イライラ。

ウィズコロナの感覚からなのか、何かしらの会合が一気に増えた。

そこへ人手不足が手伝って仕事も忙しく、毎日のように

何かしらの用事があり、バタバタ続きでイライラが止まらない…。

暑さがググッと増して、冷凍ケースの調子がすこぶる悪い…

何かと提出物が多く、連日連夜パソコンにらめっこで寝不足気味…

あれはどうなった?これはどうするの?

電話に出れば誰かしらの質問攻め…

ちょちょちょ…ちょっと待ってや…である。

思い通りにいかなくて、畳みかけてくるのが

世の常だとはいえ、捌き切られへんやないかい!なのだ。

そんなイライラがマックスのなか、一昨日は2日間の講習の初日。

朝早くからあっちゃこっちゃと現場に入り、

「アカン、間に合わへん…行くわ!」と消えるように現場から離れ、

猛ダッシュで電車に飛び乗った瞬間、携帯を忘れたことに気づく。

「え、えらいこっちゃ…」なんだけど、

戻ってる時間なんてあるわけもなく、会場へスライディング。

先日、サウナで整えたもんだから、体質が汗っかきになってて

拭いても拭いても汗が止まらずに…嗚呼もうぅぅぅ…である。

そこへ講師がツカツカツカとやってきた。

割と大きめの会場になかなか数の受講者。

何年ぶりに味わうピンと張りつめた空気に懐かしさを覚える。

私ぐらいであろう汗とイライラを異常な量で持ち合わせている一方で

持ってない人を探すのが困難な携帯電話を持っていないのは…。

「おいおいおいっ、こんな状態で頭に入るんかいな…」

一抹の不安を抱えているところへ、司会のマイクテストがはじまった。

「えー、あー、どうでしゅか。後ろの方、聞こえましゅか?」と。

ワレ、こらっ、笑てまうやないかい!である。

私だけではないはずだ。

聞こえる聞こえへんの前にや、滑舌どないなっとんねん!

会場全員が思ったであろう。

「大丈夫しょうでしゅね。しょれでは始めましゅ」

いや、はじめましゅやあらへん…

もうええ、もうええ!何個言うねん!である。

もうね、腹ちぎれるんちゃうか?ってぐらいおもしろくって

まあまあの時間、半ニヤケで講義を受けてたのは言うまでもない。

で、ビックリしたのが、ちょっとしたことなのに

あんなに抱えてたイライラが全部どっかに行ってしまったのである。

いやね、心の底から思った。

自分の気持ちひとつでどないでもなるんやな…と。

ほんま、イライラしたらアカンわ。

イライラせんとこ!思ったら、イライラせぇへんねんから。

ここ数日、周りの人にも迷惑をかけたんちゃうかな…である。

そう、ブログの更新もほんまはできたんちゃうかな…と。

猛省しています。

そして、司会の方、ありがとうございました!

心機一転、頑張ります。

2022/06/22

独立自尊。

先日、焼肉屋さんへ行く機会があった。

美味しくいただいている最中、隣のテーブルから聞こえてくる

声に反応してしまい、「またや…」と少し気分を悪くしてしまう。

「あー美味しっ。やっぱりスーパーの肉とは違うな」っつう声。

おいおいおいっ…ちょっと待ったらんかい!と。

なんや?スーパーの肉を下に見とんかいな!

どこがやねん!なんやったら、うちの肉のがええぐらいや!

もうね、うちの肉を持ってきて目つぶって食べ比べさせたろか…である。

うーん、悪気はないのはわかるが、どうも釈然としない。

前にも綴ったが、だいたいお正月の定番テレビ番組「格付けチェック」でも

100万円のワインVSスーパーで売っている〇〇円のワイン

という風に説明されたりするんだけど…

いる?スーパーで売っているって部分?〇〇円のワインでええやん!だ。

で、もっといえば、100万円のワインよりスーパーで売っているワインが

美味しいと思っても別にかまへんやん!って話なのだ。

そう、高級焼肉屋さんの肉より日之出屋の肉の方が美味しい!

