サンタクロース。

「にいちゃん、まだか?」

お客様よりこんな感じで呼び止められる。

「んっ?なんか別注とかありました?」

「ちゃうがな!サンタの恰好せへんのかって言うてんねん」

いや、まだか?って…。

まあね、このお店がオープンした時ぐらいから始めたサンタクロース。

さすがに8回ぐらい続けると、そうなってくるのだろう。

運送してくれるお取引様も含めて全員が口を揃えて

「飴は?」「飴ちょうだい」「飴、おくれや」「今年も飴?」

とかってね、服の中から何がでてくるのかもわかっている…。

で、この格好はだいたいの人を笑顔にするんだけど、一方では

一人暮らしのおかあさんへの配達とかね、「ど、ど、どちら様ですか?」

なんて不審者と勘違いされがちで、こっちも「サンタや!」言う訳にもいかず、

恐怖の対象にもなりえるので注意が必要ってのも忘れてはならない。

そうそう、むかし、近所の大阪信用金庫へ何も考えずに配達にいったら

勤務されてる方全員が「えっ…」って一瞬凍りつき、

何かしらの緊急マニュアルが発動されるんやないか…って思ったほど。

で、なんつうの、24日がクリスマスの本番みたいなとこあるじゃないですか、

本当は25日がそうなんだけど。

だからね、なんか、25日は、もうええかな…なんて迷ってたわけ。

動きにくいし、あの、その、まあ、44歳にもなるし…。

うーん…って、無意識にね、ほんと、なんとなくだ、なんやろう…

なんでかわからないけど、店にある神棚の方へ目をやったの。

じゃあ、普段、あまり気にかけなかったカレンダーがね、

めっちゃ訴えかけてるような気がしてならない。

どれどれ…と読み始める。

先代やオヤジが一生懸命勉強している学問の有難いお言葉。

私もちびっと勉強させていただいているんだけど、

目が覚めたっつうか、慌ててサンタの恰好をさせていただいた。

カンタンに言うと…

創業の時はいろんな人を大切にし、感謝するんだけど、守成期に入ると

最初の精神とか苦労とか忘れて高慢になりがちだからアカンで!って話。

そう、オープンしたばっかりの時はお客様があんまりだったので

どないかせんとアカンわ!って始めた企画のひとつだったことを思い出す。

かー、えらいもんで忙しくなると、心を亡くすってよういうたもんである。

おじい、すまん!

ほんまにええタイミングで出てきてくれるやないかい!ありがとう。

感謝の気持ちを忘れず、サンタクロースさせていただきました。

来年も、もちろんはりきってさせていただきます!

終わりましたけど、メリークリスマス。

2018/12/26

こだわり。

えっ、もう、19日?である。

あいかわらずだけど、12月のスピードが凄まじい…。

で、そんな中、忘年会とかっていうのが結構あって

まあね、ベタに鍋をつついたりするわけだが、

全然つつかない人がいて、んっ?って聞いてみたら

「いや、苦手やねん、鍋」と。

それぞれの箸が…ちょっと…って言うわけだ。

自分の家族ならギリセーフらしく、潔癖ってやつなんだろう。

うーん、大変やなぁ…とか思いつつ、なんやろう、

こういう表現はおかしいかもしれないが、うらやましくも感じる。

というのも、私は、あまりこだわりがない。

これだけは譲れない…みたいなやつね。

前もね、お取引させてもらってる花屋さんの携帯電話を鳴らすと

「♪愛をこめて花束を~」って音楽が流れてきて

イジると「いや、花屋だから。当然でしょ!」とのこと。

車のナンバーだって87-87だ。

♪あ~よかったな~あなたがいて~…いうてる場合か!である。

え~、俺にもなんか無いかな?って、まさに今考えてるけど…

アカン、ほんまに無いわ…なのだ。

あそこのあれは月に一度は食べたい…とかってのも全然ないし、

ま、カレーうどんを食べる時はアツアツのご飯だと逃げ場がないので

冷めたご飯が有難い…みたいなのはあるけど、別にアツアツでも食うし。

ファッションだってそれほどこだわりってか、無頓着な方で

脱いだ服を指定のカゴに入れるってのもやっとできるようになったのは

諦めようにも諦めきれない妻がヒステリック気味に怒ってくるから…

ってぐらい何に対しても、まあまあええかげんなやつで…あ…る…

いや、あっ、あった!

