やっと。
1月前ぐらいだろう、中学2年生が職場体験にやってきた。
学校では学べないことを少しでも感じてもらえれば…
なんてね、毎年の恒例行事となっている。
で、青春真っ盛りの彼らと休憩時間とかにいろんな話をするわけだ。
「あれか、普通にスマホとか持ってんのか?」「はい」
「中学生にはいらんやろ、スマホみたいなん!」「いや、いりますって」
「なんや、ほな、みんな持ってんのか?」「んー、みんなちゃいます…」
「みんなって全員やぞ、全員か」「うーん、ま、ひとりとか…かな持ってないの」
「そうか、うちの子、中2やけど…、そのひとりや。持ってへんぞ」
もうね、こんな顔。
えっ、そ、そんなにヤバいんか…。
で、まあ、さすがにね、最近は本当にかわいそうになってきて
まわりからも「よく耐えてますね…親も子も」なんて言われたりするし、
ま、テストの点数も合格点をクリアしたってことで
携帯ショップへ妻と息子とそろい踏みで出かけた。
「あれっ、えっ、おとうさん、なんか、だいぶ老けたな。あはは…」
はぁ?である。
嬉しくて嬉しくて仕方がないのか、普段そんなにしゃべらないのに
訳の分からんことをずっと口走っている。
いよいよ担当のお姉さんに呼ばれ、交渉がスタートする。
安っすいのんでええやろ!言うてんのに
iPhoneのどうたらこうたら…と、隣でまくし立ててくる。
で、1ギガっていうの?それでええやんけ!なんて言うたもんなら
「はあぁ?」
ってね、誰に教えてもらったらそんな顔できんねん!ぐらい
自分のむすこなのに今まで見たことのない顔で怒ってくる。
「何もでけへんわ!」「何もでけへんことあるかい。Wi-Hiがあるとこでせえや」
「なんでやねん」「なんや、公園ですんのか?そんなとこですな。野球とかせえ」
「公園でするわけないやろ」「なんや、駅とか電車でか?友達とおしゃべりせえ!」
ま、こんな言い合いをやりながらも、ようやく手に入れたはiPhoneは
もうね、天皇陛下へ献上するかのように両手で大事に大事に扱っている。
テストの点数が何点以下になれば1か月没収とか
11時以降使用すれば2週間?没収とか
なにやら妻と何項目もある誓約書が交わされていた。
ま、信用するしかないんだけど、上手に使ってくれれば…である。
しかし、時代っちゃあ時代なんかもしれないが…難いのぉぉ。
長男よ、ワレ、こらっ、甘やかすのは簡単やねんからな!
今までひっぱってきたけど、さすがに、なっ。
我慢した分、逆に振り切ってまうんちゃうかと心配する今日この頃。
友人たちよ、良き友と信じています。
2018/12/11
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