と、そう感じたらそれでいいのに、そんなことを言おうもんなら

「えー、なんで?こっちの方が高級やねんで」みたいな感じになるのだろう。

これは、日本の教育課程がそうさせたと考える。

小学校の頃、図工は一番好きな科目だったのに

中学校になると、美術が一番嫌いな科目になるみたいに。

なぜ、嫌いになるのか?それは、自分の自由な感覚で受けていた授業が

「この絵は誰が描いたものか?」と正解不正解の授業に変わるからだ。

美術の点数をつけるためには必要かもしれないが、

感性なんて育つわけもなく、凄い人が描いた絵を良いと思う感覚が育ち

結局、大人になっても正解不正解みたいな感覚で物事を考えるのだろう。

もっとさあ、自分の感覚を大事にしようぜ!である。

私は「独立自尊」という言葉が好きだ。

人に頼らずに自分の力だけで事を行い、自己の人格・尊厳を保つってね

福沢諭吉さんがおっしゃってて、ほんまにそうやで!と思う。

なのにだ、うちのアルバイトといったら…。

いやね、うちの大学生がキャップを被ってたんだけど、

つばのところにシールがついてたからね

「あれっ、シール付いたままやぞ。剥がさんでええんか?」って聞いたら

「ま、ファッションの一部みたいなもんですかね」と。

「へー、そうなん…。シールついてるのがオシャレなんや」

「ま、本物の証というか、新品の証というか…」と。

またや…なんやねん!恰好ええ思ってつけてるんやったらええわい!

それをや、本物か偽物かのためだけやったら、いらん!剥がせ、そんなもん!

就職活動が始まるんやろ、そん時に、なんや、皆がつけてるから

僕もつけてる、そういう人間なんです!って自分を売り込むんか?

正解不正解の感覚よりも、もっと自分の感覚を…はぁはぁ…アカン…である。

ま、48歳のおっさんにはわからん世界なので好きにしたらいいのだが、

もっとこう、アート思考っつうか、創造力っつうか、伸ばしてほしいなぁ…

とはいえ、ニューエラっていうねんな。

オシャレには疎いからな、僕。

勉強になりました。

2022/05/24

ヤッホー!

