が言うことを聞かないと、「あいつ…、ほんまに…」なんて普通に泣いている。

どんだけ平気で泣けんねん。

男なら恥ずかしいし隠そうとするんちゃうん…、そう思えてならない。

そんな等身大のありのままの次男が8歳の誕生日を迎えた。

う~ん、大丈夫かいな…なんて思う一方では、そこが愛おしくてたまらない…。

男らしく!そんなことを望んではいるんだけど…

ま、まあ、なんだっていい。

私は、誰にでも良く見せたいとすぐに飾ろうとするから

君のスタイルには、どこか憧れみたいなものがあるねんで。

あれっ、んっ?ある意味、男らしいかもな…。

次男よ、誕生日おめでとう!

2015/09/23

カレー。

「にいちゃん!渡したいもんあるから、あんたが配達してや」

何やら意味深な言葉を残し、帰られる愛すべきおかあさん。

仲の良かったご主人がお亡くなりになり、元気になってもらわな…と思ってたところだ。

”何の話しよ…”頭の中を整理しながらマンションの階段をのぼる。

隣の部屋からだろうか、カレーの香りが昼食にまだありつけていない私のお腹を刺激し、

おもわず「腹減った~」って言いそうになるのをグッとこらえ、

「まいど~!」って、おかあさん家の呼び鈴を鳴らす。

「来たか、来たか…。まあ、あがりや…、んっ?隣、カレーやな」

「ははは…、俺も思たわ。で、お父さん、どこなん?」

とりあえず、仏壇に手を合わすと、そこにはえら若のお父さんの写真。

「なっ、お父さん、若い時、男前やろ。あんたといっしょや」

「ほんまやな」って振り返ると、テーブルにはすでにアイスコーヒーが注がれている。

お孫さんの話がほとんどで、手術を繰り返して最近しんどいねん話になりかかった時

「せや、あんたに渡すもんがあんねや。忘れてたわ」

そう言って、奥から大きめの紙袋を持ってくる。

「お父さんの形見や。あんたが着たってな」

手渡されたのは、アディダスって書かれていたジャージが2着。

ま、まあ、身長の問題とかはね、全然気にしなくっていいんだけど、

いや、その、形見とかって言われると、なんつうの、まあまあの重量感がね、うん。

「ええの?お孫さんからのプレゼントなんやろ」

「ええねん。あの子らも、うちがにいちゃんのファンって知ってるし…」

「お、おぉぉん…。ほな、遠慮なく着させてもらいます。まあ、元気出してな」

「う~ん、また今度手術やさかいな…。お医者さん、辛いもん食べたらアカン言うねん」

「えっ、そうなん、辛いもん好きなんや?」

「辛いもんが好きっていうか、まあ、カレーとかカレーうどんとか…」

いや…、とかって…、カレーやん。

途中、腕に注射の跡がいっぱいあって「なんで?」って聞くと

新人の看護師さんが失敗が多いらしくって何回も打たれたりするんだけど、

自分のお孫さんも看護師さんで「あの子らも失敗してきたことやろうから…」と

いっさい文句も言わず応援したってんねん!っていうめっちゃええ話なんかもしながら

長いこと話してたんだけど、お互いね、おかあさんも私もお互いともね、

カレーのことで頭がいっぱいやったな…って、そう思った。

おかあさん、はよ治してカレー食べて元気出してな。

しかし、カレーのポテンシャル、凄まじいな…。

2015/09/15

スターウォーズ。

私は、まあまあの映画好きである。

最近は、そんな優雅な時間を持つことがあまりできないんだけど、

2時間ほどの非日常な世界にのめりこんじゃうタイプの人間なのだ。

子供の頃にいたっては、もしかしたら、自分は特別な人間かもしれん…

みたいなことをよく考えたりもした。

大人になればコブラみたいに左手が「サイコガン」になるとマジで思ってたし、

「こ、これを…」って知らないヤツからUSBを手渡されて世界を救っちゃったり、

体にあるアザが宝物の隠し場所と一致しちゃったり…なんて膨らむばかり。

なかでも、「スターウォーズ」はホントはまった。

宇宙、スゲー!って目を輝かせ、いつかはライトセーバーを!って

剣道の練習に励み、VHSのデッキがぶっ壊れるほど何度も何度も…。

で、大人になってくると、そんな妄想は完全になくなっちゃって

ただの娯楽として楽しむだけのものとなっていった…。

しかしだ、ここにきて、妄想が現実になろうとしている。

まず、お伝えしなきゃいけないことが一点。

いやね、頭の毛をね、どうにかしなきゃって動き出して約2カ月。

絶対、生えてきた…。

私に対して遠慮もへったくれもない女性ふたり、あっ、オカンと妻なんだけど、

「あれっ、ほんまに生えてきたんちゃうん?」

最近の彼女たちの口癖である。

私自身も手ごたえを感じている。

2カ月の短期間でこうも変わるのか…と。

そう、2カ月でこんなになるんだから、1年も経てば…

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もうね、チューバッカぐらいになるのでは…である。

私のイメージとは少し違うが…、まあぁぁいい、なんてったって「スターウォーズ」だ。

ハン・ソロと宇宙で暴れまくるのをどれだけ夢見たか…。

ジェダイマスターのオビ=ワン・毛ノービに

効きめのありそうなシャンプーの名前っぽいC-3POやR2-D2、

「スターウォーズ」は今の私の為に作られたといっても過言ではない。

まもなく、エピソード7が公開する。

果たして私は登場するのだろうか…。

めっちゃ楽しみである。

2015/09/30

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