家カレー。
今日もあったんだけど、お客様から尋ねられて返答にちょっと困ることがある。
「にいちゃん、どのカレーが美味しい?」ってやつ。
いやね、私は黄レンジャーにも負けんぐらいのカレー好きなもんで
それぞれのカレールーにそれぞれの長所があり、ぶっちゃけなんだっていい!なのだ。
それよりも具だ、問題は。
結婚当初、「ちょっといつもと違うカレーをご用意しました」的なカレーが出てきたりして
「いらん、いらん、カレーにオリジナリティーはいらんねん!普通の家カレー作らんかい」
口にはしないものの、そんなオーラを出して、カチャカチャ…と無言の夕食を懐かく思う。
月に2回ぐらいしかない楽しみのカレーにおいて、ルーは何を選ぼうがかまわない…
だけど、具は、角切り牛肉とじゃがいもとにんじんと玉ねぎとっつう普通のを頼むわ!
何度かの言い合いの末、ここ数年では普通の家カレーしか出てこなくなった。
非日常のカレー、例えば、上品なカレーやらインドのカレーやらを食べたくなったら
外食すんねんから、あなたは家でしか食べられない家カレーに徹して欲しい!なのだ。
そういえば、カレーは今現在スゲー注目される料理になりつつある、たぶん。
なぜなら、インド人はアメリカ人に比べアルツハイマーの患者さんが1/4らしい。
紐解けば、ターメリックっつうのウコンが入ってるカレーをよく食べるからだと。
なるほど、じゃあ、イチローの朝カレーってのは、脳の活性化が働いたりしてて
実はスゲー理にかなってると言えるかもしれない…。
しかし、これだけ「家カレー」に思い入れがあるにもかかわらず、人間ってのは
なんて愚かな生き物なのだろう…、いまだにカレー配分を極めきれない。
何十年と同じように何度も何度も食べ続けてきているのに
時には白ごはんが多く残ったり、時にはカレールーが多く残ったり…。
もうね、2.3口いった後ぐらいに、「アカン…絶対、ご飯足らんわ…」と思い、
「ごめん、ご飯おかわり!」なんて手渡すんだけど…
「まだいっぱい残ってるやん。無くなってから言いや」
「いや、俺ぐらいになったらもうわかんねん、足らんのが。ちょっとだけご飯足してや」
「なにがわかんねん!最後の方で言うたらええやろ」
「気分の問題や。最初っから100%で楽しみたいねん…」
奥さんからしたら、やれ家カレーをしろ!やれご飯を足してくれ!などと
うるさくて仕方がないと思ってるのか、ちょっとだけが全然伝わってなくて
おかわりがくるまでの休憩で飲んでた水がこんななるぐらいのご飯の量。
「な、なんでやねん。今度は、ご飯が多すぎるやろ」
「もう、しらん、しらん!自分でしぃ!」
…なんてね、そんな感じになりがちなので
これからカレーが最も似合う夏本番だからこそ
カレールーの種類やカレーの具なんかよりも、もっと大切なことは
暑い中、作ってくれる奥さんのご機嫌をいかにとるかってことがすべてである!
夏に美味しい家カレーを楽しみましょう。
2015/07/13
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