変わらな…。

毎年のことなんだけど、最終の大売り出しを前に

軽く一年を振り返りながら感謝の気持ちを言葉にさせていただこうと思う。

今年は、いろいろと変化の一年だった。

まず、私が代表取締役社長に。

子供の頃から愛すべきおかあさん方に「若」とか「ボン」とか

跡継ぎみたいに呼ばれていたので、まあ、いつかは…

なんてね、なんとなく考えてはいたけど、実際にその時がきたわけだ。

ただ、肩書はそうかもしれないが、いやいや…んなもん…全然や…

う~ん…、もっと変わらなアカンわ…。

で、カフェもオープンさせていただいた。

もうね、カフェがどうこうもあるんだけど、

その前に、そもそもこれからのスーパーマーケットって…なのね。

いや、だって、インターネットで普通にいろいろ買えちゃうじゃん!である。

必要なくな~い?なんてね、思ってる方がいらっしゃるかもしれない。

私はスーパーマーケットにどっぷりはまって20年ほどになる。

う~ん、見えなくなってきてることが多いのでは?

その観点からいうと、カフェの存在はデカい。

いろいろと勉強させていただいて、もっと変わらなアカンわ…である。

他にも動画なんてのも始めた。

やってみたらやってみたで、いろいろと学ぶことがある。

つまりだ、やるかやらへんか!だ。

とにかく今年は50周年という節目もあり、なんでもええからバットを振ってきた。

ほぼほぼ空振りしてきたんだけど、来年はしっかりいい当たりを出していきたい。

言葉だけでなく、やらんと…、ねっ、変わらなアカンわ…である。

んっ?なぜ 変わらなきゃいけないのか?

50年もお世話になったお客様にもっと喜んでいただかなきゃならないし、

応援してくださるお取引様にもっと喜んでいただかなきゃならないし、

空振りばっかりの私とともに頑張ってくれているスタッフに

もっと喜んでいいただかなきゃならないからである。

そら、そうやろ!当たり前やん!の話である。

みんな幸せにならなアカン…。

おっしゃ!来年はもっと変わらな!である。

改めまして今年一年本当にありがとうございました。

皆様におきまして来年もまた良き一年でありますように…。

それでは、良いお年を。

2016/12/29

嬉しいプレゼント。

んっ?なんか英語のへんなのが綴られている…。

よくわからないので専門の人に聞かなくちゃ…だ。

で、まあ、「なんやろう?」なんて、ブログのところをちょこちょこ見てたら

「えっ?あっ、もうそないなるか…」なんて、えらいことに気がついた。

2006年の1月からこのブログを始め、サンタの恰好では5回めの投稿となる。

ほうぅぅぅ…である。

今日もサンタに変装してたんだけど、5回目ともなると…

「にいちゃん、今年もやな。ほな、飴ちゃん頂戴!」

「プレゼントは?え~、大阪のおっちゃんやから飴ちゃんくれるんちゃうか」

「今年もえらいかわいらしなって…」

「男前は何しても似合うな~」

かわいいのと男前に関しては、あってるので問題ないんだけど、

サンタとさえ言ってくれないし、飴ちゃんが出てくることもネタばれしている。

お取引様の配送の方々も含め、最もかけられた言葉ってのが

そう、「去年も、その前も、飴ちゃんやん」と笑顔で。

もうね、サプライズ感がないんとちゃうか?なんだけど、

逆にね、逆に、毎年、来店してくださってるんやな…と感慨深い。

ホントお客様からたくさんの嬉しいプレゼントをいただいた!

