おおきに!
「お客様に喜んでいただく」
これは、ボッタクリを推奨する商売人以外は誰もが思うことだろう。
まずは、お客様を想うこと!そこから始まる。
私がまだ生まれていない45年の大阪万博でのこと。
松下のパビリオンでは炎天下にもかかわらず、長蛇の列。
そこへ当時75歳の松下幸之助さんは、気の毒に思い、
お客様と同じように2時間も並ばれて、3つの指示を出された。
そのひとつが、”松下電器”と書かれた紙の帽子を配ること。
暑さしのぎになったお客様はみな大変喜ばれたそうだ。
で、結果、他企業の方からは宣伝の帽子と見え、
「さすが商売上手や!」と口々にしたという逸話がある。
私もそうだが、お客様の立場の時、例えば値段を下げてくれたこととか
それほど覚えてないんだけど、
どんな気持ちにしてくれたってことは忘れないものだ。
無償の愛っちゅうか、想ってくれてると感じた時なんか単純にうれしい。
そう、これはビジネスの話なんかじゃなくって、商売の話。
いやね、なぜにこう連日のブログに至ったかというとだ…
今日の夜9時ごろに一本の電話が鳴った。
「まだお店にいらっしゃいます?」と、慌てるある営業マンC君。
なんや?なんや?である。
で、閉店30分前ぐらいにハアハア…つって、ある物を手渡しにきた。
「おめでとうございます!」なんてニコニコと気持ち悪い。
「なんや?なんやねん?どないしてん、これ?」
「いや…、息子さんが好物と聞きましたもんで…」と。
んっ?あ~~!!次男の!はいはい、ブログで!である。
いやね、なんちゅうの、彼の名誉のために綴っておくが、
そこにはね、いやらしさみたいなのが無いのね、いやらしさゼロね、ゼロ。
少し前に、別の営業マンも旅行のお土産にって、いやゼロで来てくれた。
いやね、うれしいものである。
ただ、断っておくが、この感じだけでお取引をするつもりはサラサラない。
私にだって喜んでいただかなきゃいけないお客様がいるのだ。
義理や人情も大事だけど、企業としてね、はい…である。
まあ、でも、なんちゅうの、お客様を想うことってのはええもんや。
気持ちええわ!
おおきにな~。
2012/09/21
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