メロン。

仕事をしていて、やりがいっつうか、嬉しいのは

「美味しかったで」とか「いつもありがとう」とかっていうお客様の声。

月々、お給料ってのをいただいているが、

それは、誰かのお役に立つ、もしくは、喜んでいただいた対価なわけで

お給料そのものの為だけに仕事をしているわけではない。

うん、お客様の声だけにとどまらず、笑顔だったり、健康だったり…。

ええ仕事をしている方ほど、そんな考えのはずだ。

もうね、私腹を肥やすどっかの都知事といっしょにせんといて!である。

で、まあ、我々の仕事というのは、良いも悪いも

お客様の声がダイレクトに聞けるのでホント有難いんだけど、

なかなか声が届きにくい仕事ってのも、もちろん、たくさんある。

農家さんってのもそれにあたるのでは…。

産地直送ってので、直接配達してくれている農家さんには

いろいろとフィードバックできるからいいんだけど、

中央市場で仕入れる野菜や果物なんかは、仲卸の方もいらっしゃるし…なのだ。

農業大国・熊本の農家さんなんかにはね、西瓜とか雑メロンとか

昔からスゲーお世話になってて、まあ、なんつうの

改まって「応援」とかっていうと俗っぽくなっちゃうかもしれないんだけど、

なんかね、そんな声を届けたいなぁぁ…とかって、特に思っちゃうわけ。

で、声どころか、あっ、そうや!ええのがあるやなかい!と気づいたのが、

今回のブログの背景にある。これ、これ、この食い方…。

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三男坊の「メロンが大好き度合い」が凄まじい。

彼の歯によって描かれた等間隔のこの綺麗な線条は

自分のを食べてできたものではなく、あっ、もちろん自分のもこんなんだけど、

ちょっと時間をおいて食べた次男の残りを「まだ食べれるやん」つって、できたものだ。

「お、おまえ、人のまで…、どんだけ好きやねん…」と呆れる一方、

「メロンの農家さんが見たら喜ぶやろな~…」ってなったわけである。

メロンの農家さん、あいつ、アホほどメロン食いよるんで、

また旨いのをよろしくお願い申し上げます。

追記

服の下にメロンを忍ばせ、三男坊に「お腹が痛いからさすってや!」って触らせて

「えっ、うわっ、メロンや!」っつうプチサプライズで喜んでもらえたのはいいが、

それ以来、妊婦さんのお腹の下をのぞき込み、メロンを確認する奇行に及んでいる。

妊婦さん、変なのがいたら、あっ、すんません、うちの子です…。

2016/06/06

ちょっと聞いて。

愛すべきおかあさんのなかには、1日に2回も3回も来店される方がいらっしゃる。

「あれっ、本日、2回目ちゃいます?1日に何べんもおおきにです!」

「そやねん。あんた、ちょっと聞いてや~」

でた!ちょっと聞いてや話か~…、う~ん、どないしよかな、聞かんとこかな…

どうせ、どないやねん話か知らんがな話のどっちかやしな…

…なんてね、まあ、そんな愛すべき選択肢、あるわけがない!

「どないしましたん?」

「あのな、うちのおっさんや!うちがお昼ごはんをちゃんと用意してんのにやな。

おいっ、日之出屋の寿司食いたいから買うてきてや…ってこれや!どない思う?」

「用意したお昼ごはんが気に入らんかったんや?」

「知らんよ…。昔からこんなんやねん、あのひとは。

飲んできたから、晩飯いらん!とか…。

そやったら用意する前に言うてや!って、今まで何回いうてきたことか…」

その後、お父さんがごはんをちょくちょく食べない話がまあまあ続いた。

で、テレビ見ながら食べるから食べ終わるのが遅い話に発展し、

んっ?ちょっと出口が見えなくなってきたその時だ

「でもな、今までずっと頑張ってくれたからな、仕事…」と。

あれっ、全然違う方向に話が…である。

「あんたにいろいろ言うたけど、ほんまはな、あの人に感謝してんねんで」と。

いや、まあ、その、なんちゅうか、う、うん…である。

もうね、入口と出口がここまで違うと、コメントできない。

「あ、せ、せやな。ええやん…」が、精一杯。

ほんまはね、言わないけど、言えるとしたら、「どないやねん!」だけなのね。

「あっ、そや、あんた、聞いたで!剣道を教えてんねやてな」

え~~~!さっきの話は?終わり?である。

「まあ、教えてるいうたかて、月に数回かだけやけど、いける時にね…」

「数回いうたかて、忙しいのに偉いやんか」

「いや、別に、なんも偉ない、偉ない」

「へぇぇ、剣道な~。うちの人な、やってたわけちゃうけど、

今、バレーボールがTVでやってるやろ。一生懸命、応援してるわ」

えっと…

バレー…の…応援…。

いや、し、知らんがな!

