嵐山。
先日の休みに”嵐山”へ出かけた。
なぜか?
以前、人間が創造できないもの、例えば、海や山などの壮大なものを
子供のうちから見せることで感性がよくなる!という話を耳にしていたので
常々「どっか連れてったらなアカンな?」とチャンスをうかがっていたのだが、
ええとこ連れてったれ!と言わんばかりの五月晴れが決定打となり、
なぜか頭をよぎったのが…、というのが、”嵐山”の背景である。
どこがどうええのか?とか、そんなもんいらん!なのだ。
日本人である遺伝子の求めるものが、そこにある。
「なんでかわからんけど、ええな?!」
ただ、それだけ。
また「渡月橋」という名前の粋なこと…。
「よろしおすな?」である。
もちろん、テレビや写真などで見ることはできるが、
実際に見るのでは「こんなにちゃうもんか!」ちゅうぐらい違う。
※札幌の時計台など、「あれ?」とたまにガッカリすることも…。
「やっぱり、京都はええな?」と車に乗るまではよかったが、
運転嫌いの私には、帰りの車中ほど嫌なものはない。
到着するや否や、抜け殻と化した私に容赦なく襲い掛かるのが、
車中の仮眠により疲労回復した息子とのウルトラマンごっこ。
「シェア?!」
「ちょっ、ちょっ、ちょっと待って!今日はどこへ行ったんやったっけ?」
「え?と、川!」
「おまえ、川って…」
く?、である。
覚えてないやろけども、意味もわかってないやろけども、
できるだけ連れてってやりたいものである。
2008-06-05