手術。

先日、生まれてはじめての手術を経験した。

全身麻酔を 嫌やわ…怖いわ…なんてビビりまくってたわけだが、

「あんなもん、寝たら知らん間に終わってるわ…大丈夫 大丈夫!」

なんて 経験者の方々が口を揃えて言ってくる。

いや、そのね、知らん間に終わってるってのが嫌やねん!である。

当日、看護師さんの「それでは、行きましょか」の合図で点滴したままの移動。

歩きながら「ドラマか!」なんて思ってたんだけど、

手術室に入って寝っ転がると見える上のライトとか

心臓音っていうのピッ…ピッ…とかいう機械とか

「ドラマか!」のセリフが追い付かないぐらいの景色に圧倒される。

で、気が付けば最初にいたベッドのうえだ。

なるほど!これが知らん間に終わってるわってやつか!である。

いやね、はじめての手術だからおもしろいエピソードでも…って思ってたけど

だるいし、眠たいし、まったくの余裕なしなのだ。

せめて真夜中のオバケぐらいは…も、キレイな病院なので

これっぽっちも怖くなくて、まあ、あっけないはじめての手術であった…。

で、手術して思った。

女性は凄いな…と。

こんなもんやないねんで…と。

鼻からスイカやで…である。

全身麻酔で何の頑張りもなく寝て起きたら終わってて

身体だるいし「もう、二度といらんわ…」なんて妻と話してたけど、

妻からしたら「ハア?」やろな…である。

こんなんで何がしんどいねん、こらっ!

いっぺん鼻からスイカをやったらええわ!しかも、麻酔なしやねんぞ!だ。

私は、下腹部の違和感と何か月間おつきあいしたうえでの手術だったが、

女性といえば、10月10日つきあったうえで

最後の方なんて動いてるんやろ?蹴ったりして…こわっ…

ホント 凄いわ…しかない。

それなのに男の私といったら…

手術は嫌や!嫌や!なんてうるさかったなと猛省している。

まあ、ひとつだけ強がりを言えるのなら

もう手術なんてしないなんていわないよ絶対!である。

2018/05/02

切腹。

子供の頃、自分はそれほど勉強していないくせに、息子たちには

勉強してほしいとかってね、めっちゃ都合のええことを思ってしまうわけで

無理にさせても意味がなく、自発的にどないしたら…とか思うんだけど、

「漫画から入って興味を持ってもらう」的なことをね

スゲー学歴の人が言ってる雑誌かなんかの記事を目にした時、あっ!ってね、

瞬間的になぜか「おーい!竜馬」がええんちゃうん?ってなった。

私が高校生の時に歴史好きの友達から借りて、ちゃんと覚えてはないが…

まあまあ面白かったような記憶がよみがえり、読み直したい!が大きな理由だ。

で、大人買いして「読もうぜ!」って長男にパスするも次男もくっついてきた。

えっ、あれっ、お前も読むの?ま、ええけど、どないしよ…

切腹とか子供とかまで切り倒す描写とか、まあまあえぐいねんけど…しかも、

龍馬も男だからね、4・5巻あたりで思春期を迎えるからエロいんだけど…である。

でね、4・5巻に差し掛かった半ニヤケの次男が、三男坊にこう言うわけ。

「おまえはまだ4巻とか読んだらアカン!」って。

いや、まあ、おまえもな…である。

全部読み終わった頃、次男に感想を聞くと、驚くべき答えが…。

心に残る辞世の句でも覚えてたら素晴らしいんだけど、なんかね、

岡田以蔵が惚れた女性に書いた恋文の

「君がため 惜しくないぜよ この命…」にどうやら引っかかったみたい…。

えっ、そんなとこ?うそやろ…、史実にもないやろうし、流すようなとこやで…

もっとさあ、龍馬が…とか、高杉晋作が…とか、ない?以蔵って…である。

もし、色恋の印象しか残ってないのであれば、確実に私の子であり、私の責任です。

幕末の志士の方々にはホント申し訳ない!