なるほど…、サンタさんはプレゼントを渡したいわけやなく、

逆にね、子供たちから笑顔というプレゼントをもらってるんやな…と理解する。

継続すると、やっぱりええことあるわ!だ。

嬉しくなって、アルバイトにそんな話を持ち掛ける。

すると、意外な返答が。

「はぁぁぁ…、今年のクリスマスもこのサンタから飴ちゃんか…」と。

なんやねん!このサンタって!である。

ま、年頃の女の子なので「恋人はサンタクロース」がええんやろうけど、

知らん知らん、そんなん自分でどないかせぇ!なのだ。

しかし、みんなに喜んでもらえるはずなんやけど、

なかなかサンタさんも難しいものである…。

ま、そんな反省をしながら皆で珈琲も飲んだことやし、

子供たちの笑顔のためにプレゼントを配らなきゃ!

それでは、素敵なクリスマスを…。

メリークリスマス!

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2016/12/24

神様。

だいたいのものが、どこでもいつでも購入できる世の中になりつつあるなか

やっぱり大事にしたいものがある。

もちろん、選択するうえで「便利」とか「価格」とか「デザイン」など

めっちゃ大事な要素があるなか…、そう、「誰から」ってやつね。

ま、つっても、そういう私も、忘れがちになるところでもあるし、

なにより!お客様から「あんたから買いたいねん!」とかね、

そう言っていただけるように努力を怠ってはいけない…。

いやね、今日ね、高校ん時の後輩が営業に来たわけ。

千葉とか関東の方では、スゲー有名の超老舗和菓子屋さんなんだけど、

スーツなんかビシッと決めて「失礼します」なんて目の前に立ってるわけ。

わざとなのかどないなってんか知らないけど、

白髪なんかめっちゃ生やしちゃって、貫禄まで出てきて…。

なので、んっ、あれっ…、俺の知ってるヤツとちゃうぞ…である。

寮生活での3年と1年といえば神様と奴隷のような関係だったのに

もうね、20年もすればね、全然違うのね…。

そりゃあ、まあ、そうなんだけど、なんかね、変な感じだ。

「担当は〇〇が…」とか「御用命よろしく…」とか

事務的な話までぬかしてけつかきよるから

「お、おう…」なんてドギマギしてまうやないかい!なのだ。

大阪ではまだまだらしいのだが、かなりのブランド力もあり、

コンビニでもよく目にするぐらいしっかり取り組んでて

いろいろとお話しした結果、「是非とも!」って良い方向へ…。

なにより!あの奴隷だった彼が頑張ってるんだから

神様である私としては、もっとたくさんのお客様へご案内したい…

そんな気持ちが芽生えるのは至極当然のことである。

「きんつば」とか食べたけど、「おっ…」ってなりましたし、

もうまもなくご用意させていただきたいと思います。

ま、私は、彼からしたらいつまでたっても神様なので

たぶん、神様価格にしていただけるのではと…。

よろしくお願い申し上げます。

2016/12/12

文化。

仕事がバタバタしてるうえに、動画の撮影まで増えちゃって、ブログが…である。

まあ、最近変わったことといえば…

愛すべきおかあさんから呼ばれる時の

「にいちゃぁぁ…あっ、ちゃうわ、社長や、社長!ごめんやで」が多い。

「いや、ええ、ええ!にいちゃんでええよ。気ぃつかうわ!」

「なんでや!社長やねんから、社長って呼ばなアカンやんか。しっかりしぃや!」

こんな風に力入れて言ってくれるのは有り難いが、

次の日にはそれさえ忘れて「にいちゃん、あのな」って言ってるし…。

「しっかりしぃや!って…、あんたや!」が、もう口からこぼれそうだ。

さて、「にいちゃん」だが、女性にはもちろん「ねえちゃん」である。

ここらのおかあさん方は、30歳を超えたぐらいの相手には

年上年下関係なく誰かれ「にいちゃん」に「ねえちゃん」だ。

引っ越しされてきた方が「ね、ねえちゃん?」なんてよく戸惑ってるが、

もうどうしようもない、ここらの文化である。

私は生まれも育ちも堺なので、なぜ戸惑うのかわからないぐらいだし、

ダウンタウン丸出しのこの文化は嫌いではない。

で、「文化」なんだけど、どないしたんや?日本…である。

