メリークリスマス。

今日は珍しい訪問者が…。

94歳のうちのおばあ…。

新しくできたEATINGSPACEを見てみたいとのこと。

次男・三男坊へクリスマスってことで飴ちゃんをあげたら

「私にもひとつおくれ」と…、飴ちゃんが欲しいという。

写真は、94歳のおばあが飴ちゃんの袋がなかなか破れず

早く食べたい一心で開けようと一生懸命格闘しているものだ。

私のサンタの恰好にビックリするほどこれっぽっちも触れず、

EATINGSPACEの「ええなあ」とか感想もまったくなくて、

ただただ開けにくかった飴ちゃんを舐めるだけ舐めて帰っていった…。

どないやねん!

なんだけど、ま、まあ、ええ、ええ、元気で何よりである。

で、おばあもほんま歳いったなぁなんて感傷に浸ってる場合ではない。

今日はクリスマス・イブ。

毎年のようにサンタ会議を開かなくては…。

議題は「日曜日で、しかも、雨やで。行くのん、嫌やな~」だ。

写真は「サンタやねんから、しゃあないやろ!」と激を飛ばしているものだ。

んっ?あっ、そういえば、彼にも孫がいるといっていた。

うちのおばあが私を見にきたように彼もそんな時間が欲しかろう…。

感謝の気持ちが薄れていることに気づく。

うちのスタッフも日曜日のクリスマス・イブに仕事をしてくれた。

また、世の中には、今日も仕事の人がたくさんいたはず。

サンタやからしゃあないやろ…とは失礼しました。

サンタも含め、今日もお仕事の方々、本当にご苦労様です!

皆さんのおかげで多くの方が素敵なクリスマスになったことでしょう。

感謝の気持ちを忘れずに…

メリークリスマス!

2017/12/24

前へ。

堺駅南口店の入り口付近にEATINGSPACEを設置した。

ちょっとした休憩やお客様同士とのお話なども含め

購入した商品をたべることのできる空間を提供させていただいている。

まだまだ想いを具現化できていないところが多々あるが、

いくら議論ばかりしたところで何も始まらない。

とにかく、前へ!ってことでスタートさせていただいた。

で、あんなことやこんなことなどいろいろと仕事が増えているところへ

連日の忘年会やなんやかんやの打ち合わせなどにはじまり

うちの大切なスタッフの怪我や体調を崩しての入院なんかが重なる。

そして、骨折など大きな病気ひとつしたことがなく

風邪さえもひいた記憶がないほど頑丈にできてる私自身もだ

翌年、手術ってやつを控えちゃったりしてて

何かと忙しく、ブログの更新が疎かになっていた。

不運が重なるなんてことは世の常なんだし、

モノは考えようで「おっしゃ!やったらぁ~」ってなればいいものの

ちょこっとね、ちょこっとだけね、

ネガティブ思考な感じの自分がいることに気づく。

「う~ん…」って頭を悩ましているまさにその時、

妻からメールが届いた。

そこには次男坊が剣道の試合で頑張っている画像が添付されてて

「彼、4年生だよ」と一言。

うひょー、でけぇぇ!である。

同じ学年と思えん…、土佐犬vsチワワやないかい!だ。

もうね、退くな!って声が出そうになる。

勝敗なんてどうでもええ、ビビってさがろうとする弱さに克つんや!