いやね、先日、息子がラインにおいて「了解です」ってのを

「了」ってやってて「はあぁ?な、なんじゃそれ!」って聞くと

「り」とか「りょ」とかを使うのがトレンドなんだとか…。

もうね、イキるな!である。

どの口がぬかしとんねん!

ここ何日か前にスマホを持ち出したやつはおとなしくしとれ!だ。

そう、私はイキったらアカン!イキッたらアカン!と

常に自分に言い聞かせてる。

これに関してはめっちゃ「こだわり」を持っている。

そう、低くあれ!低くあれ!低くあれ!低くあれ!

息子同様、すぐにイキったりする場合があるので注意したい…。

ちょっとでもイキッてたら教えていただけると幸いです。

2018/12/19

やっと。

1月前ぐらいだろう、中学2年生が職場体験にやってきた。

学校では学べないことを少しでも感じてもらえれば…

なんてね、毎年の恒例行事となっている。

で、青春真っ盛りの彼らと休憩時間とかにいろんな話をするわけだ。

「あれか、普通にスマホとか持ってんのか?」「はい」

「中学生にはいらんやろ、スマホみたいなん!」「いや、いりますって」

「なんや、ほな、みんな持ってんのか?」「んー、みんなちゃいます…」

「みんなって全員やぞ、全員か」「うーん、ま、ひとりとか…かな持ってないの」

「そうか、うちの子、中2やけど…、そのひとりや。持ってへんぞ」

もうね、こんな顔。

えっ、そ、そんなにヤバいんか…。

で、まあ、さすがにね、最近は本当にかわいそうになってきて

まわりからも「よく耐えてますね…親も子も」なんて言われたりするし、

ま、テストの点数も合格点をクリアしたってことで

携帯ショップへ妻と息子とそろい踏みで出かけた。

「あれっ、えっ、おとうさん、なんか、だいぶ老けたな。あはは…」

はぁ?である。

嬉しくて嬉しくて仕方がないのか、普段そんなにしゃべらないのに

訳の分からんことをずっと口走っている。

いよいよ担当のお姉さんに呼ばれ、交渉がスタートする。

安っすいのんでええやろ!言うてんのに

iPhoneのどうたらこうたら…と、隣でまくし立ててくる。

で、1ギガっていうの?それでええやんけ!なんて言うたもんなら

「はあぁ?」

ってね、誰に教えてもらったらそんな顔できんねん!ぐらい

自分のむすこなのに今まで見たことのない顔で怒ってくる。

「何もでけへんわ!」「何もでけへんことあるかい。Wi-Hiがあるとこでせえや」

「なんでやねん」「なんや、公園ですんのか?そんなとこですな。野球とかせえ」

「公園でするわけないやろ」「なんや、駅とか電車でか?友達とおしゃべりせえ!」

ま、こんな言い合いをやりながらも、ようやく手に入れたはiPhoneは

もうね、天皇陛下へ献上するかのように両手で大事に大事に扱っている。

テストの点数が何点以下になれば1か月没収とか

11時以降使用すれば2週間?没収とか

なにやら妻と何項目もある誓約書が交わされていた。

ま、信用するしかないんだけど、上手に使ってくれれば…である。

しかし、時代っちゃあ時代なんかもしれないが…難いのぉぉ。

長男よ、ワレ、こらっ、甘やかすのは簡単やねんからな!

