いやー、しかし、コロナウィルスの影響が凄まじい…。
何が凄まじいって、「〇〇が良い」とか「〇〇が無くなる」とか
誰の情報を信じてなのか、〇〇が一気に品切れしてしまうことだ。
うーん、確かに不安にはなるのでしょうけど…である。
ただ、日本国民全員でこのウィルスに打ち勝たなきゃいけないので
できる限りの協力は惜しまずに進めていきたいと思う。
で、まあ、免疫力をあげよう!ってな話をよく耳にする。
私は、なんちゃらアレルギーってのはたぶんひとつもないし、
インフルエンザにもかかったことがないし、
そもそも風邪なんかも引いた記憶がないぐらいひかない。
だから、その為に〇〇を食べよう!とか△△をたくさん摂取しよう!
なんてことに対して、「いや、そんな、別に…」とあまり関心がない。
そもそもひとつの食材だけを食べればいいわけではなくって
バランスが大切だし、運動とか他の要素も相まっての効果である。
もっというと、ほぼ育ってきた環境において形成されるんだろうけど、
遺伝なんてのも多少はあるだろうから、
健康体ってのはご先祖さんに感謝しなきゃいけない。
「ナチュラルボーン風邪ひかないにしてくれて、ありがとう!」って。
うちの息子たちだって、それなりに健康に育ってくれている。
あいつら、わかってんのかいな?だ。
そんな特に感謝してほしい長男から電話があった。
「教科書をコピーしてもええ?」と。
どうやら教科書を紛失したらしく、友達から借りてきたらしい。
いや、なんで?どないやって失くすねん…である。
私は仕事があったので「終わったら御礼いうて帰れよ!」と後にする。
仕事を終え、事務所に帰ると長男はもういない。
「あいつ、ちゃんと礼いうたか?」
「はい、”ありがとうございました”いうてました」
「あー、よかった…。礼言わへんかったら、どついたろ思ててん」
「ま、その、えー、お、御礼は忘れてないんですが、こ、これ…」
スタッフがスゲー言いにくそうに、忘れた教科書を手渡してくる。
あ、あ、あいつ~、失くしたうえに忘れるってどんだけ…
怒りで震えあがるも、意外と、あれっ?結構すぐに落ち着きを取り戻す。
それは、私に似ているな…と。
よう考えたら、コピー機に俺もよう忘れるわ…と。
長男よ、ナチュラルボーン忘れん坊は、すまん、たぶん、俺の血や…。
それはそれで謝っとく…だから、気をつけてくれ。
しかしや、ナチュラルボーン風邪ひかへんはご先祖さんのおかげやぞ。
それはちゃんと感謝してください。
それでは、感謝の気持ちを忘れず、免疫力アップに励みましょう!
2020/03/02
先日、スーパーマーケットトレードショーとかいって
東京までうちのスタッフを連れて行ってきた。
おもしろい商品とかを見て回るのはスタッフに任せ、
私は運営の方でいろいろと説明を受けた。
まあ、なんつうの、デジタル化が凄まじいのね。
人手不足解消!つって、機械が全部やっちゃうんじゃないの?ってぐらい。
いや、凄いよ、マジで凄い!うわっ、助かる~…の極みなわけ。
効率もいいし、スピーディーだし、令和だし、無視なんて絶対できない。
だけど、あまりのデジタル化で、どこか冷たいし、寂しいし、
そうそうそう…、ワクワク感ってのがなくなってきてるような気がする。
キャッシュレスもホント便利でめちゃめちゃいいんだけど、
レジでおばあちゃんが小銭バラまいて、「どこや?どこや?」
言いながら、他のお客様を巻き込んで地べた這いつくばろうぜ!
