銀幕デビュー。
あけちゃってだいぶ過ぎましたが、おめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
いや~、あけちゃいましたね、カラッと。
え~っと、干支は何やったっけ?犬?犬か…である。
いや、ま、その、なんつうの、龍がごとく!とか 猪突猛進!とか
やったるで~!みたいなさ、感じじゃないのね、犬って、悪いけど。
庭であくびするみたいな、なんか平穏な年に…なんて気合いがね…である。
アカン、アカン、干支みたいなんで気合いが左右されとったらアカン。
心機一転、愛すべきおかあさん方のために今年も頑張っていきたい。
そう、イノベーションである。
お店の方ではいろいろと取り組んでいく予定なんだけど、
私自身、新年早々、変革させていただく機会をいただけた。
いやね、山口県のある青年から「映画の撮影をしたくて…」とのオファー。
なぜ、堺の?ウチが?ってなるんだけど、話を聞けば…へぇぇ、なるほど!と。
おっしゃ、監督への道を頑張ろうぜ!って快諾させていただいた。
で、先日、スーパーで買物をするシーン27の撮影を
あたかもスポンサーばりの態度で見守ってたわけ。
じゃあさ、監督がイメージするキャスティングじゃない…みたいな空気になって
みんなでゴソゴソ相談し始め、ついには「あの~、出演お願いできますか…」と。
おいおいおいっ…と。
事務所を通してギャランティーの話を…なんていう冗談なんか言えず、
「お、俺?やったことないけど…、が、頑張ります!」って若者に交じった。
未来を決めきれずモラトリアムな感じの男女3人が共同生活をしてて
スーパーでの買物中、通路の真ん中でキャッキャッ談笑しているところに
「邪魔やな~」の感じでビールを買いに来たおっさんを演じることになった。
この映画で最も大事なシーン!と言いたいところだが、
えっ?それ、俺、いる?なくてもええんちゃうん…ってシーンだ。
でも、やるからには一生懸命しなければ…なんて鼓動が高まるなか
監督の「よ~い、スタート!」の声が店内に響き渡る。
画面から私がはけた後、「はい、カット~」の声とともに
「あの~、”すんません、すんません”みたいな遠慮はいらないんで
もっと、こう、邪魔や!どけ!みたいに怒った感じで…」
とガチのダメだしであえなくNG。
あちゃ~、でちゃった?人柄が…、岩橋栄太郎がでちゃった…である。
テイク2は、完全に岩橋栄太郎を消して
邪魔や!どけ!のおっさんに成りきって、一発OK!
もうね、今まで観たことのない「邪魔や!どけ!」顔だったと自負している。
役所広司か私かってぐらいの「邪魔や!どけ!」顔。
ここまで集中してきたことが今まであっただろうか?ってぐらい
この5秒ほどに私のもてる力をすべてを出しきった。
素晴らしい作品が完成することを心から祈っている。
新年早々、若者から情熱や夢など、たくさんの刺激をいただき、
まったく新しい切り口の仕事をすることでイノベーションできたように思う。
良いスタートがきれた。
改めまして今年も一年どうぞよろしくお願い申し上げます。
2018/01/08
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