疑惑。
最近のニュースといえば、「疑惑」のオンパレード。
ロス疑惑、イージス艦、冷凍食品、などなど…。
「誰や!ほんまのこと知ってるんは?」である。
昨年の「偽」に続き、早々と「疑」がノミネートされる勢いだ。
真実はひとつ!早く解決してほしいものである。
私も、以前に一度だけ「疑惑」の対象にされた記憶がある。
それは、電車に乗っているときのこと。
部活帰りの男子高校生8人が、私の前の座席で談笑している。
突然、そのうちの一人が「なんか臭ないか?誰か屁をこいたやろ!」と。
明智小五郎を扮するリーダー格の体育会系君が
「よ?し!みんな座席に手をついてケツを突き出せ!」
と犯人確保に手をあげる。
「なんでやねん!」と言いながらも、しぶしぶ準備にとりかかる7人。
見ものである。
「いったい、誰が犯人や?」と私も興味津々でショーを楽しむことに。
ひとりひとり慎重にチェックしていくが、なんと全員がシロという結果。
「犯人は明智小五郎というオチか!」と思いきや、
7人の執拗な攻撃をものともせず、シロ。
「あれ?」である。
その時、「プシューッ」と彼らが降りる駅に到着。
その車両には、男子高校生軍団と私とおっさんの10人。
ひとりだったはずの明智小五郎が8人に増え、
「おまえやったんか!」といわんばかり感いっぱいにして、
彼らは降りていく。
隅っこで座っていたおっさんまで「お前の負けや!」という顔。
今日、9時より「それでもボクはやってない」が放映される。
痛いほど、彼の気持ちがわかる。
2007-03-01