2月14日。
73歳の愛すべきおかあさんから一通の手紙をいただいた。
「きのうは海鮮巻き寿司と鯖姿寿司おいしゅうございました。
紀元節のごちそうでした」との文面。
※紀元節とは日本書紀に伝える神武天皇即位の日に基づいて制定された祝日で昭和23年に廃止されたが、昭和41年に「建国記念日」として復活した国民の祝日、だそうだ。
わざわざ筆をとっていただき、お寿司部のパートさんも大喜び。
14日にぴったりの最高のラブレターだ。
まあ、こんなにうれしいことはない!
清々しい気分で売場に出ると、別の愛すべきおかあさんが
「にいちゃん、この奈良漬はほんまに旨いな?」と。
申し上げにくいが、「誰が考えたんや!」である。
色といい…、匂いといい…
私にとっては「なんで?わざわざ…」という代物。
「らしいですね。ボクはちょっと…。奈良漬は…。すんません」
もう正直にお答えするしかない。
「なんや?食べられへんのか?いっぺん騙された思て食べてみ。
せや!世話になってるし、バレンタインやさかい、買うたるわ!」と。
奈良漬はさておき、お気持ちが非常にうれしい。
今年は、なんやめちゃめちゃ気分の良いバレンタインデー。
残すは、私が甘党であると誰よりも知っている妻への採点。
まさかの大好きな「クールン」作ってたら、文句なしの100点や。
息子といっしょやったら、100歩譲って合格点。
まあ無いと思うけど、もしも、「なんもなし!」やったら…
悪いけど、焼き鳥の「大吉」行って”やけ酒”くろてくるからな。
2007-02-14