いやね、お正月を目前に鏡餅とかの段取りをしなきゃ…ってときだ、

「鏡餅とかしめ縄とか準備する人減ったな~…」

なんてね、こんな声が聞こえてきたわけである。

えっ?うそっ、このお正月の素晴らしい文化をどうでもええと…。

アカン!アカン!お正月をもっと盛り上げるっつうか、ちゃんとしようぜ!なのね。

やれハロウィン、やれブラックフライデー、やれ玉子のなんか…

そんなどこぞの国のを盛り上げてる場合やないやろ!なのだ。

いや、仮装パーティーとかをどうこういうつもりはない。

楽しいし、どんどん盛り上げていただくのは大賛成。

なんだけどね、ただね、しめ縄とか鏡餅とかおせちとか…

別にいらんやろ…なんか特に…みたいなね、

いやいや、お正月もハロウィンとかと同じ、いや、それ以上のテンションで…なのね。

♪あといくつ寝るとお正月~とかをね、フルテンションで歌おうよ!なのね。

ほんと、素晴らしいお正月文化を継承していきましょう!

もちろん、「にいちゃんねえちゃん」文化も忘れずに…。

2016/12/06

おっさんだぞ。

最近、3歳かな?男の子がお店で私を探してくれる。

三男坊のお友達の弟らしいのだが、私のことがどうも好きらしい。

「お家でも歌ってるで、♪れいわ君のパパパ…って」

語呂よりもリズムありきで「メリーさんの羊」のメロディーに乗せ

替え歌を歌ってくれてることをお姉ちゃんが教えてくれた。

ほうぅ…、よっぽどやな…と。

私の同級生の子供(小学校1年生)だって、朝、すれ違うもんなら

「シャチョー、おはよう!シャチョー、おはよう!」

なんて、それはもう、恥ずかしくなるぐらいデカい声で挨拶してくれる。

そういえば、小学校1年生の女の子からラブレターなんてのも…。

はっきりいって、なんでや?である。

普通に、普通のおっさんやで!である。

う~ん、私が幼い頃、近所のおっさんにそういった感情を持つわけがなかった。

だって、タバコくわえながらランニングシャツ一枚の腹巻っていう昭和スタイルで

ヘタしたら昼間っから酒呑んでええ感じになってるおっさんが山ほどいた時代だ。

おもろいけど、どこ見習うねん!って感情ならわかるが、好きになるのはまずなかった。

私はそんな恰好をすることはないが、年齢差はそれぐらいなのに…。

なので、嬉しいのは嬉しいが、困惑するってのが正直な気持ちである。

んっ、あっ、なるほど!もしかしてだけど、もしかしてだけど、

彼や彼女たちの目には、それほど「おっさん」に映っていないのでは?

なんていう仮説をたてた。

42歳とはいえ、まあまあええ感じの20代の「にいちゃん」に見えてるのでは?

そんな心躍るようなことを考えてるときに

以前、いとこのプロのカメラマンに写真を撮ってもらったのが届いた。

天国から地獄とはこのことだ…。

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ちびっこ達、さい…、いや、岩橋さんだぞ。

どっからどう見ても、おっさんだぞ!である。

ま、期待を裏切らないように頑張ります!

2016/11/14

固定概念。

先日、勉強会に参加させていただいて、これからのビジネスは

固定概念ってのをとっぱらわないと…的な話を聞かせていただいた。

「う~ん、確かに…」なんてね、家に帰ったんだけど、

こんな本がテーブルに置いてあってね、んっ?ってなった。

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え~っと、私の知る「一休さん」ってのは、固定概念かもしれないが、

トンチはあざやか一級品、だけど、喧嘩はからっきしだよ三級品のあの人…。

こんなシュッとした大人な感じではなくって

おめめはかわいく一級品、だけど、顔は残念だよ三級品のこの人や!である。

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もうね、お願い!一休といえば、この人でしかないから…。

っていうか、「リンカーン」とか「ファーブル」とか全員呼び捨てなのに対して

「一休」とせずにあえての「一休さん」…。

えっ、なんで?あれやん、私の「一休さん」に寄せていってもうてるやん!