今までひっぱってきたけど、さすがに、なっ。

我慢した分、逆に振り切ってまうんちゃうかと心配する今日この頃。

友人たちよ、良き友と信じています。

2018/12/11

心が小さい。

「お客様目線」とか「消費者視点」とか、商売をしていると

お客様の立場にたって考えなきゃ…なんてね、そんな話がよくでる。

言葉ではカンタンに表現できるんだけど、

うーん、これがなんとも難しかったりする。

実際、自分がお客様の立場になることだって多いのに…ねっ。

ほらっ、車を運転する時と歩行者の時のアレが一番わかりやすい。

車を運転していると、「ちっ、歩行者が邪魔やな…」ってなるし

歩行者の時は、「ちっ、車、うっとうしいのぅ…」ってなるし。

ある記事なんかでは、背があまり高くない男性が仕事において

「背が低いため、後輩を見上げながら指導しなきゃいけないので悩む」

なんて記事を読んだことあるけど、

やっぱそんなもんなのかな…、関係ないんちゃうん?とか思ってた。

私自身が身長180cmで、後輩が私よりデカいとかっていう

ま、たまにいるけど、多いことはなくって少ないからピンッとこなかったのだ。

で、先日、ピンッときた。

いやね、堺ブレイザーズのバレーボール選手が3人お店にへ取材に来てくれた。

えっ、何喰ったら そうなんの?ってぐらいデカい。

お店の前で写真撮影をしたんだけど、

あれっ、えっ、なんか、恥ずかしい…そんな気持ちになる。

もし、私がこの3人の上司なら、うんっ、悩むかもしれんな…。

そりゃね、もちろん彼らは私を見下してはないけど、

なんかね、やっぱ、な、なんやねん!だ。

今まで背の低い友達とかにいろいろいじったりしてたけど、

体感することによって、えらい申し訳なかったな…って猛省する。

いやー、身体はそれなりに大きいかもしれないが、

身体なんてのよりもっと大切な「心」は

本当に小さい男だったんじゃないかな…である。

この体感を機に、友達とかを身長のことで二度といじったりしないことを誓う。

そして、身長が180㎝ではなく、

本当は178.5cmと訂正して終わりにしたいと思う。

「身長、何cm?」と、特に女性に聞かれると、

まだまだ恰好つけたいのであろうか

平気で180cmと答えてた。

本当に、心が小さすぎる…。

※堺ブレイザーズのみなさん、ありがとうございました。

地元やし、しっかり応戦させていただきます!

男子バレーは迫力が違うので、ホームゲームは是非、応援へ!!

2018/12/03

素晴らしい1日。

仕事以外のことで忙しく、ブログが疎かになっている…。

仕事がお休みの日だってなんやかんやと用事が…、はい。

先日も自治会の避難訓練たるものに参加させていただいた。

ま、地域のことだからね、「はい、喜んで!」の気概でお手伝いに。

9時30分開始だってのに、もうね、7時とかかな?もっと早いかも?

たくさんの愛すべきおかあさん方が豚汁の準備にてんてこまい。

いや~こんな光景を見るとね、だいたいのもんは女性で回ってるわ…

男はアカン、なんやいうても女やで…なんて思う。

そう思わせるのは、なんてったっての「愛すべきおとうさん方」だ。

テントやマイクの設置をしていると、

「おいっ、息子!マイクのテストや。なんか歌え!」

いや、なんか歌え!って…と苦笑いしてたら、ひとりのおとうさんがマイクを持ち

「あー、あー、チェス!チェス!」とか言い出す。

いや、テステス。テストや!なんや、チェスって…。

で、まあ、マイクのテストが合格すると、あとはもう談笑するしかない感じになったが、

”防災”と書かれたお揃いのジャンパーを初参加の私が着ていないことに気づき

「おいっ、ジャンパー入った箱、あっちにあったやろ。持って来たれ」

「なんでや、そっちへ持っていったはずや」

なんて、仕事やない仕事やのに なんかええ仕事できたわみたいに声が飛び交う。

やっと箱が見つかり、サイズを探してくれる。

「XLとかは大きすぎるか?」「背高いからな、イケるやろ」

「んっ?F?Fってなんや?」「フリーや、フリー」

多い、多い、探してくれる人、多い!仕事取り合ってるやん!だ。

「いっぺん着てみぃ」と一枚のベストが投げられる。

袋を開けて、着ようとするんだけど…

ポケットに手を入れてたり、腕組みしたりして、7.8人の愛すべきおとうさんが

目の前で私の着替える様をじーーーーーっと見ているわけだ。

「なんや、何を笑てんや?」

「いや、そら、笑けてきますわ…、あのね

44歳にもなって、着替えをそない見られるとは思わんかったし…」

で、チャックを上まであげて着替え完了した瞬間

「おっ、ええやん!」と。

いや、ええやん!やあるかい…である。

「似合うやん!」

こんなもん、似合うもへったっくれもあるかい!である。

七五三で写真を撮られる子供の気分がよう分かりました。

あー恥ずっ!

