お弁当。
とれとれ市にて”えびじゃこ”を8パックほど手にする愛すべきおかあさん。
「娘が私のもーっていうねん。あの子も好きやさかい、持っていったるんや」
「やっぱり地の物は食べんとねー」
「そやけどな、にいちゃん。殻剥くのが邪魔くさい!いうて私にさせんやで。
まあ、孫がかわいいから、したるけどやー」と。
うーん、なんとも微笑ましい。
娘さんにも孫さんにも美味しいえびじゃこを食べさせたい!
この想いが200匹ぐらいの海老の殻をただひらすら剥かせるのであろう。
なんかええなー、食育やなー、である。
このええ感じのまま、我がスタッフ達と9月の予定ミーティングを行ったのだが…
スタッフ達の口からとんでもない発言が飛び出し、
さっきまでのホワーとした感じが一気に飛んでいってしまった。
「秋いうたら運動会やなー!」
「いや、春にする学校が多なってきてるで。
っちゅうか、弁当つくらへん人も増えてるし…」
「えっ?なんて?作らへんってどないすんねん?昼飯あれへんがな」
「コンビニの弁当とか…、ほか弁とか…、ピザっちゅうのも…」
「ピザってなんやねん!アカン!アカン!嘘やろ!そんなんアカンやろ!」
「いや…、共働きの人も増えてるし、しゃあないやん。時代や、時代」
「くー、時代って…。どないかならんのか?」である。
全部が全部ではないらしいが、ちょこちょこ増えているそうだ。
私はまだ運動会たるものに参加したことがないものだから、
この”お弁当”事情の話は衝撃的で度肝をぬかれた。
「オカンの弁当嫌やったわー。色に…っちゅうて訳わからんもん入れるし…」
なんていう弁当にまつわるエピソードがひとつも無くなってしまうのか?
大人になって、それではちょいと寂しい…。
美味しいとか美味しくないとか、そんなもんは問題ではない。
誰が誰のために作るのか?
オカンに悪いから嫌々でも全部食べた方が…?が重要である。
などと綴っていると、息子たちになんとなく飯を作りたくなってきた。
ここ最近、あんまり遊んだってへんし…。
よっしゃ!次の休みの日の「朝ごはん」はワシに任せたらんかい!
男の朝飯いうたら「フレンチ・トースト」やろ!
ダスティ・ホフマンを彷彿させるダディにならなあかんやろ!
かるがもお父さん方、「クレイマー・クレイマー」を見て朝飯作りましょう。
2009/08/07
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