なんて、そんな面倒なことを期待している自分がいたりする。
で、会場を後にして、せっかくの東京だからどっかへ行こう!と
考えた結果、え~っと、人間味のあるところ…ってことでアメ横とか浅草へ。
コロナウィルスの懸念もあったが、人間なめんなよ!である。
さっきまでデジタル化とかいって近未来「令和」の話をしてたけど、
あれっ、ここら、思いっきり昭和やん!なのだ。
すると、うちのスタッフが「ちょっとお土産買っていいですか?」と
浅草で猫のグッズが山ほど置いてある雑貨屋さんへ飛び込んだ。
猫だらけ過ぎて、男がこんなとこ入れるかい…なんて表で待っていると
「いらっしゃいませ」って店員さんがうちのスタッフへ駆け寄るのが見える。
よく見ると、頭がチョンマゲなのだ。
どうせカツラやろ、いや、おもんない、おも…ん…な…んっ?えっ地毛?である。
「浅草では私ひとりなんですよ…」と。
あ、当たり前や!
外国の方がたくさんおるから、店してる時は喜んでくれるやろうけど、
普段どないすんねん、普段。
「えっ、チョンマゲですよ」と。
いや、まあ、そうなんやろうけど…もうええ!もうええ!どえらい根性や!
昭和やいうてたけど、あんただけ江戸かいな…である。
今日のできごと、あんたひとりで全部持っていってもうたやないかい!
つまり、そう、やっぱ人である。
人は人からしかモノは買えない。
デジタル化が進むが、やっぱ人と人がつながるお店にしたい!
そう心から思えた東京見物であった。
2020/02/19
「車と事故した…」
通学途中の長男からの連絡である。
”気ぃつけよ!”なんて心配してたが…ついにやりよった。
猛ダッシュで駆け付けると、すでに警察の方と話をしている。
「こぉぉらっ、ボサッとしてたんやろ!よそ見してたんちゃうんか!
勉強もせえへんから、そんなことになんねん!」
まくしたてるように息子へ詰め寄ると…
「あっ、ちょっ…、お、お父さん、この子は悪ないんですよ
で、勉強はまっっったく関係ないです」と。
どうやら車が停止線を守らずに直進してきてぶつかったらしい。
「あっ、そう…。で、相手の人は?」
「逃げた」と息子。
おいおいおいおいっ、ひき逃げってヤツかいな…。
ま、手を擦りむくぐらいの怪我で済んだから言えるのだが、
痛い目に合わんとわからんタイプやし、ええ教訓となったわ…
なんて、犯人のことなんかどうでもよくなっていた。
2・3日後、警察から連絡があり、「捕まりました」と。
えっ、うそやん、スゲーな、警察…である。
長男と一緒に警察で犯人かどうかの確認をし、話し合いに。
「なんで、逃げんねん!」「む、無免許で…」
「終わっとんな!なんで無いねん?」「いや、あの、その…」
何とも言えん真っ青の顔した若いにいちゃんの目からは
これっぽっちの光も見えず、ほんまもんの死んだ魚の目が印象的だった。
「怪我がなかったからよかったけど、もう乗んなよ、車」
「ほんまにすんませんでした。ほんまにすんませんでした」
「いや、もう、ええよ。ただ、何もないけど、連絡先だけ聞いとくわ」
携帯を取り出し、番号を交換して家路についた。
妻と長男と「まあ、でも、ほんま、怪我せんでよかったな…」
なんて、事故のことや警察のことなどいろいろ話していたら
私の携帯が「ピンコンッ」って鳴る。
LINEの通知音だ。
見ると、「犯人と友達になりました」と…。
いや、友達ちゃうわ!である。
皆さん、交通マナーは守りましょう。
で、LINEで勝手に友達ならんようには、どないすんねん!である。
2020/02/06
先日、地域のこども食堂「ここなら」さんの一周年イベント
おもちつき大会のお手伝いをさせていただいた。
子供たちが「えっ、こんなに来んの?」ってぐらいやってくる。
はじめてお餅をペッタンペッタンする子や
「お餅ってお米からできるん?」
なんて、真剣に見入ってる子など
まあ、とにかく子供たちの笑顔ってのはいいもんである。
で、驚かされたのがボランティアの方々のモチベーション。
地域のこどもたちの為なら…っつう想いから
突き動かさているのだろうか
皆が皆、フルスロットルで働いている。
見返りなんて微塵も期待なんかしない無償の愛…
対価は子供たちの笑顔なのだ。
今、非営利団体の方が営利団体より元気だったりする。
それは、なぜか?
