旨い魚。
ここ数年、常々「将来どないなんねやろ?」と考える案件がある。
こんな職業に就いているからかもしれないが…、そう、”魚離れ”。
先日もお祭りの打ち上げにて話題にもなった。
「今の子は、あんまり魚なんか炊けへんで」と。
塩焼きするにも部屋が汚れるなんかの理由でしないそうだ。
本当にそうなのか?
で、もし、本当にそうなら”えらいこっちゃ!”である。
海に囲まれたわが国、日本。
魚食べへんかったら、何を食べんねん!である。
特に舌平目やめいたかれいなどの”大阪湾の魚”は是が非でも頂いて欲しい。
泉佐野漁港にも買い付けに行くんだけど、
「海の中、えらいことになってんちゃうか?」と心配になるほど
旬のときなんかはハンパやない水揚げ量なのだ。
それをだ、皆が離れていってしまうと、漁師さんのモチベーションが下がってまうし、
また、海の底でゆっくりしてたのに捕まってしまった魚たちから
「わしら、陸にあがったんやけど、どないしたらええねん!」などのクレームは必至。
いやね、漁師さんは、なにもお金儲けだけで漁に出ているのではないのだ。
”鮮度のいいお魚を美味しく食べて欲しい!”が、必ず根っこにある。
じゃないと、日陰もなにもない海のど真ん中で真っ黒になりながら
お金のためだけに漁なんかしてられない。想いがないとね、熱い想いが…。
私は、ずーーーーっと堺で生活しているので、魚をよく食べる環境にいた。
だって、海がそこやもん!だから。
舌平目の炊いたんとかカレイの唐揚げとか…。
なので、やっぱり、ときには「旨い魚食いたいなー」なんて思ったりもする。
で、それと同じように、うちの息子たちも大きくなってから
「旨い魚食いたいなー!」みたいな話題が出るような環境は作っていきたい。
さらに、まあ、どうせ食べるならより美味しく食べて欲しいものだ。
ということで、今、うちの惣菜部の板長「松井シェフ」に
魚の炊き方を伝授してもらっている。
以前は、料理人だったらしくええ腕を持っているのだ。
皆さんにも惜しみなく公開させていただきます。
嫁よ、おまえもしっかり勉強せえよ。
旨い魚を炊いてくれ!
2010/08/09
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2010/8/15 日曜日 at 11:04 am
新店オープンおめでとうございます。
さらに忙しいことと思いますが、体に気をつけてね。
さて、魚大好きな我が家にとってもこの「魚離れ」のニュースはとても興味が
あります。
我が家は一日3食のうち、2食以上は「魚」です。
でも、やっぱりまわりの話を聞くと肉派が多いかな?
そんな中、8月15日(日)の読売新聞関東版の朝刊に掲載された記事が興味深かったので
抜粋して紹介します。
タイトルが 魚好きな子 心も「元気」
長崎大病院の小澤教授の調査によると、
(長崎県の長崎市、五島市、西海市の小学4年生~中学3年生約5000人を対象に
4年前から実施している調査)
魚を食べるのが好きな子供(3,246人)では、抑うつ傾向がある子供は約7%に
とどまったのに対し、
嫌いな子供(1,123人)では、抑うつ傾向が約12%見られた。
同じように野菜好きか嫌いかでの抑うつ傾向を調べた調査と比較しているのだが、
魚の効果がより顕著だった。
調査の結果として、青魚の魚油に多く含まれるEPAやDHAなおオメガ3系脂肪酸は、
近年うつ病などの気分障害に効くという研究が国際的に多く発表され、注目を集めて
いる。
うつ病の患者の血液を調べると、これらの脂肪酸の濃度が低下していたという報告
もあり、魚油は安全で副作用の心配がないため、子供や妊婦の気分障害の治療や
予防に活用できるのではないか。と結んでいる。
ぜひ、カイチョーも興味があったら原文を読んでみてね。
お互い魚普及に尽力しましょう!