である。

あまりの知らんがな!にフォントを変えてしまうほど。

欲をいえば、やってへんのかい!も言いたいぐらいだ。

おかあさん、元気でましたわ。

ほんと、愛すべきである。

2016/05/30

食事。

先日、年に1度の剣道の大会へ出場させていただいた。

20年ほど離れていた剣道を子供といっしょに再開して、

過去の栄光をちょっとずつ思い出しながら挑んだ3度目の正直。

今年こそは絶対入賞!を目指すも…、またもやベスト8。

一昨年、昨年に比べ、どこか成長を感じていた分、ただただ悔しい…。

で、3回ともベスト8以上に進めないのには、間違いなく理由がある。

稽古不足!つってブログを終了させてもいいのだが、

40歳を超えるとそれだけの理由ではないような気がしてならない。

そう、敵は乳酸にありだ!

だってね、全然知らない人と棒を持ってどつき合うわけでしょ、それも本気で。

乱暴な表現をすると、戦なわけだ、い・く・さ。

それを4回戦まですりゃあ、そりゃね、筋肉がビックリしちゃって固まっちゃうのね。

「えっ?なに?昨日まで”いらっしゃい”とか言って商人してたのに、

今日は、えっ、いきなり武士になって斬りあえって?アホか!無理無理無理…」

そんな筋肉の声が聞こえてくる。

それを解決するのは…、そうだ、食事だ。

一流のスポーツ選手の奥さんが「食事に気を使って…」なんてニュースを…耳に…す…

あっ、なるほど、今回、負けたのは私のせいではない!妻のせいだ。

私は10持ってる力を20ぐらいは発揮できた。

実力としては十分優勝も狙えたはずだ。

あとは、日々の食生活を改善していてくれてたら…。

当日も梅干しのひとつでも用意してくれていたら…。

彼女のサポート不足に敗因は明らかとなった。

妻よ、来年は、もうちょっと気を使っていただかないと困る。

子供たちの試合のビデオ撮影もいいが、

メダル獲得は君のサポート次第ってことを肝に銘じるように!

さて、ただいま、運動会シーズン。

運動するからってだけではなく、食事ってのは本当に大切なもの。

愛情いっぱいのお弁当をみんなで楽しく食べて、

特にお父さん方は、はりきっちゃってケガなんかしないように!

そして、妻がこのブログを読むことがないように!

併せて祈りながら締めの言葉とさせていただきます。

2016/05/24

誰やねん!

先日、東京出身の方とお話しするなかで

やっぱり関西では「なんでやねん!」を言わないといけないんでしょ?

