1月17日。
何年かぶりに結構本格的な風邪を患った。
しんどいのだが、なんか懐かしくも感じる。
というのも、おばあが「しょうが湯、飲んどきや!」とやかましい。
作ってくれたはいいが、孫に対する愛情が行き過ぎたせいであろう
「辛い!辛いわ!」と飲まれへんほどにしてしまう。
子供の頃もよく言われたが、ぼちぼち「もうええよ!」である。
まあ、老婆心も聞けるだけありがたいと感謝する他ない。
懐かしいつながりで…、
食品の展示会へ参加させていただいたが…、
「あっ、クールンや!」である。
高校時代、寮生活の中で友人の誕生日であったり、
帰省する前日などのちょっとした祝い事の時に作ったケーキだ。
それは、ケーキ好きの私にとっては、
まるっきり華やかさのない男子寮に咲く一輪の花。
「お?、懐かしいわ?。むちゃくちゃ旨かったわ!」と懐かしむ。
今日は今日で、「プラッシー」という飲料を営業マンが持ってきた。
私世代よりもうちょい上の世代の方々が、「よう飲んだわ!」と。
試飲させていただいたが、「あっ、みなゲの味や!」である。
「みなゲ」とは、今はもうパチンコ屋になったが、
湊駅横のゲームセンターの略で無料でジュースが飲めた。
おっさんが邪魔くさそうにオレンジジュースの粉末を容器に入れ、
今ではまず考えられないが、なんと、そのおっさんの手でかき混ぜる。
「おっちゃん、汚い!って…」などと、誰一人と文句を言えるはずがない。
だって無料だから、である。
「あ?、懐かしいわ?。部活の帰りは特に旨かった!」と懐かしむ。
と、このように思い出とともに商品を提供できれば…、である。
で、その思い出話をするのは、なんといっても家族団らんの食卓であり、
子供に伝えるべきことを話す最高の空間なのではと思う。
で、結論としてまじめになって言いたいのは、
伝えなければいけないことのひとつ、「1月17日」。
命の尊さや人のあたたかみ、防災・安全に対する誓いなど、である。
黙祷をささげます。
2007-01-17