手ぇ。
ちょっと大きめの会で司会をしなきゃいけなくなった。
で、まあ、おっさんひとり立ってるよりも…
ってなことが理由だろう、若い女性と2人ですることに。
着物なんかも着ててね、「やっぱ、ええなぁ」である。
並ぶと、なんていうの、申し訳ないっつうか…
こんなおっさん…いや、お父さんと娘やん…な感じだ。
でね、おっさんであろうがお父さんであろうが、
打ち合わせみたいなのをしなきゃいけなくってね
リハしながら台本にいろいろ書き込んでいくわけ。
うーん、着物ん時やから手まで白くするのか
そんなん関係なしにそもそもめっちゃ色白なのか
ペンを握る彼女の手を見て
「いや、手ぇ、しろっ!」と思わず。
えっ、なんなん、何食べたらその色になるん?
もうね、白っていうかアオリイカ?…透明に近い…
若さってのもあるのかな、きめ細かっ!な…の…
おっと…、この文面からすると
誤解を招く恐れがあるので 先に断っておくが、
触ってはいない!ドンタッチ!を死守したことを神に誓う。
ま、話を戻すが、同じ手でもなぜにこうまで違うのだろうか。
48年間、ずっとつき合ってきたこの自分の手をね
改めて じっくりといろんな角度から見てみた。
彼女の手が一般的な手というのであれば
私の手は、あれだ、もう手というカテゴリーには属さない。
鍋をつかむときに使うアレっていうか
軍の手…グローブ…えーっと、あーロボだ、ロボ、ロボコン。
そう、キレイではない…裏?側なんか、くちゃくちゃやし、
傷だらけやし、手というか、なんやろう、鶏の足みたいな…。
思い出すのは、昔、よくコンパとかで
「どんなタイプの人が好みですか?」に対して
「手がキレイな人」なんていう女性が多かったような…
嘘つけ、顔やろがい!って思ってたし、嫌やったわぁ。
また、その流れで「見せて!見せて!」になるんだけど、
あーあーあー コメント困るのに やめとけよ…である。
結局、「うわっ、なにこれ!めっちゃごっついなぁ」と。
なにこれ?って、なんやねん…「手ぇや!」である。
うーん、だから、昔は細いキレイな指に憧れたもんだ。
じゃあ、今は?というと、結構気に入っている。
というのも、間違いなく言われるのが
「仕事してる手やなぁ」
せやねん、仕事してまんねん!である。
これから、若い女性から「見せて!見せて!」なんていう
夢のシチュエーションは皆無なわけだから
仕事へ打ち込み、さらに磨きをかけていきたいと思う。
手ぇよ、これからもよろしくお願いします。
2023/02/06
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