しかし、愛すべきおかあさんはちょくちょくお店でお話しできるが、

愛すべきおとうさん方とは久しぶりに触れ合えたし

皆さんがなんやかんやといろいろしてくださってることが

よーーーーくわかって素晴らしい1日となりました。

感謝しています。

これからもよろしくお願い申し上げます。

2018/11/26

52周年。

日之出屋 御陵前店が52周年を迎えた。

日頃のご愛顧に感謝の気持ちを込めて

先週、記念セールを開催させていただき、

愛すべきおかあさん達といろいろお話しさせていただく。

「52年前いうたら…あんた、まだ生まれてへんがな!」

「せやねん。僕の知らん時からお世話になってます」

「50年前なぁ…私、何歳や?え~、22歳やで…」

もうね、だいぶ遠くを見て話しだすのね。

”そやな、うちが嫁に来てやで、下の子がまだ生まれてへんわ、なっ、

お父さんもそない帰ってけえへんやろ、上の子抱きながら…”

50年前の日之出屋の話するんかな…思たら、

えーっと、若い頃はなにかと大変やったんやで!ってのと、

うちにも若い頃があったんやで!って話を「もうええわ!」ってぐらい聞く。

「ほんでな、お店には棚にダーッとモノが積んであるやろ…それをやな…」

おっ、ふうぅぅぅ…やっとお店の話に。

「そうや!あんたどころか、お母さんもまだ嫁に来てへんわな。わはは…」

いや~、お話しの内容はともかく、ほんまに52年間お世話になっている。

で、まあ、ひと通り話が済むと、今度は別の愛すべきおかあさんがスタンバってて

「52年かぁ…、はやいなぁ…、あんなこともあったなぁ…」

なんて 聞こえるか聞こえへんかぐらいの音量でつぶやきだす。

私の「おかあさん、どないしましたん?」待ちね、間違いない!

おっしゃ、え~、オホンッ「おかあさん、どないしましたん?」

「あぁ、にいちゃん、52年周年、おめでとうさん。はやいなぁ…

え~52年前いうたら、ほらっ、あれや、あれ…なんや…ほれっ…」

話、まとまってないんかーい!である。

ただ、こんな昔々のお話しができるってのは、ホント有難い。

先代に成り代わりまして、厚く御礼申し上げます!である。

また、52年も続くにはたくさんのお取引様のご協力があってこそ!

そして、伝統を守りつつ頑張ってくれているスタッフがあってこそ!

心より感謝申し上げます!

また20年30年後に「にいちゃん、えっ、もう80周年?はやいなぁ」

なんて、気軽にお話しができるお客様との関係を築いていきたい!

そう強く思う52周年セールでした。

これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

2018/11/06

あみもんサークルTEAM-Ⅰ。

先日、あみもんサークルの作品展示会が無事終了した。

初日、ちょこっとだけのぞきにいったんだけど、

「えっ、うわっ、たくさん来てくれてるやん…」と大の盛況である。

メンバーたちのイキイキとした表情が印象的だった。

発足して、なんやかんやと一年ぐらいになる。

地域のコミュニティーの場として何かお役にたてないか?と

私の子どもが生まれるたびに帽子とか靴とかを編んでくれた

「定さん※以前はパートさん」に先生をお願いしてスタートした。

お年寄りの方が家にひとりでおっても暇やからと

2時間のうち1時間は編み物とは関係のない雑談をして、

あとの1時間は話し疲れてウトウトする…なんてことも。

「このサークルの名前は”TEAM-Ⅰ”ってするからね~」

開会の挨拶を私がさせていただく。

「ほぉぉぉ、あちゃらの言葉で 粋やな」

「そ、そやな。で、チーム一丸となって…的な意味もあんねんけど、

これな、ローマ字で読むとやな…TE・A・MI 手編みってなんねんで!!」

「・・・」

あれっ、聞こえてた?である。

もうね、世紀の大発見ばりに興奮する私をあざ笑うかのような

全員が”えっ、どういうこと…”満点のキョトン顔。

「ま、まあ、ええわ。で、上手になったら販売も考えてます」

「えっ、売るの?なんでやねん!売れるかいな、私のなんか…」

「だから、練習して上手になってもらわなアカンで。ほんでな、

作品のなかに花のマークを入れて”堺にひとつだけの花”って売り出すねん。

ま、ガチのクレームがくるやろうから、知らん顔の練習もしといてや」

「・・・」

えっ、起きてる?寝てんちゃうん…である。

もうね、こっちは寝んと考えた渾身のギャグやのに大空振りやないかい!

「ねっ、じゃあ、最後、しっかり聞いてや!これからは ここのカフェがね

ネットカフェ いやいや… ニットカフェ になったらええな 思てます!」

「・・・」

もう、ええわ!

