関西弁講座「もみない」。

まもなく、お盆である。

今の自分があるのはご先祖様のおかげである!

と、手を合わせて感謝する素晴らしい文化である。

お店も「お供えセット」などが売場に並び、お盆仕様になりつつある。

そして、普段見かけないちびっ子達がお菓子コーナーをにぎわす。

「うちの孫やねん」

「男の子やから、やんちゃくれで困るわ?」

と、最高の笑顔を見せる講師達。

帰省してくるお孫さんのために、料理に腕をふるうのであろう。

ご馳走を用意してお孫さんの良い夏の思い出にと

頭の中がお孫さんのことでいっぱいである。

だから、失敗は許されない。

「にいちゃん。これ、おいしいんか?」

いつも以上にプレッシャーがかかる。

もみないんちゃうやろな?」

解説する必要があるかもしれないが、「味がいまひとつ」「おいしくない」

のような意味合いだ。

久しぶりに耳にした。

「美味しいですよ。お孫さんも大喜びですよ」

もみないものは、ひとつもないつもりで厳選いたしております。

お孫さんたち。

帰省するからには、墓参りなど日本の文化を学び、

使われなくなってきた「関西弁」もしっかり学ぶように。

2006-08-09

猛暑。

どでかい入道雲に、笑いがこみ上げてくるほどの空の青色。

「休憩しなはれ」と太陽に言いたくなる。

暑い。

これほど暑いと、涼しい部屋で高校野球でも見ていたいが、

8月生まれ・夏男である息子は、暑さ大歓迎の様子。

仕方なくやけくそで出かけたものの、

まだ何もしていないというのに早速の汗まみれ。

そして、遊ぶだけ遊んで帰りの車中は、コテンッと一発でZzz…。

なんやそれ王国の王子様である。

家に帰ってクールダウンをしなければと、

いよいよ夏の秘密兵器を投入することに。

「アイスカッター2006 ?息子さんにもどうぞ?」である。

今年は、オプションに無添加のシロップが登場した。

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技術がとてつもなく進化している世の中だが、あえての手動。

粋である。

夏になれば、大車輪の活躍を見せるカキ氷機。

もちろん、堺名物「くるみ餅」味は忘れてはならない。

堺の人間なら、1回は食べないといけない「くるみ餅カキ氷」。

息子よ、むちゃうまいぞ。

2006-08-06

虫歯。

息子との食事を楽しんでいるときに最悪の事件が起こった。

私の銀歯がポロッと…。

早速、近所の名医「竹内歯科」へ行くことに。

「あ?虫歯やな?」とただ単に銀歯がとれたのではないことを知る。

情けない。

いまだにハミガキが嫌いで嫌いで仕方が無い息子が、

泣きじゃくりながらも毎日頑張っているのを知っているだけに

父親の私が「虫歯になりました」などと口が裂けても言えない。

心から情けない。

私の歯を虫歯にした虫歯菌だが、

残念ながら息子にもすでに存在するらしい。

全然、虫歯菌がいない人もいると聞く。

歯を磨かなくても虫歯にならないらしく、うらやましい限りだ。

負け惜しみではないが、虫歯菌があったらあったで

背水の陣でハミガキをしなければならなく、それを怠ると

虫歯になるという「原因」と「結果」の法則が勉強できる。

そして、歯医者のいや?な感じを体験できる。

友達同士で「あの音とかにおいとか、いややの?」と会話が弾む。

いろいろいい面もあるようなことを書いているが、

ご承知のように全然いいことは無い。

しっかりハミガキをしましょう。

息子よ、おまえもな。

2006-08-01

感性。

たくさんのお客様より大好評のお声をいただいた。

「にいちゃん。あの”川上のうなぎ”っちゅうのん、うまかったで?!」と。

そう言っていただけると、日之出屋冥利につきますし

川上の社長もさそかし喜んでいるに違いない。

そして、朝早くから木津市場までビデオレターを撮影に行った甲斐があるというものだ。

ただ、ビデオ撮影は難しい…。

関西人らしくオチまで用意するべきだったとしきりに反省している。

次のビデオレターはもっといい作品を作ろう、と考えながら帰宅すると

息子がまだ起きている。

「なにをしてるんや?」と覗き込むと

「お?!」である。

無造作に置いたつもりであろう粘土が意味を持っている。

「バーバパパとその家族」である、たぶん。

研ぎ澄まされた感性がこの作品を作り上げたのであろう。

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万博公園に行って「太陽の塔」を見せた甲斐があり、

そして岡本太郎さんの感性をいただけたのだと思う。

「うなぎ」の話から「親バカ」の話になってしまい、申し訳ございません。

長雨のあほんだれが終わったと思ったら、

今度は、晴れを通り越してのど晴れ続きである。

夏バテ防止に「川上のうなぎ」はいかがでしょうか?

