もったいない。
”もったいない”がビジネスを生む。
…のような特集で、昨日、テレビ局が取材に。
チョーヤさんの梅酒に使った梅を廃棄するのは”もったいない”
から誕生した日之出屋でもイチオシの「梅ビーフ」が取り上げられる。
ディレクターさんらしき方から説明を受ける。
「お客様の声をいただきます。肉の映像も。そして…」
私にもちょっとだけ話を聞かせて欲しい…とのこと。
テレビでよく見るピンマイクをつけられ、
カメラの横の方とお話するような格好で撮影開始。
あかん!落ち着け!たかだかカメラやないかい…
思えば思うほど、頭に葉っぱをのせられたかのように地蔵と化す。
ニュースの特集と聞いていたので、おちゃらける訳にもいかない。
あかん!アホなこと言われへん!言葉を選ばなくては…
思えば思うほど、外国人と話してる訳でもないのに言葉が出ない。
生まれて初めてのインタビューの感想はというと
無理や!俺には無理や!恥ずかしすぎる!である。
で、今日の夕方、そのニュースが放映された。
「お?!出てきた!出てきた!日之出屋や?!」
一部のスタッフ達がテレビの前で拍手喝采。
私が出てくるぞ…もうすぐ出てくるぞ…
と、だんだんと力が入り、みんな前のめりで画面に釘付け。
ところが、主役(私)の登場を待たずに
画面が切り替わり、スタジオの2人がまとめに入った。
「なっ…なんや!終りかい!」
と、私を含めその場にいた全員がずっこけた。
俺、全部カットって…である。
あ?、もったいない!
以後、こんな仕打ちを受けないように練習しなければならない。
息子よ、カメラもって俺に質問してくれ!
2009-02-24