ま、そんな感じで、みんな頑張ってます。

お若い方もどうぞ!定先生がしっかり教えてくれます。

ご興味のある方は、毎週水曜日にやってますので是非!

ほんでもって、美味しい珈琲もどうぞ。

2018/10/29

切ないの100。

10月12日、午前7時13分。

いつもと変わらない朝である。

次男が朝食には目もくれず、というか、呼吸すら忘れているのでは…

の勢いで私のスマホをいじり倒していて

「は よ 食 べ」

妻から次男へ向けた冷たく乾いたこの4文字が

愛情が入ってるんだけど、いつも言い過ぎているせいか

感情ゼロで聞こえてくるのも まさに いつもの朝そのものである。

で、まあ、いつものように仕事へ向かおうと立ち上がった瞬間

三男坊が放った言葉によって

今日は、いつもの朝ではないことにやっと気づいた。

「俺、今日、誕生日やねん」

妻を見る。

こんなかわいくはないんだけど、完璧のえらいこっちゃ顔。

な、なんや、おまえまで忘れとったんかい!

「えっ、あっ、せ、せや!12日や!誕生日 おめでとう!!!」

もうね、どないか挽回せなアカン!がアリアリの大きな声。

妻も飛んでくる。

「は よ 食 べ」の人と同じ人とは思えない

声のトーンでプレゼントの話で盛り上がろうと必死のぱっち…。

いや、ほんま、自分で言わすって…。

もうね、こんなに申し訳ないと思ったのは、昔々、

節分の日に勘違いで夕方4時頃に巻き寿司が売り切れてしまい

「えっ、うそっ、もう無いの?」「せっかく来たのに」などなどの

ご来店されたお客様ひとりひとりに頭を下げ続けた時以来…。

3番目やから、こんなことは気をつけなアカンと思とってこれや!である。

「ほんまにごめん」とかって謝ることができたら楽になれるが 謝るってのも…。

今もあるのかな?テレビのクイズ番組で「芸能の10」とか「音楽の30」とか

パネルを選んで答えるヤツがあると思うんだけど、

あれのね、「切ないの100」ってパネルを選んだら、

答えが「子供が我慢できずに自分で誕生日を宣言する」になるはず…。

胸がギューってなるわ!だ。

しかも、自分がイメージしていた朝と違い過ぎたのか…次の朝も

「俺、昨日、誕生日やねん」と。

いや、もう、ほんまにごめん!知ってる、知ってるから!!

くー…えらいことしてもうた…。

三男坊よ、金輪際、絶対ないから!!

妻もほんまに申し訳ないとしきりに反省してます。

決して 決して 三男坊やからと忘れているわけではないからな!!!

誕生日 おめでとう!

心からお祝い申し上げます。

ところで何歳や?