先日、妻が誕生日を迎えた。

えーっと、彼女は…四十…いや、アカン…

年齢のことに触れたり

「おまえもおばはんになったな」とかの発言にも敏感だし

女性に対するマナー違反にあたるのであろう

世の中はもちろん、妻もまあまあ怒ってくる、当たり前か…。

で、こんなしょうもないことで怒ってくる割には

一般的に夫婦間でよく大問題になる

男女系のヤツで妻と揉めたことがない…、たぶん。

夜中に帰ろうが、朝方に帰ろうが、っぽい飲み方して帰ろうが、

「どこ行ってたん?」とか「なんで?」とか何にも聞かれたことがない。

いや、めっちゃ昔…そう、子供が生まれる前の2人で生活しているときに

たった一度だけ怒られたというか、注意を受けたことがある。

夜の11時頃だろうか、仕事を終え、家に帰り、

テーブルの上に携帯電話を置いて遅めの食事をとっていた。

すると、マナーモードにしていた私の携帯が「ブブブ…」と動く。

んっ?この時間にメール?ヤバい…もしかして、女性からかも…

一旦、箸を置く。

彼女は台所でなんかカチャカチャやっているけど、

「ブブブ…」と携帯電話が動いたことに気づいていることは間違いない。

なのに、私が「ブブブ…」に気づかぬフリして食事を進めるのは不自然だ。

しかし、携帯を確認して、もしも女性からだった場合、

果たしておまえは普通でいられるのか?とリトル俺が聞いてくる。

さあ、どうする?この葛藤の時間、約3秒。

見ないわけにもいかず、意を決して携帯をパカッと開け、ボタンを押す。

「ヤッホー!」と。

いや、ヤッホーやあるかい。

ちっ、やっぱりな…えらいご機嫌やな…山の上でせえよ!である。

もしかしてのはずが、あまりに予感が的中しすぎて、気が動転する。

妻が「誰から?」とか聞いてくるわけないのに、聞いてくるんちゃうかって

聞かれる前にどないか手を打っとかなって、咄嗟にでてしまった行動が

「あー、カズか…」なんてね、彼女も知っている共通の友人の名前を

聞こえるか聞こえへんかぐらいの声量でさりげにつぶやくという愚行。

「ははは、絶対カズちゃうやろ!」と洗い物したままの背中が言う。

「あらっ、バレてる?ホホホホホホホホステスやで、ホホホステスな」

もうね、3年分ぐらいのホを一気に言ったことは今でも忘れはしない。

で、まあ、「あんた、下手くそ過ぎんねん!カズって…」

と一言だけ甘噛みされて「ヤッホー事件」はお蔵入りに。

なかなかの修羅の道を覚悟はしていたが、

その後1mmも詰められることなく、男前すぎる幕切れだった。

うーん…寛容な心のおかげで今の私があります!あざーっす。

そんな心の持ち主なので精神は問題ないだろうが、身体の方はね…ええ。

「あんた、社長やねんから人間ドック行かなアカンって」

最近、ちょいちょい気遣ってくれるが、あなたもだ。

お互いそれなりの年齢なわけだから、気をつけないと…である。

とにかく、妻よ、誕生日おめでとう。

2022/05/02

バランス。

中学校の時に通信簿へ

「男らしくないところが見受けられる…」

的なことを書かれて、どえらいショックを受けた。

それ以来というもの、女性がするようなことは絶対しない!

なんて、「料理をしない」とか「ピアノはしない」とか

ま、子供じみた考えなんだけど、相当トラウマになってるのか

いまだにまだその感覚が普通に残ってたりする。

これだけジェンダーがどうのこうの言ってるのに…。

うーん…さすがにもうええやん!である。

ってことで、積極的に家事に参加しなきゃ!第一弾

ハンバーグを作ってみた。

こんな商売をしているが、生まれてはじめて作ったのだ。

すると、まあぁぁぁぁぁ…ビックリするぐらいの気づきに出会う。

玉ねぎをみじん切りに!と妻からの指示でやるんだけど、

「い、痛っ。痛い痛い…。えっ、こ、こんなに目が痛いん?」である。

涙がでるとは聞いてたけど、これほどとは…と度肝を抜かれた。

また、ミンチ肉を揉み倒せ!と妻からの指示でやるんだけど、

「えっ、ちょっ…ちょっと、冷た過ぎひん?」である。

右手がどないかなるんちゃうか?ってほどで、

「ぬ、温めたらアカンの?」と音をあげかける私へ

「アホ、ボケ、こらっ、アカンに決まってるやろ…」

と口にはしないものの、そんな冷たい視線で首を振られる。

結果、それはもう、美味しいハンバーグができた喜びより

普段からひとつひとつ丁寧に手作りしているスタッフにも

また、子供たちのために!と手作りされている世のお母さんにも

尊敬の念が沸々と沸き起こり、

こんなに大変なんや…と、なんか感謝の気持ちでいっぱいになった。

やっぱり「男子厨房に入らず」なんていう

どぎつい偏った考え方は良くないことを痛感する。

バランサーを公言している割には

思いっきりバランスの悪い考え方だ。

このコロナ期間、ニュースを目にすれば

極端な思想が蔓延していて、バランスが悪いなぁ…と感じていたのに

私自身がこんなにもバランスが悪いなんて…と猛省している。

そう、とにかく、パワーアップだ!と偏った修行をして

セルにコテンパンにやっつけられるトランクスみたいになっていた。

悟空やベジータは、それじゃあダメだ!バランスが悪い!