営利団体の働く根幹が「指示」っつう場合が多いのだ。
つまり、やらされてるってヤツね。
「ここなら」さんに限らず、全国のこども食堂で
活動されている方々は、まさか指示なんかでは動いてはいない。
我々のスーパーの仕事もそうでなくてはならないし、
私は私でそういった環境づくりができているだろうか…と考えさせられる。
また、夜は、地域の太鼓会の新年会へ参加。
住み良い街づくりへしっかりと貢献しているものと感じる。
ただ、高齢化が否めなく
「おいっ、もう、ワシら、足腰アカンねんから、若いのがせえよ」
なんて、おじい連中から激が飛び、世代交代が迫っている。
苦笑いでやり過ごすのも、もう2.3年といったところか…。
ま、足腰はアレだけど、口だけは全く衰えず、むしろ饒舌。
しかも、「うどん」を「うろん」としか言えない地の言葉がえげつない。
「おいっ、ワレ、あのな、寄付とかもろたら、ちゃーんと返せよ!こらっ
忘れたとかぬかしてけつかんだら、どバチあたるどぉ、おう、息子」と。
いや、どバチって…。
普通のバチとちゃうで!どバチやで~とおかあさん連中。
いや~、まあ、その~、ダウンタウン丸出しで言葉はアレやけど、
子供の為に…地域の為に…と自発的に頑張っている方々が
ホントにたくさんいらっしゃって、
ええとこ住ましてもろてるわ~と実感する素敵な一日であった。
感謝の気持ちを忘れず、できる限り協力させていただきます!
2020/01/29
いやー、ちょっとね、魚屋さんに欠員が出たため、応援してたんだけど、
久しぶり過ぎて 魚はもちろん、自分の手も普通にどんどん切っちゃってて
朝なんかもスゲー早いし、いろいろバタバタでブログの更新が…っす。
2006年1月からブログをスタートしてはや14年、
なんと900話目にも到達する。
昨年の年末にも綴ったが、当初から想いを形にしなきゃ…って始めたわけだ。
本来なら歌にのせて格好よく想いを形にしたいところだが、
いかんせん自他共に認める「音痴」のためブログってのに甘んじてるわけ。
で、あれあれ、米津玄師っつうの、かっけーのね、才能が溢れてて…
うちの子供たちもよく聴いてて歌詞まで覚えてたりする。
長男が15歳…、私が15歳の時の米津玄師っつうと
うーん、「尾崎豊」なんかが該当するのかな?
ってことで、子供たちに尾崎豊を聴かせてみた。
「覚えたてのタバコをふかし~」
「盗んだバイクで走り出す~」
「夜の校舎~窓ガラス~壊して回った~」
いや、アカンアカンアカン…である。
むちゃくちゃやないかい!
