書籍化。
友人に赤ちゃんが誕生したという吉報が届いた。
嫌なニュースが多い中、こんな報告はなんだか幸せな気分になり、
そういえば…と、息子が誕生した時のことをふと思い出した。
この世に誕生する息子に初めて対面するわけだから
失礼があってはいけないと
わざわざよそ行きのスーツに着替え、
病院へ向かったのが夜の7時前。
見るからに痛そうで苦しそうな妻。
何時間だろうか、さすってさすってさすり倒しているところへ
「…看護婦さん、…呼んで!」と土俵際いっぱいの妻。
「えっ?…なに?…えらいこっちゃ!」
慌てふためいてナースコールを押し、
「なんか出てきた!って言うてますけど…!」とテンパる私。
看護婦さんに肩を抱かれ分娩室へ向かう2人の後姿に最敬礼をし、
妻が寝っころがっていたベッドに腰をおろす。
時計の針は夜中の2時をさす。
いつ産まれてくるかわからない状況で
何の手助けもできないもどかしさの中考え抜いた結果、
朝5時に市場へ向かうことを考慮して仮眠をとろうと
スーツを脱いでパンイチになり、そのままベッドで横になった。
で、3時頃、「生まれましたよ?」という声がかすかに聞こえる。
目を覚ますと、なんとすでに目の前に我が子が…。
失礼極まりなくパンイチで息子を抱いたのは、今でも忘れない。
それから始めたこのブログだが、いよいよ書籍化されることになった!
お近くの書店でお買い求めいただけると幸いです。
…って、誰が読むねん!である。
「うわっ!今日、4月1日やん!」って気づき、
自分の心にゆとりがないな?…と、こんな感じになった次第である。
実は、これからも続けるようにと妻からの誕生日プレゼント。
息子達がグレたりしたら、読ますそうだ。
長男よ、実際はパンイチやったけど、
そういう想いやったっちゅうことや。
大きなるまでにその想いの丈を5冊ぐらいにまとめとくさかいな。
2009-04-01
2009/5/13 水曜日 at 12:02 am
ほんまに書店においてますか?!
へぇ~~~~~。すごいです。(尊敬しています)
おこちゃまにも世の中のお母さんたちにも・・・
そしてスーパー業界にもいい刺激になりまっせ!!
さすがカイチョーだす(笑)