2006-07-27

夜店大会。

連日、長雨のあほんだれである。

そんな雨の中、毎日のように買物に来られるお客様がたくさんいらっしゃる。

店の入り口付近で、あるお客様に

「こんな雨の中、申し訳ないですわ。ありがとうございます」

とお声をかけさせていただいたら

「謝らんでええ。この雨は、あんたのせいやない」と…。

日之出屋に来店されるお客様は、やはり違う。

「かっこいい」で連想されるのは、トム・クルーズかそのお客様のどちらかだ。

そんな素敵ないいお客様ばかりのおかげであろう。

1週間ず?と降りっぱなしの雨が、土曜日の夜店大会の日だけ奇跡の晴れマーク。

この晴れは、日頃のお客様のご愛顧が引っ張り込んだに違いない。

感謝、感謝である。

その奇跡の夜店大会も大盛況に終わった。

息子もなんやかんやと楽しんだであろう。

明後日には、私が激写した夜店風景の子供達の写真が出来上がる。

毎年、ちゃんと写っているか心配で仕方が無い。

もしも、もしも、ピンボケの場合はお許しください。

プレゼントいたしますので、またご来店くださいませ。

しかし、ビンゴ大会でのお母さん方の熱意には天晴れである。

子供ほったらかしでしたよ。

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とにかく、来年も心よりお待ちしてます。

2006-07-24

食育3。

先日、「ゴーヤ」の試食を行った。

沖縄名物でもあり、夏の代表的な健康野菜である。

別名「にが瓜」を言われているように、どうやって食べても「苦い」。

慣れるとその苦味がたまらないのだが…。

来店したちびっ子に「食べれるか?」とチャレンジを促した。

予想通りの「にがっ!」の顔をしているのだが、感想が予想通りではない。

「からいな?」と。

「辛いとちゃうやろ。苦いやろ」と言っても、「ちゃうわ。からいや」と断固として譲らない。

素直にチャレンジするええ子なので、いずれわかるであろう。

「味をどうのように表現したらいいのかわからない子供が多い。

幼児期に食べられないにしてもどんな味なのか、慣れておく必要がありますよ」

と、私の食育の師匠がおっしゃっていたのを思い出した。

「苦い」がわからなかったら、「渋い」などもなんのこっちゃ解らないであろう。

それ以前に、渋い食べ物が今のこの世の中には無いのでは?と思う。

 ※渋柿をめちゃめちゃうまい柿やで、と子供の頃だまされた記憶がある。

恵まれすぎている環境にある以上、食の問題が多くなるのは当然の結果なのだ。

「自分の子供さえ良ければ…」ではなく、家庭の経験や疑問などを共有することによって

より多くの情報が集められ、良い気づきやきっかけが生まれるのでは、と思う。

そこで、アンケートを実施することに。→http://e-hinodeya.com/shokuiku.html

早速、送信していただいた方(涙がちょちょぎれました)がいらっしゃいましたので

慌ててブログに書かせていただきました。

かるがも会員である皆さんで食の問題を解決していきたいものです。

さて、22日は毎年恒例の夜店大会を行います。

毎年、元気に成長しているかるがもメンバーの写真を撮りまくるのが楽しみである。

お子さんの写っている写真はもちろんプレゼント!

