山本の棒だら。
ここ数日、新年のご挨拶に、とお取引様がちょくちょく来店される。
で、決まってこうおっしゃられる 「年末、どうでした?」と。
いやいや…、そう聞いているつもりであろうが、言葉の裏側に潜む
「いやー、しかし、厳しいっすね!」が全然隠しきれていない。
もうええ!その話終わり!である。
我々が今しなければいけないのは、
この寒波でめっちゃ寒い中、ご来店される目の前の
たったひとりの愛すべきおかあさんへ誠心誠意尽くすのみ!である。
まあ、そのなかで今年一発目の”愛すべき”があった。
「若社長、おめでとうさん!」
「あっ、あけましておめでとうございます!」
「あのや、年末にあそこで売っとった棒だらあるやろ。
初めて食べさせてもろたけど、あれ旨かったわ。おおきにな」と。
これや、これ!この一言や!である。
不況かなんか知らんけど、こんな言葉ひとつで心が晴れる。
「そない言うてもろたら、なによりです」
「ほんでな、ちょっと気が早いねんけど、聞いてええか?」
「なんですの?」
「あの棒だらな、今年の年末もあるか?」
年末って…、終わったとこや!”ちょっと”どころやおまへん
なんぼなんでも早すぎまっせ!である。
「もちろんですよ!毎年、販売させてもらってますので
今年の年末も是非お願い致します」
「ほな、頼むわな。まあ、生きてるかわからんけど…」
いやいや…、大丈夫!である。
新年早々、今年の年末を気にかけるぐらいやから
まず間違いなく長生きしはる!である。
愛すべきおかあさん、また年末までちょいちょい顔見せてくださいね。
棒だらのお買い上げ、ありがとうございます。
2010/01/09