食べ残し。
休みの日は、息子と食卓を囲むようにしている。
楽しい食事になるはずなのだが、間食をしたせいか食べようとしない。
必死の説得でようやく食べ始めたのだが、少し食べて「もう、いらん」の顔で平気で残す。
良くない。
世界にはすさまじい数の人間が飢えで悩まされている。
そんな中、豊すぎる日本では毎日のようにえげつない食べ物の廃棄がある。
「もったいないやろ!」と言ったところで、まだ解ってくれないであろう。
私の食育の師匠が執筆された「こころを満たす食、こころを枯らす食」という本では、
「満たされている環境だからこそ、こころの飢えが進行している」
と、訴えていらっしゃる。
確かに!!
三つ子の魂、百までも、である。
関係ないが、小さい頃「人の話は目で聞け!」と剣道の先生にこっぴどくしかられていたので
いまだに結婚式のあのスピーチ中のザワザワ感が堪えられない。
このように小さい頃の価値観はなかなか変えられないので、
今のうちにメンタルな部分をいっしょに勉強する必要がある。
食に関しては、皆で楽しい食卓を囲むことでほとんど解消できるはずである。
「出されたものは、きれいに食べな気がすまへんねん」
という価値観が芽生えるとうれしいのだが…。
そのためには、私も嫌いなシソをおいしそうな顔をして食べなければならない。
鼻をつまんででも…。
皆さんも楽しい食卓を。
2006-09-24