もうね、想いが、メッセージが、ハンパやない。
これだけやって「自由っていったいなんだ~」つってたからね…。
ま、その頃は、先生が絶対ですぐどつかれたりする時代だから。
今や、少しでも厳しくすると、やれ何ハラや!と先生も大変である。
ま、厳しくされない分、子供たちは自分で自分を鍛えなきゃいけないから、
うーん…、今の時代の子どもたちも「自由っていったいなんだ~」かも。
まあね、正しいものは何なのか、それがこの胸に解るまで
僕は街にのまれて 少し心許しながら
この冷たい街の風に綴り続けようかなと思う。
いや、でも、ホント俺はうまく綴れているか。
俺は決して間違っていないか。
俺は真実へと歩いているかい…なんて自問自答する。
シェリー 俺は綴る 愛すべきものすべてに。
あーアカンアカン、想いが溢れて「シェリー」いうてもうた…。
こんな訳の分からんことを綴ってると
なんか自由になれた気がした45の夜である。
これからも綴っていきますので
遅くなりましたが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2020/01/21
ピスタチオコーヒーってのに出会って、
「なんじゃこれ?」と店員さんに聞いてみる。
「へえぇぇ…ピスタチオコーヒーってどんなコーヒーなん?」
「ピスタチオのコーヒーです」
「お、お、おぉん、なるほど…。甘い?」
「甘いです」
「美味しいんかな?」
「美味しいです」
いや、まあ、そうなんやろうけど、もっとこうさぁ、来いよ!である。
そんな話をお師匠と話してたら、ちょっとテイストが違うんだけど、
トランプさんのようにゼロか1かっつう1ビットの表現が今結構人気だと…。
好きか嫌いか、良いか悪いか、うーん、ま、わかりやすいからね…。
だけど、やっぱ日本人なんだからってわけじゃないけど、
いや、ひらがなと漢字とカタカナをごちゃ混ぜにしても
全然イケるスピーシーズなわけやん…我々ってやぁ…
もっと、わかりやすいよりも…なんつうの…って話から
「行為の意味」っていう宮沢章二さんの詩を思い出すようにとお師匠が。
相手の心は見えないけど、心遣いは見える
思いは見えないけど、思いやりは見える
で、最後に、それは人が人として生きることだ なんて締めくくる詩。
重いし、深いし、くーーーー、痺れるやないかい!なのだ。
お店もそうありたい。
ただただ商品とお金を交換する空間に非ず!
お客様と私の関係だって
買い手と売り手っつうペラッペラなもんではない。
思いを形に…そう、毎日でも気軽に来店できる
スーパーマーケットの可能性たるや…まだまだできることがある。
協力してくれてお世話になったお取引様
そして、一生懸命頑張ってくれたスタッフ
今年一年本当にありがとうございました。
来年はもっともっと思いやりのある心遣いのできるお店を目指すので
どうぞどうぞよろしくお願いしますね。
最後に 愛すべきおかあさん方々、たくさんのご愛顧を賜り
本当にありがとうございました。
来年もさらにお客様との距離をグググっと縮めてまいりますので
どうぞよろしくお願い申し上げます。
皆さまにとって来年もまた良き年でありますように
心より祈念申し上げます。
来年はしっかりブログを更新して、想いを形に…、はい。
それでは、良いお年を…。
2019/12/29
「今年はサンタの恰好せぇへんのか?」
お客様からの問合せである。
いやね、ちょっと諸事情でゴリゴリに現場での仕事を…
そう、魚屋さんとしてバタバタと忙しくしてまして
ま、サンタの恰好で魚を調理しようかとも考えたが、
あの恰好で魚の返り血なんかが付着してたもんなら
完全にサイコパスの人になっちゃうので断念しました。すいません…
ただ、やっぱね、現場にでなきゃいけない!って強く感じる。
愛すべきおかあさんがあいかわらずでほっとするのだ。
「あっ、にいちゃん!今日はここかいな。ちょっと教えてぇな」
お酒売り場まで連れていかれ、いろいろと質問を受ける。
「あんたはどの日本酒が好きや?私、呑まへんからわからんねん」
「せやな…、これやな」
「ほな、それにするわ。焼酎は?」
「うーん…、これかな」
「ほな、それにするわ。コーラやったらどれ?」
「えっ、コーラはコーラやで。選びようあれへん。これやん」
「ほうか。ほんなら、カルピスやったらどれ?」
「わはは…。もう、カルピスいうてるやん!カルピスはカルピスしかないで」
「わからへんねん!あんたがいうたら間違いないから、聞いてんやんか!」
いや、怒りな、怒りな!である。
しかし、こんだけ信用されたら、どないでも騙せるやん!
