手打ちうどん。
旨いうどんをどうしても食べたくなった。
雑誌かテレビの影響だと思う。
完全にうどんしか受け入れられない口になってしまったのだが、
近所のおいしいうどん屋さん「栄吉」は定休日。
うどんを食べるためだけに四国へ向かう若さもなく、家で自らうどんを打つことに。
調べてみると、小麦粉と塩と水だけでできてしまう簡単さに驚いた。
「コシが命!」と一心不乱にこねまくっていると、「わいもやる!」と手伝いにやってくる。
彼には間違いなく粘土に見えているのだろう。
いよいよ一番の難関と思われる均等の太さに切っていく作業にとりかかる。
出来上がったうどんは、なかなかのもの。
さっきまでの粘土がうどんになっていく様を見て
「あれ?ちゅるちゅる!」と息子も驚きを隠せない様子。
問題の味だが、「修行が足りん!」の一言につきる。
父の日ということもあり、息子だけは気を使っておいしそうに食べてくれたが、
コシのあるうどんというより、ガムだ。
食べ終わると、あごが少し痛む。
手打ちうどんの難しさを痛感した一日であった。
「コシが命!」ではなく、「”思っている以上に細く均等に切る”が命!」である。
みなさんもお子様とチャレンジしてください。
2006-06-19