なんて気づいていたのは、やはりさすがとしか言いようがない…。

光と影、月と太陽、男と女…

世の中、すべてバランスである。

なのに、今、絶対的にバランスが悪い世の中ではないだろうか。

息子たちよ、ハンバーグ美味しかったやろ。

そやねん…美味しければ美味しいほど裏にはちゃんと理由がある。

今回は私やけど、いつもはおかあさんが涙ちょちょ切れながら

冷たいミンチ肉をコネ倒してるからやねんぞ。

私もそうだが、君たちもだ、良いことも悪いことも

側面だけを見るのではなく、「一方では…」の感覚は忘れないように。

世の中、すべてバランスである。

2022/04/25

自分ルール。

年度初めである。

新しい店舗を出店させていただいたこともあり、

今一度「原点回帰」たるものを掲げて運営していく次第だ。

で、私なんだけど、後継者として三代目にあたる。

ラオウやトキといった喧嘩するような男兄弟がいないので

三代目JSOULBROTHERSにはなることができず、

ただの三代目ということになる。

まあ、その、創業するにあたって先代が描いていた原点を

私はちゃんと思い描いているだろうか…なんて自問自答するわけ。

しかも、想うだけでなく、ちゃんと実践しているのか…という風にだ。

あっ、そうそう、実践といえば、日之出屋へ入社した当初

数々の「自分ルール」を策定したなぁ…と思い出す。

それは、後継者なんだから、あんまイキるなよ!と律するため。

いや、創業者はね、イキろうが何しようが良いと思うんだけど、

後継者ってのは、ほらっ 勘違いして図に乗りやすいっていうか、

「ボンボン」みたいなね、なんかダメなヤツ的なイメージがあったり…

また「あ~、三代目か~…」なんて含みをもたせた言い方をされたり…

なるほど、こりゃあ引き締めていかなアカンわ…ってのが背景にあった。

「40歳まではどこへ出張しても日帰り ※可能な限り」

「40歳までは腕時計とかスーツとか外見でイキらない」

「40歳まではスタッフ全員が昼飯を食べ終わるまで昼飯食わない」

これはほんの一部で、書きだせば綴りきれないほどの「自分ルール」

とにかく若い時はイキるな!と自分に言い聞かせて守ってきた。

しかし、もうええやろ!ってのが何個かあって、そのうちのひとつ

「40歳までゴルフはしない」に関しては、1年ほど前に解禁となった。

いやね、ゴルフにあんまり良いイメージがなく、

誘われても断り続けてきたが、

代表に就任してからというもの 尋常やないほどのお誘いが増えに増えて

もうね「ゴルフぐらいできなアカンで!」「ゴルフは仕事や!」とか

言われ過ぎたからなのか、ま、さすがにお付き合い程度には必要やな…

と、自分ルールを改正したわけである。

で、止まってる球を打てばええんやろ、簡単、簡単!と舐め倒してたら

先日、3回目のコースでえらい目にあった。

それはもう、おじいちゃんクラスの方々にも歯が立たない始末…。

このクラブが竹刀やったら、一瞬でボッコボコにしたんのに…。

いやいや、ゴルフは自分との闘いである。

うーん、しかし、ビックリするぐらい情けない自分に出会った。

そう、3月27日でゴルフへたくそのしょうもない48歳になる。

5周目に突入して、あと12年で「原点回帰」だ。

改めて「自分ルール」の改正を考えなければならない。

60歳まで…か。

とにかく、今まで山ほどいただいてきた恩恵を

返し倒す12年にするのは言うまでもないが、

腹ひっこめなアカンし、ゴルフも少しは上手にならんと…

ふうぅぅぅ、やらなアカンこといっぱいあるわ…である。

ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

2022/04/04

思ひて学ばざれば則ちあやうし。

以前からだけど、ちょこちょこサウナへ行っている。

リフレッシュするために…ってのが当初の目的だったが、

今はコロナウイルスが私の身体に入ってきたとしても

「熱っ!なんや、こいつの身体、めっちゃ熱いやんけ!やめとこ」

って出て行ってくれるんちゃうかな…が、目的になりつつある。

サウナの中ってのは座ってるだけですることがない。

なので、仕方なくではないが、鬼のように妄想にふける。

テーマは日によってさまざま異なるんだけど、

その日は「経営は逆算なんだから自分が60歳の時に…」の巻。

“現在は、食材を提供する仕事で基本忘れられる仕事といえる。

「昨日のお昼、何食べた?」「んっ、何やったかな…」といった具合に。

空気や水のようにあって当たり前というか、

あまりにも日常すぎていちいち覚えてられないのであろう。

それはそれでモノ凄く尊くて誇りある仕事なんだけど、

60歳になったら今度は逆に忘れられない仕事をしてみたい。

忘れられない仕事といえば、うーん、ブライダルか旅行…。

ブライダル…良いときは良いけど、何か手違いがあった場合

ゴリゴリのガチクレームを60歳が受け止められるのか…うーん…

リスクがデカすぎて高齢からはじめるのはちょいキツいなぁ…

ってことは、旅行。そやな、ホテルけ…いや、ペンション経営。

瀬戸内海に浮かぶ小さな島なんかでどうだろう。

大阪から車で3・4時間ぐらい…1時間半運転して

途中サービスエリアでうどんをすすって休憩後1時間半…

近すぎてもアレやし遠すぎてもアレやし、ちょうどええやん。

瀬戸内海が用意する魚と景色は間違いなく、

慌ただしい大阪と違って時間がゆっくり流れているはず。

60歳までは、ずっと日の出を意識してきたので

これからは海辺のロッキングチェアに座り、夕日を眺めながら

ゆらゆーらゆ…”