ちょっと、おかあさん、オレオレ詐欺とかあるから気ぃつけてや!である。
また、別のおかあさんに捕まり、年末の予約を聞くことに。
「おっしゃあ!ほんなら、電話番号も教えといてや。なんかあったらアカンし」
「携帯の番号でもかまへんか?」
「なんでもええよ」
鞄から携帯を取り出し、ちょこちょこ触りながら口を開く。
「言うでぇ。072の…」
どないやねん!携帯ちゃうやないかい!
いやー、やっぱり現場である。
この愛すべきがたまらない。
うちのお店の自慢は、なんやいうてもお客様がええ!お客様が自慢である。
しっかり抜群の商品をご用意させていただきます。
おかあさん、ありがとうございました。
で、サンタの恰好はごめんなさい。
来年は必ず。
遅ればせながら、メリークリスマス!
2019/12/25
先日、NHKのニュースでちょこっと出させていただきた。
わはは…目よ、目!ビーム出えへん、出えへん!である。
で、このカチカチ君がいつ映るんや?
と、やいやいうるさかったのが愛すべきおかあさん達。
当日も、「あっ、今日、あんたTVに出るんやな。お風呂やめとこ」と。
いや、なんでやねん!お風呂ぐらい入って。
ルーティンか知らんけど、その前後でかまへんやんか…なのだ。
お風呂やめてまで見てくれてたのに、出てきたのが数秒って…申し訳ない。
しかし、この孫を見守るかのような愛…あざーっす!である。
意地だね、意地。意地でも観たる!ってこの心意気。
うーん…最近、意地でもやったんねん!的なね、
なんでもいいから熱くなることが少なくなってるような…である。
そんなこと考えながら、朝、仕事へ行く用意をしていたら
三男坊が妻と、もみ合いになっている。
「お願いやから、セーター着てって!外、寒いねんで」
「いらん、いらん」
鼻をしゅんしゅんいわしてるのに、半ズボンに長袖ポロシャツ一枚の彼。
さすがに私も心配になる。
「おまえ、寒ないんか?セーター着ろや」
「寒ない、寒ない。セーターは一年が着るもんや」
「なんやねん、それ!みんな、着てるわ。着たらええやんけ」
「まだ秋や!」
「冬や!12月やぞ」
なにかわからない意地なのであろう、そのまま出て行った…。
この意地は、昔、小学校の頃、剣道の稽古する時に
「おまえら、袴の下にパンツ穿いてんちゃうやろな!脱げ!」って、
今だったら完璧にアウトのしごきまくる赤鬼からの指令がでて、
歯向かえば石畳の上でずっと正座という拷問が待ち受けているのに
泣きながらも頑として脱がなかった森君を彷彿させる。
このように つっぱることが男のたったひとつの勲章だっていうのに…
アカン…全然、つっぱってへんわー。
おかあさん、意地でも喜んでもらえるように、もっときばっていきます!
2019/12/05
数か月前から中学校の同窓会があることを聞いていた。
お店に買物へ来る同級生とかから聞いてて「誰が来るん?」と尋ねると
なんか会った人会った人に案内するって感じの同窓会だという。
えっ、仲良いグループでもなく、何組とかでもなく、適当なん…?