的な話題になり、まあ、そうなのかな…と思いながらも

いやいや…、「誰やねん!」も負けへんぐらい言うで!ってなった。

というのも、その話題になった日ってのが、

3年に1回ぐらいの確立であるんだけど、ある事件がそう思わせたのだ。

いやね、店内にスズメが迷い込む事件なのね。

ちょっと天井が高い部分があって、スズメが怖がってそこから降りてこないのだ。

脚立なんかも使ったりして、まさに「大捕り物」。

で、逃げ惑うスズメがいよいよ疲れてきたのか、徐々に下の方、下の方へ…。

そして、あともう少しって時に、意外なところへスズメが舞い降りた。

お客様であるおじいちゃんの肩である。

「大捕り物」で汗を流すスタッフ全員、

予期せぬスズメの行動に「えっ?」って普通に固まった。

おじいちゃんといえば、スズメの存在にまさかの素無視で買い物を続けている。

気づいていないのか、鳥が肩にのることは珍しいことではないのか、わからない。

また、相手はスズメだし、昔助けてもらったことがあるからなのか

木以上の安心感がそこにあったからなのか、確認のしようがない。

ただ言えるのは、スタッフ全員が口にしないものの心の中でこう思ったはず。

「誰やねん!」と…。

「ナウシカか!」と…。

閑話休題。

まあ、結局、そうかもしれないけど、東京では「なんでやねん!」はあっても

「誰やねん!」っていうことは無いでしょうって話で落ち着いた。

まあ、文化が違うからな…なんて帰路についているときに

なんかの問題に対しての三男坊の珍回答が面白かったからと

妻からメールが届いていることに気づく。

どれどれ…。

あなたはなかまをつれてぼうけんにでかけるよ。

つれていくなかまのえをかこう。

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絵を描けっていうてるやろ…。

っていうか、「誰やねん!」である。

電車のなかで、それは小さな小さな声でつぶやいたことは言うまでもない。

2016/05/16

恩返し。

昨日、長男が剣道の団体戦の試合で「準優勝」という快挙を…。

あのスカタンが、えっ、ほんまかいな…と驚きを隠せない次第である。

で、思うのは、私が当日お世話できなかった分、先生や保護者の方々が遅くまで

お付き合いいただことに心より感謝申し上げます!ってことだ。

いやね、私も小学校の時、試合で九州やら東京やらあっちゃこっちゃ飛び回ってたけど、

そん時の先生や保護者ってのはホンマ大変やったやろな…と、今になってつくづく思う。

そう、そん時は何にも思わなくて、親の立場になって初めて気づくねんな、これが…だ。

まあ、なので、道場は違うんだけど、剣道を通じて子供たちが少しでも

成長してくれたら…なんて、できる限りではあるが、恩返しをさせていただている。

昨日の「堺・鯉来い祭り」ってのもそうだ。

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こいのぼりが「よっしゃあ!ぼちぼち、あの竹にぶらさがりに行ったろか!」

なんて、意思をもって勝手に風に揺られてくれているわけではない。

地域活性化の一環で、地域の子供たちの笑顔のために!と

ホントたくさんの大人たちが、文句も言わずに準備を重ね、開催される。

私も含め、この地域でお店を運営させてもらっている方々は

まずは地域が活性化してもらわないと…なんて想いもあるし、

お世話になっています!と、口にはしないものの根っこには恩返し精神が…。

地域を飛び越えてご協力いただいた方々のなかには、

幼い頃、近所のおっさんやおばちゃんにしてもらったことなんか思い出して…

そんな想いで協力された方もいらっしゃるだろう。

また、身体は貸せないけど…って方からは、たくさんの寄付金をいただいた。

「鯉こい祭り」に限らず、地域のイベントとか祭りってのは、

だいたいが、そんな素晴らしい想いで運営されているわけだ。

だからといって、子供たちへ感謝せえよ!って言ってるわけではない。

今は、キャッキャキャッキャいうて喜んでくれているだけでええねん!である。

いつか大人になった時に、いろいろしてくれてたんやな~…なんて気づいて、

次の子供たちへ何なりとやってくれればいいわけだ。

長男よ、わかったか!

興奮気味に「相手がこうきたから、俺はこうして…」なんて

イキリ倒してたけど、ワレの力だけで獲れたんとちゃうんやからな。

いろんな人に感謝せえよ!つっても、今はわからんねやろな、私といっしょで…。

大人になったら、ちゃんと返すように…、倍返しで!

まあ、なにわともあれ、おめでとう。

2016/05/02

笑ってはいけない。

お客様のなかに、忘れないように…とメモ書きをされてお買物に来られる方が

チラホラといらっしゃる。

そして、「せっかく書いたのにそのメモを家に忘れてきたわ!」

なんて会話を交え、お互い「あはは…」ってなることは往々にしてあるんだけど…。

いやいや…、笑ろてる場合やない!

そりゃね、おかあさんは笑っても、まあ、年齢的にわからなくもないっつうか、

そんなこともあるでしょう的にセーフだ、全然、余裕のセーフ。

大いに笑っていただきたい!ってぐらい。

しかしだ、これから益々はりきらなきゃいけない42歳。

私がそれやったら、アウトでしょう、苦笑いも許されない完璧のアウト。

いやね、最近、結構、モノワスレが多いんちゃうかな~って感じてて

特に人の名前とかがえぐいので、こればっかりは忘れたらアカン!

