関西弁講座「もみない」。
まもなく、お盆である。
今の自分があるのはご先祖様のおかげである!
と、手を合わせて感謝する素晴らしい文化である。
お店も「お供えセット」などが売場に並び、お盆仕様になりつつある。
そして、普段見かけないちびっ子達がお菓子コーナーをにぎわす。
「うちの孫やねん」
「男の子やから、やんちゃくれで困るわ?」
と、最高の笑顔を見せる講師達。
帰省してくるお孫さんのために、料理に腕をふるうのであろう。
ご馳走を用意してお孫さんの良い夏の思い出にと
頭の中がお孫さんのことでいっぱいである。
だから、失敗は許されない。
「にいちゃん。これ、おいしいんか?」
いつも以上にプレッシャーがかかる。
「もみないんちゃうやろな?」
解説する必要があるかもしれないが、「味がいまひとつ」「おいしくない」
のような意味合いだ。
久しぶりに耳にした。
「美味しいですよ。お孫さんも大喜びですよ」
もみないものは、ひとつもないつもりで厳選いたしております。
お孫さんたち。
帰省するからには、墓参りなど日本の文化を学び、
使われなくなってきた「関西弁」もしっかり学ぶように。
2006-08-09