不退こそ己の武器になることを…とかテンションあがってハッとする。

おいおいおいっ、あんたはどやねん!と。

へなちょこ番長の次男坊が前へ前へと頑張っているのに、私といったら…。

く~!である。

次男坊よ、健闘をたたえます。

あなたに負けじ…いや、己に負けじと頑張ります。

2017/12/21

肉うどん。

なんかね、いろいろと忙しくって更新が遅れ気味である。

アカン…ちょいと気合い入れなアカンわ!なのだ。

でね、気合い入れなアカンわってことで惣菜部にお願いして

自家製の美味しい出汁を考えてもらい、電子レンジでチンしたらええやつ

そう、「肉うどん」を作ってもらった。

もともとうどんが好きなんだけど、なかでも「肉うどん」がいい。

地元堺が誇る黒毛和牛「大阪梅ビーフ」をドーンッと!である。

いやね、私のなかで「肉うどん」ってのは勝負飯だったわけ。

若い頃、女性を食事に誘ったりするじゃないですか、若い頃ね。

で、奢んなきゃいけないでしょ、やっぱり、ここは。

お金がある時はいいんだけど、あんま無い時の方が絶対的に多かった…。

えらいこっちゃ、どないしよ、どないしよ?って考えた結果…

「せや、腹いっぱいにしといたらええねん!」ってなったわけ。

毎回のパターンってことで、デート前に難波の「南海そば」で

肉うどんといなり寿司をチャチャチャッと食べてから

汗ふきもって「よっしゃ」とか言ってんのね。

いや、よっしゃやあれへん…なんだけど。

でね、いざ女性とお店に入って注文するときに

「俺、飲むときって、あんま食べへんねん、飲むばっかりやねん」

みたいなこといって「冷やしトマト」ぐらいしか頼まないのね。

だって、お腹いっぱいやし…。

また、「あ~、好きなの、ドンドン食べてや」とか言ってるけど、

まあ、女性からしたら頼みにくいったらありゃしない…なのね。

そこらじゅうから「セコッ!」とか聞こえてきたりするんだけど、

ま、若い頃はどないかして恰好つけようとしてたな~…なんてことを

思い出しながら、作ってもらった肉うどんを美味しくいただいた。

う~ん…、やっぱ「肉うどん」食べたら気合いが入ってきた!

よっしゃ!女性を食事に…あっ、ちゃうわ…

仕事、頑張って取り掛かろう!である。

でもって、この肉うどん、上手にできてますんで是非!

