3月27日。
ミネラルウォーターが、えらいことになっている。
確かに、放射能のニュースを見る限りでは仕方がないと思うのだが…、
なぜ、関西でも?である。
知人や友人へ送りたい!なんて理由ならわからなくもない。
だけど、ほんまにそれだけ…?と心が痛むのだ。
水っちゅうのは、生物が生きるうえで絶対のものであるからして
分け合えば、絶対に余ってくるものだと思えてならない。
そう、取りあうことによって足らなくなるのだ!である。
先日、震災のこともあって、ある講義の中で「稲むらの火」の話に。
高台に住む濱口梧陵さんが、津波に気づき、
刈り取った稲に火をつけて海辺の住民を救う有名な話だ。
で、その話の中には、ハンパやない逸話が盛りだくさんなのを知った。
まず、火をつけたら海辺の住民が「火事や!」って助けにくるだろうと考える梧陵さん、
そして、また、「梧陵はん、いけまっか?」って実際に皆で助けに向かう海辺の住民、
えっ?なに?この日本の和!地域の信頼関係!素晴らしい!!である。
で、その震災後が、もひとつ素晴らしいのである。
今後、この惨事を繰り返さないようにと堤防を作るのだが、
その作業を住民にさせ、そこに雇用を生み、さらには日当で支払ったそうだ。
しかも、そこには「自分たちで復活させた!」っていう自助の気概養成まで
考えられてたっちゅうから、ハンパやない。
もちろん、私財を惜しみなく援助されたのは言うまでもない。
龍馬さんや晋作さんなどが「幕末の志士」となっているが、
いやいや…、「梧陵さん」などの商人の方々も忘れてもらっては困るという。
「商人だからといって商売だけを考えとったらアカン!」
って、様々な学問を勉強され、
その志士たちへは資金を惜しみなく提供されていたそうだ。
資金といえば…
そう、Hinodeyaでも募金活動をしていたのでその報告させていただきたい。
愛すべきお客様からお預かりした義援金を間違いなく送らせていただいた。
これから資金はいくらでも必要になってくるだろう。
天災という理不尽な危機でありながらも
全くひるまない心の強い東北・関東の方々へ敬意を払うとともに
継続して私自身も援助させていただく所存だ。
梧陵さんみたいな方には足元にも及ばないであろうが、
商売だけにとどまらず、人のお役に立てるよう
見習っていかなくては!と、まだまだ情けない自分に言い聞かせる。
そう、3月27日…。
そんな誓いを立てた37歳になったばかりの夜のことである。
2011/03/28
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2011/4/4 月曜日 at 2:45 pm
関西から元気を!!で、がんばってください。
37歳おめでとうございます☆