怖っ!

先日、うちのスタッフと談笑している流れのなかで

「僕、結構見える人なんですよ」と…。

「えっ、見えるって、あれか、オバケか?」

「オバケって…。霊っすよ、霊」なんて軽い感じでぬかしてきた。

あれれ…、言ってなかったっけ?僕、かなりの怖がりなんやけど…。

高校寮生活1年生のとき、夜中、怖い話を聞かされた後、

大浴場に行って風呂桶の数を数えに行け!と言われ、

ピチョーンピチョーンの音に耳をふさぎ、鏡を見たら終わりや!と

目をつむりながら死に物狂いで数えているところ

「ワッ!」という先輩の大きな声によって魂を一度抜かれて以来、

怖い系とはもう二度と関わりを持たないと誓ってたんだけど・・・である。

そんな私の事情などおかまいなしに

やれ高速道路で自転車に二人乗りした子供が笑って車と併走しただとか

やれ彼女とデートの話を電話でしてたら「私も連れてって…」と別の声が…とか

うれしそうにグイグイくるわけ…。

「そ…そ…そんなイタズラ好きって…、キャ…キャスパーか…」

と、力のないツッコミしかできない始末。

「じゃあ、すんません!お疲れさまっす!」

と、私ひとり店に置き去りにして帰るスタッフ達。

ヤバイ…。

学校とかと同じで普段ガヤガヤしてるとこがシーンってなると…である。

「え~っと、電源切ったな、よしっ!おっとっと、クーラー消してないやんけ…」

などと、他の音を遮断するかのように独り言のボリュームがMAXに。

しかも、その日は妻がお盆で帰省してて部屋には私ひとりっていう試練。

家に向かう途中、「エレベーター、怖っ!」とか、ますます独り言がひどくなる一方。

で、ひとりっきりの晩御飯には「暑いからこれ食べたろ!」と楽しみにしていたうどん。

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「なんか寒いぐらいやし…。おでんとかにすりゃよかったかな…」

止まる気配のない独り言をブツブツいいながら、着々と食べる準備が進む。

「だいたい”辛みそ”とか創作っぽいのは、意外と…あか…ん…旨っ!これ、旨っ!」

胡麻と酸味と辛いのと、えらいええ感じすぎて”怖い”のを忘れるほど。

やっぱり、旨いもんってのは笑顔にしてくれる。

なかなかええ値しますけど、夏の最後にお試しください。

うわっ、こんな時間や!はよ帰ろ!

お~、怖っ!

20110/08/25

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  1. ヤッホー!もとちゃん…こんなのでも良いですか? より

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