腹を切ってお詫び…なんていう武士の鑑をつらぬきたく

明後日、実際に腹を切らせていただきます。

っていうか、ま、全身麻酔をしてなんだけど、手術の日を迎える。

手術自体も生まれて初めてだし、チョー怖いんだけど、

一泊だけだが夜の病院なんてのも想像しただけでチョー怖い。

坂本龍馬のクモが苦手とまったく同じレベルで私はオバケが大の苦手だ。

手術も一泊もすべてが無事に終わるのを祈るばかりである。

2017/04/25

PTA。

時間が鬼のように早いスピードで過ぎていく。

あれもせなアカン、これもせなアカン、かけ声ばっかりで

物事が思うように進んでないような気がする、ってか、進んでない。

なりたてホヤホヤの44歳、しっかりせえよ!である。

で、まあ、いろいろせなアカンなかに「PTA」ってのがある。

「Parent Teacher Association」なんだけど、ま、その、

お世話になった母校だし、息子たちもお世話になってるし、

地域密着で仕事させてもらってる以上、いつかは…と思ってたのが

来てもうたかと…、頑張るしかないなと…である。

さっそく入学式たるものに参加させていただいた。

息子のを行ったことないので初めて見たけど、いや~ええもんである。

上級生であろう生徒会の歓迎の挨拶も堂々としてて素晴らしかったが、

なんつっても、2年生が歓迎の歌とかを披露したりする劇みたいなアレね…

く~、泣けたね、マジ、泣けたっす。

1年生をしっかりと迎えるために何度も何度も練習して苦労したのだろう…

歌う時に流す音楽のスイッチをね、担当らしき先生が涙拭きながら操作してて

それ見て「よかったな~、先生」とか思うと、こっちまで泣けてきちゃって…。

たった1年でどんだけ成長してんねん、おまえら!と興奮する。

昨日できなかったことが今日できること

去年できなかったことが今年できること

これが成長だ

それに比べて、感動して半泣きの44歳は何してんねん!泣いてる場合か!である。

式後、「元気もらったわ、頑張ろ!」って仕事へ戻ろうとすると

「ちょっと待って、あれ?えっ、日之出屋さん?」

なんて、1年生のおかあさん方からたくさんの声をいただいた。

普段は帽子をかぶってるし、スーツを着ていないからわかりづらいけど

よーく見ると、どっかで見た顔やで、どこで見たんや、スーパー…あっ!

「Pattomiiwakarankedo Tyottomatte Are?」である。

そうなんです、「PTA」しまんねん。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

2018/04/16

バランスⅡ。

先日、剣道クラブの卒部式たるものに参加させていただいた。

継続は力なり!などと、先生達から中学3年生へ贈られていたけど、

ま、私にもその言葉が響いちゃって、今、こうしてブログを更新している次第だ。

さて、式後の懇親会では新しく入部する子たちもたくさんいたので

小学校1年生から順番に自己紹介がはじまり、ほわっとした平和な時間が流れる。

しかしだ、3,4年生あたりで「んっ?」ってなるのね。

「今、ハマってるもの」の問いに「ユーチューブ」なんて答えが。

えっ、もう…である。

私が小学校3.4年生の時にハマっていたものといえば…

牛乳瓶のフタを「んんん…パッ!!」って口で空気銃のようにして吹き飛ばし、

ひっくり返った分だけ持って帰ってええ!というゲーム…いや、勝負。

ルールは、パッ!!の前に笑かすのんとか無しな… だけ。

時を忘れ、ひたすらパッパッパッパッ…って明け暮れていたものだ。

今は、えっ、なんて?ユーチューブ?私の時と全然ちゃうやん…である。

ちっちゃい時からインターネットに触れることが

良いことなのか悪いことなのか明確な答えを持ち合わせちゃいないけど、

牛乳の蓋をパッパッやってた人間としては、なかなか受け入れ難いってもんだ。

だけど、このインターネットが普及してからというもの、スゲーもんね。

このブログにしてもだ、いろんな人といつでもどこでもつながれたりする。

毎日のように来店される愛すべきおとうさんからも

「ブログをしっかり更新せんかい!」って、ちょっと前に怒られたばかり。

また、このブログを綴ってる人はどんな顔をしてるんや?