お友達を誘ってご来店ください。

自分の息子の写真ばかり撮らないように気をつけないと…。

2006-07-19

はらぺこあおむし。

伊丹まで人形劇を見に出かけた。

絵本「はらぺこあおむし」(エリック・カール原作)を含む3本立ての人形劇である。

わざわざ遠路はるばるカナダから人形劇団が来日し、

声は「岸田 今日子さん」を迎えての徹底さに大人3000円も納得せざるを得ない。

損得勘定に忙しい私をよそに妻はえらいはしゃぎよう。

「めちゃめちゃでかいあおむしが来んねんで」と。

どれだけでかいあおむしが出てくるのかと思いきや、そうでかくない。

逆に小さいぐらいだ。

そんなもんか?と思っていたが、意外になかなか面白かった。

真っ暗の中でする人形劇だったので息子が泣いたり、うるさくするのではと心配していたが、

彼も夢中になって劇を楽しんでおり、いい休日になった。

劇が終り、通訳さんを通じて

「なにか質問はございませんか?」と時間が設けられた。

誰も手を挙げないのでは…と思ったが、何人ものちびっ子が手を挙げている。

「あおむしの名前はなんですか?」など微笑ましい質問が飛び交う。

その中でも、とびっきりの質問をした女の子がいた。

「なぜ、あおむしはそんな贅沢な食べ方をするのですか?」

りんごなどちょっと食べて蹴りだすシーンなどからなのだが、すばらしい質問である。

劇団の方も度肝をぬかれていた。

彼女はいずれ日本の食文化に欠かせない人物になるであろうとえらく感動した。

「もったいない」という世界に誇れる日本語の根源を彼女が言いきった。

「えらい子やな?」と横を見ると、息子が必死のぱっちでベビーボーロを食べている。

食べてる場合やないぞ。

2006-07-17

夏は鰻。

暑い。

堺が日本で一番暑いのでは?と思ってしまうほど、暑い。

ご来店されるお客様も、”夏のあいさつランキング大阪編”毎年上位にランクインする

「あっついな?」「たまらんな?」「むちゃくちゃやな?」

のいずれかをおっしゃられる。

それも「どないかならんか?」というニュアンスたっぷりのちょっとお怒りモードで…。

お暑い中ご来店されるお客様には感謝の気持ちでいっぱいである。

そんなお客様へ少しでも夏バテ解消にと、ビデオレターをお届けしたい。

それがこちら。→(http://www.e-hinodeya.com/store_img/unagi.WMV

「川上のうなぎができるまで」を木津卸売市場まで行き、撮影してきた。

頑固に昔ながらの大阪風地焼きにこだわる店主の川上さん。

「なにわ男の心意気」である。

朝の早くから炭火でじっくりと丹精込めて焼いておられた。

汗をかきながら、タレかけて焼いて、タレかけて焼いて…を繰り返す後姿は

どこか「料理の鉄人」を彷彿させる。

撮影終了後、焼きたての「うな丼」をすぐに食べれるので食べたかったのだが、

店の開店に間に合わないと、泣きながら帰ることに…。

木津市場へ行かれることがあれば、是非ともお試しいただきたいと思う。

さて、7月23日は土用の丑の日である。

鰻を食べなあかんわけではないが、できれば食べるべき日である。

日本の食文化の伝統を守るためにも、今年は川上の鰻をどうぞ。

あっ、店主川上さんの顔を撮影するのん忘れてました。

大将、えらいすんまへん。

2006-07-14

おれおれ詐欺。

本日の私の「愛すべきおかあさん」を紹介いたします。

今回は、私の祖母である。

小さい頃、両親が仕事で忙しかったのでよく面倒をみてくれていた。

俗に言う「おばあちゃん子」である。

ただ、息子の誕生と共にその間柄に亀裂が…。

私が一人で祖母の家に行ったところで

「なんや。あんた一人か?」とあからさまな残念ぶり。

ひ孫命!になってしまっている。

それはそれで構わないので、元気に長生きしていただきたい。

そんな祖母から日之出屋の閉店後に電話が鳴った。

番号が通知されるので、祖母からの電話とすぐにわかる。

「もしもし。なに?」と私。

「誰や?」

「おれや。おれ」

「おれって誰や!」

「おれっておれや。栄太郎や」

「なんや?。テレビとかで言うてるだますヤツかと思たやろ」

「それやったら、おれから電話せなあかんねん!」

息子がよく祖母の家に遊びに行ってるのだが、

着々とおもしろい人間へ成長している気がする。

息子よ、いろんなこと教えてもうとけよ。

 ※○○詐欺には注意しましょう。

2006-07-12

つばめ物語最終話「別れ」。

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全然姿を見せなかった子つばめが、最後の別れにとあいさつに現れた。

高速講習みたいなものをパパつばめと出かけていたのであろう。

ママつばめと言えば、おそらくつばめだけに「若いつばめ」のハントに忙しいのか

2羽の姿しか見えない。

「いろいろお世話になりました。おかげで立派に育つことができました。

ほら、おまえもあいさつせんか!」

「おっちゃん、ありがとう」

と、2羽のつばめがピピピと別れを惜しんで鳴いている。

なかなか律儀で礼節を重んじるつばめ達だ。

少し気になるのは、子つばめが若干肥え過ぎの感がある。

人間の世界も子供の肥満が問題になりつつあることをパパつばめに伝え、

幼児期の食の大切さをお互いに再確認し、

いろいろな取り組みをしていこうと約束する。

また来年の春が楽しみだ。

素敵な伴侶を見つけて、帰ってきてほしいものである。

ほな、気をつけてな。

2006-07-09

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