これ書いた人も固定概念ハンパやないやん!なのね。

っていうか、本物は破天荒な噂を耳にしてるんだけど…、子供向けでしょ?

“この本、大丈夫?”って思って、次の日、次男に聞いてみた。

「なぁ、一休さんって読んだ?どんな人なん?」

「お坊さんやで」

「いや…、そうやけど、なんかや、ない?こんなことしたでとか…」

「あ~、琵琶湖で死のうと思ったけど、お母さんが出てきて“やめとき!”って…」

う~ん…、次男の目の付け所がシャープなのは置いといて

なるほど、私の知る一休さんもお母さんは重要な存在だ。

終わりの歌にめっちゃ出てくるぐらい、♪母上様~お元気ですか~?ってね。

その本に興味を示しつつ、「いってきます!」なんて家を後にしたんだけど、

頭の中は「♪すきすきすきすきすきっすき、愛してる~」のフレーズが離れない…。

ア、アカン、アカン…、彼が読む偉人漫画の「一休さん」が本物やのに

昔テレビで見てた嘘もんの一休さんが、どんどん膨らんでくるばかり…。

固定概念をとっぱらうってのはホント難しいものである。

次男よ、勉強させていただきました。

ただ、おまえもしっかり読み込めよ。

普通、橋の話とか虎の話とかあるはずやからな…。

ま、でも、あわてることはない。

ひとやすみ、ひとやすみ…や。

う~ん、一休さん、深けえー。

2016/11/02

スーツ。

「おかあさん、おはようさん」

「んっ、あんた、誰や?声がよう似てるけど、次男さんか?」

「おらへん、おらへん。次男、おらんから。俺や、俺。ここの息子」

「えっ、あんたかいな。そんな恰好してたらわからんわ。いつもの兄ちゃんやな」

「いつもか知らんけど、たぶん、いつもの兄ちゃんや」

「本物か…」

ほ、本物ってなんやねん!である。

いやね、本日、50周年記念セールとして本店の店頭に立たせていただいた。

50年の感謝の気持ちをお伝えするのにちゃんとせな!って

スーツ着て正装してたんだけど、まあ、ご挨拶がこんな感じで返ってくる。

「結婚式か?」「見合いか?」「デートか?」「七五三か?」「会社の人か?」…

もうね、いちいち「なんでやねん!」っていうのが疲れるぐらい…。

で、こんなもんで終わらないのが50年の歴史。

「誰や?」のあとは、そう…「どないしたん?」。

なんや、スーツ着たらあかんのか!である。ご・あ・い・さ・つ!

ただただお礼を申し上げたいだけである。

それなのに、「借りてきたんか?」「持ってたんか?」と、スーツをいじり倒す。

しまいめには、結局、「飴、食べるか?」なんて

スーツ関係あらへんがな…なのだ。

お昼時に差し掛かり、もうぼちぼち…って時に

ひとりの愛すべきおかあさんが慌てて来店される。

「おー、にいちゃん、久しぶり。いやな、〇〇さんが家へ来てな、

”スーツ着て店の前で立ってるで、見ておいでや!”