アカン、アカン、アカン、揺れてる揺れてる!である。

妄想にふけり過ぎて、現実とごちゃ混ぜになっとるがな。

サウナでぶっ倒れるところである。

次の日、「青いシャツ買いに行こや」と妻を買物に誘う。

車中、「ペンションが海辺やから白い短パンに青いシャツで…」など

昨日の妄想がまだ続いていて、買物までの経緯を延々と説明する。

なかなか気に入ったものが見つかり

「妄想が現実になる第一歩やし、おまえも買えや」

「なんで一緒のんやねん。いらんわ!」と一蹴。

なるほど、確かに、一緒のんはアレやな…っていうか

彼女の意見をまったく聞かずに妄想が走っていることに反省する。

この言葉が頭に浮かぶ。

「子曰く、学びて思わざれば則ち罔し 思ひて学ばざれば則ちあやうし」

自分の考えだけで、人の意見を聞いたり学んだりせんと危なっかしいで!

2000年も前から孔子さんが「気ぃつけや!」言うてくれてはんのに

俺ってやつは…っていうか、人間ってやつは…。

悲劇が起こらんように!の想い届かず…である。

肝に銘じたい。

2022/03/16

どないか頑張れば…

いやー、やっとだ、やっと日常の仕事に戻りつつある。

東京・大阪でコロナ感染者が爆発的に増えちゃって

濃厚接触者に当たる人も家からでちゃダメ!ってなって

ちょっと熱っぽいので検査してきます…とかなっちゃって

ちょい、ちょい、ちょい…

人が足らん過ぎて仕事回らんやないかい!だった。

で、なに?エッセンシャルワーカーって…

なんやそれ、急に。

いやね、エッセンシャルいうたら…

愛すべきおかあさんが

「にいちゃん、エッセンシャルどこや?」って聞いてきたから

日用雑貨のコーナーへご案内しようとすると

「えっ、ど、どこ行くんや?ウインナーやで」と言い出し

「それ、シャウエッセンや!」なんて、どえらいエッセン違いを

怒鳴り散らかしたろか!ってなった記憶しかないが、

どうやら必要不可欠な労働者って意味になるらしいんだけど、

いらん、いらん、そんな訳のわからん名前!

いや、そもそも、必要不可欠じゃない仕事ってあるんかいな…。

ま、悪いのはすべてコロナで誰も悪くないからね、

うおりゃあぁぁ…な毎日だったのが、ようやく落ち着いたわけ。

もうね、あまりの大車輪な仕事が続いたもんだから

「ドラえも~ん、何とかしてよ~」なんて

もうちょっとでのび太みたいになるところだった。

ま、とはいえ、どないか頑張ればどないかなるものである。

しかし、コロナがこうも長いこと続くと、

ドラえもんに何か道具を頼みたくもなるってもんだ。

で、まあ、「何かひとつだけ使えるとしたら…」的な会話を

誰もが一度はしたことがあるだろう。

もしもボックス、タイムマシーン、どこでもドア…

どれも素晴らしいアイテムで、夢が膨らむばかり。

ただ、ドラえもんが出してくれる道具の中には

すべてがすべて素晴らしいものばかりではない。

そう、「どくさいスイッチ」。

嫌なことをする人を消せちゃうのね。

ジャイアンとかママとか皆消しちゃって

ひとりぼっちになって泣いてるのび太へ

「ほらっ、独裁者なんていいことないでしょ」

つって、バットエンドをお見舞いするの巻である、確か。

なるほど…あの人は、子供の時に「ドラえもん」を読んでないな。

歴史のなかで恐怖社会が栄えたことなんてないのに

なんで?である。

ほらっ、これだ、これ!