って、わざわざ遠方から顔を見に来店される愛すべきおかあさんまで…。

インターネットがなければ、お客様とこんな楽しい会話は生まれなかった。

※インターネット上で完結せずに、わざわざ直接言うってのが愛すべきである

前回も綴ったが、要はバランスだ。

男と女、光と影、水と空気、ユーチューブと牛乳の蓋…

世の中、すべてバランスである。

うちの子供達もだ、適度にスマホをいじってくださいね。

2018/03/2…6…

あっ、明日、俺の誕生日や!である。

バランス。

先日、東京へ行ってきた。

ま、展示会なんだけど、スゲーのね、AIとか。

えっ、誰?誰が閃いたん、こんなこと?ってぐらいの技術で

ほんまにこんな未来になるんかいな?ってぐらい形ができている。

クラウドとかキュレーションとか横文字ばっかりの会話だけならともかく

何をするにもお金ってのが必要で…そこへ事務的な話なんかが加わると…

「ごめん、もうええわ。ご飯、食べに行かへん?」である。

で、「なんかええとこある?」なんて担当の方へ聞くと

いろんなお店を鬼のように知ってる先輩を連れてきてくれた。

「何人で?接待?女性は?今から飲む?近く?面白いとこ?…」

さまざまな詮索ワードに答えていくとお店がどんどん絞られていって

「じゃあ、新橋の”馬力”、どうですか?」と。

いや、どうですか?やあらへん。人間食べログか!である。

凄まじい情報量で「あっ、大阪も大丈夫ですよ、はい」とのこと。

なんかネットよりも信頼できて…そう、いらんやん、AI!である。

ま、耳にはしてたサラリーマンの聖地・新橋。

行ったことなかったので、ワクワクしながら駅を降りると

それはもう、お財布に優しい感じのお店がズラリと並ぶ。

そして、ま、3時頃だったけど、飲んでるね、うん、みんな。

大阪でこんな感じでこの時間に飲んでるのは、全員、声がでかくて、

阪神の帽子かぶってるか耳に100円玉を入れてるか、どっちかのおっさんだ。

さすがは東京…、OL風な女性もシュッと飲んでた、シュッとね、違うわ。

で、スマホの地図を見ながら、やっと到着した”馬力”。

おっ、なんか、あれっ、京橋?…いや、ちゃうちゃう、新橋っぽい!である。

椅子もね、一升瓶のお酒のケースをひっくり返した感じのやつで

21世紀の要素なんてほぼゼロなんだけど、店員さんもよくって

料理もお酒も美味しく、たわいもない話で盛り上がる。

さっきまでAIがどうのこうの言うてたけど、こっちも大事やな!である。

月と太陽、光と影、男と女、ITと大衆酒場…

世の中、すべてバランスである。

ええ勉強させてもらいました。

2018/03/13

ヤバい。

ちょっと前に病気をしてからというもの睡眠とかはね、

気をつけてるんだけど、食事がね、どうも…、あと、お酒がヤバい。

煙草を吸わない代わりになんかいつでもパクパク食べてるし、

よく飲むようになったような気がする…。

でね、朝まで飲んだってどうってことあるかい!って気だけはね、若いの。

いや、先日も、学生時代の友人たちと夜遅くまで飲んでたんだけど、

隣のテーブルの女の子グループのひとりが「落ちましたよ」と

50円玉を拾って私の肩をチョンチョンって…。

「んっ?」って振り返った瞬間、ま、私の50円なわけないけど、

もうね、このチャンスを生かさずして…って、その子たちと同じ歳ぐらいの感覚で

話し出そうとしてるのね、43歳とか既婚者とか普通に忘れてて「ハッ」とする。

気だけはね、なんか、ほんま若いって勘違いしてるわ…ってつくづく思う。

で、風呂場の鏡で確認する自分の顔とか腹に「やっば…」ってビックリするのだ。

それは…