恥ずかしいんだけど、そんなこと気にしてられるかい!忘れる方が失礼や!

なんてね、時には忘れないようにと手に書いたりすることがあるんだけど…。

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んっ、メール…?

誰や、誰が書いたんや?

いや、私しかいないんだけど、あれっ、なんやったっけ?

ヤ、ヤバい…岩橋アウト!である。

アカン、ほんまに思い出されへん…。

今日は、そこそこメールさせていただいたのだが、

そのどれかが「私の手メール」に該当してくれているのだろうか。

もしも、「あっ、それ、俺、俺。メール来てませんよ~」って身に覚えのある方は

お手数ですが、もう一度メールしていただければ幸いです。

で、このモノワスレは、なんか長男にも脈々と受け継がれていて

先日も、上履きのモノワスレ2回目の罰として反省文を書かされたらしい…。

ただ、その反省文の内容が素晴らしかったので「いい反省文だ」と数名の先生から

お褒めの言葉をいただくというトリックプレーが飛び出したことを妻から聞いた。

な、なんやねん、なんちゅう評価や!である。

息子に目をやると、「ま、まあな…」なんて、ほくそ笑んでる。

あほんだら!笑ろてる場合か…、反省せえ!

あっ、親子でね、はい。

2016/04/25

全部サラダやん!

今期、50周年を迎えさせていただくにあたっていろいろと想うことがある。

まあ、そんなかでもつくづく思うのが、店多っ!だ。

スーパーマーケットに限らず、インターネット上の店舗なんかも含め、

モノを買うとこ多すぎて、半分無くなっても困らんのとちゃうか?ってほど。

なので、我々のお店の存在意義って…なんてことを考えさせられるわけだ。

で、なんか考えごとをすると、決まって登場するのが、そう、愛すべきおかあさん。

「あれっ、うわっ、お久しぶりっす!どないしてましたん?」

「あ~、にいちゃん、久しぶり。病院の帰りやねん。すまんけど、配達頼めるか?」

配達してくれるんやったら…と気を使って、淡麗1ケースを追加し、

私が配達に向かうまでお店の前で立って待っているのは、昔から変わっていない。

お店というのは、美容院である。

「お待たせしました。っていうかや、まさかやけど、まだハサミ握ってんの?」

「そやで。今年で60年ほどなるわ。1日2人とかぐらいやったらな…」

御年76歳、大丈夫かいな…である。

「お客さん、80歳とか85歳とか上ばっかりやで」

ちょちょちょちょっと…、ほんまに大丈夫かいな…である。

「昨日も、淡路から息子さんが連れてきてな、車椅子乗ったまま…」

「あ、淡路?凄いな…。あっ、あれや、もうずっと昔からのお客さんや」

「みな、遠いところから来はるで。ほれっ、あの、なんや、豊中とか…」

「へぇぇ、なるほど、ええやん!髪の毛切るっていうか、みんな話をしに来はんねや」

「いや、違うよ。髪の毛切りにやんか!」

いや…、まあ、美容院やからね、そやで。そやねんけど…って話やん!である。

「ほんでな、いろいろ昔話とかしてな、お互い元気もらうねん」

「せやろ!ほらっ、話して元気もろて、めっちゃええことやん」

「あっ、あれやで、髪の毛切りながら話すんやで」

いや…、もうええよ。大丈夫、誰も疑ってへんから!である。

しかし、こんな話を聞くと、このお店の存在意義ってえぐいな…と勉強させられる。

遠くからでも行きたいと思ってくれるお客様がいてくれてはるやろか?

いてくれたとしても、ちゃんと満足のいくサービスができてるやろか?

