56周年。
1年前に羽衣店を出店させていただいて気づいたこと。
それは、羽衣店の近くでお住まいなのに、御陵前店までお買物へ
来店されていた愛すべきお客様がたくさんいらっしゃったこと。
それも、随分と昔々っから、長―いこと、ずっと、わざわざ、はい。
「車、運転でけへんから、自転車で行くねん」の凄まじいパターンも…。
えー!遠いのに…自転車で、マジか?くー、めちゃくちゃありがたい。
でもって、「自転車やから、そない行かれへんねん、ごめんな」って。
いやいやいやいやいやいや、謝るって…どんだけ愛すべきやねん…。
こっちが、なんか、すんません…ありがとうございます!である。
そんな方々に羽衣店でお会いして「あれ、こっち?」ってご挨拶すると
「近なって、ほんま助かってるで」とか
「近いから、もう、こっちばっかりや」とか、お声がけいただく。
で、まあ、出店も喜んでいただけて良かったぁ…なんてね、
嬉しいお言葉に感謝しつつ、意気揚々と御陵前店で作業していると
次の日とかに、「よう会うなぁ。今日はこっちか?」と、そのお客様から。
「なんかな、やっぱりな、たまに御陵前に来てまうねん…」
慣れ親しんだお店で、目つむってでも買物できるわ!とのこと。
アカン…ほんまに涙ちょちょぎれるわ…である。
そんな愛すべきおかあさん方々に応援していただいて
御陵前店は56周年になる。
こんなに長く営業できるのも、羽衣へ出店できたのも、
すべては愛すべきおかあさんのおかげ!すべてはここから…である。
心より ほんまに心より 感謝申し上げます!
しかし、羽衣店が1年ってのと比較すると、56年って…ヤ、ヤバいな。
この長い間、今もここにお店が存在するということは、何かしら意味がある。
うーん、企業とは?で調べたりすると…
営利を目的として一定の計画に従って経済活動を行う…どうたらこうたら。
なるほど、企業としてこれを実践できれば、56年も存続できている…の…
んっ?じゃあ、そもそもなぜ経済成長をし続けなければならないのか?
たぶん「より豊かなより良い暮らしができるから」とかだろう。
じゃあ、なぜ良い暮らしをしなければならないのか?
その方が皆が幸せになるから…の答えになるんだろうけど、それならばだ
あまりにも良くないニュースが耳に入りすぎる…いったい経済活動って…。
ま、ゴリゴリの資本主義的な思考では「営利を目的と…」ってなるし、
決して間違いではないんだけど、意味とか意義とかが枯渇してるように思う。
今日もお客様同士が「おはよう」「あー元気?」なんて店内でお話されるのを
横で見ていると、それだけでお店の存在意義は凄く大きいものと感じた。
4人に1人は独居高齢者というような時代で、スーパーマーケットってのは
ただただ食材を購入できる空間だけでは意味がないように思うからだ。
しかし、話をするだけなら公園だっていいわけで、今度はスーパーの意味がない。
なので、食材を提供して、お客様が喜んでくれたり、お役に立てるように…と
お取引様とスタッフ達が取り組んでくれているからこそ意味が見いだせる。
お客様だけでなく、たくさんの方々に支えられての56年か…
皆々様、本当にありがとうございます!
「皆が幸せに」…うーん、なんか、できるはずなんやろうけどなぁ。
56周年を機に「パーパス経営」をより邁進いたします!
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
2022/10/24
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