ハタチ。
パリオリンピックがさらっと終わってロスである。
一流アスリートの戦う姿に感動させられっぱなしだったからだ。
なかでも議論を巻き起こしたのは、柔道…いや、JUDOかなと。
「武道」なんだから、礼儀わい!みたいなね。
あと、オリンピック競技になぜ「剣道」はないのか?に対して
剣道連盟が拒否している理由が、渋い、渋すぎる。
「武道でなくなってまうからや」と。
※つっても、加入国の基準を満たさないとかもあるみたい
剣道は、剣の理法の修練により人間形成の道である!である。
もしも、オリンピック競技になれば、勝ち負けの判断において
フェンシングみたいに当たったらランプがついたり、
ビデオ判定だったりと考えられそうなんだけど、
当たりゃあ、「一本!」ってわけでもないのだ、剣道は。
残心ってのがあるの、残心ね、残心。
もうね、この「残心」を説明しようにも、うーん…
いや、その、残心って検索すればいろいろ書いてある。
っていうか、それ読んで「わかった!」となるんかいな。
だってね、心を残さないようにして残す…んっ、どっち?
えーっと、残したんねん!と思ってやった残心は残心ちゃうとか…
こんなもんね、どない説明すんねん!
言葉って、ホント目の粗いコミュニケ―ションツールである。
さて、柔道に話を戻すが、一部の選手が畳の上では
ガッツポーズせず一礼だけをする姿は、やはり美しかった。
それが武道でしょう!いや、わかる!わかるんだけど…
世界一になるかならへんかの張りつめた空気のなか
4年間、必死のパッチで頑張ってきた結果がでるその瞬間に
勝利したら、思わず「うおっしゃあ!」ってね、わからなくもない。
気持ち抑えられる気がまったくせえへんわ。
そう、体験したことがないから、わからないのである。
私も含め、「わかった、わかった」なんて簡単に言うけど
昔、オカンが「あんた、何してんや!はよ風呂入り」に対して
「うっさいのぉ、わかってるわ!」って言う時と同じぐらい
実際は、何にもわかっていないのである。
「わかる」とは「かわる」ということ。
考え方や行動が変わってはじめて「わかった」と言えるだろう。
それぐらい腹落ちするためには体験や体感がいる。
ってな理由で、息子3人には、子供の頃、剣道を習わせた。
子供の時にやっとかな、大人なってからでは無理やで…と
泣こうが喚こうが関係あらへん!日本男児はせぇ!である。
その人間形成の道を歩んだ長男が、なんと20歳を迎えた。
ハ、ハタチって…である。
剣道習っている時は、なんや言うたら一礼をして
そこらじゅうの神さんに頭さげる日本男児やったのに
今では、ちょっと前までド金髪にピアスまで空けたりして
「ワレ、コラ、日本男児どこ行ってん!」だった。
体験しとかな!とのことだったので、ま、い、いいだろう…。
とにかく、なんでもやってみないとわからないってことだ。
当時、博打にハマりまくってた私が言うのもなんだが、
今しかできないことに何でも挑戦してほしい。
心から武運を祈っている。
長男よ、誕生日おめでとう。
♬おまえが20歳になったら~
酒場でふたりで飲みたいものだ~
2024/08/19
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