手をつないで仲良くしよーぜ。

コロナで大変な時ではあるが、

それどころでない国があることに胸が痛む。

一日でも早く平和な日常が取り戻せることを祈るばかりだ。

うーん、どないか頑張れば…どないかならんかな…。

2022/03/03

1日。

ご挨拶が遅れました…

あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

ブログの更新も遅れ、知らない間に今日は十日戎である。

で、まあ、こんなお祭り無くなったらええのに…なんて

乱暴なことを言うつもりはないが、あまり好きではない。

いやね、普段からお参りされている方が

「あっ、そうか、今日は十日戎か…」なんて

1/365日の感覚ならね、まったくをもって問題ない。

しかしだ、普段、神さんのことをなんとも思っていないのに

急に「神さん、頼んます!」とか、あやかるってのはどうかと…。

そりゃね、神さんも懐がでかいから

「かまへん、かまへん、皆おいで!」のスタンスだろうけど、

なんやろう…、遊園地とかが閉園するってなった時

「えー!寂しくなるわ」とか

「うそっ、想い出いっぱいやのに…」とか

急に閉園を惜しんだりするアレに似ていて嫌なのだ。

「いや、普段から来てくれてたら…そんなんセコいわ…」

当事者の方はこんな風に思うだろう…って思う。

だから、十日戎ってのも、10日前後に

お参りに行く行かへんなんてあんまり関係なく、

日頃どないしているか自分を見つめ直す日にしないと…だ。

※とはいえ、檀家のない神社にとってはアレやから行きますけど…

でね、こんなことを1月3日に痛烈に感じたのだ。

次男が剣道部で1月3日に「稽古始め」があると言い、

息子が 寒い中、歯を食いしばって裸足で寒稽古してるのに

親父が あったかいとこでミカン食べてたらアカンやろ…と

私も、コロナ以前からだから…2年ぶりにいっしょに道場へ。

吐く息が白く、道着の袖を通すだけで

「うそやろ…寒すぎるやん…アカン、死ぬかも…」

手足の指先がもはや私のものでなくなり、完全に笑顔は消えた。

そして、中学・高校生が斬りかかってくるのを受ける。

30分後、稽古の終わりを告げる太鼓の音が聞こえた時には、もう…

マスクで呼吸がうまくできず、筋肉という筋肉がカッチカチで

面をとることも忘れ、へたりこみ、満身創痍とはこのことだ。

※写真は、あまりの情けなさに、武士のはしくれらしく

腹を切ろうと短刀をお願いして、下を向いて待っている私

普段、稽古もしない人間が急に1日だけやるから

こんな風にどバチが当たんねん!の良い見本だ。

うーん、自分の用事を犠牲にすることもあるだろう…

毎日のように普段からうちの子も含め子供たちを

指導してくれている先生方には頭が下がる、寒いのに…。

また、神社にいたっても、毎日境内を掃除したり、

普段からちゃんとしてくれているから、この1日があるのだ。

そう、何でもないような1日はたくさんの方々のおかげである。

商売繁盛の前に、感謝の気持ちを忘れてはならない。

ってことで、笹持っていきましょう!

2022/01/10

ありがとうございました。

いやー、終わっちゃいますね、2021。

コロナがえらいこっちゃやで!ではじまって

途中、オリンピックどないすんねん!でバタバタし、

ほんでもって、ほんでもって、

わが社においては、このコロナ禍のなか

羽衣に新店をオープンさせていただき、

振り返るにも内容の濃い一年すぎて

あれっ、なんや、もう終わりかいな…っす、はい。

で、まあ、スタッフといっしょに新しいステージへ

階段をのぼったわけなんだけど、

改めて思った。

うちのお店の何がええかって…

ええ商品?ええ接客?いやいや…そんなもんを超越して

そう、お客様がええんです!めっちゃええお客様。

わざわざね、新しいお店まで足を運んでいただき、

「にいちゃん、おめでとうさん!」とか

「新しい店、行ってきたで!頑張りや」とか

お祝いの言葉をくれたり、激励してくれたり…。

まだ行けてないお客様までも、気にかけてくれて

「まだ行けてないねん…ごめんな」とか

「どないや、新店?しっかりきばりや!」とか

いやね、どんだけええお客さんやねん!なのだ。

そうそうそう、お取引様にも恵まれている。

コロナ禍でお互い大変な状況だったのだが、

もしかしたら、うちのスタッフが値切ったりも…ごめん…

なのに嫌な顔ひとつせず、めちゃくちゃ協力していただいた。

いやね、どんだけええお取引様やねん!である。

最後にスタッフ。

まあぁぁぁ、大変だったと思う。

まず、ご家族の方々にも感謝申し上げたい。

感染リスクのある仕事にも関わらず、

快く送り出していただいて頭がさがる気持ちだ。

当の本人も「どないしよ?せやけど…」ってなってんのにね、

休むに休めなかった状況を作ってしまってたかもしれない…。

それでも、なんとか無事に年末を迎えることができたのは

使命感をもって働いてくれたスタッフ達のおかげである。

いやね、どんだけええスタッフやねん!