「長男がスキー合宿で女子とかの前で恰好つけるためだろうか服を買いに行き、

どんなん買ってん?って袋から出してくと、胸んとこに”ALOHA”って書いてあって

”おいっ、寒いとこ行くのにアロハって書いてんぞ”って忠告した時の長男の顔」

と、まったく同じぐらいビックリする、思てたのと全然違うわって。

もっとびっくりしたのが、20歳の子たちと関わる会があって

ま、私も含め全員初対面だったし、空気がちょい堅いもんだから

一生懸命しゃべりまくってて、そこへお酒なんかも飲みだしたので

やっとほぐれだしたその時だ、ひとりの子が私にこう聞いてきた。

「えっ、誰かのお父さんですか?」と。

「あほんだら!んなわけないやろ!!」

怒鳴り散らかそうとして慌てて飲み込んだ。

いやね、43歳と20歳だから全然可能性があるから仕方ないんだけどさ、

こっちはね、20歳と話してると、気がね、20歳ぐらいになってたわけ。

ま、そりゃね、20歳は言い過ぎだけど、せめてさぁ…もうちょっとね。

なんていうの、お兄さん的な感じでしゃべってたつもりだったし、

結構イケてるもんやと思ってたのに…

お父さんは無いやろ…である。

それぐらいの子たちには、やっぱりそれぐらいに写ってるわけだ。

はあぁぁぁ…こんなに気は若いのに。

いやいや…、気だけはいつまでも青春や!である。

う~ん、しかし、ヤバいな…。

2018/02/28

たられば。

オリンピックが開催され、日本代表選手の頑張りにちょくちょく泣かされる。

応援にも力が入っちゃって「いけ!いけ!」とか無意識に言ってるもんね…。

で、そんな中、コメントとかで「あと〇〇していれば金メダルなのに…」的な

たらればの話がでてくると、う~ん…なんかね、テンションが下がる。

そんなもん言い出したらキリないやないかい!ってね。

ま、そんなことは気にせず、あと少し一生懸命応援していくんだけど…

さて、たらればの話がでたので少しだけ。

もし生まれ変わったら何になりたい?なんて話をした記憶があると思うが、

私は、即答で「もっかい自分がええ」と言い切れる。

何も自分が好き過ぎてとかじゃなくって、今の息子たちと出会うためには

もう一度自分をしなきゃいけないからという理由だ。

子供へ捧げる愛情の度合いって、みんな、どんなもんなんやろ?

息子から「お父さんの心臓が欲しいんやけど…」と言われれば、

100個あるチョコレートの中からひとつ頂戴!って言われた時と同じトーンで

「ええよ!」って喜んで差し出せるぐらいじゃないの?である。

先日も、このクソ寒いなかだ、剣道の寒稽古を嫌がる息子たちに

「こらっ、寒ない!寒ない!心頭滅却すれば火もまた涼しや!」って

ほんとはね、甘やかしたいところなんだけど、心を鬼にして引きずっていくのね。

前の晩飲み過ぎてるし、この寒さで袴に裸足、43歳、死ぬんちゃうんか…

不安があろうが、体調が悪かろうが、そんなもん関係あらへん!

すべては、好き過ぎる息子たちのためである。

なのにだ、家に帰ってチョコレートの箱を見て度肝を抜かれた。

なんでもバレンタインデーで

お義母さんが息子たちへ送ってくれたらしいんだけど…

次男・三男の二人から「父ちゃん食べるな!」のサイン。

こっちはね、命を差し出すつってんのに

向こうはチョコひとつさえもどうやら嫌らしいのだ。

見返りなんてこれっぽっちも求めてないけどさ…ま、いいけどさ…である。

私と同じように食べるな!と書かれている長男に

「ま、まさか、女子から…チョコ…もらった?」って聞くと素無視の返事。

どっちやねん!こっちが照れくさいわ…である。

三男坊にも同じ質問をすると

「あ~、俺の家、知らんからな…」と。えっ?な、なんて、なに?

