おかん。
ある程度大人になるまでうざくて仕方がなかった”おかん”。
「はよ風呂入りや!」とか、どうでもええことで怒ってきたりする”おかん”。
息子たちが誕生して、「うっとおしいのー」を通り越し
ようやくその存在のデカさがわかったような気がする。
そして、それは売り場にて”おかん”を知ることだってある。
本日も「にいちゃん、この前売ってた銀ダラの味噌漬けはないんか?」
と、どうしても欲しい!がアリアリの愛すべきおかあさん。
私も大好きなのだが、その味噌漬けは京都の老舗のもので
スポット入荷のため毎日の販売はさせていただいていない。
「今日はありませんねん。来月の6日に入荷ですわ」
「あれはええわ!ケースで欲しいぐらいや」
「そない喜んでもうたら、なによりです」
「いやな、息子がな、魚は嫌いかして
結構残すねんけど、あの銀ダラはきれいに食べとってやなー…」
「息子さんも”旨い!”って思たんでしょうね」
「いやな、旨いなによりな、残さんかったっちゅうのがええねん。
残したりしたらな、”なんや調子悪いんかな?””疲れてんかな?”
って心配してまうねん。
逆にやなー、きれいに食べとったら”元気やねんな”って思うやろ。
それがうれしいんや。だから、値段がなんぼであろうが買うから置いといてな」と…。
くー!である。
おかんやなー!だ。
確かに、子供たちのためにご飯を作っているおかあさん方は
世界共通で同じようなことを考えたりしているだろう。
子供のころ、「あんなんいらん!」とか「こんなん嫌いや!」
などと文句ばかり言ってたのが今になって悔やまれる。
おかん、すまん!である。
で、息子たちよ、できるだけ残さんと食えよ!
2010/01/27
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