顔。
最近、高校時代の友人からFBを通じて連絡をとることがある。
お~!懐かしいやないかい…、元気?なんて、当初の記憶がよみがえるわけだ。
で、ご存じのようにFBっちゅうのは顔写真を載せたりして信憑性が高まるんだけど、
ただ、それぞれがええ感じに歳を重ねた結果ね、まあ、20年かそこらの年月がね、
まあ、なんだ、その…、アップの写真を拒否るっつうか…、ヤバくねぇ?ってさせる。
方法としては、引いてボヤっとさせたり、子供を登場させたり、
私にいたっては面をつけたりして…だ。
アカン、アカン…、顔の見える商売を!つってんのに隠してどないすんねん!と猛省。
時間のあるときにFBの顔写真、変えようかな…なんて思ったのは、他でもない。
いやね、お酒の問屋さんが実際に福島の酒蔵まで足を運び、生産者の顔を見てきて、
その想いを伝えんとばかり頑張ってんのに、それなのに、私といったら…からである。
そのお酒ってのが、これなんだけど、まあ、想いがハンパやない。
「桃の涙」。
事故以来、福島の桃の農家の方はがっくり肩を落とし、無念の涙にくれる毎日。
そんな中、「私には、なにもできない悔しさで涙した…」と一通の手紙が。
農家の方は「私たちのために涙を流してくれた…」と感謝の涙に変わり、
「頑張ろう!」と生活者の気持ちに出会い、再確認し、また涙する。
うれし涙が重なって新たな年が始まり、新たな一歩を踏み出す…
そんな桃の涙が集まって生まれた美味しい桃のリキュールなのだ。
く~!である。
話を聞いているだけで、生産者の顔が浮かんでくるってもんだ。
以前、来店される愛すべきおとうさんに
「にいちゃん、旨い酒どれや?」と聞かれ、あるお酒を指差し、
「僕自身が好きでオススメなんですけど、福島とかって気になりませんよね…」
なんて、一応包み隠さずいろいろとお話してたら、
「んなもん、関係あるかい!よっしゃあ、2本もろていくわ」と、粋な”なにわ節”。
「おまえも盛大飲んだれよ!」と言葉を残し、恰好よく去っていかれる。
そう、生産者の顔と消費者の顔をつなぐ役なのだ、私ってのは。
寄付やチャリティーも、もちろん大事なことなんだけど、
どっちかっちゅうと、商売を通じて応援したい、自助で前へ…っちゅうかね。
生産された弥右衛門はん、ワテ、こんな顔してまんねん!
って顔写真に変えときまっさかい、どうぞ御見知り置きを…。
もうすぐ、桜の季節。
お客様へご紹介しますし、私も盛大飲みまっさ。
2012/03/07
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2012/3/12 月曜日 at 11:18 pm
うんうん、「く~~!」やねっ!
「桃の涙」、ほんまこの一年のいろんな想いが詰まってそう。
今度飲みたいけど、期間限定ちゃうやんね。
一時期は怖かったけど、あかんよね、私らが避けて通ったら。
どんどん消費していくで~~~!
お酒なら倍以上や!!