もし知ってればのたらればの話をしてるんちゃうんか、おまえ!である。

勝負ごともせやけど、恋愛もな、たらればの話は…それは…

ま、三男坊よ、超前向きやからOK!にしとくわな。

仕事のたらればは絶対アカン…頑張ります…。

2018/02/15

時間。

先日、高熱でお休みをいただいてからというもの

体調管理も仕事のうち!ってことで早く帰る日を作ることにした。

お客様からも「ちゃんと寝えや!」的なアドバイスが非常に多く、

なんやかんやいうて睡眠に勝るものなし!と落ち着いたのである。

ま、目の前に1億円積まれたら「1億円に勝るものなし!」なんて

コロッと変わっちゃうんだけど、ありえへんし、アホなことを考える時間が

本当にもったいない!!睡眠時間を確保すべく早々と家に帰ることに。

するとだ、いつもは寝てるはずの子供たちが起きてるわけ。

「おっ、おかえり!どないしたん?えらい早いやん!なんで?」と長男。

アカンのか!である。

っていうか、その前に長男が手にもって食べているお菓子が気になる。

「お、おいっ、それ、女子が食べるお菓子やん!食うな、男やろ…」

「なっ…、べ、別にええやんけ。っていうか、なんでアカンねん!」

妻まで一緒になって「偏見や!」などと二人がかりで攻撃してくる。

いやね、別にええんやで!私もスイーツが大好きやしね、いいんだけど…

なんかね、「男やろ!」とかやっとかないと女性化していかないか心配になる。

なんでもかんでも、男女平等っつうのはちょっと…と思えてならないのだ。

やっぱね、男だったら男らしくあって欲しいやないですか。

だって、剣道を習わせたのも、日本男児だから!という理由だけである。

男ならそんな色のお菓子を食べずに、オカキ食え、オカキ!なのだ。

で、ピンクのお菓子で長男とやりあってると、次男がお風呂から出てくる。

気持ちよかったのか、ご機嫌で鼻歌まで飛び出している。

「♪ 人生は苦痛ですか? 成功がすべてですか? 僕はあなたに~…」

えっ、なに、この歌?なんちゅう歌や…小学校4年生が口ずさむ歌詞やないぞ…

「えっ?誰の歌?」「知らん!朝、おかあさんが音楽かけてて…」

朝から何を聞かせとんねん!である。

聞くと、平井堅さんらしいが、えげつない歌を作りはるんやなぁ…である。

「おまえ、意味わかってんか?なんかさ、4年生らしくや

♪ドドドドドッドードラえもん~…とかにした方がええんちゃうん」

「別にええやん!♪ 何のため生きてますか?僕はあなたに~…」

子供たちと話をしてて気づいた。

体調管理は子供たちとの時間に勝るものなし!である。

う~ん、何のため生きてますか?か…。

元気でるわ…。

2018/02/05

はじめて。

はじめての手術、はじめての入院(1泊だけど)なんてのを

緊急ダイアルと同じ「119」にするってのは、「はじめて記念」にするには

持ってこいのええ日やないかい…なんて様々な準備を進めていた。

「夜中、オバケ出るかな?廊下のコツコツ…が部屋の前でとまるやつとかや…」

「麻酔が覚めた時、”今、何年ですか?”って言える余裕あるかな?」

B型の私の質問にはまったく耳を貸さず、A型の妻が完璧に用意をしてくれた。

おっしゃ!あとは、その日を待つだけ…の2日前。

朝起きると、扁桃腺当たりがちょい痛く、若干の悪寒が…。

ヤバい!このままだと手術が延期になってしまう!って町医者へダッシュ。

体温を測ると「えっ、あるやん!」の38.3を確認するや一気にしんどさ5割増し。

「ちょちょちょ…、そんなに!そんなに入れなあかんの?嘘やろ、ほんま?」

インフルやないという検査結果だったが、

よくわかんないけど時間が経ってないらしく

この症状はインフルの可能性が高すぎる!ってインフルの治療を行った。

これで「はじめての手術」計画は、パーである。

あれだけ準備してきた手術が延期ってよっぽどやな…と嘆いてても仕方がない。

はじめてのインフル?もどきを、とりあえずはやっつけることに専念しよう。

