うちの担当者が「HIPS」※HInodeyaPuddingSelectたるものを企画する。
で、私も子供たちへと「牧家のプリン」を購入した。
つまようじで風船を割ると中からプリンがプリンッと…タイプのやつだ。
三男坊へつまようじを手渡す。
両手で耳を塞ぎたいけど、それじゃあつまようじが持てないし…
つまようじで割りたいんだけど、それじゃあ耳を塞ぐことができないし…
どないしたらええねん!の顔で「あ~…、怖い、怖い…」なんてのを
アホみたいに何度か繰り返した後、
耳を塞ぎながら口につまようじを咥えるといったC難度を敢行する。
目をつむり、耳を塞ぎ、息止めて、つまようじが震えてる…
誰が見てもプリンを食べる前の儀式とは到底思えない光景に癒される。
で、私の「おっしゃあ、一気に刺せ!」の声に
「いや、怖っ…」って口を開くからまたつまようじが…
いやいや…、これだけ笑顔が生まれたら800円は安いわ!なんて感動した。
で、皆食べ終わってるのにひとりのんびりとご飯を食べている次男へ
「はよ食うて、おまえもせえよ」と促す。
すると、「俺、いらんわ」とまさかの返事。
いらん…?子供がプリンをいらんなんてことある?である。
三男坊なんて「こらっ、皿は食べたらアカン!」の制止を振り切って
皿まで舐めるぐらい必死のぱっちで食べてんのに…。
「えっ、なんでやねん!めっちゃ旨いで。プリン嫌いなんか?」
「好きやけど、普通のんがええねん」と。
なんやねん…普通のんって。
普通のんがどんなんか知らんけど、プリンや!いうてんねん!!だ。
そうなのだ…次男は本当に独特の世界観を持っている。
ソフトクリーム好き!チョコレート好き!
なのにだ、森永のパリパリバーは嫌やねん!とか…。
「爽」はええけど、「スーパーカップ」はアカンとか…。
好みは別にいいとして、食べないという選択肢があるのが信じられない。
そない…でも、それしかなかったら食べるやん!と思えてならないのだ。
また、彼が誕生日ってことで、せっかく手巻き寿司を用意してんのに
一生懸命海苔に酢飯だけ巻いて「あ~美味し」とかいって食べている。
なんやねん…何か巻けや!ただのおにぎりやんけ!なのだ。
今後、人に迷惑をかけなければええけど、心配である…。
ともあれ、18日に10歳を迎えた。
独特であろうが何だろうが、親としては嬉しいものだ。
次男よ、誕生日おめでとう!
出されたもんは、食えよ!頼むわ!である。
2017/09/20