って、わざわざ言いにきてくれたからやな…」と。

見ておいでって…、パンダか!である。

「あのな、うちな、今年運がめっちゃええねん!触っとき、触っとき」

「いや、触っときって…、まあ、触るけど…。何かありましたん?」

「くじ引きで当たってん、2千円。ご利益あるで~」

もうね、どないやねん!である。

愛すべきおかあさん方の世界観に圧倒させられっぱなしのご挨拶だった。

しかし、何が良かったかというと、笑顔がよかった、笑顔が。これに限る。

あれだけおかあさん方が笑てくれたら、

なんぼでもスーツ着たるわ!なのだ。

ただただ食材を売り買いする場所だけではありたくない。

笑顔でお話ししたり、笑顔でお買物していただきたいと心から思う。

50年という長い歴史に感謝申し上げると同時に

これからも笑顔でご来店いただけますよう頑張らせていただきます。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

2016/10/24

鉄火巻き。

先日、メインバンクの方と回っていない高級そうなお寿司屋さんへ行った。

社長就任ってことでご馳走になったわけだ。

私は、なんやかんやいうて「お寿司」が大好物である。

ただ、息子という立場ってのを考慮し、

50歳までは率先してそういう場所へは行ったらアカン!みたいなね、

自分のなかだけで、ルールっつうか、変な取り決めをしてたんだけど、

是非!ってんだから仕方がない。

で、まあ、その、なんだ、いやね、美味かった、うん。

ホント考え方も変わった…。

変な自分ルールを決めてたんだけど、

我々もお寿司を販売させていただく以上は、勉強にいかなアカンな…である。

お寿司といえば、私は「ちょうちん」っていう

今はもう無いんだけど、近所にあったお寿司屋さんを思い出す。

お店の前にどでかいちょうちんをぶら下げていたお店「ちょうちん」。

そうそう、子供の頃、家の前の道路で野球をするんだけど、

一塁が電信柱、2塁がマンホール、3塁が路駐している車の前輪、

そして、ちょうちんに当たった場合のみホームランという「ちょうちん野球」。

みんな「ちょーーーちん”!」って叫びながらバットを振るもんだから

どでかいちょうちんはすぐにボロボロになってて、今だに思う、悪いことしたな…と。

親父もだいぶ注意を受けていただろう…。

おばちゃん、この場をお借りしてお詫び申し上げます。

そんなちょうちん野球のことを知らない寿司好きの先代はちょうちんへよく足を運んだ。

私も寿司食べたさに、素知らぬ顔してチョコンと彼の横へ座る。

大将は、「ちょうちん野球」の話題に触れる野暮なことなんかせずに

子供だからと私に「鉄火巻き」をよく作ってくれたわけ。

おにぎりみたいな感覚で出してくれてたのだろうか…。

で、その鉄火巻きを口に3つ4つ放り込み、リスみたいに食べる私の姿をアテに

先代が笑いながらお酒を飲むというのがいつものパターンだった…。

そんな背景からか、私は寿司の中で「鉄火巻き」が一番好きである。

まぐろの握りもいいんだけど、海苔の味がないのでどこか物足りない。

で、本題。

うちの「鉄火巻き」は旨い…ってか、安い。

「鉄火巻き」にうるさい私がいうのだから、

手前味噌で申し訳ないが、間違いないであろう。

ネタにもシャリにも海苔にもこだわってるからってのもあるんだけど、

思うに、シャリとマグロのバランスがちょうどええと考えている。

豪華に…つって、マグロをドカッと入れてもアカン。

ケチってマグロを少なくしても、それこそ「おにぎり」である。

太陽と月、女と男、マグロとシャリ…

世の中、すべてはバランスである。

どっちかが多かったり少なかったりすると、ぐちゃぐちゃになってまうのだ。

なるほど、人生に迷ったとき、「鉄火巻き」に答えがあるかもしれない。

アカン…、食べたなってきたわ。

熱っついお茶も忘れずに。

2016/10/18

フレンチトースト。

先日、三男坊の運動会があった。

よくよく考えると、彼の運動会へはほとんど行けていない。

彼が産まれたのはちょうど6年前で

新しいお店がオープンしてまもなくしてからのことだった。

最初、お店の運営が思うようにいかず、

こんな言い方は語弊があるかもしれないが、それどころではなかった。

その流れもあり、他の息子たちと比べ、全然かまっていない…。

彼はどない感じているんやろう?と、ふと物思いにふけったりすることも。

そんななのに、あほんだらの次男が「俺、お父さんといっしょに走ったで」

なんて、三男坊に自分の運動会思い出話をしてけつかりやがった。

「いらんこと言わんでええねん、ほんまに…」である。

うううう~ん、おっしゃあ!待っとれよ!