う~ん、自問自答の日々が続く…。

おかあさん、あざーっす!勉強させていただきました。

ただ、髪の毛を切る話が終わってポン酢の使い方の話になったとき、

「サラダ以外にもなんでもいけるから便利やわ~。玉ねぎのスライスにかけたり、

人参の細切りしたやつにかけたり、菊菜と鶏肉の湯がいたのにかけたり…」

っていろんな例をおっしゃってたけど…、いや、全部サラダやん!やったから

勉強させてもらったお礼やないけど、今度違う食べ方の提案をさせてもらいますね。

2016/04/13

42歳。

前厄とか本厄とかってのはシャキッとお祓いしてもらったのだが、

今年、まだあんのかい!っつう後厄のお祓いをすっかり忘れてまして

神さんへ「すんません、分割でお許しいただけますか?」ってお願いに参ったら

「かまへん、かまへん!気持ちオンして賽銭いれよ」ってなんとか許してくれて

やっぱり神さんは器が大きいわ…と胸をなでおろしている今日この頃。

毎日、神社通いを欠かさない42歳になったばかりのカイチョーです、どうも。

いやね、結構言われる、42歳か…1日で疲れがとれへんから気つけよ!とか。

う~ん、確かに疲れが残ったりするかも…なんだけど、そう、愛すべきおかあさん。

「にいちゃん、おはようさん!”ポン酢昆布”どこにあるんや?」

朝一発目から大きな声で間違えてくるもんやから疲れがすっ飛ぶ。

「逆や、逆。昆布ポン酢やろ?」

「そうそう、こんずポン酢」

新喜劇の一幕か!である。

”酢”にひっぱられとるやないかい…。

「あっ、せや、あんた、ここ最近うちの顔見いへんな~…って思てたやろ?」

「う~ん、そない言われたらそうかな~…」

こんずポン酢のことなんか忘却の彼方で話を続ける。

「あのな、冷蔵庫が壊れててん。びっくりしたで、うんともすんともや!

せやさかい、中のもんを先に整理せなアカンやろ。腐ってまうからや…」

「なるほど。ほんで、買物せんと先にそれを食べてはったんや…」

「そうや!だから、他所へ浮気してたんとちゃうからな!!」

「わはは…。おおきに!そやかて、かまへんよ、浮気したかて」

「せえへんわ!ニュースに出てくる芸能人といっしょにせんといてくれるか!」

いや~、ホント愛すべきで嬉しいお言葉…。

まさに最高の誕生日プレゼントである。

で、そんなことをね、家に帰って妻と話してたんだけど、

芸能人ネタがきっかけで話は佳境に。

「あれやな。乙〇さんに限っては、ま、ちょっとぐらいはええんちゃうん…」

「アホか!!!アカンに決まってるやろ!なんでやねん!」と妻。

「お、おぉぉぉ…、そ、そやな。でも、なんか、みんな奥さん許し…てる…」

「アホか!!!許さんに決まってるやろ!なんで許せんねん…」と妻。

「お、おぉぉぉ…、だ、だけど、まあ、実際にそないなったら結構許し…てくれ…」

「アホか!!!次の日、もうおらんからな。すぐ出ていくで…」と妻?えっ、誰?

こ、怖っ!である。

もうね、やぶ蛇。

藪つついたらメドゥーサが出てきよった…。

妻に比べたら後厄なんてかわいいもんである。

後厄42歳もどうぞよろしくお願い申し上げます。

でもって、身体も含め、いろんなことに気をつけます!

2016/03/30

money。

うーん、ブログの更新がマジで遅れている…。

競合するつっつうか、ドカーンとね、超でっかいのがオープンしたり、

朝、新聞の間に挟まっているゲー出るぐらいのチラシの量であったり、

そんなこんなでブログを綴っちゃおうって気分にならないのが原因だ。

お客様に目を向けなアカンやないかい…そんなことを思いながらも

あっちの店が気になったり、こっちの店が気になったり、

自分の器のちっちゃさが嫌になる、しょうもないやっちゃで…と。

そんな時、やっぱり元気をくれるのが愛すべきおかあさん。

「にいちゃん、おはようさん!」

たまにご主人といっしょに来店されるのだが、今日がそれにあたる。

「あれっ、今日はおとうさんも…、おおきにっす!」

私の挨拶に少し手を挙げてちょいニコッが定例の無口なおとうさん。

「あのな、にいちゃん、この人おもろいで~。教えといたるわ。この人な、笑うで…

あんたんとこの惣菜が”旨い旨い”いうてな、よう食べんねんけど…、ちゃうがな!