っていうか、喉が痛すぎて、水すらも飲めなく、声もちゃんと出ない。

体温はどんどん上昇し、子供なんかがよくあるって聞いてた幻覚までも…

そう、目をつむれば、何かしらの箱を大量に作らされるのだ、ほれ、ほれって。

もう、箱を作ってるのが現実なのか夢?なのか、わけがわからなくなるぐらい…

いつまで続くのか怖なってきて、妻に助けを乞う。

「お、おい、おまえも昔インフルになったやんな…、どうやった?」

「えっ?なんて?聞こえへん…どうやった?って何がよ?」

「箱や、箱。お前の時も箱作らされたんか?」

「えっ?なに?は、箱?何いうてんかわからん!はよ寝えや!」

「あかんねん…寝たらまた箱作らなアカン…、もう嫌やねん!箱、作んの…」

熱でここまでうなされるのは生まれてはじめてで

食事を5日もとらずに点滴だけで過ごすってのもはじめてやし、

最初の2日間、昼夜関係なく箱を作り続けたのもはじめてだ。

はじめての手術が、いろんな「はじめて」に化けたわけだが、

インフルになった人の気持ちってのも理解できたし

私がいない会社もスタッフ皆がしっかりと回してくれたし

なんか、いい勉強をさせていただいた。※ま、それでも私はインフルではないけど

復帰後の人に軽い感じで「おいっ、うつすなよ」的なシャレを言ってきたけど

逆の立場だと、まあまあシャレになってないことに気づいたので気をつけたい。

いやね、今までしてないのに事務員さんが二人ともガチンコのマスク姿でさ

「あっ、社長!大丈夫ですか?治りました?良かった~」みないなね…

「いや、あのや、入りにくいわ、事務所!ってか、絶対ちゃうで、インフル」

「オホホホ…」と。

治っても結構つらいな…。

皆様もどうかお気をつけください!

2018/01/24

君の名は。

先日、話題作だったてのもあるし、「君の名は」を観た。

なんつうの、終始、照れくせえのなんのって…である。

もうね、心が汚れきってるからなのか、んなアホな…って直視できない。

だいたい、学生の頃も、あっこまで「恋愛」なんてしてないし…。

当時、35億じゃないけれど、いっぱいおるやん!的な発想だったし…。

で、まあ、44歳にさしかかろうっていう今になって、「恋愛」について思うことが。

いやね、なんかね、モテるの、小学生から、なぜか。

以前、いつも挨拶してくれる女の子が挨拶もそこそこに顔を隠しながら

サーっと逃げるように立ち去るの。

「んっ?」ってなってると、おかあさんから

「あの子、顔を虫に刺されたから見られたくないんだって」と。

シミやら穴ぼこやら凄まじいおっさん顔のこっちこそ見られたないわ!である。

歳の差なんてってレベルではない歳の差のおっさんに

どういう感情で接しているのだろう?と不思議でならない。

極めつけは、EATINGSPACEで小学校2年生の女の子とお話ししてた時、

別の小学生1年生の女の子が来店した。

そのタイミングで小学校2年生の女の子はご両親とお帰りになったんだけど、

小学生1年生の女の子の顔がどうみても曇ってるわけ。

で、スタスタスタと近寄ってきて…

 

「誰?」と。

 

いや、誰?って…である。

「いや、あの、その、お、お友達」

「ふぅぅん」と。

いや、ふぅぅんって…である。

そのすごんだ顔の一個下には阿修羅の顔が見え隠れするのね。

すっかり忘れてた若い頃の妻の顔とシンクロする。

まさか小学生を相手に修羅場を経験するなんて…。

ほんまに小学生かいな!だ。

年齢なんて関係あれへん、やっぱり女性は怖いわ…である。

長男よ、ぼちぼちの年頃やろ。あ~、緊張するわ…。

いらんことしてみぃ!誰に教えてもろたらそんな顔できんねん!

みたいな顔で、何言うてんかわからん言葉でボロカスに怒られるぞ。

ま、「君の名は」までとは言わん。

ええ恋愛をしてくれたらと思う。

しかし、息子ばっかりでほんまに良かったわ。

娘やったら耐えられへんな…。

2018/01/15

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