大丈夫?…9クラスもあってんで…知らん人ばっかりかもしれんやん…
そんな心配なんか関係なく、どないするかまあまあ聞いてくるし、なにより
邪魔くさいのに幹事で動いてくれている人に敬意を払って参加することに。
30年ぶりに会う人だっているんだから、失礼がないようにと
うちのスタッフを目の前に立たせ、
「おー、久しぶり!…どや、自然か?」「いや…わざとらしいっす」
何度も何度も練習を繰り返し、仕事終わりに遅参で会場へ向かった。
パッと見渡し、知ってる人のとこへ座ろうと思うも…
えっ、ちょっと待って、ちょっと待って…
誰や?である。
店員さんに「えっ、ここ?」って聞くも「はい、ここです」と笑顔。
いや、おもろない、おもろない、全然笑えん…。
名前がでてけえへんレベルではなく、ほんまに誰や?レベル。
「おー、久しぶり!」の練習もこれだけわからんかったら無理や…。
で、もちろん私だけでなく、相手の「誰や?」感もハンパなく伝わってくる…。
途中ぐらいで「いわしー、久しぶり!!」なんて声に
「い・わ・し…?あっ、せや、俺、いわしって呼ばれてたわ」なんて
どうにか思い出せる人がちょこちょこ出てきて、あーよかった…である。
「3年の時、何組やった?」「何組?えーっと…、担任が松野?松尾?先生かな」
「ほな、9組やんけ」「あー、せ、せやせや、9組や」「2年は」「・・・」
ヤバい…全然、覚えてへん。
あれっ?脳みそ、おかしなってんかな?ほんまに覚えてへん…。
楽しかったのは楽しかったが、なんかショックの方が大きかった同窓会だった。
っていうか、今では出会いやご縁は大事にせなアカンとか思うようになってるけど、
中学校の時は何にも考えてへんかってんな…と後悔っつうか、変な感じである。
日本には1億2600万人ってこれだけたくさんの人がおるのに
人生で出会う人の数ってのは極々わずかである。
出会った人に対して「誰や?」は無いわ…。
気を引き締めていこう!!!
あっ、そうそう、明日29日、NHKで晩6:10〜7:00に関西のがあって
「梅ビーフ」が取り上げられるらしいんだけど、どっかで出てくる予定。
もし、出てきたらほとんどの人が「誰や?」ってなるんでしょうが、
あっ、すんません、それ、私です。
2019/11/28
人は自分とは違うってことは、女と男の時点でビックリするぐらい違うし、
育ってきた環境で考え方とかも「いや…、そら、違うやろ!」なんだけどね、
なぜか自分の価値観に少しでも外れると「えっ、なんで?」「ありえへん…」
なんて、あたかも自分の考えが正論で相手が間違ってるみたいな感覚になったり
いや、自分やないねんから!なのに…。
で、これは、年齢なんかでも違うくって、親子の関係でもそれは成立する。
いやね、うちの三男坊は極端にひとりぼっちを嫌うんだけど、
妻の旧姓が「岩橋」でないのを知り、
岩橋家でひとりぼっちや…かわいそうや…と憂うのだ。
どんな感覚やねん!である。
「俺、結婚するんやったら、岩橋って人とせなアカンわ」とまで言う始末。
いや、なんでやねん!おまえ、35億おんねんぞ、35億。
そこへ「岩橋」ってワードを入れて検索してもうたらやな
一気に絞られて2・3件とかしかあがってけえへんぞ…ええんか?である。
そこへ次男が会話に入ってきた。
「俺は結婚せえへんで」と。
「えっ、せえへんの?なんでなん?」
「ええやん、別に」
「いや、かまへんよ。別に結婚だけがすべてやないからな。
せやかて、なんでせえへんのかなと思って…、なんでなん?」
「するいうてて、でけへんかったら嫌やん」
えっ、なになに、アカン設定にしといた方が後々ええやんってこと…。
えーっと、まあ、その、小学校6年生って後先考えずに
夢とかめっちゃ大きく持つもんやなかったっけ…
あっ、そうやそうや、親子でも人と自分とは違うんやっ…た…って、あれっ
ちゃうわ、このアカン設定に関しては俺といっしょやわ。
私の場合、学生の頃、コンパとかよく開催されてたんだけど、
まずは、めっちゃ嫌なヤツというアカン設定で入っといて
終わりは優しかったり気が利いたりええヤツになったら
「あの人、めっちゃええ人やなぁ」の印象◎作戦に似ている。
次男よ、おまえのは、ふり幅小さくまとめる派
俺のはふり幅大きくして勝負に出る派
あれやな、同じアカン設定でもちょっと違うな…。
うーん…なるほど、やっぱり人と自分とは違うのだ。
みんな違ってみんないい!である。
親子とて気をつけたい。
2019/11/19
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