肉もゴボッと盛ってますから。

2017/11/28

文化の継承。

先日、勉強会へ参加するため久しぶりに東京へ。

たくさんの素晴らしい経営者の方々に触れ、かなり刺激をいただいた。

また、未来の日本の漁業や食文化ってのを良い形で次世代へパスしなきゃって

羽田市場の野本会長の素晴らしい講話に、もひとつ刺激を受けた。

わが社の未来のため…いや、日本の未来のために私も何か!と力が入る。

っつうわけで、地域の運動会にて剣道の恰好してパフォーマンスを。

愛すべきおっさん達から「おっ、どないしたんや」のいじりが凄まじい。

いやいや、子供たちに武士道精神をわかってもらおうと…ね。

「良き日本人たれ」には武道の体感が必要なんじゃないかと…ね。

あ~、恥ずかしかった…である。

で、また、愛すべきおかあさん達が少しでも活躍できる場を…とね

編みもんサークルをスタートさせたわけ。

現在10人ぐらい集まってわちゃわちゃやっている。

あるおかあさんなんて「家でひとりテレビ見ててもや…寂しいてや…」

とかって話をしっかり話して、途中、疲れちゃって寝てから帰られた。

何しに来たんや…なんだけど、まあまあ、かまへん!かまへん!である。

一生懸命練習してもらい、いつかは販売させていただこうと思う。

聞くところ、日本にあるニット製品の99.7%は外国製らしい。

来たで、来たで、おかあさんの出番が来たで!なのだ。

浪速女のド根性を見せたらんかい!なのだ。

ま、せっかくなので東京へ行くから浪速男の心意気で

作ってもらったニット帽をかぶっていくことに、恥ずかしいけど…。

「えっ、どこ行くって?新宿歌舞伎町?あのテレビにでてくるとこか?」

「せや、せや。おかあさんの帽子が東京進出やで。証拠撮ってくるわな」

あ~、恥ずかしかった…である。

最後に、この写真を見た若手が

「前髪出した方がええんちゃいます、おしゃれにかぶらんと…」と。

「出す前髪あったら出すわい!ワシかて毛先を遊ばせたいわい!」である。

おかあさん、前髪出さんでもおしゃれな帽子を作ってな…。

2017/11/13

モノよりコト。

ちょっと前に高速道路を利用する際、

普段はETCなんだけど、搭載していない軽4だったため、

おっちゃんが待ち構えてるところへ進入する。

こんなん、めっちゃ久しぶりやな…なんてお金のやりとりをしていると

「ほんなら、気ぃつけて!」ってポケットティッシュを手渡された。

「いや、ティッシュってや…。ま、せやけど、おおきに!」

そんな言葉を交わしつつ車を発進させて思った。

様子としては、おっさんがおっさんへプレゼント…って汚い絵なんだけど

ま、たかだかティッシュなんだけど、あれっ、ええやん!気分ええわ!なのね。

ETCのおかげでスムーズになったし、便利だし、メリットは山ほどある。

が、この「人と人と」ってやつは、忘れたらアカンわ…を思い出させてくれた。

っつうことで、本日、御陵前店が51周年を迎えるにあたって、もちスーツ着用で

店頭に立ち、ほんのちょっとしたプレゼントをご用意させていただいた。

※先着500名なんで当たらなかった方、ごめんなさい…。

案の定、「どないしたんや?」「どこ行くんや?」「誰やねん!」などなど…

凄まじいいじりはあるものの、「ありがとう!」って嬉しいお言葉の数々。

あるおかあさんなんて、朝10時にもかかわらず「あ~、ええ1日やわ!」なんて。

いや、まだ始まったばっかりやで…だ。

ただ、ホント、その一言だけのために、スタッフ一同頑張ってるといっても過言ではない。

そんな愛すべきおかあさん達に支えられての51周年。

もちろん、お取引様、スタッフにも支えられての51周年。

この場をお借りして心より感謝申し上げます!

これからも、できる限り現場にでてお客様へご挨拶させていただき、

モノはもちろんなんだけど、コトってのを大事にしていきます。

で、モノよりコトなんだけど、うちの次男だ。

図工の時間で、このキットを作ったと報告を受ける。

「ギコギコ トントン」っつう、あとちょっとののこごりをギコギコと

あとちょっとの釘をトントンでワニとかギターが作れるキットらしい。

で、完成したのがコレ。

 

えっ、これだけ?なんで?っていうか、何?である。

「手ぇ切ったから、もう、のこぎり使ったらアカンくなって

しゃあないから釘だけで”ダメな鉛筆たて”を作ってん」

「どんくさいの~。で、なんで、ダメなん?」

「鉛筆たてへんねん」

通信簿の図工「1」は確定し、モノとしては最低だけど、

経緯のコトとしてはおもしろいから、ま、良しとしよう。

ってか、うしろにあるC-3POが運転する象車のクオリティーは何や?三男坊?

次男よ、抜かれるぞ…。

2017/10/30

成長。

店内に入ると、おかあさんから呼び止められる。

「にいちゃん、にいちゃん、出たわ!」と。

一瞬、何のことかさっぱりわからなかったんだけど…、

はいはい、デトックスね、デトックス。

いやね、ちょっと前に、ヨーグルトでどれが効くん?って話になり、

私自身のお腹もなかなかの頑固気味なもんだから、

愛用する乳飲料をオススメさせていただいたのだ。

明治の「ラブ」。

こいつはヤバい。

名前からすると、愛らしいっつうか、優しい感じだが、

凄まじいポテンシャルをナメてたら、えらいめに合うこと必至である。

漫画とかで「ギュルルル…」ってよく表現するアレだ、アレ。

ま、しかし、こいつと出会ってからというもの

悩むことがなくなった…、安心感が違う。

人から聞いたんだけど、ホント良いことを教わった。

素晴らしい学びにより人は整腸…、いや、成長するわけである。

成長といえば、三男坊もしっかりと成長していることを実感する。

定義は、昨日できなかったことが今日できるようになること。

新しい何かができるようになれば、必ず報告にくる。

「お父さん、こんなん作れるようになってんで」

「お~、何や?何や?」

「カッパ」

もうね、まだまだ母親に依存してるだけと思っていたが、

あの河童まで作れるぐらい一人前に成長してるではないか。

「お、おぉぉ…、ほんまや、河童や!なんか嬉しそう…」

「凄いやろ。自分で考えてんで」

もうね、嘘までつくんだから立派なもんだ。

「え~!!川かなんかに浮かんでいる河童を、ま、まさか自分で?