2018/10/18

質問を笑ってはいけない。

先日、「町探検」という授業の一環で小学2年生が元気よく店に入ってくる。

「せーの…よろしくお願いします!」

耳が痛くなるほどのバカでかい声に、店内のお客様から笑顔がこぼれる。

あっちゃこっちゃウロウロした後に恒例の質問タイム。

思わず微笑みたくなるような内容をね、またかわいらしい声で聞いてくるのだ。

「一番大変な仕事は何ですか」「何が一番美味しいですか」「一番売れている…」

うーん、なるほど、今年は一番ってのが流行語である。

で、この時、いつも気にかけていることは、無暗に笑わないってこと。

自分の質問が笑われた…なんてトラウマになり

今後、学校や社会で質問しなくなったりしたもんなら…と肝に銘じている。

そういえば、うちの三男坊も2年生だ。

妻に聞くとどうやら「交番」へ行ったらしい。

パトカーまで乗せてもらって上機嫌だったとか。

いや、まあ、パトカーにね、喜んで飛び乗り笑ってられるのは今だけやぞ!と。

私自身、あまり記憶がないが、直近ではあれだ

本物じゃなくって覆面をかぶったやつね、高速道路の脇で

「えぇぇ、うそやん…そんな…だって…」とか笑ってなかったもん…。

おほんっ、えー、本編に戻るが、三男坊に「どんな質問してん?」と聞く。

じゃあ、指で鉄砲を作り、それを自分のこめかみに突きつけて

「こんなんされたことありますか?って聞いた」と。

いやいや…、なんちゅう質問してんねん!である。

あるか!とか思いながらも、んっ、もしかして…「なんて言うてた?」

「うーん、無いなーって。あと手錠してほしかったけど、アカンって」

いやいや…、そらそやろ!である。

警察の方やから、あまり笑わんとちゃんと対応してくれたと思う。

喜んでました、ありがとうございます。

で、まあ、この「質問を笑わないルール」は

子供だけやなく大人にも、もちろん適用するわけだが、

愛すべきおかあさんの質問には不覚にも笑ってしまった。

いやね、店内には「ハロウィン」の飾りつけが施されていて

ポスターなんかを見上げながら呼び止めてくるわけだ。

「なあ、なあ、にいちゃん、にいちゃん」

「どないしましたん?」

「なんや、あれか、今日は南瓜が安いんか?」と。

わはは…なんでやねん!

どんな風に見たらかぼちゃの特売に思えんねん!である。

「ちゃうやん!ハロウィンやん、ハロウィン。知らん?」

なんかね、特売と違うんやったらもうええわ!の興味なし顔。

「あれやで、かぼちゃをな、英語でいうたらハロウィンなんやで」

「へえぇぇ…そうかいな」

いやいや…、そうかいなやあれへん!

ま、しかし、ちゃんと説明しようも、何の興味も示さない姿勢は崩さない。

ごめんなさい、おかあさん。

笑ろたらアカン思ても、やっぱり笑ろてもうたわ!である。

ハロウィンかハレウィンか知らんけど、なんやそれ!

かぼちゃいうたら冬至でしたね、了解しました。

冬至の時はね、かぼちゃを案内させてもらいますから、はい。

ご来店ありがとうございました。

2018/10/08

社長。

台風が連発したりで意識がそっちにいってたけど、

すっかり秋である。

ってことで、先日、秋の展示会に参加させていただいた。

パクパク食べながらいろいろとお話ししているなかで

ある北海道ブースの「松尾ジンギスカン」って文字にビックリする。

高校時代に3年間寮生活で同じ釜の飯を喰ってたから忘れはしない

その同級生の名前は、私の記憶が正しければ、えーっと、ま、ま、

まつ…、なんやったっけ、そう、「松尾」だ。

懐かしさのあまり、そのブースへ駆け足で向かう。

そこには、残念ながら社長はいなかったんだけど、

「同級生やねん、おたくの社長さんと。よろしく言うといてや!」

めっちゃお話しさせていただいて、名刺を渡し、その場を後にした。

で、名刺を渡したことすら忘れてた数日後、

携帯電話に見知らぬ番号から着信がある。出てみると…

「おー、久しぶり。元気してる?」とジンギスカンからだ。

珍しく大阪まで出張に来てて、社員から名刺もらってたからと。

「スーパーやってんだって?イメージないからさ…」

いやいや、そらそやろ…。

毛もフサフサやし、普通に〇〇じゃんとか東京の人みたいに話してて

剣道の試合の時だけ、濃いめの関西弁を使って女の子の前でイキり倒してた

あの青春時代にスーパーの匂いプンプンさせてるわけないやろ!である。

ま、そんなことは置いといて…

これは会っとかな次いつ会えんねん!ってことで無理に時間をつくる。

18歳以来、3時間ほどガッツリお話しさせていただいた。

北海道はもちろん 東京の銀座 赤坂 新宿に えっ、店がある?

全部聞いたことある有名なとこばっかりやないかい!だ。

もうね、なんつうの、社長なのね、普通に。

私の知ってる「松尾」じゃなくって、それこそイメージないからさ…だ。

ま、だけど、頑張ってるね、普通に。

そりゃま、社長だからね、イメージないけど…。

負けてられへんわ!である。

ほんで、まあ、送ってきてくれたわけ。

いやね、タレが自慢だからさ…とかって自分で言うといてやで

だいたい羊っつうのはクセがあるから匂いとかやな

ま、ヘルシーで栄養があるか知らんけど東京の人にはな

受け入れられてもや、関西人はなんやいうても牛や

だから、ごめんやで 美味しない評価をし…てま…う…

モグモグ…

って、むちゃくちゃウマいやないかい!怒るで、ほんまに。

なんちゅうてもタレが旨いわな、タレが…。

どや?まかるか?

松尾社長、よろしくお願い申し上げます。

また、品揃えさせていただきます。

2018/10/02

ブログトップへ

Recent Comments

  1. ヤッホー!もとちゃん…こんなのでも良いですか? より

Archives

Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project. ログイン