あんたに気使って言うてんちゃう…、ほんまのことや!わはは、笑わしなや…」

いや、笑わしてへんし、何も言うてへん…である。

お父さんとは真逆でどんだけしゃべんねん!のおかあさんが続ける。

「それやのに、行かんでええのにな、たまに1人で他所行くねん!やらしいやろ。

他所で買いなや!って、せんど言うてんのに…。ほんで、それ食べてな、”う~ん…

やっぱり日の出やな”やて。ほれみい、最初っから日之出屋行ったらええのにやで…」

ダダダッ…としゃべくり倒すおかあさんの横でニコニコ聞いてた無口なお父さんが

おかあさんの話を断ち切るかのように、ようやく重い口を開いた。

「おまえが、前の晩にちゃんと用意せんからや!」と。

高倉健さんばりの静かな口調は、どこか名言にも聞こえる。

お、おぉぉ、なるほど…、おかあさんの食事の手抜きを少し皮肉ったわけだ、

しかし、おとうさん!そんなことを言ったら、100倍になって帰って…

「なんやて!!あんたが食べたり、食べへんかったり、〇▲@✖…」

ほらね!である。興奮しすぎて最後の方は何を言ってるのかさっぱり…。

少し手を挙げたお父さんは、耳に蓋をしてニコッと笑顔を残し、その場を後にした。

う~ん、なんていうんやろう、お客様から目に見えないものをいただく…

この金銭を超越したお客様との関係ってのは、ほんと、何物にも代えがたい。

おかあさん方のおかげで憑き物がとれたっつうか、スッキリして家に帰るんだけど、

次男が学校で作った「ぼくのものがたり」の表紙に、なんかゾッとする。

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いや…、さっきまで金銭を超越したってなってたんだけど…。

あれれ…、君のものがたりは、ゼニのことで頭いっぱいなんやね。

次男よ、大事じゃないことないで、ないけどや…、まあ、後々ね…。

とにかく、愛すべきおかあさんとおとうさん、ありがとうございました。

2016/03/25

東京。

先日、東京へ行くことがあり、夕食を六本木ってとこ…ろ…、あっ、ちがっ…

ギロッポンってところでいただいちゃったりしたんだけど、なんつうの、

歩いてたら東京タワーがええ感じに見えたり隠れたりするもんだから

もうね、「なんや、ドラマか!」とかね、心の中でつぶやかざるをえなくって…

で、またそんな時に限ってうちのスタッフから「男爵いもなんですけどね~…」っつう

緊急芋電話が鳴って、大きな声で話したら”ちぇっ、関西人はうるせーな!”って

大阪のイメージダウンにつながりかねないから気を使わなきゃいけなかったり、

「ちょちょ…、今はアカン。ドラマの中やからじゃがいもの話は…似合わんから…」

って誰も聞いてないのに余計なことをいちいち考え過ぎてたことを思い出してたら

あ~、私には完璧に場違いの街やわ…と痛感している今日この頃。

それでも、ザギンでシースーを食べてみたいカイチョーです、どうも。

いや~、スゲー格好いいのね、東京は、やっぱ。

品がないっつうか、関西弁はどうも似合わないような気がしてならないわけ。

それは、千葉の高校に通ってる時、ファッション雑誌のある企画で

「かっこいい車のナンバーランキング 1位 品川」みたいなのがあって

ぶっちぎりの最下位”なにわ”を

思いっきりバカにされたのを今でも引きずってるからだ。

まあ、どっちでもええやん!って話で…、あっ、そうそう…

前回ブログに綴らせていただいた「アボガド」なんだけど、

ブログを読んでいただいてる方々に結構な量でサンドバックにあった。

「アボカドやで」と。

まあ、そうなんだけど、ずっと「アボガド」できてるし、どうか許していただきたい。

もうね、今さら 生ごみ 生ごめ 生アボカドって最後のところは絶対言えない。

「ジャガー」を「ジャカー」に言い換えなきゃいけないぐらい違和感があるし…。

それなのにだ、長男がいまだに「体育」のことを「たいいく」って言っていて

「こらっ!なんでやねん!普通は、たいくやろ、たいく!気持ち悪ないんかい」

と、一生懸命正そうとしている自分がいたりする。

っちゅうか、彼の方が正解なのに…。

人間ってのはホント身勝手な生き物である。

そんなことを東京にいって凄く勉強させていただいた。

そう、ピザでも ピッツァでも どっちでもええやん!なのだ。

2016/03/10

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