これを自分で考えるって、どんな脳みそして…ほ、ほんまなんか?」

「うそっ、本、見た」

ま、耐えきれなくてすぐに白状するところは、子供なので安心する。

子供は、我々が思ってる以上に成長したがっている。

あの純粋さを取り戻せないものか…。

彼らに負けないように、私も成長しなくては!である。

三男坊よ、いろんな意味で元気もらいました。

2017/10/25

ネットカ…いや、ニットカフェ。

ある本に2020年には女性の半分が50歳以上なんて書かれてたりする。

ただでさえ、男性に比べ女性っていろいろと大変やな…とか思ったりするのに

これからさらに変な圧力とかあるやろし、ほんま大変やな…なのだ。

で、まあ、様々な未来が考えられるなか、女性の方が長寿であるからして

我らが愛すべきおかあさん達の独居生活ってのが、わたくし、特に心配なところ。

ギリッギリまで人生を楽しんでもらいたいと切に願うわけ、愛すべきやし。

では、その人生の意味ってのは?

ただただ長生きすればええってわけではない。

科学技術の力によって、確かに生活は便利になったんだけど、

一方では、どこか殺伐としたというか、虚しさが募ったりする。

うちの子供たちでもゲームに必死のぱっちになってて

その環境の中で、もっと!もっと!と

新たな刺激を求めてるわけだから「だ、大丈夫か?」ってなる。

カフェを始めたのは根本はそこにある。

人と人との交流っていうか…

愛すべきおかあさん達にとって、少しでも愛すべき空間になれば…なのだ。

でも、それだけでは物足りなく感じだした。

もっとこう、人のお役立ちになれるようなことはできないものか?

で、11月1日よりスタートするのが「あみもんサークル TEAM-Ⅰ」である。

※詳しくは冊子なんかもお店に用意しているので読んでいただければ、はい。

いやね、「手編み」ってそう目にすることがなくなってきてるし、

手袋なんて夜なべしないとできないの、知ってる?

かあさんが、せっせとね…なのだ。

そう、世代を超えて「手編み」の文化継承であったり

教えたり教えられたり技術をシェアしたりとか

ただただみんなでワイワイするだけでも別にいいんだけど…

ま、さまざまな効果が生まれることを期待している。

将来的には、スキルを向上させ、ひとつのチームとしての販売も視野に。

誰かのお役に立つという生きがい以上のものを考えられないからだ。

まずは、「あみもんサークル」をスタートさせるが

もっともっと様々なイベントを企画し、

コミュニティ―スペースとしてドンドン活用していただければ幸いである。

今からだとクリスマスプレゼントにも間に合いますので

どなたでもご興味がある方は是非ともお越しください。

編み物歴50年強っつうベテランがお教えします。

授業料とか0円です、はい。※毛糸代のみです

2017/10/19

かまい。

かまい。

これは、「何のお構いも致しませんで…」なんていう

心を配る素晴らしい人を指すのではなく、

いらんのに必要以上にかまってばっかりする人のことを

「ほんま、かまいやな~…」なんて表現する時によく使うんだけど、

うちの三男坊がそれにあたる。

小学校でも自分自身それほど理解していないくせに、別の子に

「これは、こうするんやで!」なんて、よくかまってると耳にする…。

先日も、いっしょにソフトクリームを食べていると

コーンの持つところをカバーしているあの紙みたいなのまで

私が食べてしまわないか心配になってきたのだろう…

「紙!紙!お父さん、取らなアカンやん、紙!」と注意を促す。

いや、忠告は有り難いが、その前に…

おまえの口のまわり、ベトベトで真っ白けやぞ!なのだ。

で、そんなかまいの彼へ果物を買って帰ることに。

彼の果物好きは一流で、メロンなんて

次男が食べ終わったメロンの皮に薄く残る果肉をむさぼるぐらい。

選んだのは「クイーンニーナ」っていうブドウだ。

「えっ、うそっ?食べてない?あんなに美味しいのに?シャチョ~…」

と、うちの事務員さんから怒られたってのも背景にある。

三男坊へ渡すと

「うまっ!うまっ!」と止まらないところへ、案の定

「お父さんも食べ!今まで食べたブドウで一番ウマいわ!」とかまう。

いや、今まで…って何歳や!数えるほどしかブドウ食べてへんやろ!なのだ。

そう、彼は今日7歳を迎えた。

長男や次男に比べ、あまりかまってやれなかったのが

彼の変なかまいっぷりに表れているのでは?と、ちょいと反省している。

まだ遅くないはず。

彼との時間をもう少し作っていきたい。

三男坊よ、誕生日おめでとう!