仕事を中断し、ダッシュで幼稚園へ向かう。

お父さんVSちびっこ達の綱引きってやつに間に合った。

どう転んでもお父さんチームが勝つし、先生のコメントでもわかるように

「ほら、ねっ、やっぱりお父さんは凄いでしょ」の流れ。

なのにだ、ひとりシクシクと泣いているのがいる、三男坊だ…。

あれ、えっ?そうなん。お、おまえ、負けて悔しいの?である。

おもろなって「おいっ、勝てる思たんか。まだまだじゃ!」を言いに行くと

シクシクが大粒の涙に変わり、まわりのおかあさん方からは

「いや、そんな、かわいそうに…」的な苦笑いを頂戴して幼稚園を後にした。

もうね、悪ふざけ過ぎたかな?と仕事が終わって家に帰ったら、こんな感じ。

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ごめんやで…である。

彼はこの12日に6歳を迎えた。

上二人とは明らかに対応が違ってることを

どうしようもないけど、今になって随分と反省している。

そうや!息子が出来たら絶対せなアカンと夢見てたアレを忘れてた…。

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今度の休みはフレンチトーストを作ろうぜ!

決して3番目やからと雑になってるわけやないからな。

6歳のお誕生日、おめでとう!

2016/10/13

Have a good day!

50周年という節目にシャチョーの交代に加え、

カフェを本日10月3日にオープンさせていただいた。

先代が50年前に食料品店を創業した場所である。

工事中、足を運べば、幼い頃、よく手伝わされた嫌な思い出が頭をよぎる。

年末に「大晦日だよ!ドラえもん」を見ようとしたもんなら「こらっ!手伝わんか!」

って怒られ、半泣きで別寅の蒲鉾とかを延々と並ばされたこととか、

フグのヒレが干されていた板をゴミと思い、良かれとゴミ箱へ捨てたら

「アホか!高いんやぞ!」って死ぬほど怒られたこととか…、知るか!である。

また、家とお店の境目があんまりなくて、学校から帰ると

全然知らないお取引様が家にあがりこんで飯とか食っている。

ご飯をほおばりながら「おっ、今か?おかえり!」なんて言葉に

どれだけ「いや、”おかえり”やあるかい、誰やねん!」と思ったことか…。

まあ、今となっては、すべてが良い思い出としてよみがえるのだ。

そんな先代との思い出が詰まる場所を、そう、先代の魂が宿るその場所をだ、

どうにか地域のお客様に喜んでいただける場所にしなければ…の流れカフェ。

美味しい珈琲やスイーツが楽しめるカフェをもちろん目指してますが、

それ以上に、お友達やご家族をとゆっくりできる空間的な

たわいもない話なんかしてお金では買えない素敵な時間的な

そんな場所であることを先代も願っていることでしょう。

で、このタイミングでホームページもリニューアルさせていただいた。

私の動画なんかもスマホで見れるようになってるので

話のネタに存分に私をいじっていただければ…と思っている。

笑顔のひとつでも生まれたのなら、こんな嬉しいことはない。

愛すべきおかあさん、今日も私みたいなもんに頭を下げて

「おめでとうさん!」なんて、ホント恐縮いたします。

おかあさん、長生きしてくださ…い…

いや、長生きってのは1日1日の積み重ねの延長上でしかない。

そのカフェが楽しい1日になるきっかけの場所になるよう頑張ります。

あちゃらの言葉で失礼しますが、

Have a good day!である。

2016/10/03

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