というように、とにかく、私は

「こんなに助けてもらったのは今までで一番ちゃうか…」

ってぐらいたくさんの方々に助けてもらった一年だった。

社訓に「わが社に集う人々の物心両面にわたる豊かさづくり」がある。

自分さえ良ければ…なんて、かなぐり捨てて

三方善しの精神で来年も頑張っていきたいと心に誓う次第だ。

ほんま、みんなが良うならんと…ねっ。

なにわともあれ

皆さん、一年間、本当にありがとうございました。

また来年もどうぞよろしくお願い致します。

みんなで良い一年にしましょう!

それでは、良いお年を。

2021/12/30

堺のHINODEYAなう。

「500円入ったわ…」

そう、知人が前澤さんからお金を受け取ったという。

いろんな意見があるようだが、宇宙から贈ったりとか…

ま、なんにせよ、前澤さん、スゲーな…である。

で、この贈与なんだけど、以前に貰った人しかできないそうだ。

※前澤さんの感覚は、私みたいな凡人にはちょっとわからないが…

今の世の中は、ほとんどが交換である。

モノやサービスとお金の交換みたいに…。

もっというと、親切にされたら「ありがとう」のお礼と交換もそれにあたる。

ってことは、上記の貰った人しかできない…っつう「贈与」も

ある意味交換になるのでは?

なるほど…親は子に対して「見返り」を求めないとかいうけど、

それは、すでに自分の親から「無償の愛」を貰っているからこそ…

いや、繋ぐというべきか…うーん、ま、交換っちゃあ交換かな…。

こんな話もある。

認知症のお母さんが夕方の4時ぐらいに必ず徘徊して

どれだけ制止しても、振り払って意地でも出かけるらしく

面倒を見る息子さんがほとほと困っていた。

専門の人に相談すると、

「もしかしたら、幼稚園のお迎えにいこうとしているのではないか?」と。

で、今日のお迎えは必要ないです的な用紙を作って見せると

徘徊しなくなり、すべては息子さん本人の為だったことを知る。

そこで、数十年前の贈与が時空を超えて息子さんへ届くことになり、

貰ってたことを実感すると、献身的なサポートができた…みたいな、ねっ。

うーん…、貰ったから贈れるとか「贈与」を交換的な感じで綴りながら

なんか違和感を感じるのは、そう、「贈与」は贈り主が交換を要求していないのだ。

なので、贈り主不明にしてこそ、はじめて「贈与」といえる。

そうなんです!その究極が、サンタさん。

親が子にプレゼントを用意したとき

子が「じゃあ、いい子になろう」ってなれば交換になっちゃう。

「いらん、いらん、そんなん、いらんねん!返していらんねん」

親はただただ純粋にプレゼントを渡したいだけなのに…どうしたら…

あっ、そうや!別の人間を用意して、そいつが渡したらええんや!

そうすれば、親へ返そうとしなくなって交換じゃなく「贈与」になるやん!

それがサンタの起源…たぶん…いや、知らんけど。

サンタの話へ持っていくのにいろいろ綴ったわけだが、

ま、サンタは置いといて、我々は送り主不明の贈与のなかで生きている。

街にゴミが落ちてないのは、知らない誰かが掃除してくれているから…とか。

その掃除してる人は、お金とかお礼とかの交換を一切求めずに

「ちょっとでも街がキレイになれば…」なんていう祈りね、祈り。

くー、かっけー…である。

「世界は贈与でできている」

この本は良本なので是非読んでいただきたい。

私も、腐るほどたくさんの贈与をもらってるので

次の者へしっかりと贈っていきたいと思う。

今日は12月24日。

ちょっと休憩してから、世界中の子供たちのもとへ。

メリークリスマス。

2021/12/24

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