追伸

うちの三男坊も絶賛!社長がスタッフに怒られるブドウは

期間が短いらしいので是非ともこの機会に…。

2017/10/12

100点。

先日、東京の方とお話しするなかでこんな話題に。

「ボケとツッコミをしなくちゃいけないから、大阪は緊張しますよ。

なにか面白い話ないですか?」的なね…。

ねぇーよ!である。

いやね、イメージはそうかもしれないが、

毎回毎回そんなやりとりで会話をしてないし、

大阪の人全員が全員そんな人ばっかりなわけがない。

そもそも、なんつうの…

「面白い話ないですか?」なんていう豪快なフリに対して

「そうそう、この前、信号待ちで…」とか

さっと話し出せるスキルも度胸も持ち合わせていない、芸人やあるまいし。

で、まあ、おもしろい話とかを持ち合わせてたとしてもだ、

話し方であったり、雰囲気だったり、場所や空間、タイミングなど

様々な要素でおもしろくもなれば、全然おもんない話にもなるので

大阪に限らず、「笑わす」ってのは難しいですね…なんて盛り上がった。

さて、私はともかく、うちの子たちも大阪の人なのでどうだろう…。

次男や三男坊でいうと、彼らの話で私が笑うことはまずない。

どうせタイミングなんてあったもんじゃなくて、ただただ

「ウンコ」や「オナラ」といった下品な言葉で笑ってるような輩だ。

しかし、不覚にも次男とその友人で笑ってしまう事件が…。

私が家に帰ると、次男の友人たちとなにやらテレビゲームで盛り上がり

格闘するヤツらしく、大きな声で叫んでるのが玄関まで聞こえてくる。

「大きなウンコパンチ、ドーン!」

「ぎゃはは…」

「でっかいオナラチョップ、プー!」

「ぎゃはは…」

「日之出屋の焼きとり、オイシー!」

「ぎゃ…あ、ありがとうございます」と次男。

もうね、100点。

玄関先で転げまわったのは言うまでもない。

妻よ、どこの子や?

おもろすぎるし、めちゃくちゃええ子やないか!

うちの焼きとりは、冷凍やなく国産の「生」使てますので

この子の言う通りほんまに美味しいので是非!

2017/10/02

ムスバナ。

本日、売場に出ると、なかなかヶ月ぶりの愛すべきおかあさんが…。

「おわっと、まいどです。お久しぶりっす!」

「いや、この前も来たけど、あんたおらんかったで。

なんや、ちょっと偉なったら顔も見せんようになるんか」

また、そんな、怖い言い方せんでも…

お久しぶりでも容赦なし!手厳しい愛すべきおかあさんである。

どうやら入院されてたらしく、足が本当に痛そうなのだ。

「足痛そうやけど、ここまでどないして来ましたん?」

「タクシーやがな。行きも帰りもタクシーや」

わざわざタクシーまで使ってのご来店、誠にありがとうございます!である。

時間もあったことなので、おかあさんとお家までドライブすることに。

いろいろと話をするなか、この辺の昔からあるお店の話題へ。

「昔はぎょうさんお店あったけど、少ななったな…」

「せやな…、でも、あそこの〇〇はまだ頑張ってるで」

「いや、息子に代わってから、だいぶ味落ちたわ」

「……そうかな。あっ、△△かて繁盛してるやん」

「いや、あそこも息子に代わったやろ。前のが良かったわ」

「……」

ちょ、ちょっと、ごめん…。

その息子に代わってからの話、ムスバナやめへん!である。

なんか胸ギューッてなるわ…である。

「おかあさん、その…、俺かて息子やけど、どないよ?」

「あんたも気ぃつけや。山のぼってる時は前かがみでええけど、

山おりる時は、踏ん反りかえるやろ。おりだしたら終わりやで」

どっかの偉いお坊さんか!である。

っていうか、怖っ…、的確なアドバイス、ありがとうございます!

背筋を伸ばし、10時10分にハンドルを握り直す私。

「き、気ぃつけます。せやな、おかあさんも前かがみやもんな」

「うちのは腰悪いからや!こらっ、あんた、ほんまに~…」

バシッと肩を叩かれるが、ま、なんつうの、力弱なったな~…である。

おかあさん、また顔見せてくださいね!

これからもご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。

頭下げて、足元しっかり見つめ直させていただきます。

あいかわらず、愛すべきやわ。

2017/09/26

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